登録日:2018/12/09 Sat 22:15:00
更新日:2024/03/28 Thu 12:35:11NEW!
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ウッチャンナンチャンとは内村光良/ウッチャンと南原清隆/ナンチャンからなるマセキ芸能社所属のお笑いコンビである。
通称「ウンナン」。
●目次
概要
1985年に21歳でデビューして以来、数十年も芸能界で活躍し続けており、いまだなお根強い人気を持つ。
ダウンタウン、とんねるずとは同じ80年代にデビューしたという関係から、お笑い第三世代として一緒に語られることが多い。
ボケとツッコミの役割を固定せず、コントの内容次第で役割を入れ替える芸風を特徴としている。
片方がツッコミを入れたかと思いきや、もう片方がツッコミを入れ返すようなパターンもある。
今では当たり前となった「〇〇のショートコント」という入りを最初にやったのがこのコンビ。
グループ名は南原が考えたものである。メンバーの内村と南原のあだ名からとった非常に簡単で覚えやすい名前だが、お笑いスター誕生!!の出場のために一旦仮に考えておいたものがそのままコンビ名として定着することとなり、
他にちょうなんず(両方が長男だから)、かんなビール(南原が大工の息子、内村が酒屋の息子だから)などの候補があった。
略歴
元々は横浜放送映画専門学院(現日本映画大学)の学生であった。ちなみに同級生は出川哲朗と俳優の入江雅人(『ビックリマン2000』のパカラ軍曹等)。
その中で講義の一環として漫才を行うこととなり、なかなか良い相方ができなかったあぶり者同士として南原と内村がコンビを組むこととなった。
講師を務めていた内海桂子・好江に披露したところ大うけされ、好江から二人の才能を見いだしマセキ芸能社に所属するよう強く勧められる。
そして1985年、わずか二十歳ながらマセキ芸能社のお笑い芸人としてデビューする事になる。
お笑いスター誕生!!で若手ながら準優勝や優勝の座を獲得したり、オールナイトフジ、夕やけニャンニャンといった当時のフジテレビの人気番組で準レギュラーとして出演するなど、デビュー1年未満ながら美味しい仕事を獲得していった。
さらに80年代末期にはダウンタウンと共に『夢で逢えたら』レギュラーを務めるなどの大抜擢を果たし、その後[[オールナイトニッポン>オールナイトニッポン(ANN)]]のパーソナリティや笑っていいとも!のレギュラーに抜擢。
そしてウッチャンナンチャンのやるならやらねば!でゴールデン番組の冠番組を持ち、まさに勢いはとどまることなく怒涛の勢いでお茶の間を中心に繰り広げていった。
しかし、その番組で死亡事故が起きてしまい番組が打ち切りに。そして当の本人達もその責任を負うかのように活動を徐々に自粛していき、一気に人気が低迷していった。
が、打ち切りから数年後、ウッチャンナンチャンのウリナリ!!、ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!、ウンナンの気分は上々。の冠番組がスタート。共に大きな話題を呼び、人気もいつの間にか回復していった。特にウリナリでは、番組内で結成された内村が所属するポケットビスケッツ、南原が所属するブラックビスケッツの人気に火が付き、芸人を中心に結成されたグループながらも共にミリオンを達成し双グループ紅白の出場を果たした。
しばらく経って笑う犬シリーズでもネプチューンと共にお茶の間に笑いを届けた。
現在はコンビで活動する事は少なく、どちらかと言えばピンの活動の方が多い。
おそらく大御所枠としてギャラが一人でも高いことも一因と思われる。
とはいえ特番やトークライブなどでコンビで登場することもあり、全くコンビとしての活動がないわけではない。
メンバー
- 内村光良(うちむら てるよし)
ウッチャン。1964年7月22日生まれ。熊本県人吉市出身。
幼いころから映画が好きだったため、映画監督になるために横浜放送映画専門学院に進学。結果的に芸人として活動する事になったものの、近年映画監督としての活動もしており、これまで3本もの作品を世に送ってきた。
コメディ力がとても長けており、内村プロデュースや爆笑レッドシアターのMCを務めあげてきた。
現在も『世界の果てまでイッテQ!』、『スクール革命!』や『笑神様は突然に…』『THE突破ファイル』等バラエティ番組のMCも務めている。
構成作家をしている従兄弟がおり、演者として共演することもしばしば。
また、屈指のコント師としても知られ、様々なキャラクターを見せる。ただし、本人の素の性格は非常にシャイで内向的な性格だと言われる。
「ウリナリ‼」時代の千秋やキャイ~ン、「内村プロデュース」における有吉弘行、「笑神様」における千鳥など共演でブレイクする芸人が非常に多く、「あげちん男」の異名を持つ。
そのため近年では今田耕司・東野幸治の両名から「吉本芸人が東京でブレイクするにはまずウッチャンにハマるように」とのお達しが出たほど。
