登録日:2024/11/08 Fri 8:54:30
更新日:2026/07/06 Mon 15:27:02NEW!
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11人のクセつよ女子高生たちが、
修学旅行で訪れた東京の「ゼンブ」を楽しむため、憧れの大都会を駆け巡る!
『ゼンブ・オブ・トーキョー』は、2024年10月25日に公開された日本映画。
監督は過去に『私の男』『#マンホール』などの作品を手掛けた熊切和嘉、脚本は『HiGH&LOW THE MOVIEシリーズ』などを手掛けた福田晶平。
アイドルグループ・日向坂46の4期生メンバーを中心とした映画作品である。
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【概要】
日向坂46のメンバーが主な登場人物の大半を占めており、いわゆる青春物のアイドル映画にカテゴライズされる作品だが、製作にあたり出演するメンバーたちにインタビューを実施し、役柄を本人のキャラクターに限りなく近づけているのがポイント。
そのためフィクション作品であるにも関わらず、さながら彼女たちの日常を疑似体験しているかのような感覚になる。
また青春映画でありながら恋愛要素が本筋には絡まず、大きな事件も起こらず、登場人物は全員善人で悪人というべき人物も登場しない。描かれるのは彼女たちが演じる女子高生たちの等身大の姿である。
彼女たちのファン(公式には「おひさま」と呼ばれる)はもちろんのこと、たまにはドキドキする映画よりも穏やかな気持ちになれる日常映画を楽しんでみたい!という方にぜひとも見てほしい作品である。
本作で流れる東京の情景は、普段東京で過ごす方にとってはいつもの日常風景として、地方の方からすると逆に新鮮に映るだろう。
【物語】
ここはとある、東京から遠く離れた地方の高校*1。
女子高生・池園優里香は卒業式当日に1人教室で、かつて仲間たちとの忘れられない思い出となった東京への修学旅行での出来事を思い返していた。
班ごとの自由行動の日。都内のホテルを出発し、東京の各地へと散らばる生徒たち。
その中の班の1つ、池園を班長とする池園班。
彼女はクラスメートたちと一世一代の東京の修学旅行を楽しむため、東京の観光地を「ゼンブ」回ることができる緻密なスケジュールを作り上げていた。
そのスケジュール通りに行動する班員たちだったが、昼食の時に目当てのお店が行列で諦めざるを得なくなり、意見が分かれた末別行動を取る事になるが、彼女が指定した集合場所に時間になっても誰も現れず、連絡を取っても互いの主張が矛盾して合流できない。
実は、班員たちはそれぞれの違う目的のために、単独行動を取っていたのだ…
【主要登場人物】
※以下は、核心部分のネタバレあり。
<池園班>
- 池園優里香(いけぞの ゆりか)
演:正源司陽子
目的:東京のゼンブを味わうこと。
2-B→3-B在籍。
池園班の班長で、本作の実質的な主人公。映画でも主演としてクレジットされている*2。
生真面目で仲間想いのまさに主人公といった性格。写真を撮るのが好きで、インスタントカメラを首から下げている。
桐井からは「ゆりちゃん」、羽川と説田からは「優里香」、枡谷と花里からは「池園さん」、守谷と日沼からは「池園」と呼ばれる。
班長になる事が決まり、仲間たちと東京の観光地を「ゼンブ」楽しもうと緻密なスケジュールを立てるが、行こうとした花やしきが運悪く休館日だったり、みんなで昼食を取ろうとしたもんじゃ屋が予想以上の行列で諦めることになったり*3と詰めの甘さもある。
昼食時に班員と離れ離れになってしまい、意気消沈しながらもスケジュール通り東京を巡っていくが…
個人行動を取る班員たちを尻目に1人スケジュール通り東京を巡るが、彼女の表情は浮かないままだった。
そんな中都庁で撮影をしていたところ、日沼から連絡を受けて桐井の所へ向かう。
桐井の想いを知り、没収された彼女のスマホを取り戻すために主要登場人物全員を巻き込んで行動を起こす。
卒業式では桐井が持っていた物と同じヘッドフォンを持っており、それを着用して主題歌である「急行券とリズム」を聴きながら修学旅行を回想している。
- 桐井智紗(きりい ちさ)
演:渡辺莉奈
目的:アイドルのオーディションを受けること。
2-B在籍。
本作のもう1人の主人公的存在。ショートヘア*4と首から下げたベージュのヘッドフォンがトレードマーク。内気で自分の意見などを上手く言えない性格。
池園と花里からは「智紗ちゃん」、羽川からは「智紗」、日沼には「桐井」と呼ばれる。
有川のファンで、彼女のチェキへのサイン会に初めて参加した際に、自身の性格を語った上で彼女に「どうやったらありりんみたいになれますか?」と質問する。
その際彼女から「智紗ちゃんは、こっち側に来る人だと思う」と言われたことがきっかけで、修学旅行中にアイドルのオーディションに挑戦する事を決意。オーディション参加のため班を離れて別行動を取る。
会場前で審査に必要な写真を撮るため自撮りしていたところ、トラブルで日沼にスマホを没収されてしまう。
日沼からの連絡を受けて駆けつけた池園に「スマホがないとオーディションを受けられない」と泣き付くが…?
