未来戦隊タイムレンジャー

ページ名:未来戦隊タイムレンジャー

登録日:2010/03/13 Sat 21:10:34
更新日:2023/08/09 Wed 12:35:36NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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スーパー戦隊シリーズ 未来戦隊タイムレンジャー 小林靖子 永井大 岡村隆史 未来 時間 ゲッターロボ 大人の特撮 圧縮冷凍 レジェンド戦隊 00年代戦隊 テレビ朝日 東映 タイムスリップ 本名呼び戦隊 感動のラスト ※日曜朝7時30分です。 涙腺崩壊 群像劇 小林靖子の本気 特撮 山口亮太 井上敏樹 日笠淳 ロンダーズファミリー トゥモローリサーチ シリアス回多め タイムトラベル あいたいよ タイムレンジャー未来から 大消滅 口あり戦隊 今を生きる未来びとは_開かれた明日へと 時の彼方へ タイムマン←ではない 諸田敏 無限の明日へ 堀之紀 意外と多いギャグ回 未来鬼



go over time and space……



西暦3000年の未来人達と、一人の男が出会った。


新しい時を刻むために……。



未来戦隊!


タイレンジャ!!




『未来戦隊タイムレンジャー』とは、2000年2月13日から2001年2月11日まで放送された「スーパー戦隊シリーズ」第24作。全51話。
時間をモチーフとしており、それ故に過去と未来を巡る登場人物の群像劇が中心となる。
タイムパトロールやタイムパラドックスなどの他に、探偵ものの要素も含まれているため、話数は「Case File.(事件簿)○×」で表記されている。



【作品について】

チーフプロデューサーは日笠淳、監督はメインの諸田敏を筆頭に松井昇、小中肇、坂本太郎、佛田洋、中澤祥次郎、竹本昇が参加。
メインライターは『星獣戦隊ギンガマン』に続いて2度目のメインとなり、後に『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー電王』『特命戦隊ゴーバスターズ』などを手掛ける小林靖子
サブライターは前作『救急戦隊ゴーゴーファイブ』から山口亮太が続投した他、『鳥人戦隊ジェットマン』や『超光戦士シャンゼリオン』などを手掛けた井上敏樹が担当。
ナレーションは『ドラゴンボールZ』のドドリア役や、『名探偵コナン』のジン役でお馴染みの堀之紀氏(堀秀行氏の兄)が担当。
ただし、その役割は最初の赤字で書かれたオープニングナレーションと本編でのサブタイトル読み、次回予告の「NEXT TIMERANGER!」のコール、一部の回での内容紹介、次回のサブタイトル読み*1程度にとどまっており、
サブタイ読み以外の本編内でのナレーションはCase File. 26の冒頭までなかった*2


敵も味方も仲間の関係を重視した作風やシリアスなストーリーが大人の視聴者層に受け、女性ファンも多い戦隊。しょこたんこと中川翔子もその1人。
高視聴率を記録し、今でも根強いファンがいる。


終盤の挿入歌「あいたいよ」が流れてからラストまでは涙腺崩壊必至。


また、ゴールデンに特別番組枠が組まれるなど、主に高年齢層人気が高く、後述のオカムレンジャーとの対決もこの枠で行われている*3


しかしその反面、メインの視聴者層となる子どもたちへのアピールには完全に失敗し、視聴率と反比例して大半の玩具の売上はかなり芳しくないものとなってしまい、
2018年の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』が記録を更新するまでは、資料が残っている作品の中で本作が一番売れていなかった。
ただし、そんな中でブイレックスだけはとても売れたらしく、その影響で後半はある程度だが売り上げが伸びた模様。
現在のスーパー戦隊の玩具展開は本作の売上不振とブイレックスの売上、そして次作『百獣戦隊ガオレンジャー』の成功の影響を大きく受けていると思われる。
なお、この年には平成仮面ライダー第1作の『仮面ライダークウガ』が放送されており、玩具デザインを手掛けた野中剛氏によれば「そもそもヒーロー玩具業界全体のシェア自体が『クウガ』に集中していた」という。



