BC自由学園(ガールズ&パンツァー)

ページ名:BC自由学園_ガールズ&パンツァー_

登録日:2017/12/18 (月) 23:04:42
更新日:2024/02/16 Fri 13:08:57NEW!
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ガールズ&パンツァー ガルパン 最終章 フランス マリー 安藤 岡山県 学校 高校 学園艦 ベルサイユのばら bc自由学園 押田



BC自由学園とは、アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する高校。



概要


岡山県を本拠地とする高校で、アニメでは名前のみ登場。一回戦で聖グロリアーナに敗北している。名前の由来は恐らくヴィシー政権と自由フランスから。
本作では複数の媒体において登場し、アンツィオ高校同様媒体によってメンバーや戦車等が大きく異なっている。




『リボンの武者』におけるBC自由学園


もともとBC高校と自由学園という別々の学園だったものが統合され、各学園の派閥で対立している。
隊長は「ざます」口調の長身の女性アスパラガス。詳しくは作品項目を参照されたし。
パラレルワールドと明言されてはいるのだが、『最終章』公開後ファンサービスなのかどうなのか『最終章』の3人が登場している。





『最終章』におけるBC自由学園


アニメ版『最終章』一話から遂に登場を果たす。冬季の戦車道大会における大洗女子学園の一回戦の対戦相手。
前述の通り『リボンの武者』とは設定が大きく異なっているものの、二つの派閥が対立している事は共通している。使用戦車は異なるが、フランス戦車を使用しているのも同様。
こちらでは中等部から進学した「エスカーレーター組」と受験入学をした「受験組」が対立している*1
このために両派閥の折り合いが非常に悪く、仲の悪さは戦車道チームにも影響しており毎回一回戦で敗退しているほど纏まりが悪い。


当然大洗との試合時もその不仲っぷりと如何なく発揮しており夏季の優勝校である大洗と当たるクジを引いた事で抽選会場で揉め、
試合にもギリギリで(戦車でぶつかりあいながら)到着していた。更には派閥ごとに大きく車輌の展開がバラけるなどチームワークのなさを伺わせている。


学園のテーマ曲は「玉葱の歌」でプラウダ戦よろしく作中で合唱する姿を見せてくれる。
日本では「クラリネットをこわしちゃった」としてもおなじみの曲なので、例のフレーズでピンと来た人もいるだろう。


主な人物


  • マリー

CV:原由実
BC自由学園戦車道チーム隊長(学年は不明)。搭乗する戦車はルノーFT-17。
ロールした髪と扇子が特徴のおっとりとした少女。
優雅な印象を与えるもののどちらかと言えばかなりのマイペースで、
両派閥が目の前で喧嘩していても諌めるどころか大好物のケーキを頬張り「ケーキがまずくなる」と言い放つほど。
おまけに試合前のお辞儀をどうして頭を下げなければいけないのか、という理由で拒否している。
試合中にもケーキを食べながら、乗員がゲームに興じているのをのんびり見守っていた。


前述の通り後に『リボンの武者』にも安藤と押田ともども登場しており、大鍋の運営側として動いていた。
アスパラガスを「様」付けで呼んでいる事から彼女から隊長を引き継いでいたという事なのかもしれない。



モデルは恐らく「マリー・アントワネット」だと思われる。


  • 安藤

CV:津田美波
黒髪で三白眼の女性。搭乗する戦車はソミュアS35。
「受験組」のリーダー格でもあり、常日頃から押田と口喧嘩ばかりしている。
公式グッズの缶バッジによるとフルネームは「安藤レナ」(正式表記は不明)。


モデルは恐らく『ベルサイユのばら』の「アンドレ」。


  • 押田

CV:安済知佳
金髪の気品のある女性。搭乗する戦車はARL44
こちらは「エスカレーター組」のリーダー格で、やはり安藤との折り合いは悪い。
隊長であるマリーには敬意を抱いているものの、反面そのマイペースさには手を焼いているようだ。
公式グッズの缶バッジによるとフルネームは「押田ルカ」(正式表記は不明)。