スマホのケースに上記のサイン会でもらった有川のチェキをお守りとして入れており、それがないと自信を無くしてしまうのがスマホが必要な理由だった。
池園の考えた作戦で日沼からスマホを取り戻す事に成功し、日沼がいたお台場からタクシーで急いでオーディション会場に引き返すも、一足遅くオーディションは締め切られてしまった。
意気消沈するも池園の言葉に勇気つけられて笑顔を取り戻し、エピローグでは説田がアイドルになった彼女のアクスタを持っていたこと、さらにアイドルとしてテレビに出演したことが羽川により語られたことから、後に別の形でアイドルデビューを果たしたことが明らかになっている。なお、卒業式には姿を見せておらず、池園たちが卒業式に向かう中で花里が「元気かな智紗ちゃん」と言ったことから、デビューしたことで高校を転校または退学した様子。
- 羽川恵(はがわ めぐ)
演:藤嶌果歩
目的:憧れの男子「守谷くん」を追いかけること。
2-B→3-B在籍。
ツインテール女子。キャラ紹介によると「小悪魔系」らしいが、コメディリリーフの印象の方が強め。
池園と辻坂には「恵」と呼ばれる。
守谷に憧れを抱いており、彼を追いかけるため別行動を取る。口では「守谷くんとどうこうなる気はない」と言っているが下心を隠しきれていない。
彼を追いかける最中、自身と同じく守谷に想いを寄せる辻坂と遭遇。守谷を巡って口論になるが、お互いはっきりしない性格のためどちらも行こうとせずコントじみた口喧嘩を始めてしまう。
守谷を追って原宿駅からとある神社へ2人がかりで向かい、神社でもひたすら口喧嘩を繰り返す始末。
辻坂が電話に出て離れたタイミングで抜け駆けして守谷に話しかけに行こうとするが、寸前で原宿店に向かう途中で通りかかった角村が守谷に道を尋ねたことでその一歩が踏み出せず、角村が去った後に改めて話しかけようとするも戻ってきた辻坂に止められる。
結局、「守谷くんは見て楽しむもの」として離れて見守ることにするも、戻ってきた角村が守谷に言った言葉を聞いて考えを改め、辻坂と「もう2人揃って話しかけてしまおう」と意気投合するが…
実は守谷は上原に想いを寄せており、観光もせず神社にずっと屯していたのは彼女を待つためであった。
隠れて見ている2人の前で守谷は上原に告白し、彼女も承諾。2人揃って遠回しにフラれてしまうのであった。
「なんじゃそら!?」
失恋に傷心して辻坂と2人でもんじゃを食べていたが、池園からの連絡を受け、桐井を助けるために力を貸す。
- 説田詩央里(せった しおり)
演:石塚瑶季
目的:推しキャラの限定Tシャツを手に入れること。
2-B→3-B在籍。
眼鏡女子のストレートの方。都内4店舗限定で販売されるゆるキャラ「ぽぽまるず」の限定Tシャツを入手するため別行動を取る。1年生時にクラスメイトだったぽぽまるず好きの友達4人組「ぽぽず」の1人で、4人組の中で進級により唯一別のクラスになった。
池園、羽川、枡谷からは「説田ちゃん」、ぽぽずのメンバーには「詩央里」と呼ばれる。
ぽぽずのメンバーと上野、原宿、池袋、新宿の4店舗に分かれて行動し、自らは池袋を担当。
池袋店の購入条件は先着ではなく、クレーンゲームにチャレンジし、獲得できれば購入できるというもの。
与えられたチャンスは5回。Tシャツの位置から緻密に戦略を練るが3回失敗し、残りは2回。そんな中偶然店を訪れた枡谷たちと再会し、とある提案を受ける。
卒業式では修学旅行時にバッグに付けていたぽぽまるずのぬいぐるみを持ってきており、「私にとって青春のカケラ」「卒業式には絶対必要なパーツ」と語る。
- 枡谷綾乃(ますたに あやの)
演:小西夏菜実
目的:特に東京で行きたいところがなく、班行動でスケジュールを指定されるのが煩わしい
2-B→3-B在籍。
東京からの転校生。クール系女子を自称しており、長身で髪にK-POPアイドルのようなピンクのエクステをつけている。
池園と花里からは「枡谷さん」、説田には「枡ちゃん」、満武には「綾乃っち」と呼ばれる。
