極み個体(モンスターハンター)

ページ名:極み個体_モンスターハンター_

登録日:2017/06/22 (木) 03:28:07
更新日:2024/02/06 Tue 13:50:12NEW!
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『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場する、特殊なモンスター達の通称。
正式には「極み〇〇+モンスター名」という命名があり、〇〇にそのモンスターの(極まった)特徴を表す動詞が入る。



概要

単刀直入に言うなら、『MHF-Z』において凶悪無比な強さを誇るモンスター達のことを指す。
「極み」とあるが極限状態とは一切関係ない。


どれも元となった通常種とは覇種特異個体レベルで外見が変化しており、体色自体も異なる。
ただし、咆哮や風圧などといった妨害要素のランクは基本的に据え置き。
彼らは不定期イベント(定期開催ではない)「双頭襲撃戦」「無双襲撃戦」限定のモンスターで、常に戦えるというわけではない。
遷悠種が元となる場合はGR100(以前はGR500以上)から挑むことが可能だが、元気のみなもとは使えない。



登場クエストの特徴

モンスター1種につき、クリア報酬としてイベント限定防具の生産素材を入手可能。
前述した通り、凄まじい実力者の集まりに加え、イベントのお題目はあくまで「凶悪な強さのモンスターに勝ってイベント防具の素材を手に入れる」ことなので、

  • 装備と戦術を突き詰めて頑張れば、とりあえずクリアは可能な低難易度の撃退(討伐)クエスト
  • 極限までにスキル構成と戦術を練らなくては勝利困難、高難易度の討伐クエスト

の2種類にクエストが分けられている。



低難易度は制限時間20分とやや短いが、ステータス面で手加減しているのとクリアに必要な削る体力値が少ないこともあり、頑張れば勝てないことはないレベルである。
しかし、高難易度は言うまでもなく極み個体本来の実力が発揮され、その耐久力は腕試し用の超高難易度コンテンツ「至天征伐戦」のモンスター並と修羅の如し。
おまけにこれで制限時間10分みなもと効果無効、狩人応援コース無効という情け無用の設定であり、一切の誇張なく生半可な装備と腕前では絶対に倒せない最強の敵として君臨する。
適切な対策を行えば時間かかっても50分以内に勝てる可能性のある(高ランク)辿異種に対し、10分以内で迅速に倒し切るだけの綿密な装備構築と実力を要求されるのが最大の相違点。
NPC込みのソロPTでは非常にクリアが困難であるため(出来なくはない)、他のハンターの人達と組んでのPTプレイが基本となる。
互いのピンチに即カバーし合える連携力も必要となるので、野良よりは同じ猟団などの気心が知れた人達と挑もう。
一応、超越秘儀、秘伝開眼奥義、祈歌の三つは問題なく機能するため、その点では至天征伐戦よりは緩い。



どちらのクエストでも素材は同じであり、違いは低難易度で確定1個*1か、高難易度で一式分を強化素材含めて全部、という程度。
もちろん、高難易度の方は腕に自信のあるハンターやPT向けなので救済というわけではない。単に防具が欲しいだけなら低難易度の撃退(討伐)クエストを周回すれば十分である。
なお、高難易度を見事クリアできればその証に特別な称号が確定で貰える他、該当のイベント防具の外装解放券が確率で貰えることも。




極み個体一覧

極み喰らうイビルジョー

「双頭襲撃戦」に登場する、特殊個体「餓え喰らうイビルジョー」の最上位個体。
そして、極み個体シリーズの始まりとなったモンスターである。
低難易度版は存在しない、というより餓え喰らうイビルジョーが同イベントにおける低難易度クエストのポジションである。


実装以前から餓え喰らう個体共々「とにかく明るいイビルジョー」「光るイビルジョー」などの仮名で運営が存在を示唆していたが、その名に違わず全身金ピカのイビルジョーという異様な姿が目立つ。
所々に鋭い棘も生えている。
元々はイビルジョーの通常個体に「弱すぎる」という不満の声が相次いだため、リベンジとして開発された……という経緯がある。



行動は四股踏みに伴う地割れ、怒り移行時のオーラ大爆発、などは餓え喰らう個体と大して変わらず、後は通常個体の特徴を(岩盤砕きを抜いて)少し加え、極み個体では例外的に震動が強震動にランクアップした程度。
これだけ見ると、「そんな強く無さそう……」と感じるだろう。
が、肝心の耐久力は1体でも極み個体に恥じぬ異常なタフさを誇り、しかも10分以内に両方ともしばき倒さなくてはならない。
極みジョー達は特に連携を取るわけでもなく、バラバラに行動して襲いかかってくるため、2頭クエスト特有のパターン化しづらい不安定な戦況で立ち回ることになる。
それこそがある意味、極み喰らうイビルジョー最大の脅威なのである。
他の極み個体以上にPTプレイでの攻略が推奨されるモンスターと言えよう。当然ソロPTでの難易度は波状攻撃も相まってまさに恐悦至極


