ぼくたちは勉強ができない

ページ名:ぼくたちは勉強ができない

登録日: 2017/05/11 Thu 08:00:30
更新日:2024/02/06 Tue 11:11:08NEW!
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「できない奴をわかってやれる男になれ」


親父はいつもそう言って笑っていた。


「できない奴の気持ちが分かるのは、できなかった奴だけだから」と。



✒概要




『ぼくたちは勉強ができない』は週刊少年ジャンプで連載されていた筒井大志による漫画作品である。
21世紀初の新連載6連発のトップバッターを飾り、2017年10号から2021年3・4合併号まで連載されて単行本は全21巻と同期の『Dr.STONE』に次ぐ連載期間となった。


主人公・唯我成幸が学園からの特別な推薦資格を得る代わりにある少女たちの学力を向上させ、無事に彼女たちを志望大学に合格させることを目的とした物語である。
ラブコメではあるが、ただ恋愛の機微を中心としているだけではなく『できない人間が、それでもどう諦めずに困難を克服していくか』を主題に据えた作品でもある。
作者は『エスプリト』や『フカシギフィリア』、『マジカルパティシエ小咲ちゃん』などの作品を執筆していたことで知られている。
この『ぼく勉』とは全く違う毛色の作品も中にはあるので、興味を持った方は是非手に取って読んでみて頂きたい。
なお、本作では『エスプリト』が「小説」(現代文の教科書にも収録)という形で劇中劇として登場している。


話数カウントは『問○』。サブタイトルには必ず『x』が入る。
題名は間違いなく山田詠美の小説『ぼくは勉強ができない』からだろう。


2019年4月よりTVアニメが放送され、2019年10月に第2期が放送。
放送された話は単行本11巻前半まで一部の話は省略、複数の話を結合したり順序が入れ替えられ、8巻の文化祭で幕を下ろした。


2020年15号で成幸はヒロインの1人・うるかと結ばれて完結した…と思われたが、同時にジャンプの恋愛漫画史上初となる5人のヒロインの個別ルートを連載する事が発表された。
そして16号よりRoute:ifが開始。理珠・文乃・あすみ・真冬の順番で連載され、最後にルート分岐前の全員集合の一話が描かれて完結となった。



✒この作品のあらすじ




高校三年生、唯我成幸は、自他ともに認める秀才であるところの少年。自らが通う「一ノ瀬学園」が実施する推薦枠、『特別VIP推薦』を手に入れるため、高校二年間を学業に費やしてきていた。


そして来たる三年目の一学期、学園長との個別面談。そこで成幸は見事、推薦を承認しても良いとの学園長のお墨付きを頂戴しようとしていた。


「いいだろう。君の特別VIP推薦、認めてもいい」


この二年間の努力が報われたのかと、その場で歓喜の感情に包まれる成幸。しかし次の瞬間、学園長がある言葉を発した。


「ただし、一つだけ条件がある」
「条件?」
「…入りたまえ」


その言葉に応じ、学園長室に入室してきたのは二人の女子生徒だった。
一人は黒髪ロングの清楚な雰囲気漂う美少女で、見るからにお嬢様然とした印象の女生徒。
もう一人は、小学生かと見紛うほどの低身長が特徴的で、無表情を顔に貼り付けた生真面目そうな女生徒だった。


「君も知っていると思うが、我が校の誇る天才、古橋文乃君と緒方理珠君だ。唯我君、君にはVIP推薦の条件として……彼女らの志望大学合格を目的とした、『教育係』を命じる」


予想もつかない展開にただ唖然となる成幸。
こうして、成幸を中心とした周囲の「天才たち」による青春活劇が幕を開けたのだった。





✒登場キャラクターたち





<< 唯我 成幸(ゆいが なりゆき)>>
CV:逢坂良太



「お前らのこと幸せにしてみせるから、俺を信じてつき合ってくれ!!」



本作品の主人公。高校三年生。学業において、ほぼ全教科8割以上の成績をキープ、生活態度、素行も特に問題なしと、誰もが認める『秀才』である。オーソドックスなスクエア型の眼鏡を着用し、前髪も軽い七三分けに整えている。名前の由来は「ただ自分が幸せに成る」。


そんな堅苦しそうな容姿や実績とは裏腹に、根っこは気さくで面倒見のいい長男肌である。というか長男。言葉遣いも「~つったろ」「~だろーが」等、どちらかと言えば粗野で乱雑な口調が見え隠れする。この様子から、地の性格は陰気なガリ勉とは程遠いことが分かるだろう。


別に勉強が趣味という訳ではなく、幼い頃は学力が伸びず、父親に「悔しい」と泣いて見せたことから、成幸には根底に負けず嫌いの本質が秘められているのかもしれない。めげずに地道な積み重ねでやっと成績が改善してきた頃、勉強自体に楽しさを覚えてきたのだと言う。
以上の事柄から、別に地がガリ勉というわけではなくとも、家族のため怠けずに成績上位を維持し、教師陣も認める生活態度を鑑みるに、非常に自制心が強く真面目な少年であると窺える。