もともと東京出身のため、特に修学旅行で行きたいところがなく、そのため池園が立てたスケジュールに不満を持ち、単独行動を取る別のメンバーたちに便乗して班を離れる。
そんな中、自分に憧れているという花里と、東京時代の友人である満武とたまたま再会し、一緒に下北沢へ向かうのだが、何やら秘密があるようで…?
実は東京時代の彼女はクール系とは真逆の漫画やアニメが大好きなヲタク。
クール系キャラは転校してきたことによる高校デビューで、今までの自分を変えたいという思いから無理をして作り上げていたもの。なお、東京に住んでいた当時は眼鏡を着用しており、エクステも着けていなかった。
自分についてくる花里を最初は煩わしく思っていたが、自分をクールキャラと思ってくれていることが嬉しくなり、無理にクールキャラを演じるため下北沢に向かうが、全く下北沢のことを知らなかったためどんどんボロが出てきてしまう。
最終的に2人の言葉がきっかけで自分を偽るのをやめ、花里に真実を打ち明けて、自分たちの趣味を理解してもらうため池袋へと向かう*5。
エピローグでは卒業式に向かう中で池園や花里にもオタク趣味を受け入れられており、修学旅行の当時は「さん」付けで呼ばれていた池園に「枡ちゃん」、花里に「綾乃っち」と呼ばれるようになって彼女たちとの距離も縮まった模様。
<神社組>
- 辻坂美緒(つじさか みお)
演:竹内希来里
2-C在籍。
羽川の友人で、彼女と同じく守谷に想いを寄せている。白いキャップがトレードマークのスポーツ女子。
羽川からは「美緒」と呼ばれる。
女子バスケ部に所属していて初登場時には守谷に近づけまいとする羽川のマンツーマンディフェンスをあっさりフェイントで振り切り身体能力の高さを見せつけた。
羽川からすれば恋のライバル…と言いたいところだがお互いはっきりせず自分から行けないタイプのため、最初に見つけた駅の入り口から神社までひたすらコントじみた口喧嘩を繰り広げる。
守谷への気持ちを表に出せない羽川に対して彼への好意を露わにし、守谷に声をかけに行こうとするが結局あと一歩が踏み出せなかった。
羽川ともども遠回しに守谷にフラれて傷心し、仲直りしたのか羽川と二人でもんじゃを食べていたが、池園からの連絡を受けた羽川に同行する形で桐井のスマホを取り戻す作戦に参加。
さらには羽川と共に一番重要な役割を引き受ける。
<カフェ組>
- 花里深雪(はなさと みゆき)
演:平尾帆夏
2-B在籍。
純粋無垢で食いしん坊な女子。
池園、枡谷、満武からは「花里さん」と呼ばれる。
クール系キャラの枡谷に憧れて友達になりたいと思っていたが、それまで彼女に話しかけるきっかけがなく、修学旅行で単独行動をとっていた枡谷に話しかけてくる。
枡谷と満武と一緒に下北沢へ行き、オシャレなカフェでパンケーキを食べることになるが…
パンケーキを注文する際に全く注文の仕方がわからず店員に訂正されまくりで、耐えられなくなった枡谷がトイレに逃げ込んでしまい、同時に池園がカフェにやってきたことで、枡谷が単独行動をとったために池園と気まずい雰囲気になっていることを察し、枡谷が来ていないことにしてうまくやり過ごす。
しかし池園が「自分がガチガチにスケジュールを立てたせいで班員に愛想を尽かされてしまった」と落ち込んでいるのを見て、自分が伝えたいことははっきり言うべきだと諭す。
その言葉に感化された満武と枡谷に実はヲタクであることを打ち明けられるが、ヲタクにあまりいい印象を持っていなかったらしく幻滅してしまう。
しかし最終的には彼女たちを理解して池袋へ同行し、エピローグでは桐井を除く池園班のメンバーと共に卒業式に向かう中で枡谷が勧めた漫画を面白かったと語ったほか、彼女のことを「さん」付けから満武と同じく「綾乃っち」と呼ぶようになり、晴れて友人関係になったことが示唆される。
- 満武夢華(みつたけ ゆめか)
演:平岡海月
枡谷の東京時代の友人で、登場する女子高生たちの中で唯一の他校の学生。眼鏡女子のハーフアップの方。
枡谷からは「夢ちゃん」、花里からは「夢華さん」と呼ばれる。