片方が倒されると共喰いを開始し、以降ずっと怒り状態になる。
しかし相手が1体だけなら怖いものはない。落ち着いて戦えば勝利は目前だ。



そんなゴールデンジョーだが、実は属性肉質に関しては餓え喰らう個体からあまり変わっておらず、弱点の雷属性に極限特化した天廊武器に弱いという意外な抜け道が存在する。
ただし、担いだからと言って劇的に難易度が下がるわけではないので誤解なきよう。


余談だが、この抜け穴のせいで極み個体のコンセプトが誤解されたからか*2、後述の極み吼えるジンオウガは属性肉質が大幅に硬くなっている。



防具はランセGシリーズ。



極み吼えるジンオウガ

「無双襲撃戦」に登場する、2体目の極み個体。
遷悠種としては一番手ながら十分に強いジンオウガであったが、G9.1でその上を行く超強力な特殊個体がまさかの実装を果たした。
体表が白、または銀色に染まっており、常時超帯電状態の姿を取る。



公式で「比類なき強さ」「極み喰らうイビルジョー2頭分の実力」と謳われているが、もちろんこれは決して誇張ではない
変化の少なかった極みジョーと違い、素の時点で完全に元のジンオウガとは別物の極悪な実力を誇る。


まず、開幕から樹海頂部のフィールド上に姿が見えない。
不安を感じつつハンターが中央に歩み寄ると、ある一線を踏み越えた瞬間に電光石火からの打ち上げコンボで姿を現し奇襲そのまま挨拶代わりのニフラムをぶっ放すという手荒い歓迎をしてくれる。
それ以降の攻撃も熾烈なんて生易しいものではない。
バックジャンプで地割れを発生させて打ち上げたり、電光石火ワープからアッパーを決めたり、360度に雷光虫ミサイルを大量拡散させたりと息つく暇もない猛攻が繰り広げられるのだ。


打ち上げ頻度の凄まじさは特筆モノで、根性はあまりあてにできない。
新しいド派手なニフラム技も持っている。
残り体力が半分を切った時点でオーラをまとうようになり、一部攻撃の範囲が強化される。



撃退に必要なダメージの量はそこまで多くなく(同じシリーズのイベクエである飢餓ジョー・渇食パリアと比べての話)、
そこまで手数を出せなくてもちゃんと回避さえできれば撃退クエストはクリアできるようになっている。
実際、極みオウガ実装週は直前まで重大なサーバートラブルに伴う長時間メンテナンスが実施されていた事もあり、そのお詫びとしてハンターライフ~狩人応援の5コース1週間分の無償補填が全プレイヤー対象で行われた為、みなもと効果に乗じての撃退報告は結構多かったりする。
オーラをまとってから少しダメージを与えればすぐ撃退となる(強化形態の時間が短い)のも大きい。超越秘儀の六華閃舞なら一瞬だろう。


が、一方で討伐クエストの難易度は近年稀にみる常軌を逸した難易度を誇る
どれほど難しいかと言うと、実装から2日間は討伐報告が全く上がらなかった程である
2体1組の金ジョーに比べたら常に1体、至天征伐戦のように強烈な防御減算は無し、超越秘儀や秘伝開眼奥義も使用可能…と緩い部分が多く残されてはいるのだが、
実は撃退クエストから全体防御率が劇的に低下しているため、そこに極みオウガの圧倒的手数が重なってタイムアップ、あるいは3乙に追い込まれたケースが続発した。


そのおかげで討伐数は1日以上に渡って0……運営はケイブでも目指しているのか?
かつて実装初日に討伐報告が極端に少なかったとされる*3、あのドゥレムディラをも越えているのだから、如何に狂気の沙汰であるかお分かり頂けるだろうか。
あ、もう一度言っておくけどこれはクリアしなくても問題ないチャレンジ用のクエストである。ご安心を。


そんなバケモノ越えのバケモノを討伐できたプレイヤーには、特別な称号「月下を極めし者」が与えられる。
もしこの称号をつけたハンターを見かけたら、その人は間違いなくMHF最強クラスのプレイヤーと断定できるだろう。



防具はチールGシリーズ。



極み統べるグァンゾルム

新たな節目『MHF-Z』を目前に控えたG10.1に登場した、3体目の極み個体。
ここに来てまさかのグァンゾルムという、極み個体では唯一のMHFオリジナルモンスターからの選出である。
甲殻や角などが金色を帯びており、全身から金色のオーラをほとばしらせるその姿は正に王者の風格。