オープニングテーマとなる「JIKŪ 〜未来戦隊タイムレンジャー〜」はこれまでのスーパー戦隊の主題歌とは一線を画したゴスペルコーラスなどを使ったプログレ調の曲に仕上がっている。
歌詞中には「未来戦隊」というフレーズが一切出てこず、「タイムレンジャー」もサビの冒頭でしか出てこない。
また、英語交じりで難しくて歌えないという意見があったため、Case File.13〜30で歌詞テロップが表示された事も*4


オープニングの5人のキャスト表示もCase File.1〜12が下段に左右から出てくる役名が合体して演者の名前が表示されるものだったが*5
速くて見づらかったためか、Case File.13〜30では右上に、Case File.31からは下段に二段で表示されるようになった*6


当作品よりOPとEDのテロップがビデオ合成に変更された*7。作内の書体は基本的に明朝体が使用されているが、敵側は前作同様古印体が使用されている。
ちなみにCase File.40では囚人・連続窃盗犯ドーバが何とそのテロップを舌で絡め取って捕食するというメタい演出も。


放送話数は上記のように全51話だが、本編そのものはCase File.50で終わり、続くCase File.51はタイムレンジャーの5人とタックがタイムジェットγに乗り込んでこれまでの歴代スーパー戦隊を振り返る特別編となっている*8
そして同エピソードのラストにて次作『ガオレンジャー』から初期メンバー5人が変身後の姿で登場し、正式にバトンタッチが行われた。


他方スーパー戦隊Vシネマに目を向けると、理由は不明ながら本作と『ガオレンジャー』がクロスオーバーするVシネマは製作されず、代わりにシリーズ25作品を記念した『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』として製作・発売される事となった。
以降も記念作の前の作品である『魔法戦隊マジレンジャー』『天装戦隊ゴセイジャー』もVS作品は1作のみ*9だったが、2017年公開の映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』でこのジンクスは破られた。


ちなみにタイトルに使われている「未来戦隊」だが、本編では一度も名乗る事はなかった。
これは後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』のタイムレンジャー回でも変わらなかったが、本作から21年後の『機界戦隊ゼンカイジャー第15カイ!にて、セッちゃんの口から初めて「未来戦隊タイムレンジャー」の名が呼称されている。
なお、「未来戦隊」の称号は『大戦隊ゴーグルファイブ』の企画初期段階のものを新たに利用したもの。



【あらすじ】


西暦 3000年 2月 13日


様々な歴史を繰り返してきた地球は、新たな発展の時代を迎えていた。
知的生物は人間に留まらず、その行動範囲を地上から宇宙へ…そして、時間にさえ広がっていた。
時間移動装置……いわゆる、タイムマシンが発明されて、10年が経っているのである。


だが、不法な時間移動・歴史修正などを監視する「時間保護局」のロンダー刑務所から1000年の圧縮冷凍刑が迫った大物ドン・ドルネロが20世紀に逃亡した。
時間保護局の特殊部隊「タイムレンジャー」の新米隊員ユウリら4人は隊長のリュウヤらに選抜されドルネロ一味を追跡するが、ロンダー刑務所ごと時間保護局の船と共にタイムワープしてしまう。
20世紀に放り出されたユウリたちはドルネロたちを逮捕し歴史を守るため、リュウヤに瓜二つの20世紀人・浅見竜也をメンバーに引き入れた。
こうして4人は、竜也と共にロンダーズ構成員達の犯罪阻止及び逮捕に取り組む事となった。時に……


西暦 2000年 2月 13日




【登場人物】

■タイムレンジャーとその関係者■

本作の『超全集』によれば「『タイムレンジャー』とは30世紀の時間保護局員たち、および彼らの緊急戦闘モードの総称」との事。


〇[[浅見 竜也(あさみ たつや)/タイムレッド>タイムレッド/浅見竜也]]

日本の政財界に強い影響力を持つ企業グループ「浅見グループ」の長男。
親の敷いたレールに乗ることを良しとせず、父・渡とは本編以前からの確執があった。
偶然救った時間保護局の4人とともに、便利屋「トゥモローリサーチ(以下TR)」を開業。自らの力で未来を切り開こうとする。
インターハイで準優勝するほどの空手の腕前を戦闘に活かす。
TRでは「空手道場」を担当。少年たちからも慕われている。


〇[[ユウリ/タイムピンク>タイムピンク/ユウリ]]