下校中たまたま枡谷と花里と遭遇し、そのままなし崩し的に下北沢へ同行するが…
枡谷とは東京時代のヲタク仲間だが、クールキャラでいたい枡谷の気持ちを汲み取り静かに見守る。
しかし花里が池園に言った言葉がきっかけで枡谷に真実を打ち明けるべきだと諭し、ヲタク仲間であったことを明かして自分たちの趣味を理解してほしいと花里を池袋に連れて行くが、そこでクレーンゲームに悪戦苦闘する説田たちと遭遇。
実はクレーンゲームが大の得意で、本人は知らなかったが桝谷から密かに「ブクロのプライズクイーン」と呼ばれていたほどの腕前。
ラスト2回に追い込まれた説田に代わりクレーンゲームに挑戦するが、あと一歩のところで失敗。
しかしクレーンゲームの腕前を見せるために獲得したグッズがラストで活躍することに。
<Tシャツ組>
- 角村若菜(つのむら わかな)
演:清水理央
2-A在籍。
ぽぽまるずTシャツのゲットを目指す説田たち4人組「ぽぽず」の1人。デコ出し団子ヘアが特徴のサバサバ系女子。原宿店を担当する。
ぽぽずのメンバーからは「若菜」、守谷からは「角村」と呼ばれる。また、羽川に「さっきの人」と呼ばれたこと、梁取と説田の電話での池園に関する会話の内容から彼女たちとの面識はなかった様子。
男女分け隔てなく接するタイプで、原宿店に向かう途中で通った神社にて遭遇した守谷に道を聞く。
原宿店に到着して先着購入整理券をもらうために並ぶが、自身の少し前で整理券の配布が終わってしまう。
神社に戻り守谷に改めて礼を言いつつ間に合わなかったことも告げた上で、彼に「欲しいものがあるならすぐに確保した方がいいよ。なくなってから後悔しても遅いからさ」と語り、「頑張って」とエールを送る*6。
また、彼女のこの言葉は隠れて見ていた羽川と辻坂が守谷に声をかけに行く決意を固めさせることとなった。
その後は梁取のヘルプに向かうが、実は彼女も方向音痴であり、2人揃って迷子になってしまい心が折れて購入を諦めかける。
しかし偶然通りがかった池園に助けられ、のちに門林も合流したことで全員分のTシャツを購入することに成功*7し、その恩から最後の池園の作戦にぽぽず全員で協力する。
男女分け隔てなく接するタイプのためネットワークが広く、行き先を告げず男子生徒の対応に向かった日沼がお台場にいることをネットワークを活用して突き止めた。
- 梁取茜(やなとり あかね)
演:宮地すみれ
2-A在籍。
ぽぽまるずTシャツのゲットを目指す説田たち4人組「ぽぽず」の1人。ふわふわした話し方の癒し系。
ぽぽずのメンバーからは「茜」と呼ばれる。池園との面識はなかった様子。
日向坂46のアプリケーションゲーム「ひなこい」における本作とのコラボ企画によると、母親が門林の母親と同じパート先に勤めている。
新宿店を担当するが方向音痴なことに加え新宿駅の難解な出口の前に店に辿り着けなくなる。
おまけにネガティブ思考で「ここで一生暮らす決意ができた」などと言い出す始末。
原宿で整理券をもらい損ねた角村と合流するも、まさかの二人とも方向音痴だったため店に一向にたどり着けず、購入を半ば諦めて二人で座り込んでいたところを池園に助けられ、店に無事たどり着く。
後に門林も合流し、池園の協力も受けたことでぽぽず全員のTシャツを購入できたことを嬉々として電話で説田に報告した。
なお、「同じ系列店のはずなのに店舗ごとに販売方法が違う」「別店舗で瞬く間に売り切れた商品が他の店舗では余裕を持って買える」というのは実際の限定商品の販売現場では頻繁にある事で、現実に即した描写である。
- 門林萌絵(かどばやし もえ)
演:山下葉留花
2-A在籍。
ぽぽまるずTシャツのゲットを目指す説田たち4人組「ぽぽず」の1人。ギャル系。上野店を担当する。
明るくムードメーカーだがおっちょこちょいな性格。
ぽぽずのメンバーからは「萌絵」と呼ばれる。
上野店で整理券を手に入れ、指定時間に入店して後は買うだけ…と公園で休んでいたが、整理券をちゃんと保管していなかったため地面に落ち、風に飛ばされて紛失してしまう。
