登録日:2016/04/22 Fri 13:49:52
更新日:2024/01/22 Mon 13:50:35NEW!
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『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。
概要
大型アップデート『G10』の看板でもある、古龍種の大型モンスター。
別名『帝征龍』。某カードゲームの征竜シリーズとは一切関係ないしその新顔でもない。
手札から帝征龍グァンゾルムを特殊召喚!
定例通り剛種とG級、G級ハードコアのバリエーションで登場する。
剛種に関しては、同アプデの<プロジェクトR>で実施されたHR/SR大改修によりHR5(旧HR100)で解禁となる。
俗に言うドス古龍骨格のモンスターで、独特のデザインとぶっ飛んだ能力を持つオリジナルモンスターが多い中では屈指の「西洋の正統派ドラゴン」らしい姿を持つ。
王冠ともとれる形状の角、爪、翼爪などの突起は金色であり、その風貌はまさに「王」。
火と龍の複合「炎属性」を操るほか、昨今のMHFモンスターでは珍しく小型モンスターの群れを従えている。
その名も「衛蛇竜エギュラス」。
見た目はガブラスの亜流で、どちらかというとオトモのホルクの敵版という感じである。
かつて古代人が雲の動きを観察するために建造した「雲見砦」を根城にしている。
今まで幾多ものハンター達がグァンゾルムの討伐に向かったが、誰の一人も生きて帰ることはなかった。
そのため、判明している情報が極めて少ない、という意味で危険なモンスターとされている。
この辺りは伝説のモンスターである黒龍一派と共通するものがあり、どことなく西洋のドラゴン英雄譚っぽいあらすじ。
以前のアップデートにも、専用フィールドと同時実装された古龍種モンスターに「イナガミ」がいるが、
グァンゾルムはそのビジュアルや設定から、今までの一般大型古龍種と同じ範疇に収まるか怪しいものがある。
事実、剛種クエストでは主目的が撃退となっている=G級ハンター以外では討伐不可能とされている事からも、世界観的に並々ならぬ存在であることが強く伺える。
専用BGMも普通にRPGのラスボス級、そこまでいかなくても重要な大ボスとの戦いで流れそうな雰囲気をかもし出す。
こいつ本当に通常の大型モンスターか?
また、グァンゾルムの活発化と同時期にメゼポルタの歌姫が力を失いつつあるようで、ギルドマスターも気を揉んでいる。
公式でも解禁週(というか、アプデ直後からしばらく)にはグァンゾルムの討伐数と連動したストーリーが展開され、結果次第で次の展開(未来)が決まる仕組みとなっていた。
このサイドストーリーはG10.1で実装された定期開催イベント「歌姫狩衛戦」の前日譚的な内容でもある。
そして、G10.1では王者の帰還と言うべきか、イベント「無双襲撃戦」限定の個体「極み統べるグァンゾルム」が登場。
全体的に金色となっており、ブレスも金色の炎が燃え盛っている。
更に極み個体では初めてBGM自体も新規に作られている。
戦闘概要
G級では★7なのでマイナス900の防御減算が発生する。
なお最大で3回ほどムービーを挟むが、全てムービーを任意キャンセルして行動開始することが可能。
ザムザ&シャンティエン「………」
他のドス古龍骨格モンスターと違い、基本姿勢がディスフィロア(アルバトリオン)と同様なので頭の位置が高い。
そしてサイズが彼ら(特にアルバ)と同じぐらいでかい。やっぱり超大型モンスターだろお前!
リーチの短い武器種では頭破壊が不利に思えるが、各種攻撃で頭を下げる機会は意外と多くある。
片手剣でも弱点属性の上でちまちまと狙い続ければ破壊できなくはない。
主にディスフィロアと共通のモーションを取るが、当然グァンゾルム独自の攻撃も存在する。
中でも特徴的なのが、従者のエギュラス達と連携した攻撃。
炎ブレスを一緒に吐くことで火力を上げたり、グァンゾルムの号令で次々と低空飛行を行ったりする。
特に後者の攻撃はかなり危険で、接触して捕まるとそのまま砦の外に放り出されて強制即死となってしまう。
誰が呼んだか「出荷」。
ラヴィエンテ猛狂期の丸呑みと同じ性質だが、何度死んでもOKな向こうのクエストと違い、こちらは通常クエスト。
3回力尽きた時点で終わりなのに、あっけなくダウンを取られるのは致命的となる。
エギュラス自身が直接ホーミングしては来ないのが幸いか。
逆に、エギュラス達はグァンゾルムの始動無しでは能動的に攻撃することがない。
攻撃後に離脱するエギュラスを見るとよく分かるが、独立したオプションではなく攻撃の一部という扱いになっているのが分かるはず。
そのため、必然的に討伐・剥ぎ取りが不可能な唯一の小型モンスターである。