これは、吉本の先輩・後輩同士の絡みは東京では受け入れづらく、内村さんと共演したときに彼が笑えば全国的に『この人たちは受け入れていい』と視聴者が感じるとの理由から。
若いころはアクションが得意でスタントなしでアクションに臨んだり、バク転や宙返りなどのアクロバティックな動作も軽々と出来ていた。
しかし老化による体力の衰えにより現在はポンコツと化しており、イッテQの祭り企画で手越や宮川の足を引っ張ってしまっている。とはいえ、バク転やアクロバットの企画をしっかりと成功させるなど、昔取った杵柄を地で行く場面も多々ある。
- 南原清隆(なんばら きよたか)
ナンチャン。1965年2月13日生まれ。香川県高松市出身。
内村と違い特に明確な目的はなく、たまたまパンフレットに名前があったという事で横浜放送映画専門学院に進学。
2011年にヒルナンデス!に総合MCとして抜擢。以後、お昼の顔として月~金まで番組で活動している。
高校時代落語の研究会に所属していたこともあって、2003年頃から落語家としての活動をスタート。更には狂言にも進出し古典芸能に重きを置くようになっていった。
スポーツキャスターとしての活動を20年以上行っており、2004年にはアテネ五輪特別記者も担当したことも。
内村とは対照的に、非常に社交的な性格。また、様々なキャラクターを演じきる内村とは違い、南原は素を全面に押し出した芸風が特徴。芸人ながらあまり滑舌が良くなく、仲間内からカミカミ星人と揶揄されることが多い。かつての番組でもこれをネタにした「カミカミマン」というキャラクターを演じていた。
主な冠番組
ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!
フジテレビで放送されていたウッチャンナンチャン初のゴールデン番組での冠番組。深夜番組『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』の後継番組でもある。マイティジャックの後『コント55号の世界は笑う』・『欽ちゃんのドンとやってみよう!』・『オレたちひょうきん族』と(間にドラマ等を挟みながら)続き、後に『めちゃ2イケてるッ!』へと繋がる土曜夜8時枠に放送され、
この番組のヒットが、裏番組の『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を終了に追い込んだといわれている。
101回目のプロポーズや、ふぞろいの林檎たち等といった人気ドラマのパロディや、風景などに擬態しているナンチャンを探せ!などの人気コーナーがあった。
その中でナン魔くんややるやらクエストは広井王子率いるレッドカンパニーの協力によりコミックボンボンで漫画化された。
強い人気を誇っていたものの、やるやらクエストⅡのコーナーで死亡事故を起こしてしまったために打ち切られた。
ウッチャンナンチャンのウリナリ!!
日本テレビで放送されていた番組。通称ウリナリ。
キャイ~ンやよゐこ等といった若手芸人たちが主なレギュラーであった。
その中でポケットビスケッツ(ポケビ)、ブラックビスケッツ(ブラビ)といった番組の枠を超えた音楽ユニットを誕生させた。
またウリナリ芸能人社交ダンス部、ドーバー海峡横断部等といった人気コーナーが存在し、番組レギュラー外にも部員がいた。
ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!
テレビ朝日で放送されていた素人参加型の番組。「パチンコ玉1個でフィーバーさせたら100万円」・「1円玉300枚積んだら100万円」など、困難なお題を成し遂げたら100万円獲得できるという企画で人気を博した。
その中で電流イライラ棒シリーズは大きな人気を呼び、番組の名コーナーとして何度も取り上げられていき、
番組内だけでなく、NINTENDO64やPlayStationからゲームとして発売されているだけでなく、有志によるフリーゲームも公開されるなど番組の枠を超えたものとなっていった。
また『小学生クラス対抗30人31脚』・『カラオケ歌詞を見ず一曲完璧に歌い切ったら100万円』は単体SP番組として独立し、前者は2009年・後者は2010年まで行われた。
なお、全くの余談だがイライラ棒を元にしたビックリ系フラッシュが存在しており、心臓が弱い人にとってはあまりお勧めできない。
ウンナンの気分は上々。
TBSで放送されていた番組。内村と南原のどちらかが、数名のゲストと共に旅行やレジャーを楽しむロケバラエティ*1。
「定点カメラや家庭用ビデオカメラで常に遠巻きに撮影する」「演者の発言を全てテロップに起こし、画面中央に縦書きのテロップで状況説明やツッコミをする(共に簡素な明朝体)」といった斬新な手法の数々によって、あたかも芸能人たちの「素」を映し出しているような効果をもたらし、以降のロケバラエティに多大な影響を与えた。
この番組の『新~』時代に放送されたゲーム企画により、バカルディがさまぁ〜ずへ、海砂利水魚がくりぃむしちゅーへと改名。そしてこの両組は一挙にブレイクを果たすことになった。
ウンナンのホントのトコロ〜GET REAL→ウンナンのホントコ!