一方で運動(体育)はダメなので、内申をかなり気にしている。


運動よりも輪をかけて苦手なのが恋愛というか女性への対応はラブコメ主人公にありがちだがある意味彼の最大の苦手科目。女心の読めなさ、理解のなさはある意味で緒方を超えており古橋に何度も「女心練習問題」を出題されているが、回答した描写はないものの彼の作中の対応からおそらく全て模範解答にも至っていない様子でかつ成長もほとんど見られない。受験と違い教科書もなくはっきりした正答もわからない科目に果たして今後彼が男として一皮剥けることができるか注目である。
…と思いきや物語の途中で文乃を師匠と崇め彼女の出題する女心練習問題を経てほんの少しだが成長が見受けられる。
一応、こんな感じなのもずっと勉強漬けの毎日を送ってきた所為か彼女がいた試しがないためでもある(学友の小林からもそれを指摘され、成幸自身は「そんな余裕ねえよ」と返している)。
ただ、高校男子なだけに女性に対する興味は人並みに存在する。


最も、文乃や理珠、うるかの三人に対してはただ勉強の面倒を見ているだけで、信頼はされていても好意は向けられていないと思っている様子。女慣れしていないとはいえ、彼女らと親しくなるにつれ、文乃には頬をつねったり、理珠には彼女の頭に手を置いたりと、仲良くなった相手には割とスキンシップが激しい。『そういうこと』で恥じらいはあまり感じていないというか、年頃の女性にとってどのような意味があるのかを理解していない様子。
女心並みに彼の苦手なものがデジタルガジェット。家族共有のスマートフォンを手に入れるが大体操作ミスしたり悪戦苦闘ばかりしている。一度水没させたときは描写はなかったものの温厚な母親から強烈なカミナリを落とされてしまった。


物語開始時点の五年前に父親が病気で死去しており、その稼ぎ頭を失った影響か、家庭の経済状況は芳しくない。いい大学に進学しようと努力しているのも、かけがえのない家族に楽をさせてあげるためである。


友人関係も、次回のテスト対策のため、友人用に要点をまとめたノートを作ってあげる等、その優しさから頼りにされることも多い。
そんな面倒見の良さも見込まれたのか、ある経緯から、二人の少女の教育係に任命されることとなる。


+ -

上述の通り余裕がないから彼女などを作るつもりがないだけで女性に興味がないわけではない。
関城に迫られた時などモテ期がきた勘違いだけどね喜んでいた。ぶっちゃけ女に免疫がないと言える。まぁ現在は広範囲で好意を寄せられてるので間違ってない
ただしその時の成幸は関城をほとんど知らない状態であり、うるかなど仲のいい女友達の場合は何ともない模様。今は無理だけど。
作中の例として偶然とはいえ理珠とキスしてしまった時は非常に動揺している。
うるかが倒れた際に水泳部からうるかは成幸が好きと聞いてしまい、それまで女として何とも思ってなかったうるかを意識するようになった。
これはうるか本人が成幸への好意を否定しても続いている。
文乃と旅館に泊まった際には彼女の母親の話を聞き思わず手を握って寝てしまうということをやらかした。
一線は超えていないのでご安心を。
また同級生の女子を下の名前で呼ぶのは恥ずかしいらしい。
作中で文乃、理珠、うるかたちと下の名前で呼び合おうとなった際も恥ずかしいので最初は拒否している。
結局下の名前で呼ぶようになったのは苗字で呼ぶと勉強を教わっている最中でも無視するという褒められたやり方ではない手段を取ったうるかのみで文乃と理珠は苗字のまま。
第一回の人気投票は6位だった。




<< 古橋 文乃(ふるはし ふみの) >>
CV:白石晴香



「唯我君となら、ちょっとだけ夢に、手が届きそうな気がしてきたよ」



『理系志望』の『文系』ヒロイン。別名は『文学の森の眠り姫』。うるかからは『文乃っち』と呼ばれている。名前の由来は「文系」。


腰元まで伸びつつも、所々跳ねている艶やかな黒髪と、いつも頭に留めている純白のリボンが特徴的な美少女。胸はない限りなくBに近いA。貧相な体型がコンプレックスで、特に胸は指摘されたり比較されるとショックを受けたり口調が若干荒くなったりさらには普段の冷静さを失うことも。
実家は豪邸で、裕福な様子。
学園で有名なイケメンに何度も告白され続けているほどの美貌を持つが、威圧してくる(=言い寄ってくる)男子が苦手で、恐らくは何度もそういった手合いを経験していると思われる。自分の事を心から気遣い、自然体で接してくる成幸には信頼を寄せており、『何でも自然に話せる気がする』と、文乃自身も彼に安心感を覚えている。


学業の方はと言えば、現代文、古文、漢文において学園のトップを独走する程の、文学系に対しての凄まじい論理解釈に加え、居眠りから目覚めた後のわずか十分程で、教師を感涙させるほどの小論文を書き上げる圧倒的な筆致能力を有する。特筆すべき部分は、これらのスキルは『努力の果てに習得したものという訳ではない』ところである。早い話が生まれついてのセンス。まさに天才としか言いようがない。本人曰く「問題見ると直感的に答えって見えちゃわない?」らしい。