タイムレンジャーの実質的リーダー。
30世紀のインターシティ警察・マフィア担当捜査官で、ドルネロを捜査するために時間保護局に潜入していた。
ドルネロが雇った殺し屋に両親と妹を殺害されており、正義感だけでなく個人的な恨みも持つ。
戦闘力も高く、冷静な判断力を持ち周りを引っ張る意識も強い。
TRでは探偵業をしている。ペット捜しのビラを自作した際には画伯であることが発覚した。


〇[[アヤセ/タイムブルー>タイムブルー/アヤセ]]

時間保護局の新人捜査官。
かつてはプロレーサーを目指していたが、
30世紀の不治の心臓病「オシリス症候群」を抱えていることが判明して断念した。
外見はクールだがハートは熱い二枚目。
TRでは「運転代行」を担当。タックの協力でしっかり試験場に通い、「綾瀬慎之介」名義の運転免許を取得している。


〇[[ドモン/タイムイエロー>タイムイエロー/ドモン]]

30世紀の格闘技「グラップ」のプロ選手だったが、試合出場を放棄して追放。時間保護局に転がり込んだ。
元格闘選手の看板は伊達ではなく、戦闘力は高い。
ストレートな性格の人情家で家族を懐かしみ、ホームシックになって記憶障害を起こした事もある。
TRでは「護身術教室」を開く。が…街で女性にばかり声をかける下心見え見えの勧誘の結果、最後まで顧客はゼロだった。
現代人の森山ホナミと相思相愛になり、自分の遺伝子を残していった。息子の名前は“未来”。
2000年では「土門太郎」を名乗っている。アヤセの偽名よりも適当な気がするのは、竜也がドモンの入院書類に勝手に書き込んだため。


〇[[シオン/タイムグリーン>タイムグリーン/シオン]]

西暦2984年に戦争で消滅したハバード星の生き残り。つまり天涯孤独の異星人。
研究サンプルとして研究者に囲まれて幼少期を過ごした。
心優しく無邪気な性格で、特にドモン*10に懐いている。
天才的な頭脳でサポートメカの開発、改造で活躍する。
TRでは「機械修理」を担当。お得意様も多く、一番の稼ぎ頭。
のちに魔戒法師に転職しており、同僚が自分と同じ名前の敵と戦っていた。


タック

タイムレンジャーの面々に同行してやってきた、ミミズク型サポートロボット。
ロンダー刑務所の全囚人データの他、20世紀、30世紀の各種データ、歴代戦隊の知識等が蓄積されている。
意外と人間くさい面も。


タイムロボター

シオンが作製したサポートロボット。
目覚まし時計のような見た目で、トゥモローリサーチの業務補助を担う、一応
かなりうるさいのでイライラしたドモンが掴みかかろうとしてシオンに止められた事もある。


〇リュウヤ

竜也にそっくりな時間保護局レンジャー隊隊長。
タイムロボなどの発進承認を行っている。
浅見家の末裔にして、この作品の真の黒幕。


タイムロボ

5機のタイムジェットの合体形態。
白兵戦用のタイムロボα、銃撃戦用のタイムロボβ、重戦闘機のタイムジェットγの3形態を使い分けて戦う。
同じ5機が合体してるのにαとβで様変わりが激しく、戦隊界のゲッターロボと名高い。


◇タイムシャドウ

AIで動く二号ロボ。
大型戦闘機から変形し、タイムロボと合体してタイムロボシャドウα、タイムロボシャドウβになることができる(特にβは合体によってやっと圧縮冷凍を使えるようになる)
「ハッカー」の囚人に操られたこともある。電子頭脳持ち巨大ロボの宿命か。


■合体武器■

ボルテックバズーカ

5つのボルユニット(ボルブラスター・ボルランチャー・ボルパルサー・ボルバルカン・ボルスナイパー)を合体させたバズーカ砲。
囚人を圧縮冷凍させるプレスリフレイザーを放つことが出来る。
…が、圧縮冷凍には時間がかかるため、その間に抑制シールを剥がしてそのまま巨大戦に入るパターンが多かった。圧縮冷凍に成功したのは13話・28話・37話*11だけである。
玩具がさっぱり売れなかったためか物語終盤は等身大戦で囚人側が不利になったところで抑制シールを剥がす展開が定着してしまい、一切使われなくなった。