『~気分は上々。』と同時期に放送されていた番組。
この中で放送された『未来日記』(全行動予定が記載された日記を脚本にして初対面の男女が交際する)のテーマ曲から、「TSUNAMI』(サザンオールスターズ)・「桜坂」(福山雅治)がヒットし、前者は最終的にオリコン売上ランキング歴代第4位となっている。
笑う犬シリーズ
フジテレビで放送された番組であり、笑う犬の生活(これのみ深夜枠)→冒険→発見→情熱→太陽とおよそ4クールごとに名前を変えていった。
志村けんが内村に助言した結果生まれた番組であるが、志村自身は酔っぱらっていたためそのことをあまり覚えていなかった模様。
最初は南原抜きで放送されていたが、内村の誘いにより冒険からはレギュラー出演を果たす。
ネプチューンや中島知子らと共に小須田部長、テリーとドリー、ザ・センターマン、パタヤビーチなど様々なコントキャラクターが生み出されていき、はっぱ隊に至っては世界規模で話題となった。
また笑う子犬の生活といったスタッフが共通の兄弟番組があり、そっちは最終的に『感じるジャッカル』なる番組に発展した。
ちなみにこの番組のマスコットキャラクターをベースに「小犬のラフちゃん」(ラフくん)というフジテレビのマスコットキャラクターが誕生した。
ウッチャンナンチャンのショートコント、追記・修正。
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▷ コメント欄
- 例えると高森朝雄原作に対するちばてつやのあしたのジョーっつう感じっすよぉ~ -- 名無しさん (2018-12-08 23:31:59)
- 投稿!特ホウ王国は違うか…? -- 名無しさん (2018-12-09 20:51:42)
- もし100万円が今も健在だったらどんなチャレンジがあっただろうか -- 名無しさん (2018-12-09 21:26:03)
- 番組はなくなっても、やってた競技は今でもバラエティー現役のものが多い。つまり大きく変わる要素はない、というかそれ以上のものはなかなか作れない。それに視聴者参加型最大の弱点である「素人のケガ」は避けられないし、今あったとしても当時の劣化(安全と引き換え)にしかならない。 -- 名無しさん (2018-12-09 23:13:52)
- イライラ棒はデパートとかにでかい筐体があったのが印象的 -- 名無しさん (2018-12-10 09:01:44)
- 映画「7人のおたく」「ナトゥ」にも触れてほしい。 -- 名無しさん (2018-12-10 19:36:10)
- 高校時代のナンチャンが「俺は将来スターになる!」って言い続けて授業まともに受けなくて、「なれるわけねーだろ」って内心で冷笑してた教師が数年後に本当にスターになったと知って教育方針をガラッと変えたそうな -- 名無しさん (2018-12-10 23:37:50)
- パオパオTVの金曜日MCということも忘れないでほしい。 -- 名無しさん (2018-12-11 09:44:46)
- ↑間違い、パオパオチャンネルだった。 -- 名無しさん (2018-12-11 09:47:45)
- イロモネア以外で最近のコンビ出演あったんだろうか。ホンジャマカくらいのレベルになってきてるような。 -- 名無しさん (2019-10-10 21:14:15)
- イロモネア自体も放送されなくなったからホントに最後にコンビで出演したのはいつなの? -- 名無しさん (2020-01-17 19:00:47)
- 日テレ特番でイッテQとヒルナンデスのコラボにてコンビ共演してるね -- 名無しさん (2020-04-24 10:46:11)
- 今年コンビでMC担当するのが最初で最後ってここまでコンビ活動がレアになってしまっていろいろ寂しくなった。 -- 名無しさん (2022-12-09 01:43:19)
- 内村文化祭で内村さんがコンビの出演の話してたのを思い出した(良し悪しじゃなくて秋のイベント内で冬に今年初の共演があるかもみたいな感じ -- 名無しさん (2023-03-18 23:20:45)
- コンビ仲の良し悪しじゃなさそうなのがとても悲しい -- 名無しさん (2023-07-28 01:43:55)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-11-24 18:21:01)
- イロモネアの項目建てようかなって思ってたら、既に本家の記事が詳しすぎて断念……………2017年が最後だが復活はあるんだろうか? -- 名無しさん (2024-01-21 14:47:23)
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