登録日:2017/06/06 Tue 16:16:05
更新日:2024/02/06 Tue 11:25:03NEW!
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こいつを調整した技術者は、一体どんな連中なんだ…
これが、噂に聞くセイバーチームの力か!
本稿では、特撮テレビドラマG-SAVIOUR、及びそのスピンオフであるラジオドラマ、テレビゲームに登場するセイバーシリーズMSについて解説する。
また、開発ベースである「フリーダム」についても単独項目を作成できるほどの情報量がないので暫定的に記載する。
SEEDシリーズに登場するセイバーガンダムやフリーダムガンダムとは何の関係も無い。
●目次
概要-世界のバランスを護る者達-
謎の技術者ジョン・セイバーが率いるセイバーチームによって開発され、秘密結社イルミナーティで運用されるMS群。
「開発された順に割り振られたアルファベット-SAVIOUR」という独特の型式番号を持っている。
開発ベースは旧地球連邦軍最後の主力機フリーダム。中にはフリーダム同様にゴーグルタイプのカメラアイを有した、いわゆる「ジム顔」の機体も存在する。
Gセイバー以降は装備換装によってあらゆる環境に対応させた機体か、設計段階から特定の環境での運用のみを想定した機体に分かれるが、(少なくとも現在確認されている機体は)どちらの場合であっても可変機構や超高出力の内装火器などを持たないオーソドックスな設計が特徴。
30年前の型落ち機をベースとしていながら、その機体性能は概して高く、セツルメント国家議会が運用する新鋭機ブグすら遥かに凌ぐ。しかもそれでいてコストパフォーマンスにも優れているようで、技術試験のためのコンセプトモデルであるGセイバー以外はいずれの機体も量産されている。
イルミナーティは地球圏の紛争を調停し、パワーバランスを保つことを目的としているため、あまりその姿が目撃されることはないが、彼らがその必要ありと判断した時には、圧倒的な強さを戦場で遺憾なく発揮するのである。
なお、おそらく存在するのであろうA~Eセイバー、およびHセイバーについては、一切の情報が存在しない。
Fセイバー
知事に一泡吹かせたいんだろう?簡単なことだ!
そうだろう……紅い翼……!
型式番号:F-SAVIOUR
所属:イルミナーティ、クラブ4
武装:ビームライフル?
搭乗者:アンディ・シンクレア(アンドリア・グラーシェ)、パオロ、リョーヤ他
機体概要-謎に包まれた紅い翼-
セイバーチームがフリーダムをベースとして開発した、セイバーシリーズ6番目のMS。
非常に謎が多い機体で、映像媒体に登場していないため正確なデザインも不明。
劇中の描写によると、外見こそフリーダムからあまり変わっていないが、少なくとも敏捷性と装甲防御力の2点は本機の時点で相当な高品質をマークしている模様。また、農耕用MSの操縦経験しかない素人ですら、正規軍の機体を相手にしても、なるべく相手を殺さないように余裕をもって戦える程の操縦性も有している。
指揮官機には黒い塗装が施されており、劇中では、かつて「死神イカロス」と呼ばれた元議会軍パイロットのアンディ・シンクレアが搭乗した。
イルミナーティから外部への供給も行われているようだが、これらの機体が正規の仕様のままなのか、輸出仕様のモンキーモデルなのかは不明。
劇中での活躍
アース・エドバード農業指定区の工業化を目論むクリフ知事の横暴に業を煮やした市民達が組織した民間レジスタンス「クラブ4」がセイバーチームから入手し、拉致された*1エリーシア・エルグを救出するために出撃。
持ち前の高性能と、指揮官を務めたアンディの技量によって議会軍を完全に圧倒するが、アンディが突如暴走したことによって市街地にも甚大な被害を出してしまう。
出撃前にアンディから「もしも自分が暴走したらMSごと殺してくれ」と頼まれていたパオロと交戦しかけるが、エリーシアの説得によってアンディが正気を取り戻し、すんでのところで戦闘には至らなかった。
Gセイバー
進化するMS……
Gセイバーこそがそうであると、私は信じるのです。
型式番号:G-SAVIOUR
所属:イルミナーティ
生産形態:試作機
全高:18.7m
頭頂高:18.2〜18.7m
本体重量:21.5t(オリジン)/31.6t(スペース)/45.2t(テライン)/56.8t(テライン・ホバー)