その反面、数学、物理などの理数系は大の苦手で、成幸のお手製テストですら一桁の点数を取るのが日常茶飯事。文乃は「数式や記号の羅列が冷徹なイメージに思えてしまって、どうにも近づき難い」風に捉えてしまっている様子。鋭すぎる感性の反動といえる。
しかし、『記号のルーツや意味を言葉で理解していく』という成幸のアドバイスに従った結果、第九話で一学期の中間テストを(ギリギリだが)どうにかクリアしていることから、少しづつではあるが成績の改善は成されてきている…はず。
自炊経験がほぼゼロな為、料理の腕も壊滅的。 
普段の食事についてもお菓子などを買い込んだりしている。成幸に料理の腕について問われた時に、見栄を張って「料理ができる」と言ってしまった為、長らく必死に隠していた。一応フォローさえしっかりすればどうにかなるレベルではある。


常に真っ直ぐ相手を見つめる瞳を湛えており、これだけでも純真な女の子と分かるのだが、その悪気の無い思考から繰り出される毒舌はかなりの威力を誇り、何度か成幸を轟沈させている。口調は柔らかく、優し気な調子を崩さない。それが却って毒舌の殺傷能力を引き上げてもいるのだが。
怪我を負った成幸の手当てをしたはいいものの、その不器用さから彼を包帯まみれのミイラ男にしてしまったり、勉強に集中し頭を使っていれば、深夜に夜食を採っても太らないと考えていたりと、どこか抜けた一面もある。


文系少女故なのか他人の感情の機微に聡く、成幸にとっては読みにくい女性の行動や思考などについて相談されるまさかの師匠ポジションとなった。
また、ふとした仕草で理珠やうるか(うるかは恋愛相談という形で自分から暴露したので気づくなというほうが無理)の成幸への感情を察してしまい、他の女性とも不可抗力ながら交友を深める成幸を見て胃を痛めている。
また師匠と弟子という関係上、成幸から二人きりで相談を受ける事も多いが、二人の想い人は好きになれないと心に決めているようである。
のだが、時折ただの友人以上の想いを成幸に向けている場面も見受けられる。これは果たして。
第一回の人気投票は2位だった。


+ -

上述の通り成幸は教育係であり女心の教え子とも呼べるので互いに教え合っている関係。
彼へ女心練習問題や指導は多少の効果はあるが、理珠やうるかにではなく自分に対して帰ってきてしまうことがある。
そのせいか夏祭りの夜を共に過ごした際に*1成幸のことを時々下の名前で呼ぶようになった。
文乃が理系を志望し天文学を志す背景には、どうやら今は亡き母親の存在が強く影響している。
また父親が苦手であり「家に父がいるのであんまり帰りたくない」と思ってしまうほど。
流石に気になった成幸が父のことを尋ねても「……ヒミツ。言っても……言っても絶対信じないと思うよ」と教えてもらえなかった。
後に判明した彼女の父親はなんと大学の数学教授
母親が他界した時期に父を励まそうとしたが叩かれてしまい、それが原因で十年近くも気まずい状況が続いてしまっていた。
そして進路について苦言を言われた際にとうとう不満が爆発して家出を実行し唯我家に引き取られる。
その後成幸とのデートを経てもう一度父親と向き合うことを決意して、自分の想いや母親の残した言葉を父に届けて和解した。
これ以降成幸を常に下の名前で呼ぶようになる。


旅館で咄嗟に成幸の姉として名乗った「唯我文乃」が人気投票で15位にランクインしていた。
この名前自体は小さめの1コマにしか出てこないのだが、
それにもかかわらずこの成績なので古橋好きの想いが詰まっているのかもしてれない。
√3ので成幸と結ばれる。




<< 緒方 理珠(おがた りず) >>
CV:富田美憂



「でも……でも唯我さんだけは……!!」



『文系志望』の『理系』ヒロイン。別名は『機械仕掛けの親指姫』。文乃からは『りっちゃん』、うるかからは『リズりん』と呼ばれている。名前の由来は「理系」。


肩まではかからない程度に抑えた薄い栗毛色のショートヘア、レッドのオーバルフレームタイプの眼鏡に、黒タイツが印象強い女生徒。何よりも、仏頂面とも形容できるほど常に無機質な表情を浮かべている。
小学生と言われても遜色ない低身長(143cm)なのに、とある女生徒曰く、胸は推定FカップだったのだがGカップと判明した。まさに歩く凶器。そのデカさは作中でもよく触れられている。


数学、物理のフィールドにおいて、学年一位をひた走る生粋の理系少女。複雑な計算式に対し、途中式を用いず頭の中の暗算だけで解を導き出せるほどの突出した計算処理能力を有している。文乃と同様、直感で答えが視えてしまうタイプ。計算式にかける手間を必要としないので、ただそれだけで他の生徒に比べて大きなアドバンテージを持っていると言えよう。