(同じ仕様はG級orハードコア・ドスガレオスの攻撃に付随するガレオス達にも言える)
そして、エギュラス使役に並ぶ最大の特徴として、耳栓・風圧・耐震および豪放の最上位スキルだけでは防げない「超咆哮」「超風圧」「超震動」を放ってくる。
どれも普通の妨害行動とは違う特殊なリアクションを取り、超咆哮は耳を塞いで悶絶、超風圧はギャグみたいに吹き飛ばされ、超震動は跳ね上げられて転倒する。
これら妨害行動は『MHF-Z』実装の新カテゴリモンスター「辿異種」達も用いてくるため、グァンゾルムはその先駆けと言える。
保護スキルの意味がない妨害ってクソモンスじゃねーか!と憤ったアナタ、まずは落ち着いて続きを聞いて欲しい。
確かに防げないことは防げないのだが、そのいずれもが回避・ガードで対処できるほか、一部は当たらない立ち位置に動くだけでやり過ごすことができる。
G級では回避行動を成功させると有利になれるスキルが存在することから、それらのスキルを運用するハンターにとって恩恵を受けやすくもある。
つまり、モンハンにおいて最も基本となる「回避して反撃」の重要性を意識した、文字通りの「王道」「原点回帰」なモンスターなのである。
(裏事情的な話をすると、当時のMHFでは「豪放スキルさえあれば殴り放題」という風潮が漂いつつあったことは否定できず、ある種の対策・テコ入れに盛り込まれたものと考えられる)
また、一部の辿異防具が持つ「耳栓or風圧or耐震強化」の辿異スキルと保護スキルを併用すれば無効化可能。
といっても『MHF-Z』屈指の強敵達である辿異種を狩らなくてはならないため、手間はかかる。
弱点は雷、氷がそこそこで、一番効くのは古龍種恒例の龍属性。
破壊可能部位は頭、爪、翼、尻尾(瀕死辺りで切断可)。
前述したように頭は体勢の関係から意識しないと壊しづらく、後述の形態移行後で2怯み以上を達成しなければ破壊不可能な模様。
あらかじめ移行前に1怯みを取っておくのはOK。
G級の怯み値増加仕様の存在を考えれば、移行前に2怯みも取らないようある程度ダメージを調整したいところ。
なお体力についてだが、弱点以外の肉質が全体的に硬いせいで弱点を徹底的に狙うか、毒などを併用するか、纏雷スキルの肉質+5軟化を活用しないと非常に時間がかかる。
当時手馴れのG級ハンター4人が揃っても、「あの」至天征伐戦と同程度の時間がかかったという報告すらあった始末。
自己強化で底上げしているポボルバルムと違い、素でこの強靭さなのだから恐ろしい。
剛種クエストでは前述した通り、一定体力まで減らすと撃退で終了する。
だが、この時のグァンゾルムは怒りで目が紅く光っており、今後の不吉な未来を予感させる…
ちなみに撃退止まりの関係か、ルコディオラ以来久々に「非G級で固有素材が設定されていない」古龍種となっている。
討伐が可能となるのはG級クエスト。
剛種では見せなかった技を惜しげもなく披露するほか、残り体力の減少で翼膜が濃い橙色に染まり、あの目が紅い怒り状態に突入する。
この状態では攻撃が一段と激しくなり、モーションの素早さが上昇する。
他のモンスターと違い時間経過では解除されない。
そして………
帝 王 乱 心
傷ついた帝征龍は頭上のエギュラスを[[噛み殺し>雲雀恭弥]]、甲殻が黒に近く染まった第2形態に変貌。BGMと背景も一変する。
以降、あれだけ従順だったエギュラスの群れは恐れをなして退散し、「狂王」と呼ぶに相応しい、荒々しさに満ちた猛攻を繰り広げる。
前述した「保護スキルが機能しない攻撃」を本格的に使い始めるのはこの第2形態から。
いずれの技もグァンゾルムの動き、攻撃範囲、性質、対処するタイミングをよく知ることが必要不可欠である。
かわせなければ長時間拘束され、追撃を受けてしまうのだから…
また、形態移行時に翼膜と目の色が元に戻っているが、更に追い詰めることで再び染まった怒り状態に変化する。
極み個体は形態変化が無く、終始同じ姿でエギュラスを従えたまま戦闘を行う。食われなくて良かったね
特徴的な技の一部
カイザーお手超震動パンチ
ドゥレムディラのワンツーパンチのように、前脚を2回豪快に叩きつける。
通常はなんてことは無いのだが、第2形態では広範囲に超震動が発生するので安全圏にいても転倒してしまう。
引き抜く際の瓦礫等にはダメージ判定が無い。
- 超咆哮ブレス+ホーミングボディプレス
1回余分に足踏みした後、正面に向けて歩きながら竜巻状の超咆哮を発する。
見た目はアカムトルムのソニックブラストと似ている。
しかしこれは始動に過ぎず、本命は終了後に突然繰り出すホーミング性のあるボディプレス。
超咆哮で悶絶して動けない状態だと確実に命中する仕組みとなっている。
ボディプレスを繰り出す瞬間まで、範囲外にいても油断しないこと。
第1形態の怒り状態から解禁するのだが、問題は怒り移行時に超咆哮を放った直後にこの技を確定で使うため、