全備重量:30.3t(オリジン)/140.4t(スペース)/64.0t(テライン)/145.6t(テライン・ホバー)
出力:5,512kW
推力:313,600kg(オリジン/テライン)/1,008,000kg(スペース)/1,136,000kg(テライン・ホバー)
最大出力連続許容時間:42分
機体形式:ユニット換装型本体+2段式ブースター追装式
コクピットタイプ:EFX-8タイプ
モニタタイプ:前方位3面マルチモニタ
内蔵センサー:未固定
生命維持時間:72時間
装甲厚:7〜17mm(オリジン)/7〜29mm(スペース)/21〜43mm(テライン)/17〜43mm(テライン・ホバー)
外部出力供給方式:MPC-4プラグ2基標準内装
装備接続方式:PHP-44方式
武装:ビームライフル、ビームサーベル、ビームシールド、頭部30mmバルカン砲×2
搭乗者:バリー・アダムス(702)/アブナー・セイバー、マーク・カラン、リード・フォックス(703)
機体概要-いくつもの身体を持つ「Gの救世主」-
セイバーチームが7番目に開発した試作型MS。
伝説のMS「ガンダム」に酷似した外見を持つが、先述の通り本機に冠せられた「G」は開発7番目であることを示すシリアルコードであり、「GUNDAM」のGではない。セイバーチームの意図は不明だが、劇中の時代では「ガンダム」の活躍も風化しているのか*2F91やVのようにガンダムとの類似性について触れられることもない。
もっとも、本機はイルミナーティ内部でも「人類の未来がかかった機体」「宇宙の守り神」とまで呼ばれ、単なる高性能機とは違う特別な存在として位置付けられている。そういう意味では、本機もまたガンダムと呼ばれるに相応しい機体と言える。
基本形態は「オリジン」と呼ばれるフレームであり、専用の換装チューブを利用して戦闘艤装することで、あらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮することができる汎用型MSとして設計されている。また、この装備換装の所要時間はわずか30秒であり、換装チューブを搭載した母艦とセットで運用すれば非常に広い範囲での活動が可能。
しかし、この設計によってシステムバランスは繊細を極めており、オプションをひとつ改良するだけでも通常のMSよりもはるかに複雑な調整を施さなくてはならない。換装チューブも場所をとる上に高コストであり、お世辞にも量産向きとは言いがたい機体である。
もっとも、本機は採算を度外視したコンセプトモデルとして設計されており、その究極の目的はあくまで新技術のテストである。実際、本機の運用によって得られたデータは後の機体にもしっかりと反映されており、新世代MSへと繋がるタイトロープとしての役割は十分に果たしたといえよう。
最低3機が建造されており、それぞれ「70+建造された順」のシリアルナンバーで呼ばれる。
●各換装形態は以下の通り
- スペースモード
無重力での戦闘に特化した形態。4枚のフォールディングフィンを備えたバックパックがF91を髣髴とさせる。
強力なスラスターと徹底した軽量化によって、並みのMSを遥かに凌駕する機動性能を発揮する。
その推力重量比は驚異の7.3。18m級の機体でありながら、あのデンドロビウムを上回る加速力を叩き出すモンスターマシンである。
ゲーム版では、推進力に物を言わせて重力下で飛行していると思わしきシーンすら存在する。
しかし、その高すぎる加速性能故に、不用意に加速するとパイロットにもGによる多大な負荷がかかるため、3つの換装形態の中でもとりわけピーキーな仕様となっている。
ドラマ本編の舞台が宇宙であったため、最も出番が多く、単にGセイバーというだけならこの形態のことだと思ってほぼ間違いはない。
- テラインモード
重力下での戦闘に特化した形態。
推進力はスペースモードよりも落ちているが、敵機の長距離砲撃のリスクを想定して頑強な装甲が施されている他、外装に組み込まれた追加駆動系の恩恵で本体の敏捷性はむしろ向上。特に脚力はスペースモードの約2.8倍をマークしている。
スペースモードと比べ、原型機であるフリーダム、もっと言えば、そのさらに遠い祖先であるガンダムに比較的近いシンプルないでたちをしている。
- テライン・ホバーモード
テラインモードに大出力ホバーユニットを装着した形態。