■シティーガーディアンズ■

浅見渡がロンダーズファミリー対策として結成した組織。略称はCGC。
基本的には契約企業などをロンダーズから守る営利団体。
タイムレンジャーには非協力的な面が目立ち、事実上の第三勢力といえる。


〇[[滝沢 直人(たきざわ なおと)/タイムファイヤー>タイムファイヤー/滝沢直人]]

高校・大学時代の竜也の空手のライバル。インターハイでは竜也を倒し優勝した。
当初はシティガーディアンズ第二班の所属だったが、タイムファイヤーの力を手に入れたことで隊長に成り上がった。
出世欲が強く、恵まれた立場にいながらその力を使おうとしない竜也を快く思っていない。
底辺のプログラマーでも魔獣に変身するイケメンでもない。


〇浅見 渡(あさみ わたる)

浅見グループ会長で竜也の父。先代の築いたグループを発展させて政財界に強い影響力を持つ傍ら、社会貢献にも熱心に取り組み、ロンダーズファミリー対策として「シティーガーディアンズ」を組織した。
意思に従わない息子に苛立ちを感じているが、同じように反発していた若い頃の自分を重ね合わせてもいる。
高速戦隊の博士によく似ている。


ブイレックスロボ

かつて時空転移実験の失敗で行方不明になっていたロボ。
タイムファイヤーの音声入力で操縦する。


◇都市防衛メカ・ライメイ

浅見グループが独自開発した巨大ドリル戦車。
λ2000によって稼働する高性能マシンであり、政府や浅見グループからも期待されていたが、初陣でノヴァに歯が立たずにあっさりやられてしまい、「ライメイは攻撃に寄り過ぎていた」とCGC発足のきっかけとなった。
その後ブイレックスロボが登場したため、再建造されることもなかった。
しかし12年後にまさかの復活を遂げる。
プロップは『星獣戦隊ギンガマン』のギガバイタスの改造。



■ロンダーズファミリー■

30世紀から20世紀の地球に逃亡してきたドン・ドルネロを首領とする組織。
世界征服ではなく、金目当てのために犯罪活動をする。
ロンダー刑務所を本拠としており、刑務所内の圧縮冷凍された囚人達を解凍して配下にしている。


ドン・ドルネロ

30世紀のマフィア、ドルネロファミリーのボス。
第一級犯罪により1000年の圧縮冷凍刑を宣告されたが、刑務所ごと空間転移を行って20世紀に逃走。
そこでギエンやリラと共にロンダーズファミリーを立ち上げた。
金と昔馴染みを愛し、金が無いと熱が出る。
しかし、金にならない殺戮や破壊活動は好まない常識人(?)。


ギエン

長身の機械化人間。全身金ピカ。
普段は冷静沈着で丁寧な言動を崩さないが、感情が高ぶると顔が展開し言動も狂気的になる。
アタッチメント式の左腕と、口に内蔵されたビーム砲を武器とする。
元は少々頭が悪いが、純粋無垢な人間だった。仲良くなったドルネロを匿ったために瀕死の重傷を負い、ドルネロが機械化改造で生き延びさせ、今の姿になった。しかし改造に使った電子頭脳の影響で、破壊と殺戮を好む残虐な性格に変貌してしまった。


〇リラ

ドルネロの愛人。
贅沢とお金が大好きで自己中心的な女性犯罪者。真面目・禁欲的・仕事熱心なユウリとは異なり、派手好き・強欲・享楽的を地で行くタイプ。
グルメ、美容、ファッションなどあらゆる物に関心を持ち、手に入れようとする。
そのため無駄使いも多くドルネロの悩みの種。
ドルネロとは金で繋がっている仲だったが、内心ではそれなりに好意も抱いていた。なお、ドルネロにとっては死んだ母親に似ていたらしい。
Case Fail.47にて金を持ち逃げし、そのまま消息不明となった。


ラストで事実上の未来の改変が起こった事を考えると、彼女も同様に生き方も大きく変わってしまったと思われる。



ロンダー囚人

項目参照。


○ジャンクドロイド ゼニット

ギエンが作り出したロボット兵士で、ネジ状の部品から生み出される。
基本的に人語は喋ることは出来ないが、人間の姿に変身することもできその時は喋ることが可能。戦闘からエステティシャンのアシスタントまで、様々な雑務をこなす。薄茶色の個体がほとんどだが、中には金色のゼニットも存在する。
戦闘時には銃と短剣が合体した武器を使い、金属音を鳴らし変わったステップを踏みながらタイムレンジャーと戦う。
誰でも倒せる雑魚戦闘員だがストーリー終盤、変身前のタイムファイヤー…滝沢直人を射殺するという快挙を成し遂げた。