来店時間になって整理券がないことに気付き、上野を諦め梁取のヘルプで新宿店へ急行し、店に着いた池園、角村、梁取と合流する。
【女子高生たち以外の登場人物】
- 有村凛(ありむら りん)
演:小坂菜緒
「ありりん」の愛称で親しまれるアイドル。チェキへのサイン会に参加していた桐井にアイドルとしてのポテンシャルを感じ、彼女からサインをもらう際に受けた質問に対して、上述する発言に加えサインに「こっちで待ってる」と書き、彼女がアイドルを目指すきっかけとなる。
演じる小坂は日向坂46の2期生で、グループ最多のセンター数を誇り、映画・ドラマ・CMとマルチに活躍する日向坂の絶対的エース。
- 五十嵐佳苗(いがらし かなえ)
演:真飛聖
女性タクシードライバー。喫煙者であり、なおかつかなりのヘビースモーカー。以前路上喫煙しているところを写真に撮られ会社にバレ注意されたことがあるため、自分が写真に映ることを極端に嫌う。
最初は写真を撮っていた池園に自分が写っていないかとしつこく確認し、写っていなかったため事なきを得たが、オーディション会場前で休憩していたタイミングで桐井の自撮りに映り込んでしまい写真を消すように迫る。
偶然通りかかった日沼が桐井のスマホを確認し、一緒に確認したのち自撮りを消す。
しかし五十嵐に迷惑をかけたことを理由に桐井は日沼にスマホを没収されてしまい、間接的に彼女がオーディションに間に合わなくなる原因を作ってしまった。
しかし悪い人物というわけではなく、日沼からスマホを取り戻した桐井がオーディション会場に戻るため乗り合わせたタクシーが彼女のものであり気まずい雰囲気になるも、彼女のアイドルになりたいという熱意を汲み取り全速力でオーディション会場へ送り届けた。
- 日沼健二(ひぬま けんじ)
演:八島智人
池園たちの担任教師。
班行動の出発前のオリエンテーションに福沢諭吉の言葉を引用したりとちょっと古いタイプの先生。
池園や桐井には「先生」と呼ばれているが、羽川や説田、角村には本名を略して「ひぬけん」と呼ばれている。
修学旅行には私服で来たが、羽川曰く「ひぬけんがジャージじゃないのウケる」、説田曰く「東京仕様」とのことで、普段の学校生活ではジャージを着用している模様。
生徒たちに「他人に迷惑をかけないように」と強く言い聞かせており、五十嵐とトラブルを起こした桐井のスマホを没収してしまう。
桐井のスマホを没収すると同時に連絡が取れなくて困らないよう池園を呼び寄せるが、別の男子学生のトラブルの対応でお台場へと向かう。
その後は池園たちの作戦に引っかかり、桐井のスマホをドッキリグッズとすり替えられてしまった。
学生たちからすれば桐井のスマホを没収したことでヘイトを向けられる存在だが、実は教師として間違ったことは何もしていない。
修学旅行で生徒たちに他人に迷惑をかけないよう伝えるのは当然だし、写真のトラブルの件でも桐井を守るため必死に謝罪、連絡が取れなくなり困らないように池園を呼び寄せていた。
また、スマホは明日の移動時にはちゃんと返すと約束もしていた。
さらに自身の上着を汚した辻坂に対しても「クリーニングに出すからいい」と許しており、懐の深さを見せた。
寄って事情を知らなかったことにより女子高生たちに酷い目に合わせられてしまった可哀想な人。
- 守谷道宏(もりや みちひろ)
演:島村龍乃介
2-A在籍。
池園たちの同級生で、羽川や辻坂をはじめとする女子の憧れの的となっている男子高校生。劇中で氏名は苗字のみ明かされている。1年生時は池園のクラスメイトであった。また劇中では明かされていないものの、設定上は男子バスケ部に所属。
池園、羽川、辻坂には「守谷くん」、角村には「守谷」と呼ばれる。
池園や角村に道を聞かれて即答で道を教えていることから、東京の地理に精通している模様。
とある目的から観光せずとある神社でひとり屯している。
のちに別世界でリュウレンジャーの力を持つユニバース戦士に転生した。
- 上原早希(うえはら さき)
演:大塚萌香