ホバーユニットが重いため、高速での歩行はできないが、短時間ながら器用な飛行が可能。
また、ホバーユニットは任意でパージすることが可能なので、推進剤が切れてもデッドウェイトにはならない。
ちなみにバックパックはジンにどことなく似ている。
本編に先駆けて製作されたトレーラームービー、及びラジオドラマ版のみ登場する。
劇中での活躍
ラジオドラマ第2話冒頭で、試作2号機にあたるGセイバー702が登場。サイド4-サイド・ガイア間の暗礁空域での試験飛行中にシステムトラブルで暴走し、デブリに激突して大破。テストパイロットのバリーも脱出の甲斐なく命を落とした。
その後、新たに建造されたGセイバー703が補充され、アブナーを新たなテストパイロットに迎えて試験が再開された。
ほどなく最終稼働試験を迎えるが、仮想敵としてMW化されたフリーダムが、開発担当のひとりとして潜入していた議会軍工作員シドニー・ローランド・シュワルツの策略により暴走し、実弾入りの銃によって不意打ちを食らい損傷。機体は調整の途中で、パイロットは操縦資格を持っているだけのSE、さらに物量でも圧倒されていたために大苦戦し、撃破まであと1歩のところまで追いつめられてしまう。
しかし、フィリッペによってハッパをかけられ奮起したアブナーが戦闘を再開し、 戦いながらシステムバランスを調整する離れ業でフリーダムを次々と撃破。
直後、修復と補給を兼ねてスペースモードに換装し、シドニーが搭乗したブグと交戦。苦戦しながらも同様に撃破した。
ドラマ本編では本編開始からおよそ40分後に登場。OPが終わって以降中々登場しないガンダムに多くの視聴者がやきもきした。
先の最終稼働試験のデータを基にして急ピッチで調整されたのち、MS母艦ニンバスに搭載されたうえでマーク一向に託された。
そのままガイアに持ち込まれ…るかと思いきや、ニンバスを操縦するディーターが議会軍の監視外だからと暗礁空域のど真ん中を突っ切るコースを選択したため、行く手を阻むデブリを排除すべくマークの操縦で出撃。巨大デブリをビームサーベルで一刀両断し、ニンバスの進路を無事に確保した。
なお、この過程はセイバーチームによってモニタリングされており、暗礁空域を突破して702の無念を晴らした姿にスタッフ達は大歓喜したのだった。
そしてガイア到着後、武力侵攻してきた議会軍に蹴散らされていくガイアのパイロットたちを救うべく、トラウマを振り切ったマークが再び搭乗して出撃。フリーダムが手も足も出なかったMWレイを瞬く間に蹴散らした後、セツルメントのミラー上でジャックのMSレイと交戦。ジャックの悪役らしい不意打ちで右腕がミラーに嵌まり込んで身動きが取れなくなるが、とっさに装甲をパージして強引に脱出し、そのままMSレイを無力化。
直後に駆け付けたイリュージョン部隊に残存するMWレイを任せてガイアに突入し、テラインモードに換装。内部を制圧していたブグ2機を瞬殺した。
ガイアの光事件後、マークが自らに着せられた殺人冤罪を晴らすために法廷に立つことを選んだため、ライトニング部隊に譲渡され、プロのMS教官であるリードがパイロットとなった。
プロジェクト・レイヴン阻止を命じられたライトニング部隊の要として投入されるが、換装システムのトラブルのせいでスペースモードのまま地上で戦うという無茶をする羽目になり、レイヴンに敗れて大破した。
なお、恐らく存在するであろうGセイバー701の所在は分かっていない。
G2セイバー
型式番号:G2-SAVIOUR
所属:イルミナーティ
生産形態:試作機
機体概要-GとG3のミッシングリンク-
Gセイバーのフレームをベースにさらに発展させた、ダブルジョイント・フレームの実験機。
「ジーツー」ではなく「ジーセカンド」と呼称する。
機体各部の球体関節が二重になっており、若干の剛性と引き換えに柔軟性と即応性が向上*3。その関係で膝から足首にかけてかなり大型化している。
なお、本機のステータスは同時期に開発された高速地上移動システムとの連動で実現したもののようで、それこそが正式なG2セイバーであるとする説もある。
ホビージャパンで作例が掲載されただけの地味な機体ではあるが、デザインはちょうどGセイバーとG3セイバーの相の子のようなものとなっており、両機を繋ぐ存在としては重要。
G3セイバー
これが、新しいG…
これならライシスに、あの黒いMSに対抗できる!
