ネガーモン

ページ名:ネガーモン

登録日:2021/10/15 Fri 03:29:31
更新日:2024/06/06 Thu 13:47:14NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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デジモン デジタルモンスター デジモンアドベンチャー: ラスボス だいたいこいつのせい 自滅因子 松山鷹志 究極体 黒幕 すっキモ アバドン アポトーシス・プログラム ハッピーエンドでもバッドエンドでもない無 クズルーモン アバドモン 幼年期ⅱ 巨大な破滅



生ト死 破壊 再生 繁栄 衰退 戦争 生還
復興 崩壊 淘汰 停止 始動 終了 再起動

果テル事ナキセメギ合イ
繰リ返サレル タスク 蓄積シ 学習シ
デジタルワールド ハ ヨリ高ミヘト 進化シテキタ

デジタルワールド ノ 負ノ 摂理 災厄
ソレガ ネガーモン
ソレガ 我ラノ 存在理由ニシテ 本能




『ネガーモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。



【基本データ】

世代幼年期Ⅱ
タイプ不明
属性なし
必殺技ダウナーアイ
相手に自らを食わせるように眼から呪いをかける。

ネットワークに潜む人の悪意を吸収して生まれたデジモン。
普段は漆黒の闇の中にひっそりと暮らしているが、自らの絶命を常に望み、近寄るデジモンの前に現れ、『ダウナーアイ』で自らを捕食するように仕向ける。


しかしこれこそがネガーモンの罠。


捕食したデジモンは内部から逆に浸食され、感情を徐々に無くして闇に堕ち、ネガーモン再生の苗床にされてしまうという。


名前の由来は「ネガティブ」の略である「ネガ」と思われる。
もしくは、第二次世界大戦でドイツ軍が開発した魚雷艇の名称由来の可能性も。



【関連作品におけるネガ―モン】

アニメ『デジモンアドベンチャー:


人ガ 生ミ出シタ ネットワーク ソコ ヲ 駆ケ巡ル
混乱ト 恐レニ彩ラレタ 負ノエネルギー ヲ
ネガーモン ハ 次ナル 災イヲ為スタメノ“力”
糧トシテ 選ンダ

我ラト 滅ビノ波動ニ 感応セシ者達モ マタ…


タケルとパタモンの夢の中に現れたデビモン「光も闇も、希望も絶望も喰らう無の存在」として警告するほどの恐るべき存在として登場。


アルゴモンやサウンドバードモン、ニーズヘッグモンらの事件で暗躍し、闇の勢力もその影響を与えた本作の元凶。


古に起きた光のデジモンと闇のデジモン達の戦争も「ネガーモンの鼓動が引き起こした必然」という。





ネットワーク ニ 満チタ 止メ所ナキ 負ノエネルギー ハ
ネガーモン ニ トッテサエ 想定ヲハルカニ超エタ 膨大ニシテ 美味ナルモノ デアッタ

ソレハ 更ナル餓エヲ 生ミ 喰ライ 満タサレ
マタ餓エ カワリ マタ喰ライ
止マラヌ衝動ノママニ 存在全テヲ喰ライ
喰ライ尽クシ究極ノ破壊ヘ進化スル

モウ何モ生マレナイ 何モ始マラナイ
完全ナル終ワリ



「デジタルワールドの生きようとする可能性」であるデジヴァイスに選ばれた子供達と本作のオメガモンの対極に位置するもの。
実は18話時点で登場し暗躍しており、アルゴモンやニーズヘッグモンのような世界を滅ぼそうとするネガーモンの眷属に対応するため、オメガモンが度々姿を現していた。


その正体はデジタルワールドに破壊と再生輪廻を促すために、現実世界の膨大かつ強大な負の感情や悪意を際限なく喰らい続けた自滅因子アポトーシスプログラム


光子郎曰く「肥大化する力が自分の本来の目的にまで浸食し上書きしてしまった」ネガーモンは、ヤマト曰く「『喰らう』という手段のためだけに存在する」ために自分自身も含めたすべての存在を消し去ろうとする存在として、同族のアルゴモン達から太一達選ばれし子供達のデータを供給されていたデスモンが敗れた際に行動に移したのだった。