モデルは恐らく『ベルサイユのばら』の「オスカル」。




  • アズミ

CV:飯田友子
バミューダ三姉妹の黄色の◇。
同校のOG。最終章にも登場し、母校を「団結さえすれば強い」と評した。
どうやらマリーでさえも彼女には頭が上がらない様子。







……という不仲は大洗を欺くための演技であった。


隙だらけのフラッグ車を包囲すべく橋へ向かったところでBC自由学園の策略が発動し、橋を破壊された大洗の車輌は立ち往生。
そのまま包囲され一回戦にて絶体絶命のピンチに陥ってしまう。この状況には観戦していたダージリン達も驚いていた。
みほの機転により新メンバー・サメさんチームのマークIVで危機を脱出するものの、BC自由学園は撤退しながら優雅に「玉葱の歌」を合唱するのだった。


こちらもどこまで演技だったのかは不明だが、「団結さえすれば強い」と言われている辺り犬猿の仲自体は元々だったのだろう。
なお「らぶらぶ作戦」と「戦車道のススメ」においては基本的にマリーの性格も、押田と安藤の犬猿の仲も本来の性格として描写されている。
2話の様子を見る限り実は不仲は演技であり、実際は仲間として信頼しあっている事が明かされている……のだが、対立が払拭しきれていた訳ではないらしい。
実際、優花里がサンダース・アンツィオ戦同様偵察中に学園内の対立を目撃していたように学園内の対立は事実であり、
そこから「今回の大会の作戦のために和解させた急造チーム」だったのではないかと推測している。


果たしてその予想は的中していたようで、沙織の閃きにより「ソミュアとカモさんチームのルノーB1を誤認させる」という作戦で
フレンドリーファイアを偽装された時には最初は首をかしげていたものの、何度か砲撃されると偽装に引っかかり激怒。あっさり和解を反故にして
「化けの皮が剥がれた」とばかりになんと同士討ちにより味方車輌の多くを自ら撃破してしまう。
ちなみにマリーは暫く気づいていなかった。油断や連絡を怠るといったミスもあったがまさか味方同士で潰しあい戦線崩壊しているとは思わないだろうから仕方あるまい……。
その後ようやく気づいたマリーが仲裁に入ってようやく罠に気づきカモさんチームを撃破するも時既に遅く、多くの車輌を失っていた。
押田と安藤に援護されながらも大洗の車輌を撃破しつつボカージュを進軍するが、数の差に抑え込まれ最後はサメさんチームの活躍で逃げ場を失いただ1輌残ったフラッグ車を撃破される。


試合後には大洗をパーティに招待、ケーキなどを気前よくご馳走した。どことなくかつてのアンツィオを思い出させる気っ風の良さである。貴族ゆえの度量の広さも備えているのだろう。



  • マリー

実は暢気にゲームに興じていたのも大洗の油断を誘う為の罠であり、引っかかるのを確認した途端に素早く行動を開始するなと部隊も統率が取れている。
マークIVを橋を降りる為の足場にするという大洗の奇策には流石に驚かされていたが、即座に撤退を命ずるなど判断力にも優れている様子を見せた。
言動から見るに仲違いの偽装も彼女による作戦であると見え、なかなかに強かな人物。
最初は油断してたとはいえ味方の仲違いに気づき仲裁に入った時は華麗な上体反らしで砲塔との衝突を避けたりと非常に運動神経に優れる。


高圧的……というより貴族気質なのは素の性格のようで大洗を罠に嵌めた後は彼女たちを「干し芋」にたとえ見くびっており、途中まで大洗の策略で戦線が崩壊していた事にも気づかなかった。
しかし仲裁に入ってから追い詰められると窮地を自覚し態度を引き締める。「玉葱の歌」を歌いだし進撃、マリー車も技量の高い動きで大洗を翻弄するなど実力の高さを見せた。
それでも次々と味方を撃破されたったい一人で歌う事になってもその勇ましさを崩さなかったが流石に数の差を覆しきれず、最後に追い詰められた時は敗北を悟りケーキを頬張る。
試合後は大洗を讃え「革命を起こされたよう」と称賛。「次は鎮圧しちゃうけどね」とリベンジを誓っていた。
2回戦の大洗VS知波単ではアズミ、押田、安藤と共に後学のため観戦。時折ケーキを食べたそうにしていたり薔薇風呂に入りたそうにしていた。