型式番号:G3-SAVIOUR
所属:イルミナーティ
生産形態:試作機
武装:ビームライフル、ビームサーベル/ビームシールド
搭乗者:リード・フォックス
機体概要-蘇りしG-
レイヴンとの戦闘で大破したGセイバーを、セイバーチームが強化修復したMS。
こちらの読みは「ジーサード」。
ライトニング隊においては変わらず「Gセイバー」と呼ばれている。
コアパーツ自体はGセイバーと同様だが、G2セイバーやJセイバーで実績のある新技術が多数投入されたことによって見違えるほどのスペックアップを果たしており、外見も大きく変化している。
Gセイバーの換装システムも引き継がれており、現状では後述の2形態が存在。また、スペースモードらしき設定画も存在する。
ゲーム中ではCHAPTER3に到達すると選択可能になる。
●各換装形態
- 重攻撃モード
ペイロードギリギリまで火器と装甲を搭載した、高い攻撃力を持つ形態。
バックパックに機体全高を凌ぐサイズの大型実弾キャノンを装備している。こらそこ、産廃とか言わないの
- 強行戦闘モード
陸上での機動性を重視した形態。
ホバーユニットは取り外されたが、代わりにソール部にローラーが搭載され、高速でのローラーダッシュが可能。
武装も、ビームライフル、ハンドビームガン、バスターキャノン、ガトリングガン、ミサイルポッドと多数取り揃えている。
反面、装甲防御力は重攻撃モードと比べて若干落ちている。
ちなみにゲーム中ではホバーに時間制限がないのでぶっちぎりの最強機体。
劇中での活躍
議会軍ドライヴァレー基地の攻略作戦時に初登場し、Jセイバー隊が陽動を行なっている間のわずか5分で基地を制圧する華々しい初陣を飾る。
以降もグレムリーシープ隊を相手に各地を転戦し、アイランド・イフッシュ残骸にて展開された最終決戦でプロジェクト・レイヴンの要であるレイヴン、及びそのコアユニットであるAIの破壊に成功した。
イリュージョン
君はガイアに戻るんだ!
あとは我々、イルミナーティに任せろ!