ヤガテハ 自ラヲモ 喰ライ 訪レル永遠ノ虚無

ソレガ ネガーモン ガ タドリ着イタ 破滅ノ 極地


二つの世界のすべてを無にするために─────



【進化形態】

◆クズルーモン

世代不明
タイプ不明
属性不明
必殺技不明

ネガーモンの進化形態であるたくさんの口を持った巨大デジモン。
日本神話や伝承に登場する『九頭竜』、もしくはクトゥルフ神話の邪神『クトゥルー』が名前の由来であると思われる。
巨体から繰り出される攻撃で選ばれし子供達のデジモンを苦しめるが、究極体へと進化した彼等の一斉攻撃を受けて倒された。が……。



と、なっているのだが…
実はこのクズルーモンと言う名前、本放映時には後述のアバドモンに置き換わってしまっている
そのため、「クズルーモンはアバドモンの没ネームなのではないか?」とされている。
一応、デジモンのキャラデザイナーである渡辺氏曰く「アバドモンが出る途中の口だけみたいな奴がクズルーモンだと思う」らしいのだが…。



世代究極体
タイプ不明
属性不明
必殺技ゲーズイレイザー
触手の眼から放つ呪いの光線。
ガーライトネス
巨大な口で相手を丸呑みにする技。
ホワイトライナー
本体の口から放つ消去光線。
当たった瞬間どんなデジモンもこの世から一瞬で消されてしまうほどの恐ろしい威力を誇る。

ネットワークに溢れる負のデータを、極限以上に吸収して巨大に進化したネガーモンの最終形態。
巨大な口の生えた黒い球状の体を中心に目や口の生えた触手を無数に生やしているという異形の姿を持つ。
アニヲタ的にはプライドもしくはみたいな感じである。


全てを無に帰すという目的の為、デジタルワールドそのものにも齧り付き、最終的には世界自体を喰らい尽くすとされている。
アバドモンの誕生はデジタルワールド全ての危機であることは間違いなく、別次元のデジタルワールドをいくつか消滅させたのではとも推測されている。
名前の由来は『新約聖書』の「黙示録」に記されるイナゴの天使であるアバドンから。



その圧倒的な力でパートナーデジモン達を追い詰め、デジタルワールドどころか現実世界にもその触手を伸ばし喰らうという大規模な破壊行動を見せ、視聴者の度肝を抜いた。
しかし、「全てを無に導く」アバドモンの目的ゆえに、無を望まない闇の力であるデビモンやスカルナイトモン達の残滓も子供達に協力し、子供達の『世界を守る』という意思の力によってウォーグレイモンメタルガルルモンが合体しオメガモンが誕生。
グレイソードによる斬撃で体内へのルートを切り拓かれてしまう。


そこでオメガモンに乗った太一とヤマトを待ち受けていたのは……。




我、何モナイ。我、全テヲ無ニスルノミ。




コア

世代究極体
タイプ不明
属性不明
必殺技ビンジェラード
右腕を全てを貫く大槍に変形させて全てを貫く。
デスチャージ
左腕をキャノン砲に変形させて放つ破壊光線。
“Death Charge”は「死刑囚」を意味する英語。
ゲーズイレイザー
マントに浮かんだ無数の眼から一斉に放たれる光線。
エクリプスノーン
両手から撃ち出したエネルギーを敵に付着させ侵食し全身を齧り尽くす技。

CV:松山鷹志


体内に存在していたアバドモンのデジコアが変形した戦闘形態にして、アバドモンの真の姿。
無を求め、無を好み、無以外を拒絶する。
全てを無にしたあとは自身も消え去り、アバドモンの意義は完遂される。


オメガモンに対抗する為か、某反螺旋族が生み出した巨大な存在の如く黒と真紅の半身に分かれた騎士の姿へと変貌しており、オメガモンと渡り合う高速機動が可能。
普段は両手とも鍵爪状だが、戦闘時には右腕を大槍『ビンジェラート』に、左腕もキャノン砲に変形させて戦う。
なお、これはオメガモンとは逆の配置である。
更にはマントに浮かんだ無数の眼から『ゲーズイレイザー』を一斉に放つことも可能であり、近距離ではマント裏にある歯で敵にかみつく奇襲も出来る為、遠・近・中どの距離でも抜かりはない。


