登録日:2018/04/11 (水曜日) 15:47:00
更新日:2024/02/19 Mon 13:53:47NEW!
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将棋 棋士 羽生世代 順位戦 コピペ 地球代表 長崎県 佐世保市 歩武の駒 深浦康市 頭ハネ 王位 将棋星人? 藤井聡太の天敵
深浦康市とは、将棋の地球代表である。
概要
まず以下のコピペをご覧いただきたい。
おまえら、もし地球に将棋星人が攻めてきて、向こうの大将と
地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされる
という事態になったら、地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ?
深浦でもいいのか?深浦に地球の命運を託せるのか?
羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ
羽生の凄さを語る時にしばしば引き合いに出されたり、また他の分野での傑出した人物に改変されたりして使われるコピペなので、見たことがある人も多いだろう。
……が、おそらく将棋に詳しくない人にはこのコピペを見たときに一つ疑問があがるはずである。
即ち。
「深浦って誰よ?」
……残念ながら門外漢でも知ってる将棋の棋士となると、羽生藤井聡太ひふみんぐらいなもんで(藤井猛九段は泣いていい)、深浦九段のことを知っている人は余りいないだろう。
ここではそんな深浦九段のことを語っていきたい。
略歴
1972年、長崎県佐世保市出身。年代としては羽生とも近い世代である(そのため羽生世代にいれる場合もある)。
故花村元司九段に弟子入りし1984年に奨励会に入会。
師匠の花村は元真剣師(賭け将棋指し)。その強さを買われ編入試験を受けプロに転向した異色の経歴の棋士として知られ、
プロ編入後もA級順位戦で10期在籍・タイトル挑戦・一般棋戦優勝経験もある実力者であった。
しかし花村は翌1985年に急逝。先にプロ入りしていた兄弟子の森下卓が後見人となる。
1991年、19歳の時にプロデビューを果たす。
翌年度には全日本プロ将棋トーナメントで米長邦雄九段(永世棋聖の位を持ち日本将棋連盟会長も務めたレジェンド)を破って優勝。
またその次の年度では早指し新鋭戦で優勝し、早指し将棋選手権では決勝で羽生を破って優勝する。
これらの成績により新人賞と敢闘賞を受賞した、新進気鋭の若手として頭角を現してきた。
……しかし、その後も勝率7割をキープするなど強さを発揮しながらも順位戦ではC級2組に留まり続ける(これについては後述)。
幸い、1997年にはようやく昇級、翌年にはB級2組まで上がり、その後紆余曲折あって、2004年についにA級昇級。A級は通算10期である。
タイトルについては1996年の王位戦が初めてで、この時の相手は羽生。1勝4敗でタイトル奪取はならなかった。
しかし、2007年に再び王位戦(やっぱり羽生)に挑み、4勝3敗でついに初タイトルを奪取する。
2008年には羽生のリベンジマッチを退けると、2009年には木村一基相手に3連敗を喫してからの4連勝で防衛に成功。
冒頭のコピペは実はこの羽生相手の防衛戦をやってる時に匿名掲示板に投稿されたコメント。だから羽生との比較対象が深浦なんである。
しかし2010年には広瀬章人に敗れ、無冠となった。
2017年には史上19人目となる通算800勝を達成している。
とまあ、
- 羽生相手に結構強い(一頃はハブキラーなんて呼ばれ方もされた)
- タイトル獲得経験者(王位3期)、一般棋戦でも優勝経験有
- 同じ時期に基本10人しかなれないA級棋士を10期も経験
と実はとても凄い人なのである。
ちなみに2017年度にフィーバーを巻き起こした藤井聡太、なんだかんだで12敗しているのだが、そのうちの1敗はこの深浦九段である。すごいぞー、かっこいいぞー!