型式番号:I-SAVIOUR
所属:イルミナーティ
生産形態:量産機
全高:19.4m
頭頂高:18.5m
本体重量:25.7t
全備重量:92.6t
出力:5,126kW
推力:694,500kg
最大出力連続許容時間:58分
機体形式:2ユニット分離型+ブースター追装式
コクピットタイプ:EP-09SCタイプ
モニタタイプ:前方位3面マルチモニタ
内蔵センサー:未固定
生命維持時間:96時間
装甲厚:5〜21mm
外部出力供給方式:MPC-4プラグ2基標準内装
装備接続方式:SHP-44方式
武装:ビームライフル、ビームサーベル、ビームシールド、頭部30mmバルカン砲×2
搭乗者:フィリッペ・サン・シモン他
機体概要-最速の奇術師-
Gセイバーと同時期に、セイバーチームの別の班によって開発されていた、9番目のセイバーシリーズ。
セイバーシリーズでは唯一、明確なペットネームが判明している。
他のセイバーシリーズがいずれも換装なり、本体の汎用性なりによって地上と宇宙の両方で運用できるMSとして開発されていたのに対し、本機は他の環境での運用を想定せず、完全な宇宙空間専用機となっているのが最大の特徴。
腕は武器保持用プラットフォーム、脚は着床脚としての機能以外を切り捨てたことで鳥のように細くなっており、スラスターノズルとフォールディングフィンの数もGセイバースペースモードより増えている。
機動性に限ればGセイバーをも上回り、イリュージョン=奇術の名の通りに敵機を翻弄する。
しかし、徹底的な軽量化の結果、装甲が極端に薄くされており、腰に至ってはフレーム剥き出しどころかシリンダー3本で繋がれているだけ。もはやMSというより手足の付いたブースターと言っても差支えがない。
なので敵の攻撃は機動性を活かして回避するのが基本。いざとなったら下半身をパージして上半身のみで稼働することもできる。
「当たらなければどうということはない」を地で行く、なかなかに極端な設計の機体である。
こんな機体が主力量産機として受け入れられるあたり、イルミナーティのパイロット達は相当命知らずなようだ。
出番が少ないのでわかりづらいが、頭部はGセイバーと同様にガンダムタイプのデザイン。
劇中の活躍
議会軍の侵攻を受けたガイアに、フィリッペが率いる30機以上の大部隊で救援に駆けつけ、Gセイバーがガイア内部を開放している間、残存するMWレイを全滅させた。
Jセイバー
型式番号:J-SAVIOUR
所属:イルミナーティ
生産形態:量産機
武装:ビームライフル、ビームサーベル/ビームシールド
搭乗者:ライトニング隊パイロット
機体概要-新世代の調停者達-
U.C.224年に、イルミナーティのライトニング隊で運用されているMS。それなりの数が登場しているが、ライトニング隊以外でどれほどの機体が配備されているのかは不明。
技術進歩の恩恵か、Gセイバーの段階では高価だった換装システムが標準搭載されており、基本性能もGセイバーを上回る。試作機を元に改良を施した、正当な量産機と言えるだろう。
劇中では大型のフライトユニットを装備したハイマニューバモードが登場している他、G3セイバー同様にスペースモードらしき設定画が存在する。
セイバーシリーズとしては久々となるゴーグルアイが採用されている。
劇中の活躍
Gセイバーと共にライトニング隊の主力として各地を転戦、主に陽動を担当することが多かった。
名有りパイロットこそ登場しなかったが、CHAPTER1のリザルトで悠々と飛行していたり、レイヴンに敗れたGセイバーを救出したりと印象的な扱い。
また、特定の条件を満たしてクリアすると隠し機体としてプレイヤーも使用可能。この時はフライトユニットのない通常形態である。
フリーダム
格納庫のエアロックを解放、ゲートが開きます。
グリーンサインで出撃してください
型式番号:RGM-196
所属:地球連邦軍、サイド・ガイア、イルミナーティ他
頭頂高:17.01m
本体重量:54.2t
全備重量:80.9t
装甲材質:ウルトラチタン合金ネオセラミック複合体
出力:3,780kw
推力:339,780kg
最大出力連続許容時間:72分
機体形式:ユニット:本体一体型
コクピットタイプ:EP-06タイプ
モニタタイプ:前方位3面マルチモニタ
内蔵センサー:未公開
生命維持時間:168時間
装甲厚:10〜45mm
外部出力供給方式:MPC-4プラグ2基標準内装
装備接続方式:PHP-14方式
武装:ビームライフル、ビームサーベル、ビームシールド、頭部機関砲、サブマシンガン、実体シールド
搭乗者:フランツ・ディーター他
機体概要-可能性を秘めた老犬-