最初からブチギレのフルスロットル状態となっているが、元と大きく異なる点は、通常種だと激昂した直後に退散していた従者のエギュラス達が最後まで攻撃行動に参加すること。
そのため、通常種が段階を経て解禁した各行動や、エギュラスを要する連携行動を最初から使用している(オミットされた行動も一部ある)。


新行動として超震動を起こし、エギュラス達に追撃させる新連携技や、連続で爆風を巻き上げお手玉のように打ち上げるコンボ技などを持つ。
その他、ギガフレアと差し替えで使う極み個体バージョンのギガフレアも使用する。
こちらのギガフレアは最初に超咆哮で前方を薙ぎ払った後、その場で灼熱の火球を生成、着弾させて徐々に爆風を広げる……という別物に変化している。
変化前のように爆風の中で緊急回避すると普通に打ち上げられるため、範囲外に移動して逃れる必要がある。
とは言っても、最初の超咆哮で足止めされると絶望的。
辿異種に挑める段階なら、先に「耳栓強化」持ちの辿異武具か辿異カフを作って装備すると安全かもしれない。



元々のグァンゾルムが「王道」をコンセプトにしていただけあってか、攻撃は流石にジンオウガ程の苛烈さはなく、各行動のメリハリがうまく効いている。
そのため、極み個体の中では討伐しやすいという声もある。
ただしあくまでも他の極み個体と比較した場合の話であり、舐めてかかると消し炭にされる。



防具は鬼凛・童凛Gシリーズ。



極み駆けるナルガクルガ

2017年3月中旬に「無双襲撃戦・迅瞬覚醒編」で樹海頂部に突如襲来した、ナルガクルガの極み個体にして4体目の極み個体。
メインシリーズの希少種、白疾風とも違う印象の真っ白な体毛が特徴で、目の光や爪先などが赤色に染まっている。
ちなみに初めてお披露目されたのは電撃の公式生放送で、発表終了直後から高難易度の方が先行配信されたという異例の経緯でゲーム内に登場した。



イベント名通り地の素早さが向上したのは勿論、瞬間移動をフル活用して元来の戦法であった「死角からの急襲」を好む傾向がある。
この瞬間移動、なんと通過した時点でかまいたちが発生しているため、巻き込まれるとあっという間に死の淵に追いやられてしまう鬼畜仕様。


このかまいたちを最大限に活かしているのが、エリア侵入時に開幕一番で行う最大技。
全身からオーラを一層強く漂わせた後、標的まで瞬間移動で突進したのち目の前に吸引性質があるかまいたちを設置。
しばらく経った後、腕を振るって更なる広範囲にかまいたちを炸裂させ、一挙に獲物を吹き飛ばすという恐ろしい攻撃である。
タチの悪いことに狙われたハンターが軸をズラすと、かまいたちの前に瞬間移動を追加して無理矢理狙ってくるため、これを誘発させないようあえて正面から突進を回避する必要がある。
だがNPCはそんなこと知ったこっちゃないので流れ弾に注意。



やはりと言うべきか、ステータス・行動面の強さは極み吼えるジンオウガにも匹敵している訳だが、意外にも登場初日から高難度版でも討伐報告はそこそこ上がっている。
これはジンオウガと比較して軸合わせが多いことや、武具・スキルのインフレ(特に辿異武具の追加)だけでなく、ハンター達の間でスキル構成や戦法を見直す動きが昔より活発化したことも大きい。



防具は鬼穿・童穿Gシリーズ。なんとGXのLV7で精錬可能。





追記・修正は極み籠るアニヲタにお願いします。

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  • 因みにこの中では極みグァンが1ランク下の強さな模様。あくまで極み個体の中でのランク付けなので並のモンスターよりはるかに強い事には注意されたし -- 名無しさん (2017-06-22 10:09:00)
  • >当然ソロPTでの難易度は まさに恐悦至極 。 どういう意味だコレ? -- 名無しさん (2017-06-27 10:54:14)
  • ↑NPC連れの事じゃないかねぇ? -- 名無しさん (2017-06-27 12:48:09)
  • 恐悦至極ってこの上なく喜ぶって意味なんだが、超難易度で嬉しいってマゾゲーマー的な意味でなければ何か他の四文字熟語と勘違いしてる気がする。 -- 名無しさん (2017-06-29 18:08:52)
  • あー、リンク先からしてマゾゲーマー的な意味か。 -- 名無しさん (2017-06-29 18:10:59)

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*1 1部位生産にはだいたい3個必要。ちなみに昔は確率で1個というしょっぱい設定だった
*2 属性押しで倒す戦法が流行った結果、「クエスト側の設定で難易度を上げただけじゃないのか」と批判されたことがあった。実際は物理重視構成で行くと極みジンオウガ並の超難易度を体感できる
*3 初日が討伐数0とか2とか情報がブレていて、どの数字が正しいのか不明瞭なため。討伐されていたとしても異常な少なさである

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