池園たちの同級生の女子高校生。劇中で氏名は明かされていない。
守谷に呼び出されてとある神社を訪れる。
- カフェの店員
演:真凛
桝谷、花岡、満武の3人と、池園が訪れた下北沢のカフェの店員。
看板メニューと思われるパンケーキは注文方法が複雑なために初手で注文するのが難しく、そのため「ご来店は初めてですか?」と事前に聞いてから説明を行っている。
なお、実在するカフェを使ってロケが行われているが、実際のお店があるのは下北沢ではなく乃木坂。
桝谷はクール系キャラを守りたいという想いから見栄を張って初来店にも関わらず「常連です」と噓をついてしまい、当てずっぽうで何とか注文しようとするがうまくできるはずもなく、ひたすら彼女に訂正される羽目になったが、さすがプロであり全くイライラする様子もなく一個一個丁寧に教えてあげていた。
端から見れば明らかに桝谷の挙動は不自然だったが、花里は天然なのか全く気付いていなかったらしく、劇中でも満武に突っ込まれた。
【主題歌・挿入歌】
- 主題歌「急行券とリズム」-Conton Candy
メンバーのプロモーションも兼ねることが多いアイドル映画としては珍しく主題歌が出演メンバーたちのものではないが、ボーカル兼ギターの柚衣が生粋の「おひさま」だった縁でタイアップすることになったものであり、曲自体も映画の内容をベースに書き下ろされたものである。
- 挿入歌「雨が降ったって」-日向坂46
4期生による楽曲。日向坂46の11thシングル「君はハニーデュー」に収録されている。
【余談】
- 撮影は2024年6月5日〜6月19日に行われた。
- 国内映画ランキングの初週、初登場8位を獲得した。知名度のあるタレントや俳優がほとんど出演していない作品としては大健闘である。
- 11月8日以降は上映中に専用アプリとイヤフォンを使ってここでしか聞けない裏話を副音声として同時に聞くことが出来る副音声上映が実施され、さらに11月21日19:00以降は応援上映も実施された。
- 公開から31日間での動員は6万3738人、興収は1億68万3820円となった。
- 2025年1月26日放送の日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」内で放送された13thシングル「卒業写真だけが知ってる」のヒット祈願企画「ラジオ・オブ・トーキョーPR大作戦!!」は本作のタイトルをオマージュしたものとなっており、内容はメンバーが複数のチームに分かれて、番組から与えられたミッションをクリアしながら都内のラジオ局を周り新曲のPR活動をするというもの。映画の内容と直接の関係はないが、チームのスケジュール表が池園が劇中で作成していたスケジュール表と似せたものになっているなど、本作を意識した小ネタもあり、メンバーたちが映画のロケ地を巡る一幕もあった。
- 冒頭の池園班で浅草周辺を巡るシーンは自然体な形を出したいという意向から台本がなく彼女たちのアドリブとなっており、その中で池園役の正源司が桐井役の渡辺に話しかける際、間違えて演者の名前である「莉奈」と呼んでしまったが、あまりにも自然体だったためか撮り直しにならずそのまま採用された。
- 冒頭でのタイトルテロップにおける『ゼンブ オブ トーキョー』の筆記体、及び池園班の班行動のしおりの文字は、いずれも池園役の正源司による直筆である。なお、正源司はかつて書道を習っており、準特待生にまでなった経歴を持つ。
- 2025年4月2日にBlu-ray&DVDが各種発売され、ORICONではDVDが【初回生産限定】DVDコレクターズ・エディション[アウタースリーブ TYPE-A]が同年4月3日付のデイリー映画DVDランキングにて1位、同日付のデイリーDVDランキングでは10位にランクインした。さらに同年4月14日付の週間映画DVDランキングでは2位にランクインし、【初回生産限定】DVDコレクターズ・エディション[アウタースリーブ TYPE-B]も20位にランクインしている。なお、Blu-rayは【初回生産限定】Blu-rayコレクターズ・エディション[アウタースリーブ TYPE-A]が同日付の週間映画Blu-rayランキングで3位、同日付の週間Blu-rayランキングで推定売上枚数1,203枚を記録して6位にランクインしている。
