奇稲田撫子

ページ名:奇稲田撫子

登録日:2013/12/31 Tue 10:33:14
更新日:2023/12/08 Fri 13:43:08NEW!
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*1

「だ、だめだからね綾媛さん! そんなことしたら女子力下がっちゃうんだから!」



Kushinada Nadeshiko



ういんどみる制作のエロゲー、HHG 女神の終焉に登場するヒロインの1人。



身長:160cm
3サイズ:87(E)/59/86
血液型:AB
好物:かりんとうまんじゅう
所属:都立弥生学園1年C組
能力:時間停止-クロノアルター-
CV:桐谷華



●概要
弥生学園所属の守護者(ジーニアス)で、久司朗や光理の共通の友人の1人。
聖女候補の1人でもあり、最も聖女に近い者とされる学園のアイドル的存在。
人付き合いがあまり得意ではないらしく、一生懸命に会話を重ねようとしては
余計なことを口走ってしまって自爆することが大半だったりする。
護衛である綾媛とは主従関係を超えた親友としての間柄。
自分に何かあればすぐに違和感を察知してくれて助けてくれるし、自分も綾媛の異変には聡い。
しかし、綾媛の性格もあって基本的にはエロ方面のネタを中心に彼女に弄られることが多い。
今は頑張って女子力を高めることに奮闘しており、女子力の高い言動や服装などに憧れている。
綾媛と共に「女子力をランクアップする部」なるものを設立しているくらいである。



将来は聖女となって閉塞的な生活を過ごすことが半ば確定している彼女にとっては
葉月学園での学生生活は最後の「普通の日常を過ごせる場所」に他ならず
いずれ聖女になってもここでの思い出が胸にあれば辛くはないはずという殆ど諦めに近い感情を抱いている。
その関係で実家からはかなり優遇されており、専用の住居としてかなりの大きさの屋敷を貰ったりもしている。
尤も、撫子本人はそういうことはあまり好きではなく、自分の所属する部活の部室代わりにしたりしているのだが。



作中での言動を見ればすぐにわかるだろうが、1人の女子として久司朗に恋心を抱き続けている。
尤も、他2人のメインヒロインが色々と濃すぎるので、感情をストレートに伝えるという意味で彼女は後手に回りがちだったりするが。



●能力(ギフト):時間停止-クロノアルター-
時間の流れを超遅滞させることにより、能力名通りの時間停止に限りなく近い凍結を発生させる。
弱点としては長時間維持は困難で、停止中の直接攻撃は不可能なこと。
時間や空間に干渉できる所謂最高位能力(ハイクラスギフト)の一種。



以下、ネタバレ含む。





















久司朗を襲撃してきた謎の仮面の女、零月の正体。
正確には「零月の人格が撫子を憑代として行動していた」という形となっている。



そして、作中世界を作り出した真の黒幕である女神の憑代でもある。
弥生学園共通√では零月の敗北後、彼女の存在を抹消して撫子に取り憑いた。



ずっと好いていた久司朗を苦しめていたのが他でもない自分自身だったと知ってしまった弥生学園√では、
その罪悪感から大粒の涙を流しひたすらに久司朗に謝罪を繰り返すしかできなかったが、
久司朗の撫子に対する説得とその果てに放たれた撫子が好きだという言葉にようやく自責の念から解放され、
自身もまた久司朗が好きだという本心を伝える事が出来た。



「わたし、も……久司朗さんと同じ。久司朗さんのことが……ずっと……」


「ずっと、好き……でした……」


「わたしも、嬉しい……ありがとう、久司朗さん」



破壊者√では取りついていた女神の人格が表出し、撫子の人格は追いやられてしまう。
そしてそのまま女神に肉体を利用されるままに、久司朗たちと戦うことになってしまうも、
窮地に陥った際に消えたはずの零月の助力を受けることで、逆転の切っ掛けを生み出すことに。


「たとえ、世界を百万回繰り返しても、貴女は百万回勝てない!」


という女神への宣戦布告と共に己自身を取り戻し、その隙をつく形で女神を退けることに成功。
しかし、女神が消滅した後も世界の巻き戻しは既にと止められない段階になってしまっており
自身の能力を使って久司朗と最後の会話を交わし、例え全部を忘れてしまっても自分はまた久司朗を好きでい続けると告げて久司朗と別れた。



撫子√では女神の意識が介在することはなく、久司朗と恋人としての時間を過ごしていくことになる。
その最中で久司朗も利用するだけの存在であった撫子への心境が変化していき
撫子もまた、今だけではなく将来もずっと久司朗と共にいる自由な時間を渇望するようになる。
そして、久司朗の説得に後押しされ、彼の持っていた零月の針の効果によって
自分の能力を含めた全てを手放すことによって、久司朗と共に歩む自由な時間を手にすることができた。



従者である綾媛の個別√に入ると恋人にこそなりはしなかったが、大切な友人であるという言葉に同じように救われることになる。
前述したように普段は綾媛に振り回されがちながらも大切な友人であると思っていることも確かなので、
女の子としての悔しさと友人の立場としての嬉しさ双方を素直に打ち明けた上で、改めて久司朗との恋仲を応援していた。



「一人の女子としては、なんていうかな、悔しいところはあるんだけどね」


「綾媛さんのお友達としては、綾媛さんに幸せになってもらいたいんだ」


「だから、いいのかって聞かれたらわたしはこう答えるの。良くないけど、いいよ。って」



綾媛への接し方からもわかるように、久司朗のことが好きなのは紛れもない本心であるが、
撫子自身が控えめな性格なことに加えて周囲の友人たちのことも同じように仲良くしたいと思っているので、
久司朗が別のヒロインと結ばれても嫉妬感情を表に出すことはないし、寧ろ女心に悩む久司朗に協力することも。



エイプリル学園√及びフィアナ√では学園に通うようになったエルアリアの歓迎パーティーを手伝ったり、
フィアナの誕生日プレゼントについての相談を久司朗から持ち掛けられたりしていた。



キサラギ学園√及びサリー√でもサリーとのキス疑惑に驚いてみたり、その際無意識的に「久司朗は普段の行いが悪い」という旨の発言をして慌ててしまったり、
他にもまだ久司朗とサリーがソッチの行為に及んでないと知った綾媛にイケると促されて顔を真っ赤にしてたりもした。



最終√では久司朗自身が今までの記憶を保持していたこともあり、早々に零月と自分の立ち居地を知ることになる。
弥生学園√と同様に強い自責の念に悩みながらも、久司朗がピンチになった際に全力で助けるという取り決めで一応の話は付いた。
その零月とも嫌悪な関係になるどころか、同じ黒幕である女神に利用されていたこともあって寧ろ良好な関係を築いている。



光理に憑依した女神との決戦でも自身の能力や零月の助力も受けて他の仲間たちと共に活躍。
最終的には久司朗を狙った女神の攻撃を身を挺して受けることにより、上記の約束を守る形になった。



当たり前の日常を強く望んでいることや、卒業後の生き方を束縛されているという点から
女神世界における葉月翠名の立ち位置を担うキャラクターとされる。
ただ、所持能力もあって何もかもを見抜いていたラスボス少女だった翠名とは違い
撫子は当初の自分を利用しようとする久司朗の本心には気づかないままであったが。
というより、極度のイジラレ体質というのは翠名の友人であった夢子に近いものを感じる。






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*1 出典:HHG 女神の終焉 ゲーム画面 ういんどみる 有限会社アレス 2013年11月29日 ©Windmil / ARES Inc.

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