悶絶してしまうとその後の超咆哮で再び悶絶、ボディプレスが避けられなくなる。
グァンゾルムがこちらに軸合わせしたら心静かに受け入れるしかない。
カイザーメテオ
第2形態移行時の確定行動。
長い予備動作の後、ブレスを地上に吐いて炎の海にしながら浮上し、急降下で拡散。
超広範囲を衝撃で吹き飛ばした挙句、炎が上空からメテオと化して大量に降り注いでくる。
メテオ落下中のグァンゾルムは威嚇で隙だらけなので、急降下を回避すれば攻撃チャンスに。
ただし、その場合は周辺に降り注ぐメテオの回避がポイントとなる。
また、この技とは別に閃光玉へのカウンターとしてもメテオを降らしてくる。
攻撃後に墜落するが、墜落時の衝撃にもダメージがあるので要注意。
- 超風圧前脚払い→炎竜巻
お手と似たようなモーションからそのまま叩きつけずに翼ごと薙ぎ払い、超風圧を発生させた後に多方向へ炎竜巻を飛ばす。
この超風圧に巻き込まれると遥か遠方にまで吹き飛ばされ、その後の炎竜巻の軌道次第では巻き上げられてしまう。
が、実はグァンゾルムの後ろ側には超風圧・炎竜巻が及ばない欠点を持つ。
- ギガフレア
滞空体勢から繰り出す、グァンゾルムの最大級攻撃。
使用時にバックジャンプしないのが特徴。
口に炎をチャージし、大きな塊に仕上げてから投下。着弾時に超広範囲を焼き尽くす。
最近のモンスターではおなじみのニフラムこと超高速スリップダメージコンボであり、打ち上げられると十中八九スリップで消し炭コース。
判定時間も長いので緊急回避のタイミングを誤るとやっぱり打ち上げられる。
しかしエギュラスの放り投げと違い、生命の粉塵やG級プーギーの回復薬による救助が機能する猶予もある。
また、投下された火球に爆発前に当たれば吹っ飛ばされるだけなので、抜刀時などどうしようもない時はわざと当たってやりすごすのも手。
攻撃後は長い威嚇モーション*1を取り、打ち上げられていなければ最大の反撃チャンスに転じる。
極み個体は別バージョンのギガフレアに差し替えられており、最初に超咆哮ブレスで前方を薙ぎ払ってから徐々に広がる爆炎を巻き起こしてくる。
武具
武具は例によって剛種・G級系統の2種類が存在する。
武器はどちらも炎属性を有し、全体的に優秀。
始種(烈種)武器の自動発動スキルは「回避距離UP」となっている。なお烈種ガルバ素材経由。
特にG10から登場の新武器種「スラッシュアックスF」との相性は良い。
防具は珍しくモンスター寄りの正統派なデザイン。
初登場の新スキルは「消費特効」。贅撃のスキルポイントが10で発動する。
グァンゾルムの溢れんばかりの蛮力を体現したスキルであり、剣士の斬れ味消費増大・弓のビン消費2倍化と引き換えに攻撃力を大きくUPさせるというリスキーな内容。
「業物+2」の軽減後に消費処理が行われるので相殺は実質不可能だが、ビンは「弾丸節約術」によってビン消費無効の効果発動時に倍化を抑えることができる。
現在の環境での剣士は物理・属性ともに斬れ味ゲージの補正がダメージに強く影響するため、極端にゲージの色が長くて持ちの良い武器との相性は非常に良い。
(例えば、G★2のG級イャンクック亜種から作れる近接武器。いずれも最終的にどえらい長さの紫ゲージが発現)
余談
グァンゾルムは前述したように、ゲーム内世界において極端に情報の少ないモンスターである。
その傾向はなぜか現実世界にも現れており、情報が少ないせいで一時期「新たな極限征伐戦モンスターではないか」と噂されたことがあった。
- 解禁直後の定期開催イベントが極限征伐戦
- 非G級が撃退一本である(先輩にシャンティエンがいる)
- G級での扱いがアプデ直前のギリギリまで明かされなかった
- 名前が「帝征龍」
まあ、これだけの要素が積み重なっていたらそりゃ疑われるというものである。
結局はいつもの形式だったことで予想は外れたわけだが。
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- 女性用脚防具は昨今では珍しい白パン(というより白フン?)である -- 名無しさん (2016-04-23 01:03:10)
- 本家シリーズでいうと集会場ラスボスポジション張れるくらいなのに所詮はただのG級モンスでしかないってのがとても惜しい -- 名無しさん (2016-04-23 06:46:56)
- これ技名とかいちいち考えてんの?w -- 名無しさん (2016-04-25 18:21:42)
- あんまり長く聞けないけど第1形態のBGMはまさに帝王って感じの良曲 -- 名無しさん (2017-07-30 15:45:47)
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