このように理数系ではチートじみた無双の強さを誇るものの、文系科目では恐らく学年最下位と言っていいほどの成績で、極端な落差を併せ持っている。計算できるが故に人の心など計算できない事象には弱いのだと思われる。
中間テスト対策で成幸の教えに従い、出題範囲の文章内容を全てさらい、登場人物の感情も全て頭に叩き込むほどの力の入れようだったが(自分たちのために頑張ってくれている成幸が、中間テストで結果が出なければ教育係を降ろされそうになっていたことも一因)、実際に出たテスト内容は出題範囲の半分で、残りは抜き打ち問題という大ピンチに見舞われる。
しかし、成幸から伝授された『削読法』により、辛くも乗り越えるといった粘り強さと根性を秘めている。このことから、誰かの為になら精一杯頑張れる理珠の不器用な優しさが垣間見えることだろう。


成幸同様、運動は苦手なようで、彼と同じく泳げない他、球技大会のバスケでは試合終了後に息を切らしている様子が描かれている。


実家は『緒方うどん』といううどん屋を営んでおり、理珠本人も度々店の手伝いで出前に出たり、お客相手に給仕をしたりしている。店主は父親で、娘の理珠をりずたまの愛称で呼び、溺愛している様子。キモイが娘に毛嫌いされてないだけマシではある。


理珠が文系を志望し、心理学を志すのは、確率や計算では推し量れない『人の感情』を理解し、『ゲーム』で勝てるようになりたいからとのこと。意外と俗っぽいとは成幸の談。『ニムト』はともかく『ウボンゴ』は図形合わせゲームなので人の感情関係ないのでは? などと突っ込んではいけない。


『ウボンゴ』や『ナンジャモンジャ』『ニムトなどのアナログゲームを好む。そのゲーム捌きも上手いとは言い難く、『ニムト』を初めて経験する成幸と対戦した際にも、初戦で完敗する程。大学志望理由が『ゲームのため』と聞くと不純ではないかと思われがちだが、自分の好きなことを突き詰めたいという理珠の真っ直ぐで強固な思いを理解できれば、やはり彼女も真面目な人間だということが分かるだろう。


ふとした事をきっかけに成幸を意識し始め、自覚は全くないものの成幸が他の女子と接近していると対抗意識を見せるようになるなどある種の感情を抱いていると思われる。
というか成幸に交際相手がいるという(ガセの)噂を聞いた時は露骨に動揺を見せ、成幸が自分を好きなのでは?と言われるとテンションが上がるあたりほぼ確実にホの字である。
第一回の人気投票は4位だった。


+ -

√2ではクリスマスで彼女が成幸に「恋愛ゲーム」を提案したことになっており、大学に入学したあとそれが功を奏し、関城と幽霊のミサオの件を経て彼と公園でディープキスをして(羨ましい)結ばれた。




<< 武元 うるか(たけもと うるか) >>
CV:鈴代紗弓



「やったぁ! さっすが成幸心の友ぅ!」



水泳部に所属しており、主に運動部系で秀でた能力を持つ。全身に日焼け跡があり、非常に健康的な印象を受ける。
ここまで日焼け跡が目立つジャンプ系ヒロインは珍しい。胸はDカップと均整のとれたスタイル。
ずば抜けた運動神経を所持するスポーツ特待生にして、あまねく大会の自由形で優勝をかっさらう水泳部期待の星であり、学園の至宝(学園長の台詞より抜粋)。別名は『白銀の漆黒人魚姫』。
実力があるので後輩の水泳部員たちからも慕われておりその多くに成幸が好きだとばれてしまっており、それが後にちょっとした事故を引き起こしてしまう。
スポーツ推薦で音羽大学を志望しているが、大会の実績に加え運悪く今年から英語が試験内容に入ってしまったことで、学園長から押し付けられる形で成幸の『教育対象』になった三人目の『天才』。
名前の由来は元気な水泳部のスポーツ少女ということで「文武」「元気」と「お米などを水につけてふやかす」の方言「うるかす」。


成績はダメダメで初期のころは勉強自体をサボりがちという体たらくであり、水泳がオフのときはひとりカラオケに行ったりしていた。彼女の場合「成幸を自分に一番一生懸命にさせる」ことが目的なので仕方ないかもしれない。
そのためか自分の成績を上げる事よりも成幸との関係を進展させることを考えることが多い。
例えば成幸に自分のことをうるかと下の名前で呼ばせるために勉強を教わっている時でも苗字で呼ばれれば無視するなどの行為も平然と取った。
いつもおちゃらけている本人の姿からは想像できないが、中学時代から数々の水泳大会で優勝、成幸から『将来のオリンピック候補』と称されるほどの超一流の水泳選手。
そのためアスリートとして非常にシビアな価値観も持っているのも特徴的。
例えば最後の大会の三年間の集大成を見せる団体戦に敗北した際に親友である海原と川瀬は寄り添って泣いていたが、うるかは自分にはまだ国体が残っているからそれをやり終えてから泣くという理由ですぐに切り替えてまったく泣かなかった。
スポーツ全振りに見える彼女だが、意外にも家庭スキルも非常に高い。
掃除の手際も良く、料理の腕も家事代行でやってきたあすみに褒められている。恋愛がクソ雑魚な以外はマジで天才肌なのでは?
友人の川瀬曰くペース管理が苦手なのが唯一の欠点*2らしい。