(そのあと藤井君の将棋に凄みが増して「何覚醒させてんだ」と言われたりしたが、それはまた別の話)
アニヲタ的に関係のありそうなところを言うと、ヒカルの碁の二番煎じを狙った「歩武の駒」の監修を務めている。
恋愛流
棋士にはその棋風を表して、○○流と付けられることが多い。
ぐちゃぐちゃで混沌とした局面で力を発揮する米長邦雄は「泥沼流」、堅実な受けが特長の森内俊之は「鉄板流」といったように。
さて、深浦九段はというと…恋愛流。
その理由は、以下の発言から。
同じ相手のことを日常的に考えられる番勝負は好きです。
研究していても「この相手だったらどう指すだろう」と考えるのが好きなのだと思います。
対戦相手の好き嫌いはともかく、一人のことばかり考えるという点で番勝負は恋愛に似ているかもしれません。
他にも羽生とのタイトル戦をデートに例えたりもしてる。
やたらと対局中の羽生の所作に詳しかったり、羽生が眼鏡を外すとドキッとすると言ったり…
順位戦悲喜こもごも
だがしかし。
やはり深浦九段について語るには、順位戦についての話題は外せないであろう。
順位戦については別のページを見ていただきたいが、この順位戦、昇級/降級において「頭ハネ」という(深浦九段にとっては特に)重要なルールがある。
要するに「タイの成績だった場合は前年度の順位でどちらが上位かを決め、これが昇級/降級のボーダーライン上だった場合、一方だけ昇級を逃したり降級となる」というものなのだが、
なぜか深浦九段、この頭ハネで引っかかることが異様に多い。
ざっと並べていくと、
- 1994年度、C級2組順位戦で9勝1敗で3人並んだため、頭ハネ。(久保利明が10勝全勝だったため、あと二人しか上がれなかった)
- 1999年度、B級2組順位戦で9勝1敗で3人並んだため、頭ハネ。(この時同点で並んだ一人、三浦弘行は1994年の時も同点だったりする)
- 2004年度、A級順位戦で最終局で羽生に敗れ、4勝5敗。5人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。
- 2006年度、またもA級順位戦で4勝5敗。6人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。(2年ぶり2回目)
- 2008年度、またもA級順位戦で3勝6敗。3人が並んでいたが昇級直後で順位下位だった深浦が降級。(2年ぶり3回目)ちなみにA級残留した一人は三浦弘行である……なんの因縁だ。ちなみにこれ、「初のタイトル保持者のA級からの降級」というちょっと不名誉な記録になってしまった。
特に「9勝1敗で昇級を2度逃した」のは今のところ深浦だけである。
尤も当人、この話題を振られると「全勝すればいいんです(=全勝できなかった自分が悪い)」と飄々としたものだったとか。
これを受けて、ヨハネスブルグコピペの改変したものが作られてしまっている。
深浦頭ハネコピペ
絶望したい棋士におすすめの棋戦 A級順位戦
- B1で圧倒的強さを誇った深浦なら残留確実だと思っていたらよくわかんない棋力のやつらにボコられた
- 残り三局の時点で3勝3敗の5分だった深浦がその後一気に3連敗くらってB1に戻ってきた。
- 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると、頭ハネされた深浦だった。
- B級1組上がりの1/2が頭ハネ経験者。しかも下位順位者がガチホモという都市伝説から「深浦ほど危ない」
- 「4勝すれば落ちるわけがない」といってA級に上がった深浦が1年後4勝5敗で戻ってきた。
- 「同じ事が二度も続くわけない」といって再びA級に上がった深浦が1年後やっぱり4勝5敗で戻ってきた。
- 「タイトルホルダーが落ちるはずない」と言ってA級に上がった深浦が1年後王位のままで戻ってきた。
- 「他の棋戦で対局したけど楽勝だった」と余裕顔で出て行った深浦がマジ本気のA級棋士にボコられて戻ってきた。
- 9位と10位は頭ハネにあう確率が250%。一度ハネられてまたハネられ、さらにハネられる確率が50%の意味
- A級順位戦におけるフルボッコでの戦意喪失者は1年平均2人、うち約1人が深浦
そして「地球代表」へ
地球代表コピペは長い間将棋ファンの間で親しまれ、深浦が活躍すると必ず引き合いに出されるまでになった。しかし羽生の活躍は衰えを知らず、その残虐な勝ちっぷりにいつしか「羽生は将棋星人」というコピペが誕生する。サイヤ人に対抗する孫悟空になぞらえているのはいうまでもない。そして凶悪な羽生の棋力に対して必死に食らいつく深浦の姿から、実は深浦こそが地球人代表なのでは無いかとささやかれ始める。
深浦がコピペでオチ扱いされていた2008年から時は流れて2017年、将棋界のみならず世間全体がデビュー以来史上最多となる29連勝の快進撃を遂げた、最年少棋士であり羽生に続く"2人目の将棋星人"こと藤井聡太に沸いていた。
そして、叡王戦本戦トーナメント一回戦。ついに深浦も藤井と公式戦で一戦を交えることとなった。
この一局は混戦となり、両者1分将棋にもつれ込む大熱戦となるも、最終的には深浦が持ち前の粘りを見せ166手の熱闘の末藤井玉を詰ますことに成功した。
深浦は新手の将棋星人をも打ち倒したのである。次戦、行方八段に嘘のようにボロ負けしたのは内緒。
そして迎えた順位戦A級最終日。
前年のソフト不正騒動*1の影響で三浦九段が別枠で残留したため11人での争いとなったこの年は最終日までに6勝が3人、5勝が3人となる大混戦であった。