金色のゼニットのスーツにはメタリックに光る特殊な素材が用いられている。顔の中央は覗き穴になっており、スーツアクターからは視界がよいと好評であったという。



■その他の勢力■

未来戦隊オカムレンジャー(演:岡村隆史)
某特番に現れたスーパーヒーロー。29歳で格闘技大好きだが子供には厳しい。相方は矢部んライダークウガ。
変身シーンは本家に負けないクオリティを持つ。
所持アイテムはオカムユンケルで飲むと動きが素早くなったり酔拳が使えたりする。でも本人の視野がかなり狭い(片目縦4mm×横40mmの穴)という弱点がある(第2回以降ではある程度改善)。
自身の番組(ナイナイナ)が終わってしまい、テレビ朝日のレギュラー番組が0になった事が理由で殴り込み、タイムレンジャーと朝の番組枠を賭けて床体操対決をしたが完敗。子供達から「バカー!」と罵声を浴びるハメに。
ロンダーズが乱入してきて、不毛な対決は終了する。
その後、キャラが気に入ったようでナイナイナが特番で復活した時には相方の新しい八重歯を用意したり、自身の股間のモッコリを収めるために変身した。
ちなみにその様子を見たデヴィ夫人に「バカみたいね!!」「バカレンジャー」と罵られ、林家ペーパー子夫妻にモッコリした姿の写真を撮られた。
ココリコ(伝説のヒーロー戦士タナカイダー&クレヨンしょうちゃん)とカラオケ対決も行ったが敗北している。
「俺は絶対に…………帰らない!」



【海外版】

海外リメイク版であるパワーレンジャーシリーズでは「パワーレンジャー・タイムフォース」として放送された。
タイムレンジャーのシナリオが現地のスタッフにウケたことに加え、ドラマ性重視の方針を突き詰めていくにつれて「アクションシーンとシナリオの乖離」が問題視されるようになったため、大まかな内容は原典とほぼ同じだが、細かい部分ではパワレンらしい大胆なアレンジも積極的に盛り込まれており、また難解なSF設定も子供にも分かりやすいように手が加えられている。
日本と同様に高く評価された他、こちらでは玩具売り上げも良好だった模様。
セカンドユニット監督*12とプロデューサー補を務めた坂本浩一氏は「小林さんのシナリオが素晴らしかったのでそれほど大きなアレンジは必要なかった」と語っており、現在でも一番思い入れがあるパワーレンジャーは「タイムフォース」なんだとか。



【項目のあるエピソード】



【派生作品】

未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ
2001年3月9日に発売されたVシネマ作品。


なお、次回作『百獣戦隊ガオレンジャー』とのコラボ作品は制作されていない。



海賊戦隊ゴーカイジャーにて◆

タイムファイヤーが伊狩鎧に「タイムレンジャーの大いなる力」を授けている。


ゴーカイチェンジでは全員同じ色+鎧がファイヤーに変身する。

  • レッド:ゴーカイレッドの担当。変身者のキャプテン・マーベラスの性格もあって竜也よりもかなり荒々しい。
  • ピンク:ゴーカイピンクの担当。ユウリが気の強い女子なのに対して、変身者のアイム・ド・ファミーユが女子力全開のお嬢様なので、綺麗に逆転してしまう。
  • ブルー:ゴーカイブルーの担当。アヤセと変身者のジョー・ギブケンはどちらもクール系男子なので馴染んでいた。
  • イエロー:ゴーカイイエローの担当。ガッシリ体型からスラっとした女性体型になり、スカート付きになってしまう。
  • グリーン:ゴーカイグリーンの担当。シオンもそこそこ陽気なキャラだったので、ハカセことドン・ドッゴイヤーが担当する戦士としては珍しくキャラ崩壊がさほどでもない。
  • ファイヤー:ゴーカイシルバーの担当。マトリックス避けに失敗するなど、むしろキャラ崩壊はこっち。