成幸とは中学時代からの知り合いで、その頃から度々ノートを写させてもらう仲。その当時のうるか自身は成幸を『便利な奴』扱いしていた。
しかしノートを返しにいくときに成幸と小林の会話を聞いてしまったことが全ての始まりだった。
小林のメリットもないのにどうしてノートを写させるのかという問いに『あいつ(武元)が遊びも勉強も色んなもん犠牲*3にして、必死で水泳頑張ってるって知ってるからな』と成幸が答えた*4その瞬間からうるかは成幸を違う目で見てしまうようになる。
早い話がホの字である。その影響で、いつからか『唯我』呼びから『成幸』呼びへと変化した模様。
それから数年経った現在はといえば、ノートに彼の似顔を描いたり、ただ野球をしている成幸を見るだけでうっとりしてしまう程には彼にベタ惚れの様子である。
彼女にしてみれば成幸がスマホに悪戦苦闘している姿すら可愛く見えるもはや病気レベルだよねこれらしい。そんな訳で3人の中では物語開始以前から成幸と交流があり、好感度も初期からカンストしているレベル。


このような、ほぼゴール手前でうるかの普段から見せているアクティブな言動や性格から、好きな異性にはバンバンAttackしていくと思われがちだがうるか自身は超奥手、いわゆるヘタレである。
数年間も同じ学校に通っているのにも関わらず、好きな男にちょっかいをかけ続けるだけで(小学生か)進展なし。暗闇で抱き着く絶好のチャンスにも、小声でボソボソ喋りながら好きな男の袖をちょこんと掴むのが精一杯である。本人も『そんな度胸あったらとっくに中学時代告ってた』と、自分の情けなさを自覚している。一緒にいて幸せを感じるだけで満足している
恋することに満足してしまっているうるかの今後の成長に期待。
第一回の人気投票は3位だった。

+ -

ヘタレゆえに成幸へのアプローチは基本的に友人の海原と川瀬に準備をしてもらったり文乃に会話を繋いでもらったりと第三者にきっかけをもらったり頼ることがほとんど。
そのため現状では自分から動くよりも周りがやってくれるというほうが正しい状態になってしまっている。
極めつけに成幸がうるかを意識し始めたきっかけは水泳部員がうるかが成幸を好きだとばらしてしまったからである。
第三者どころか名もなきモブキャラがヒロインの好意を主人公に伝えてしまう(間接的ではあるが)というラブコメヒロインにあるまじききっかけ。
のちにそんなことないとヘタレた嘘をついたが、成幸はそれ以降うるかを意識して気まずくなってしまった(それ以前は平気だったと成幸自身の心の声がある)。
ヘタレな彼女の最大の弱点が自分から成幸にAttackしていけないということでありそれを克服するのもテーマであると思われる。
……と思いきや回を重ねてもヘタレ具合が全く治らず現状一人では何もできない状態が続いているというありさま。
上述の成幸と気まずくなってしまった時も文乃の働きで解消し、他に好きな人がいるというのが嘘だと最初に伝えたのも彼女だった。
彼女のメイン回で必ずと言っていいほど第三者が成幸と二人になれるようセッティングしてくれるので流石にそろそろ成長しろという声も。
なおうるか本人は川瀬と海原のアシストは変な気を使っている*5としか思っていない様子。


アニメでは先行してとある事実がネタバレした。
留学前に成幸に想いを告げ、文乃と理珠の助けで来た彼にギリギリのところで自分への想いを伝えられ見事両思いになり、日本を離れた。数年後、帰ってきた彼女は成幸にプロポーズされて、笑いながら「はい!」と返事をして結ばれるかと思いきやこれは5つあったエンドの一つの√1であることが最後のコマで明かされた。





<< 桐須 真冬(きりす まふゆ) >>
CV:Lynn



「疑問。そんな不純異性交遊に精一杯の君に、『教育係』の資格はあるのかしら」



冷淡とさえ表現できるほど、理珠以上の無表情が特徴的な女教師。名前の由来は「キリスト」または童話「アリとキリギリス」と思われる。胸はEカップ。


文乃と理珠の『初代教育係』であり、彼女らの教育係に対する不信感の一端になってしまった人物である可能性が高い。
成幸の教育係としての頑張りを一蹴し、「怠慢」の一言で片づけるなど、極めて無情とも取れる性格の持ち主でもある。お前が言うなって読者の誰しもが突っ込んだよね


だが、冷たく接しているようでも生徒の面倒見はよく、常時まとっている冷たい態度とは裏腹に生徒を想う純粋な優しさも持っている『実はいい人』だと、彼から好意的に捉えられるようになった。


詳細は個別項目を参照。



<< 小美浪 あすみ(こみなみ あすみ) >>
CV:朝日奈丸佳



「さっきはさんきゅ これからもひとつ よろしく頼むよ後輩」



成幸が予備校で知り合った、一ノ瀬学園OGの浪人生。
成幸達より一歳年上だが、中学生と誤解されるほどに小柄。一応、胸はBカップと文乃より大きい。
若干口が悪いからかい屋だが、その分面倒見がいい性格。OGなのもあってか、いい相談相手にもなってくれる。
町で診療所を営む父親を持ち、本人も父の後を継ぐために医者を目指しているが理科科目だけが絶望的に苦手。
そのことから成幸から理科科目について教えてもらうことになった。
名前の由来は「小さくも美しい浪人生、明日を夢見る」。