U.C.218年に崩壊した地球連邦が主力量産機として運用していた最後のMSであり、最後のRGMシリーズ。小説版では本機もジョン・セイバーが開発に関わっているとされていた。
作中では民間に払い下げられて広く普及している。
宇宙戦国時代の技術衰退発生後に開発された機体であり、ジェムズガンやジャベリンなどと比べて機体がかなり大型化している。また、全天周モニターとリニアシートの廃止、部分的に球体関節を採用するなど、後のMSの方向性は恐らく本機によって決まった部分が大きいと思われる。
ロールアウト当初にどの程度の強さを発揮できたのかそしてNジャマーキャンセラーやモビルトレースシステムを積んでいたのかは定かではないが、U.C.223年においては既に原型機初起動から30年以上を経た旧式機であり、ブグやMWレイのような新鋭機との性能差には如何ともしがたいものがある。
ただし、本機の信頼性とメンテナンス性は他の追随を許さない優秀なものである。
これはジムタイプ特有の堅牢な設計もさることながら、長年にわたって使い込まれ、現場の声を元にチューンされ続けてきたというのも大きい。長い運用実績を誇る古株ならではの、新鋭機にはない強みである。
さらに、拡張性も非常に高い。上述したセイバーシリーズが、元をたどれば本機に行き着くことからも、その優秀な設計をうかがい知れる。
まして民間で運用されるともなれば、これらの利点は性能の低さを帳消しにして余りある。
まさに、性能とは別の強みを持った名機と言えるだろう。
劇中の活躍
ラジオドラマ第2話において、Gセイバー最終稼働試験の仮想敵としてMW化された上で登場。
調整を担当したシドニーはGセイバーに直撃弾を出さないようプログラムすると言っていたが、試験が始まると実弾入りの銃でGセイバーを攻撃。セイバーチームによる識別コード書き換えも一切受け付けなかった。
集団でGセイバーを追い詰めるも、上述の通り最終的にはアブナーの手でほぼ全機が撃破された。
なお、最後に残った1機はGセイバーを追って宇宙に出た後に何処かへと離脱したが、直後にシドニーのブグが登場していること、フリーダム暴走と同時にシドニーとセイバーチームの連絡が途絶していることから、おそらくこの機体はMWではなく、シドニーが乗り込んでいたものと思われる。
本編では、武力侵攻をかけてきた議会軍に立ち向かうべく、サイド・ガイア所属の機体が登場。
総勢40機とかなりの物量ではあったが、どの機体も老朽化が激しい上、元々作業用に調達された機体ということもあって、戦闘用MSとしては明らかに整備不良。ビーム兵器もほとんどの機体は使用不能であり、武装は実弾系サブマシンガンと実体シールドのみ。中には固定武装そのものが取り払われていた機体まであった。
パイロットも正規の訓練を受けていない素人ばかりだったためMWレイの軍勢相手には全くの無力であり、マークのGセイバーが駆けつけるまで、射撃訓練のように叩き落されるのみであった。
小説版でもほとんど同様であったが、中にはパイロット自身の手で入念に整備されたビームサーベルでジャックのMSレイに果敢に挑んだ機体がいたり、Gセイバーに撹乱されたMWレイをサブマシンガン集中砲火で何機か撃破するなど、ちょっとだけいい所を見せている。
追記・修正は換装が終了するまでの30秒間にお願いします。
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▷ コメント欄
- 機体に関する項目がなかったので作成してみました。初作成なので、何かミスなどあるかもしれません -- 名無しさん (2017-06-06 16:18:06)
- フリーダムの開発元はまぁ、アナハイムだろうなぁ…… -- 名無しさん (2017-06-12 12:23:03)
- ↑フリーダムはセイバーチームが作った機体だから、連邦の自前よ。 -- 名無しさん (2017-06-12 12:35:40)
- 調べたらフリーダムがセイバーチーム開発って情報見当たらなかったんだけどそれ何に記述されてる? -- 名無しさん (2017-06-12 12:44:51)
- ↑あー…すまん、よく調べてみたら小説版の記述だった。ドラマとは違ってるかもしれんから修正しとく。 -- 名無しさん (2017-06-12 12:52:16)
- Gセイバー再販キター! -- 名無しさん (2017-09-04 23:46:33)
#comment
*2 現在の公式時系列と矛盾はあれど近い時代を舞台としたガイア・ギアでもガンダムの名は全く出てこない
*3 具体的には、高速で接近してくる敵への迎撃能力が16%、回避能力が12%ほど
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