レジェンド回の第40話「未来は過去に」ではドモンが登場。当時の変身バンクや、Case File.1の初戦を再現した演出が光る。
詳しくはエピソード項目を参照。





追記・修正は時を越えてお願いします。
23.救急戦隊ゴーゴーファイブ←24.未来戦隊タイムレンジャー→25.百獣戦隊ガオレンジャー

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  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-10-13 23:24:41)
  • ジェットマンと似たところがあるけど、ブラックコンドルの要素はタイムブルーとタイムファイヤーに分けられたな。ブルー=レッドの相棒、ファイヤー=レッドのライバル(最終的には亡くなる) -- 名無しさん (2016-05-18 00:07:40)
  • 描写ないけど、タイムシャドウが出てこなくなった理由って、Gゾードを倒して本来の3010年完成に戻っちゃったからとも解釈できた。 -- 名無しさん (2016-07-21 17:19:17)
  • リュウヤ隊長はどう転んでも『死ぬ』ことが確定してたってことで良いんだよね? -- 名無しさん (2016-12-07 17:49:41)
  • 歴史改変による戦隊シリーズの矛盾解消、他の戦隊にタイムレンジャーの力を与えることで楽々タイムスリップ -- タイムレンジャー万能説を提唱したい (2017-01-09 19:35:01)
  • 当時見ていた子どもの感想としては、正直面白くなかった。どちらかというとクウガの方が面白かった記憶がある。というか、クウガの方を楽しみにしていたな。 -- 名無しさん (2017-09-13 01:57:53)
  • リュウヤ隊長だけど、子供の頃は「タイムファイヤーが死ぬ運命は変えられたものの、結局自分の死からは逃れられなかった」と考えていたが、直人の死が直人役の希望だったすれば初期設定は「結局どんな未来でも死ぬ運命にあったのは、タイムファイヤーではなくリュウヤ自身の方だった」でいいのかな。だとすればリュウヤにはもっと残酷だったろうな -- 名無しさん (2018-02-10 10:11:59)
  • ちなみにアヤセがリュウヤ撃ったと思ってる人が多くてアヤセの人が「違うんです、銃の暴発なんです!」ってインタビューで言ってたな -- 名無しさん (2019-03-09 19:17:44)
  • 未来人達の名前は2000年の偽名からすると苗字なのかな -- 名無しさん (2019-03-09 20:11:33)
  • 現在配信中の1話見て思ったけど、圧縮冷凍で多くの囚人を省スペースに詰め込める+自力での脱獄を不可能にする+監視やケアに割く人員を削減することで少人数でも刑務所を運営できるようにしてたけど、その分暴動には脆くなってたのかな。実質ドルネロとギエンのたった二人に刑務所制圧されたようなものだし -- 名無しさん (2019-04-22 21:47:31)
  • ↑7自分的には「自身の力で未来を変えようとしなかったから変えられなかった」って感じというか他人(直人)を犠牲にした上で「未来がわかってるなら変えたいだろう………?」と言われても独善でしかないんだよね。 -- 名無しさん (2019-04-26 18:34:16)
  • 当時としてはトンでもないくらいの異色作で、その意欲に違わずちゃんと面白かったのだが、売上げ的にはかなりヤバい事になった…というのは、後年の「ルパンレンジャーvsパトレンジャー」を彷彿とさせるな。 -- 名無しさん (2019-11-17 00:51:02)
  • ↑大人からの評判は良くて、イベント等は大盛況だったというのがまた・・・。ルパレンもそうだし。 -- 名無しさん (2019-11-17 08:46:56)
  • ↑2 タイムレンジャーの場合、同年のクウガの注目度が高すぎてシェアを取られ気味だったのもあるみたい -- 名無しさん (2020-02-07 22:19:42)
  • 本編では描写されてないが、実はお偉方の首が幾つか飛んでたりするんだろうか。ドルネロの一件なんて大失態以外の何物でもないだろうし。 -- 名無しさん (2020-02-25 20:31:11)
  • さっき完走したけど本当に面白かった、特に今描けるかわからない権力とか力の在り方とか考えさせられる。その上で自分の意思で行動する大切さとかそれ抜きでも色んな人間の関係性だったり純粋に面白い要素も多い。だからこそ玩具の売上だけで罵倒される流れは嫌い、逆も然りだけど。 -- 名無しさん (2020-04-22 01:24:26)
  • ↑2ドルネロの逃走は、竜也に未来のアイテムを渡すという歴史的最重要事項を発生させるため、わざわざリュウヤが手を貸して発生させた自作自演だから -- 名無しさん (2020-07-12 01:28:44)
  • つか、各種変身アイテムは他人が使えないようロックされてるが、リュウヤが使う予定でセットアップされてた筈の変身アイテムを竜也が問題なく使えた点から、リュウヤは竜也のクローンの可能性高いと思う。だから決められたレールからはずれようと必死だったのかな -- 名無しさん (2020-07-12 01:32:47)
  • ↑クロノチェンジャーってロックかかってたっけ?パワレン版だとDNA認証でロックがかかってたから正規レッドの先祖のウェスしか変身できなかったって聞くが、本家では特にそういう話はなかったはず -- 名無しさん (2020-08-18 20:50:16)
  • タグに「終始シリアス」ってあるけど、本筋以外の単発回では明るい話も多いし、要所要所で適度に笑いも組み込まれて作風が暗くなりすぎないように配慮はしっかりされてるし、そんな言うほど最初から最後まで一貫して超ハードなんてことは全くないよ。ラストも大団円だし。 -- 名無しさん (2020-09-26 17:35:47)
  • 監督曰く「もう二度とやってはいけない戦隊」とのこと。子供がついていけなかったのもあるが、戦隊というには異色だしなこれ。 -- 名無しさん (2020-09-30 14:15:27)
  • ↑この番組に限らず、作品としては名作だけど企画としては絶対に真似しちゃダメな番組ってあるよね…ファンとしては悔しいけど -- 名無しさん (2020-09-30 18:39:14)
  • ↑4 「最初の起動だけ5人必要」ってだけだったと思う -- 名無しさん (2022-08-17 21:54:25)
  • あまり経済面ではクローズアップされない事の多い戦隊では珍しく、5人とも働いてるはずなのに終始金欠だった印象が強いという意味でも結構異色な気がする。ロンダーズが最終的に金儲けに成功してるのと対比か -- 名無しさん (2022-09-17 21:09:25)
  • 30世紀まで戦隊番組が続けば本来の時代での活躍が番組化するか…? -- 名無しさん (2023-04-19 12:46:31)
  • 配信決定 -- 名無しさん (2023-06-08 18:48:09)
  • みたことない人みてほしい -- 名無しさん (2023-06-09 06:29:29)
  • 子供の頃クウガのが好きだったけど今冷静に見るとタイムレンジャーの方が面白いな。クウガは雄介の犠牲とか悲壮感を必要以上に出し過ぎて思想が偏ってる感じ。タイムレンジャーは自分の明日を変えるとか普遍的なメッセージだから心に響く。 -- 名無しさん (2023-06-15 10:01:23)