予備校帰りに父親に内緒でメイド喫茶で人気No.1メイドとしてバイトをしており、父親にバレかけたときには「彼氏(成幸)の趣味」と咄嗟に成幸と交際していると誤魔化してしまった。
それ以降は父親公認のもと、成幸と定期的にデートっぽいことを見せつけてなんとかバイトのことを隠してしている。
第一回の人気投票は5位だった。


+ -

成幸が進路を決める上で家族に引け目を感じてることを見抜いた。
その際に家族だったら好きに生きろボケと言うだろうと助言をしたが結局成幸は進路について家族に言い出せなかった。
その後、うるかにも背中を押されて(うるかは気づいたのではなく水希に成幸の状況を聞いた)ついに打ち明ける決心をした。


ちなみに成幸の家族はあすみの予想通り好きに生きろと言ってくれた。


√4では母親の研修医として小さな離島にある診療所で過ごしていたが、そこで同じく学校に教師として赴任した成幸と再会。
離島の住人との交流など様々な経験を経て成幸と結ばれた。



【成幸の家族】


成幸を含め「き」で終わる名前の人物が多い。


唯我 水希(ゆいが みずき)
CV:高野麻里佳


成幸の妹で、五人家族である唯我家の長女で七緒南中学校の3年生。
真っ直ぐな黒髪を後ろで束ねポニーテールにしている姿からは、活発で古風な印象を受ける。唯我家の家事洗濯炊事の大部分を引き受けている。タルトやケーキ等のデザートを作るのも得意で、料理自体が趣味になっている可能性もある。エプロン姿*6が戦闘モード。嫁にしたい。


ここまでは生活が苦しい唯我家を支える、健気で頑張り屋の女の子と感心する他ないだろう。だが彼女にはまだ大きな特徴がある。それは相当なブラコンだという事実である。
例を挙げるなら、兄が勉強を教える為に家に女の子を二人連れてきただけで、兄の胸ぐらを掴み『恋愛に興味ないって言ってたくせに!』と涙目で激昂するレベルである。
単行本のおまけページでもよく強烈なブラコン振りを見せており、アニメ版では兄の布団をクンカクンカまでしていた。兄想…い?
胸も中3としては文乃に対してマウントを取るくらいなかなか大きい。
貧乏なはずなのにやたらでかいケーキを「余らせて」兄に渡すなどもしている。
共用でスマホが唯我家に導入された際は、電話帳に登録されている女性の数を数えるなど軽くヤンデレ気質を持っている。
その気質のためか本編はあまり出番がなく、もっぱら単行本の各話のおまけページのレギュラーとなっている。


+ -

兄のことが好きになったきっかけは父が死んだときに兄ちゃんがずっと一緒にいてやると言われてから。
その時期に学校で辛い目にあって一年ほど*7不登校になっている。
そんな時に成幸がつれてきたうるかと出会って一緒に泳いだことで勇気付けられた。
なので不登校を克服した際に成幸は全部武元のおかげだと言っている。


単行本最終21巻の番外編では水希が兄と結ばれる…夢を見た。水希は予知夢と解釈していたが夢オチの可能性もあるためこのルートの行く末は読者の想像にお任せということで…。



唯我 葉月・和樹(ゆいが はづき・かずき)
CV:峯田茉優(葉月)/藤原夏海(和樹)


唯我家の末子であり双子。葉月が姉で和樹が弟らしい。
その年齢に似合わず難しい言い回しで兄のことを褒めたり貶したりしているので、地頭は小学生の範囲を超えていると思われる。
理珠と文乃の二人に対し、『いつ嫁にくんの?』と瞳を輝かせ訊いていたことから、二人をすこぶる気に入った様子。やったね成幸!


+ -

√5では中学生くらいまでに成長した姿で登場。
葉月は合唱コンクールの伴奏でピアノを弾いており、学校ではアイドル扱いされている模様。
和樹は空手部に入部しているようで家でもよく筋トレしている模様。
成長しても思春期真っ只中なのもあり、やんちゃな一面は変わっていないようだ。



唯我 花枝(ゆいが はなえ)
CV:川澄綾子


家計が苦しいのを感じさせないくらい、気さくで人の良い唯我家の母親。
家を訪れた理珠と文乃を、早くもお人形さんみたいと気に入り『りっちゃんふみちゃん』の愛称で呼び始めたことから、息子が可愛い女の子を家に連れてきたのが相当に嬉しかった様子。ともかく成幸が「男として」成長することが嬉しいようで息子が朝帰りしたときも単行本のおまけページでそれを喜ぶ姿が描かれていた。