  • 安藤と押田

大洗が策略にかかったと同時にこちらも帽子を被り顔を引き締め、
不仲で纏まりが無かったとは思えないほどのチームワークの取れた行動を取っている。
前述の通りその不仲は演技だったらしく、さらにお互いを「安藤くん」「押田くん」と呼び合い称賛するなど認めあっている様子であった。
……のだがお互いを褒め称えながらもしれっと罵っていた。前述の通り完全には不仲を払拭しきれてなかったらしい。
実際にカモさんチームの作戦に引っかかった時はあっさり同士討ちを始めてしまっている。
ちなみにこの時、頭に血が上っていたのか味方車輌の数による矛盾に気づかないなどのポンコツっぷりを見せている。よりによって押田の方が。
しかし2回戦の観戦に訪れ知波単の成長を目の当たりにした時は、「我々も変わらなくてはならない」と決意を新たにしていた。



保有戦車

各車両にはトランプのスートのマークが描かれているが、これは実際のフランス軍の戦車がマーキングが元ネタ。
色とスートによって所属が分かる仕組みになっていた。


  • ルノーFT

マリーの乗る隊長車。劇中ではフラッグ車を務めた。
菱形戦車と同様に第一次世界大戦の頃に生まれた最初期の戦車。つまりアヒルさんチームの八九式中戦車よりも古い。
戦車といえば横から砲身が生えたトラクターだった時代に、『履帯を持った車体の上に旋回砲塔を乗せる』というスタイルを最初に実施、
以降の戦車のスタイルの基本になるという戦車開発史上重要な意味を持つ。
しかしながら当時からそこまで優秀な戦車だった訳ではなく、第二次世界大戦にも投入されてはいたが旧式化が甚だしく、やはり大した活躍はできなかった。
身も蓋も無い事を言えば、戦車道で最弱クラスの戦車の一つ。


本来は操縦手と車長の二人乗りであるが、劇中ではマリーが後部ハッチを開けっ放しにしてクッションを置く事で座席代わりとして強引に三人で乗っていた。



  • ソミュアS35

安藤と彼女が率いる受験勢が乗る戦車。
火力、装甲、速力は当時としては高水準で、カタログスペック上は優秀だったが砲塔が一人乗りであったため、
索敵・指揮・主砲の装填と照準を全て一人で行わねばならないため車長が忙し過ぎる、上向きのキューポラが無いため索敵時の姿勢が辛い……等の欠点があった。
因みにカモさんチームのB1bisより少し新しい戦車である。



  • ARL44

押田以下エスカレーター組の乗る重戦車。
フランス解放後に開発された戦車で、一言で言えば『B1bisの車体を流用したものにティーガーIIの砲塔を丸パクリしたものを乗せたもの』。
フランスはヨーロッパ戦線開戦後早々にドイツ軍に占領されていた事もあって戦車の開発技術の蓄積が無くほぼWWI時代で止まっていたため、
90mm主砲の火力と装甲防御力は高かったものの、車体の技術が既に旧式化していたWWI時期の戦車のままなため速力に難を抱えていた。
そもそもフランス解放自体がヨーロッパ戦線終結間際だった事もあり、WWII戦中には木製モックアップしか完成しておらず、
試作車の完成は46年、量産開始は49年だった。