#comment

*1 これらはたまに出演者が読み上げる場合があった。
*2 この回は前後編の後編であり、ナレーションの内容は前回のあらすじだった。
*3 タイムグリーンそのものは登場したが、シオン役の倉貫氏は当時高校生だったため、試験の関係で出演しなかった。
*4 ただし、英語を含めたルビは振られていない。
*5 タイムレッド/浅見竜也の場合、左から「TIMERED」右から「TATSUYA」が合体し、「永井マサル」と表示される。
*6 タイムレッド/浅見竜也の場合、上段が「TIMERED 浅見竜也」、下段が「永井マサル」。上段が左から、下段が右から出現する。
*7 次作からは本編のテロップもビデオ合成となる。本編はこれまで通りフィルム撮影。全面的にVTR撮影に切り替わるのは9年後の『侍戦隊シンケンジャー』から。
*8 ちなみにこのエピソードのみ、竹本昇監督が脚本・演出を兼任している。
*9 『マジレンジャー』のVSシリーズは『VSデカレンジャー』、『ゴセイジャー』のVSシリーズは『VSシンケンジャー エピックon銀幕』。ただし、『ゴセイジャー』の場合は次回作『海賊戦隊ゴーカイジャー』とのクロスオーバー映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』が製作されたという点で少々異なる。
*10 現役時代からファンだったらしい
*11 タイムファイヤーのDVリフレイザーとの同時攻撃
*12 日本で言うところのアクション監督だが、現地には所謂「特撮班」が存在しないため、実質的に特技監督の役割も兼ねる

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