唯我 輝明(ゆいが てるあき)
CV:浜田賢二


唯我家の父親で作中では既に故人。
成幸は彼の教育によって現在の性格になったため本作の重要人物でもある。
実は教師の経験があり、ある人物とも関わりがある。



【理珠の家族】


理珠の父
CV:樫井笙人


本名不明。緒方うどんの経営者。
理珠のことを非常に大切に想っており理珠たまと呼び彼女の進路も応援している。
理珠を怒らせた際に○メートル以内接近禁止とよく言われて涙を流しているがたいていは自業自得。
娘のスマホにワンコールで出た際には成幸もドン引きしていた。
成幸のことは殺意に近い感情を剥き出しにすることが多いが、理珠に勉強を教えてくれていることについて内心は感謝している。



【うるかの家族】


うるかの母
CV:石上静香


本名不明。うるかと異なり肌の色は普通。
父もいるが他の主要人物の家族と比べると出番は少なめ。



【あすみの家族】


小美浪 宗二朗(こみなみ そうじろう)
CV:小形満


あすみの父親で小美浪診療所の開業医。
とある出来事であすみと成幸が恋人の振りをすることになるが、成幸に「お義父さん」と呼ぶのを促すなど満更でもない一面を見せている。



小美浪 かすみ(こみなみ かすみ)
あすみの母親。
成幸が初対面であすみの妹と勘違いするほど合法ロリな体型をしている。



【文乃の家族】


古橋 零侍(ふるはし れいじ)
CV:緑川光


文乃の父親で弓弦羽大学で数学教授。
理珠が弓弦羽にオープンキャンパスに行った際に登場。理珠の数学の才能に惚れこみ数学科に勧誘していたが断られ、一ノ瀬学園にまで勧誘に来るほどだった。
しかし、娘である文乃に対しては冷たく接しており彼女の進路についても才能がないからと反対している。
文学の才能は評価しておりそちらの道に進ませようとした。これに反発した文乃は家出をしてしまう。
その後彼女の星に対する想いを聞き、他界した妻である静流の残したノートPCの動画を見て心を動かされ文乃の進路を認めた。


+ -

実は静流が他界した際に理不尽な理由で文乃を叩いてしまいそれからずっと娘との接し方がわからないでいるだけだった。
彼なりに文乃を心配しており台風の日は傘を持っていなかった文乃を心配して彼女の分の傘を手にずぶ濡れで探し回っていた。
理珠を学園まで勧誘に来たのも嘘で実際は文乃の三者面談に来ただけで、文乃が家出をした際には花枝に対して頭を下げて費用*8も渡した時も文乃が元気かどうか気にしている。
静流の好きだったブランドのリップクリームをプレゼントしたり若い子の気持ちを学ぶために雑誌を買ったりしている。
本人は認めていないが猫アレルギー。


古橋 静流(ふるはし しずる
CV:堀江由衣
文乃の母で故人。旧姓は文月。生前は零待と同じで数学の大学教授だった。
文乃が星を好きになったことや零待が数学は情緒を持つと考えるようになったのは彼女の影響。
天才数学者であり自分のノートPCに数学界に一石を投じる論文データを遺した。


+ -

ノートPCにミレニアム懸賞問題の論文を入れたというのは実は嘘。
入っていたのは動画ファイルのみで、数学の天才だったという事すら真っ赤な嘘で高校まで数学の才能がゼロだったことも告白した。
零待にいいところを見せたくて褒められたのが嬉しくて結果がついてきたというのが真相。愛の力すげぇ。
文乃に対して「できない」子代表として好きなことを全力で好きにやりなさいとアドバイスを残した。



【成幸たちの友人】



小林 陽真(こばやし はるま)
CV:河西健吾


下まつげと茶髪が特徴的なクラスメイトの少年。イケメン。女子たちからの人気は恐らく高い。
成幸を親し気に『成ちゃん』と呼んでいるので、中学校以前からの付き合いかもしれない。
うるかとも同じ中学からの付き合いである縁からか、彼女が抱く成幸への恋心に気付いている節がある。


+ -

実はうるかの友人のひとり海原と交際しており、全く素振りを見せてなかったため2人のキスを目撃した成幸とうるかは仰天していた。


大森 奏(おおもり かなで)
CV:内匠靖明


細目でがっちりとした体の友人その2。のんきかつ気楽な性格で、よく成幸にノートを貸して貰っている。
成幸が古橋、緒方と仲良くなったことを羨むシーンが多い。ラブコメによくいる主人公がおいしい思いをしてジェラシーを抱く友人ポジション。
当初は下の名前が不明だったがとあるエピソードで奏だと判明した。


川瀬 あゆ子(かわせ あゆこ)
CV:大地葉
うるかの取り巻きその1で水泳部に所属している。キリッとした目と口調が特徴的なサバサバ系女子。
うるかがまだ成幸に告白していないことに呆れたり、うるかにかわいい服を着せて背中を押したりと遊んでいる頼りになる。


+ -

実際はくっつけようというよりは面白がっていることが多い。
そして川瀬と一緒にうるかと成幸をみてニヤついているシーンが非常に多い。
成幸とうるかが一緒にいるまたはうるかが照れる→ニヤケ顔が一つのパターン化しており悪印象を抱く読者もいる様子。