最終日は通常全員一斉対局なのだが、先述の通り奇数人数であったため、一足早く全対局を消化していた羽生竜王(6勝4敗)が抜け番となっての対局。
上位陣は、6勝3敗が豊島八段と久保王将、5勝4敗で追うのが稲葉八段・広瀬八段・佐藤会長という状況。
この時点では「可能性としては6人プレーオフまであるけど、まあ順当に豊島八段か久保王将の勝ち抜けっしょ」という空気だったのだが……。
まず最初に終局したのが豊島広瀬戦。
- 豊島将之 ×-〇 広瀬章人
豊島八段と広瀬八段が6勝4敗に。この時点で、久保王将勝ち抜けor4~6人のプレーオフに。
続いて
- 稲葉陽 〇-× 行方尚史
- 佐藤康光 〇-× 屋敷伸之
残る5勝勢がふたりとも勝利。
まさかの「5勝が全員勝ち、6勝の豊島が負ける」という展開に。
「6人プレーオフあるか!?」という期待は最後まで続いていた久保-深浦戦にかかり、そして。
146手で深浦九段が久保王将を下し、ここに前代未聞の6人プレーオフ(と、ついでに深浦九段のA級残留)が決まったのだった。
この余りのメイクドラマに、ネットでも「もう深浦が地球代表でいいよ」という声が上がる。
……そして迎えたプレーオフ第四戦、羽生-豊島戦。
ネット中継の解説をしていた深浦九段が雑談の中で奥さんから「パパ、地球代表になったんだって?」と言われたという話が。
コピペが当人にバレた瞬間である。
プレーオフ第五戦、稲葉-羽生戦でも引き続き深浦九段がネット中継の解説をしており、
最後に視聴者プレゼントの色紙を書いたのだが、そこには「地球代表 深浦康市」のサインがあったそうな。
地球代表面目躍如2021
しかし、その後はNHK杯で優勝する活躍を見せつつも、寄る年波には勝てず2019,2020年と順位戦では連続降級を喫した。
そして不調のまま迎えた2021年、王座戦二次予選を勝ち上がり、久しぶりのタイトル戦本戦へと進出した。
初戦の対局相手は前年に最年少タイトルを獲得し、直近19連勝中、20連勝へ王手をかけた藤井聡太二冠であった。
当時藤井二冠はA級の強豪広瀬八段に王手すらかけさせずに勝つなど、「このまま年度全勝してしまうのでは」という冗談すら囁かれる程の勢いを維持していた。
迎えた対局日、深浦九段はやや不利に追い込まれるものの、崩れない。そして粘りに粘り、藤井二冠の時間を削っていった。
焦る藤井二冠は、1桁へと移り変わりつつある持ち時間を横目に深浦陣へと攻め入った。
その攻めを深浦九段はひらりとかわし切り、持ち時間を十分残したまま完璧な反撃を行い、藤井玉を詰みへと追い込んだのだった。
ここを以て、「将棋星人」に対抗する「地球代表」としての名声はさらに高まり、深浦九段は数少ない「藤井聡太に勝ち越している棋士」の名を恣にしたのである。そして次戦、飯島八段に嘘のようにボロ負けした。
2021年は無敵の快進撃を続ける藤井聡太に対して再び対局が組まれたのは10/31放送のNHK杯。この年の藤井は深浦、稲葉、豊島、齊藤の4名*2にしかこの時点で負けておらず、前年まで対戦成績が極度に悪く「藤井キラー筆頭」と目されていた豊島相手にも夏以降は内容でも圧倒するほどの強さを見せており、同日に指されていた竜王戦7番勝負第三局においても実力第二位の竜王豊島を完膚なきまでに叩き潰しつつあった。
その藤井を、深浦はボコボコに叩き潰す。対局後に藤井はNHKのカメラの前で机に伏せ、悔しさをあらわにした。
成績
- 王位 2007-2009年度(3期)、登場5回
- 王将 登場1回
- 棋聖 登場2回
- NHK杯テレビ将棋トーナメント
- 優勝(2019年度)
- ベスト4(1995, 2014, 2021年度、3回)
- 銀河戦
- 優勝(2015年度)
- 準優勝(2001, 2009年度、2回)
- 全日本プロ将棋トーナメント/朝日オープン選手権者(朝日杯将棋オープン戦の前身)
- 優勝(1992, 2002年度)
- 準優勝(1994年度)
他多数
余談
- 佐藤康光九段とは棋風が噛み合うのか、順位戦佐藤康-深浦戦は高確率で名局賞候補に上がる。
- 森下は王位戦で弟弟子(深浦)が羽生に挑戦する事と深浦の結婚が決まったので、結婚記念に深浦にはお手柔らかにお願いしたいと羽生に言ったのにも関わらず、
羽生は深浦を容赦なくボコボコにした上で、既婚者の羽生は「いや、結婚してこれから、もっと厳しいことが待ってますから」と森下に返答したと深浦の結婚式でのスピーチで語り会場は大爆笑になった。
- 奨励会入会を機に12歳で実家を出ている。始めは埼玉県の親戚の家に居候していたが中学卒業後からアパートで一人暮らしを始めている。
- ゲーム好きで、先に挙げた稲葉-羽生戦の解説ではドラクエを例えに出しまくっていた。ちなみにフローラ派。
- 弟子の棋士には佐々木大地がいる。佐々木も長崎県(対馬市)出身でその縁で深浦への弟子入りを希望した。
当時の佐々木は心臓の病気を患っており(現在はほぼ完治したとの事)最初は深浦は面倒を見れるか悩み森下にも相談したが、一家で転居する覚悟を見せた熱意に折れ弟子入りを認めた。
佐々木はフリークラスでプロ入りしたが史上初の一年でC級2組に昇級する実績を残している。師匠と同じく藤井聡太君を負かしており、勝率も若かりし頃の師匠同様に高く、棋風も粘り強いところが似ている。
しかし、順位戦では8-2の成績を三期連続で取るも一歩及ばず(うち頭ハネ二回)、竜王戦でも三期連続であと一歩のところで昇級を逃すなど、はやくも師匠譲りのところが出て来ている(そんなところまで似なくても...)