公式曰く、「オメガモンが戦う相手は、オルディネモン・エオスモン究極体・ニーズヘッグモンと巨大なデジモンが多かったので、同じサイズで高速格闘戦ができる相手をとしてデザインされました」との事。
これまでの映像作品でのオメガモンは圧倒的な力で勝利するか完敗するかのどちらかの描写が多かったが、アニメ劇中では、オメガモンとほぼ互角に渡り合う珍しい姿が描かれた。



『アドベンチャー:』での活躍

アバドモン内部に突入したオメガモンの前に現れ、グレイソードに大槍をぶつけあって戦いを開始。
オメガモンが放ったミサイルの飽和攻撃をも胴体の眼を光らせて(ゲーズイレイザー?)で全て撃ち落とす一方、『エクリプスノーン』やキャノン砲『デスチャージ』をブレイブシールドで防がれたり、デスチャージとガルルキャノンを相殺し合ったり、ガルルキャノンで殴られてデスチャージをそらされたり、『ゲーズイレイザー』をオメガモンのマントで弾いたりといった互角の戦いを見せる。



虚無…何モ…我…喰ラウ…タダ…


一進一退の攻防の末、マント越しに不意を突いて放たれたガルルキャノンで左腕を凍結させられるが、グレイソードによる攻撃に対し、その口でできたような特徴的な肉体の腹部を開いて捕らえることで致命傷を避け逆にオメガモンを侵食し消滅させようとした。


しかし、外のアバドモンと戦っていた他の選ばれし子供達とそのパートナーデジモンの攻撃にリソースを割かれ、さらに「可能性を邪魔させない」と子供たちの紋章の力でオメガモンは再構築。
ダブルソードやダブルキャノンに両腕を変形させていき、更には新たなる姿としてオメガモンAlter-Sへと変化。
グレイキャノンが放つ重圧で動きを止められガルルソードで真っ二つに斬られ、最後には身体を膨れ上がらせて最後の抵抗を試みるも、無数の光に分裂したオメガモンに倒された。
そしてコアが倒されたことでアバドモンも消滅。傷ついた世界はオメガモンの「オールリカバー」によって再生されるのであった。



我ガ消エル……消エル…消エル………!



いや……お前もデジモンならば、きっと…… その行く先、
辿り着くは、また悪しき存在か或いは良き存在か……
いや、それだけに縛られはしない。
我々には無限の可能性があるのだから

────さらばだ。また会おう



その後エピローグにおいてデジタマからボタモンに転生した姿が…?



【余談】

モチーフ?

このようにネガーモン系統には、歴代デジモンアニメシリーズのラスボス達の要素・共通点が含まれている。
歴代デジモンアニメを見てきた視聴者もこの点に気付いた方も多いかもしれない。


デザイン

渡辺けんじ氏は自身のツイッターにて、

今作の負の象徴であるアバドモン。クロスウォーズの漫画っぽいイメージしてみた。
ハガレンぽくもある…(^^;;ハガレン好き。今作の敵っぽいのは目と口をずっと意識したデザインしてましたね。

(どうして目や口かというと)今作での敵のイメージが不定形で不気味なかんじというのが、シェイドモンやアイズモンみたいな闇に潜む目や口のイメージだったから。
あとネットの闇の象徴みたいな感じかな

と述べている。





『無』を望むもの、追記・修正を頼む。



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  • 色々と「ん?」となるところも多かったアドコロだけど、このラスボス戦に関してはかなり満足。「こんな形態今後どうやって使ってくんだよ…」って言われてたAlterSをいい感じに活躍させてたし、オメガモン以外のパートナー達もオメガモンの戦いに水を差さない形でちゃんと活躍してたし -- 名無しさん (2021-10-15 09:08:08)
  • イータはゲームでは -- 名無しさん (2021-10-15 14:17:34)
  • 何気にあの最期を見た時、カービィのニル、DBの魔人ブウらとの決着のことを思い出した...。 -- 名無しさん (2021-10-16 01:49:49)
  • ガッシュのクリアみたい -- 名無しさん (2022-10-20 18:22:39)

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