海原 智波(うみはら ちなみ)
CV:阿澄佳奈
うるかの取り巻きその2で水泳部所属。相方とは違い短髪の方。
成幸にうるかがお姫様抱っこされたことを喜び、「今夜は赤飯だ!!!」と大喜びするなど、友人想い(?)な女子。
なお、川瀬と海原の名前の由来は『海腹川背』だと思われる。


+ -

…いくらうるかをアシストしても関係は進展せずに基本的にうるかが喜ぶだけで終わってしまっている。
例えば気を利かせて成幸とうるかを二人きりにしてもうるかは成幸に名前を呼ばれただけで満足して「今日はいっかな!! 幸せだから! 今日のところは!!」である。
今日はと言っているが今日もの間違い。
さらにうるか本人には「また変な気使っててー」としか思われていないのでまぁうるかは成幸以外には割と適当な態度なので仕方ないが何かと可哀そうな子。
作者もうるか自身の力で成幸との関係を進展させたいのかもしれない。
と思いきやなんとヒロイン勢に先駆けて彼氏ができた。その際に下の名前が智波だということも判明する。



関城 紗和子(せきじょう さわこ)
CV:大西沙織
緒方理珠をライバル視している、理数系科目万年二位の秀才。お団子ヘアとツリ目が特徴の少女。常に白衣を着こんで活動している。みんなスルーしてるけど意外と変人の域。
他人のことは常にフルネームで呼んでいる。
理珠を無理矢理文系大学の道に引きずり込もうとしている成幸を敵視し(誤解)、成幸を好いている理珠(誤解?)の真意を確かめるべく、無理矢理彼に迫ったりするなど割と危なっかしい性格をしている。
結果的に、理珠から成幸への想い(本人自覚無し)を垣間見たことから、現状では理珠の一番の理解者とも言えよう。
本人は強く否定しているが普通にというよりも少し危ないレベルで理珠が大好きのようだ。
また理珠とは違い他人の感情に疎いわけではなく、頭の回転も速く機転が利くため窮地に陥った成幸を助けた事もある。
成幸が理珠(と他二人)に対して真摯に向き合っている(そして彼女達の指導に異常に苦労している)ことを知り、当初抱いていた成幸への悪感情もある程度消えていったようである。
とはいえ成幸に恋愛感情は一切なく手が触れ合った状態でも平気で裸になってシャワーを浴びることができる。
何を言っているのかわからないと思うが本当の事である。
ちなみに理珠とは手が触れ合っただけで鼻血を出した。
名前の由来は四則演算の日本語表記(『積』「商』『差』『和』)からだと思われる。


+ -

後に文乃のアドバイス間違いで送ったメッセージで理珠と友達になることに成功。この時のやり取りは一コマのみとはいえ超必見。
だが本人は勝手に親友扱いしている。


√2では紗和子の両親が登場しており、成幸が理珠と結ばれるまでの間に紗和子と両親に関わるエピソードも展開される。




【教師陣】



学園長
CV:土田大


成幸を教育係に任命した張本人。文乃と理珠の教育に加え、うるかの教育までさせるなど割と理不尽な面が目立つが、どんな意図があって彼を採用したのかは現時点での作中では不明。
感情をあまり表に見せず、淡々といつも口元に笑みを浮かべており、どんな時でも余裕を崩さない人物。
「範囲の決まっているテストである程度の成績も出せないようなら、説得して志望分野を変えさせることも優しさだと私は思う」と、長年の教師生活の苦渋を味わってきた節がある。
しかし、志望分野を変えずに成幸の教育で成果がでた際にはちゃんと評価している。
だが、文乃と理珠だけでも手一杯の所を、更にうるかまで押し付けた所業はやはり容赦ないと言わざるを得ない。


+ -

よく勘違いされがちだが成幸に言った条件は「二人の志望校合格を目標とした教育係を命じる」であり「合格させろ」とは一言も言っていない。
成幸の父親とは親友だったことが判明した。




余談だがこの漫画はどのキャラクターも魅力的であり一話ごとに推しキャラが変わる漫画とまで言われている。






ぼくは勉強ができないと諦めている人でも、遠慮なさらずに追記・修正お願いします。




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*1 一緒の布団で眠っただけであり一線は超えていない
*2 それを言われた回に一度倒れただけでそれ以降は体調を崩している様子はないので、その時限りだったか克服したかのどちらかと思われる。
*3 一人でカラオケに行ったりしているので完全に犠牲にしているわけではない。
*4 水希が世話になったお礼としてノートを写させたのが始まりだがそちらはなぜか伝えなかった。
*5 海原に成幸と二人きりにしてもらった時に内心ではまた変な気使っててーと思っている描写がある
*6 非常に多くのエプロンを所持しておりKOJUTO、HONSAIやSISTER ENDING STORY、NO SISTER NO LIFE、KATEI SAIEN CHUUなど文章のものまで様々。
*7 水希が小学校に行かなくなったのは父親が死んですぐのことで通い始めたのは成幸が2年になって夏服を着るようになった時期から。
*8 花枝は気にしなくていいと言ったが零待がそういうわけにはいかないと渡した。

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