なお深浦は地方出身の自分を花村師匠と出会わせてくれた恩から、基本的に自分と同じ境遇の地方出身者から弟子を取っており、大都市圏からは弟子を取らないことにしている。大都市圏なら師匠になれる人は沢山いるからとのこと。
追記・修正は順位戦で頭ハネをくらってからお願いします。
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> コメント欄
- 谷川や森内といったもっと知名度のある棋士の項目も作ったれや -- 名無しさん (2018-04-11 17:58:06)
- ↑地球規模で考えるんだ -- 名無しさん (2018-04-11 19:47:03)
- 9勝なのに昇級できなかったりとか、 -- 名無しさん (2018-04-12 17:18:50)
- つぐつぐ運がなさすぎる。同率上位で昇級できなかったり、同率下位で優先的に降級されたりと・・・ -- 名無しさん (2018-04-12 17:20:23)
- ネタにされがちだけど本当にすごい人なんやで… -- 名無しさん (2018-04-12 18:44:40)
- ちなみに同門の森下卓プロは九州出身ということもさながら入門時期も同じ。弟子の増田康宏は深浦の弟子の佐々木大地と新人王戦決勝で当たり見事優勝している。 -- 名無しさん (2018-04-12 21:58:50)
- ようやく羽生、加藤以外の棋士の項目も作られたか。あと大山、中原、谷川、米長先生らの記事も欲しいところ。 -- 名無しさん (2018-04-14 21:04:10)
- ↑俺も※2で言われたんだが地球規模で考えたら……… -- 名無しさん (2018-08-11 12:09:16)
- タイトル三期獲得の時点で超一流クラス 例のコピペも深浦が二流棋士だったらあっさり風化してただろう -- 名無しさん (2018-12-09 15:08:54)
- 深浦先生はどこかの対局の時にビアンカ派だとおっしゃっていたよ -- 名無しさん (2018-12-14 19:38:44)
- > 追記・修正は順位戦で頭ハネをくらってから って、それだと将棋星人がこのページを改ざんするんですが・・・ -- 名無しさん (2019-07-12 20:51:55)
- この記事A級プレーオフだけ書かれてるけど実際は叡王戦が先のはず。その時からの流れだよ -- 名無しさん (2019-12-16 17:28:22)
- 叡王戦での「羽生さんを負かした棋士には責任がある」発言からの藤井聡太に逆転勝利ね。文春の記事にも順位戦よりこっちが紹介されてる -- 名無しさん (2019-12-16 17:30:22)
- 藤井二冠の20連勝を阻止する…さすが地球代表 -- 名無しさん (2021-05-06 21:36:18)
- 今後は豊島に並ぶ聡太キラーになるのかな? -- 名無しさん (2021-05-06 23:39:08)
- コピペでネタにするには惜しい偉人だなぁ -- 名無しさん (2021-05-07 01:02:09)
- 今ではこっちが地球代表で将棋星人羽入と藤井を迎え撃つ側になってる… -- 名無しさん (2021-06-27 10:48:30)
- 元のコピペも別に深浦プロが弱いって言ってるわけじゃないんだよな… -- 名無しさん (2021-10-31 03:15:40)
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*2 このうち豊島には3敗しているが、藤井が持つ王位戦・豊島が持つ叡王戦と竜王戦の番勝負だけで最終的に計14局も対局するなど、直接対局の数自体が非常に多かったせいでもある。なお、その後豊島にさらに1敗、永瀬と渡辺にも1敗ずつ喫し2021年は10敗(55勝)で終えた。ただし将棋の年間成績は年度単位、つまり4月~翌年3月で区切ることが一般的である。
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