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  • 元ネタ的なのも相まって安藤×押田キテル…で盛り上がってる人らは少なくない -- 名無しさん (2017-12-19 00:54:23)
  • 壮大な茶番で大洗を罠に嵌める狡猾さは見事だったが、永劫二度と使えない手だよな。勝ったとして二回戦以降はどうするつもりだったんだろうか? -- 名無しさん (2017-12-19 09:18:42)
  • ↑勝ち続けるつもりならどうせ一回戦目から連携はせなあかんのだし、そしたら折角の一発目は盛大に利用するべきじゃない? -- 名無しさん (2017-12-19 21:53:41)
  • 二話を待って建てたほうが良かったような気もせんでもない -- 名無しさん (2017-12-19 22:01:41)
  • なんでモチーフがフランス革命前夜なんだろう、名前的にはヴィシー政権と自由フランスなのに…… -- 名無しさん (2017-12-20 14:57:17)
  • 刹那とグラハムではない -- 名無しさん (2017-12-20 15:40:28)
  • 最強の所(全国優勝メンバーフル参戦&準優勝の黒森峰はまほがいなくなった瞬間優勝候補にすらならない有様)潰せる一発ネタあるならそら使うんだよなぁ -- 名無しさん (2017-12-20 17:34:56)
  • スピンオフ含めるなら、戦車道のススメだと押田と安藤は犬猿の仲だがマリーへの忠誠心は高いとあるのも追記していいかと。ちなみに同書でマリーはとんでもない散財家で学園の財政傾けてると書かれていた -- 名無しさん (2018-03-06 22:34:34)
  • 戦車道のススメでは安藤、押田共に名前がカタカナ表記だったからこれが正式と思われます -- 名無しさん (2018-05-25 22:45:22)
  • 押田×安藤推しの人の中に「昔はBLEACHの夜一×砕蜂が好きだった」と語っている人を見かけて、なんか理屈を越えた本能的な納得を感じた -- 名無しさん (2018-07-01 19:53:08)
  • 押田も安藤も萌えや可愛いと言うよりイケメンな女子なので、サメさんチームのお銀とフリントも含めてガルパンの女性ファンサービスか!?と思った -- 名無しさん (2019-06-25 19:05:14)
  • リボン版の敗因と最終章版の敗因が両方とも欺瞞作戦による意図的な仲間割れ誘発なのはファンサービスなのか偶然なのか…… -- 名無しさん (2019-06-25 20:46:35)
  • 「いやいやいや」「いやいやいやいや」のシーンはテンプレ的な天丼であるにも関わらず、劇場内で抑えきれない笑い声があっちこっちから漏れてた。あんなん笑うわ!w -- 名無しさん (2019-06-26 10:21:05)
  • 第2話冒頭のやり取りで、安藤と押田は「不仲と見せて実は仲良し、と思わせて本当はやっぱり不仲」だろうとは気付いたけど、それが敗因になるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2019-06-26 12:12:51)
  • 状況的に向こうが乱心して襲い掛かってきたようにしか見えない安藤の方はともかく、先に騙された押田の方は全力で味方倒しに行ってるのが笑える -- 名無しさん (2019-06-26 13:03:43)
  • 仲裁の時の華麗な動きで一気にマリー様がお気に入りになってしまった。ケーキジャンキーなところも可愛くてたまらん。 -- 名無しさん (2019-06-27 01:31:27)
  • BC自由のお家事情やモデルの経緯的に考えて、マリー様もアンチョビみたいに他校から来たのかもしれない -- 名無しさん (2019-06-27 01:45:23)
  • 戦車道のよこみち2でマリー様は聖グロとの会談で安藤だけを給仕係として一緒に連れて行ってるし、受験組とエスカレーター組を差別してなくて、安藤を信頼してるっぽい -- 名無しさん (2019-06-27 14:20:48)
  • 大洗と黒森峰以外は日本人でもその国に合わせた名前なのに安藤と押田だけ普通なのが笑える。マリーみたいにアンドレとオスカルでいいじゃねーか -- 名無しさん (2020-03-06 05:08:12)
  • ↑もしかしたらマリーって名前はダージリンと同じくあだ名なのかも知れない -- 名無しさん (2020-12-14 03:37:34)
  • 食い意地の張り具合はアンツッイオ以上かもしれない -- 名無しさん (2021-07-14 14:19:22)
  • 4話では、あれ?どこに? -- 名無しさん (2023-10-16 16:40:38)
  • ↑3 ストレートに鞠井とかあるいは下の名前がまりと付く名前かもしれない。 -- 名無しさん (2023-10-16 18:58:10)

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*1 エスカーレーター組が貴族、受験組が市民のような構造。

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