- 2025年3月10日、同年4月9日〜2026年2月20日にかけて日向坂46の4期生11名それぞれの誕生日に全国各地の映画館にて本作の「バースデー記念 特別再上映」が行われることが発表された。なお来場者にはもれなく、誕生日を迎えたメンバーによる直筆コメントがプリントされた、シーンカットを配した当日限定の特別ポストカードが配布された。
- 2025年8月21日にエスコンフィールドHOKKAIDOにて開催された北海道日本ハムファイターズとオリックス・バファローズの公式戦で始球式を担当した地元北海道出身の羽川役の藤嶌による始球式の様子を取り扱ったパ・リーグの公式youtubeチャンネル「パ・リーグTV」の動画において、本作のタイトルを捩った「ゼンブオブトーキュー」というキャッチコピーが使われている。
- 2026年2月20日、本作の続編『ゼンブ・オブ・ワールド』の制作決定が「バースデー記念 特別再上映」の最終日にユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われた舞台挨拶においてサプライズ的に発表された。キャストは日向坂46の4期生11名が続投し、舞台は本作の3年後、トーキョーを飛び出して日本中を駆け巡る内容になるという。登壇したメンバーたちも知らされていなかったらしく、発表された際にはメンバーたちか狂喜乱舞する様子が見られた。監督の熊切氏、脚本の福田氏も続投予定。
なお、「ワールド」というタイトルだが海外ロケはないとのこと。
- 2026年2月20日、同年4月9日〜2027年2月20日にかけて日向坂46の4期生11名それぞれの誕生日に全国各地の映画館にて本作の「バースデー記念 特別再上映」2年目が行われることが発表された。なお来場者には誕生日を迎えたメンバーの「推しミニボード」が配布される予定である。
- 2026年5月11日、Netflixで配信開始された。
追記・修正は東京の「ゼンブ」を観光し終わってからお願いします。
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▷ コメント欄
- 続編は映画か舞台で卒業旅行「ゼンブ・オブ・ホッカイドー」編でお願いします! -- 名無しさん (2024-11-27 02:25:20)
- 本作の脚本を担当された福田晶平様よりxでこの項目のことを紹介いただきました。ありがとうございます。追記修正、および投票いただいた皆さんもありがとうございます。(項目作成者) -- 名無しさん (2024-11-27 07:48:03)
- よく見たら「鬼畜大宴会」の監督じゃないか…! -- 名無しさん (2025-04-05 22:23:31)
#comment()
*2 ただこの作品は群像劇と言った要素が強く、絶対的な主人公ではない。
*3 一応その可能性は考慮して第二、第三の候補も用意していたのだが、内心では池園以外は班行動をやめて早く個人で行動したいと思っており、個人行動を取る口実として全て適当な理由をつけられ却下されてしまった。
*4 演じる渡辺は日向坂加入当初はロングヘアだったが、映画スタッフに「髪を切って欲しい」と言われてこれを機にショートヘアにしたとのこと。
*5 本人曰く、池袋には「週12で通っていた」とのこと。
*6 守谷が上原に想いを寄せていることを知っていたのか、また彼女に告白するよう促す意図があったのかは不明。
*7 店側からのルールにより購入は1人につき1枚までだったが、説田を除くぽぽず3人に加えて、池園が説田の代わりに購入したことで4枚分の購入が出来た。
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