クリスタニア

ページ名:クリスタニア

登録日:2019/07/18 (木) 06:26:32
更新日:2024/04/19 Fri 10:39:39NEW!
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果てしなく高い断崖により、大陸から隔絶された陸の孤島 "ダナーン"



この地には、ひとつの王国が栄えている。
北方の島から、帆船に乗ってやってきた漂流民たちの末裔だ。


人々は信じている。
ダナーンこそは、あわれな漂流民のため、慈悲深き神々がその聖地の一部を割いて与えたもうたのだと。
それゆえ、人々は断崖の向こうの世界をこう呼んでいる。




神々の住まう地、クリスタニアと。







クリスタニアとはグループSNEのTRPG『クリスタニアRPG』を中心としたファンタジー作品群である。


目次


概要

架空の異世界『フォーセリア』を舞台とした、ファンタジーTRPG。
ロードス島戦記』や『ソード・ワールド』などと同じくフォーセリアにある大陸の一つで、フォーセリア世界の中でも最も南に位置する。
時代的には他2作から三百年程たっており、特に『ロードス島戦記』と関連する描写が多数存在している。
ソードワールドと同じく当初はTRPGのリプレイとして発表され、ルールブックに「クリスタニア・コンパニオン」や「クリスタニアRPG」がある。
小説版は当初は『ロードス島戦記』や『魔法戦士リウイ』の作者である水野良が執筆していたが、後にソード・ワールドと同じく複数の作家が執筆に参加し、共有世界シェアワールドとして発表された。
また小説版以外にも、漫画、映画、OVA、ラジオドラマ(後にCDドラマ化)と盛んにメディアミックスが行われた。
だが、TRPG版最終作『秘境伝説クリスタニア』はクリスタニアを襲う最大の災厄を知った所で終わっており*1、その後諸事情により災厄と決着をつける完結編小説が描かれないまま展開終了となってしまっている。



背景世界

遥か昔、神々が闇の神々と光の神々に別れ争った際、いずれの側にも属すことなく世界の創造を完成させるべしと主張する中立神たちがいた。
しかし、暗黒神ファラリスは自らの陣営に属さない神々を全て抹殺しようと幾百もの竜王を刺客として送り込んだ。
暗黒神の放った竜王から逃れ南の大陸まで逃げ延びてきた中立神たちは、竜王の目から逃れるため自ら神の肉体を捨て、獣に自らの魂を封印した。
かくして神獣となった神々は完全なる世界を築くために周期と結界によって外界から大陸を閉ざし、その大陸を“クリスタニア”と名付けた。


それから長い月日が経ったある日、外界のある島から逃れある神獣の治める地に住むようになった「新しき民」の若者とクリスタニアの民が出会った時、物語は始まる。


システム

ファンタジーRPGでよく見かける、戦士ウォリアー魔術師ソーサラーといった職業クラス別のキャラクター制である。
これにクリスタニア独自の獣人ビーストマスターというサブクラスを付与することにより、戦士が獣人ビーストマスター固有の能力タレントを使用したり、魔法使いが肉弾戦で活躍するといったことが可能になる。


基本クラス

  • 戦士ウォリアー

武器、鎧などを使用した戦闘のエキスパート。

  • 魔術師ソーサラー

古代語魔法を使用できる。各種知識も豊富。
武器、防具はほとんど装備できない。

  • 精霊使いシャーマン

精霊を使役して魔法を使用できる。
銀製の鎧を除き、金属製の鎧は装備できない。
また両手持ちの武器は使用できない。

  • 神官プリースト

神獣以外の神の力を借り、魔法を使用できる。

都市(集落)での活動に長けている。
武器の取り扱いも、そこそこ。
金属製の鎧は装備できない。

  • 野伏レンジャー

野外活動と弓の扱いに長けている。
金属製の鎧は装備できない。


サブクラス

  • 獣人ビーストマスター

神獣の民が使用できる。神獣の力を借りた魔法や使用者の肉体変化(獣化など)を引き起こす「タレント」と呼ばれる特殊能力が使用可能。
金属製の鎧を身にまとっていると骨格変型を伴うような肉体変化を起こすタレントは使用できないなどの制限もある。
以下は、クリスタニアRPGで追加されたサブクラス

  • ファイター

武器や鎧など使用制限がウォリアーに準じたものになる。
ただし、魔法を使用する制限は緩和されないので、魔法を使いたい場合には着用する鎧などに気を配る必要がある。
ウォリアーが取得することも可能ではあるが無意味である。

  • ハンター

武器や鎧など使用制限がレンジャーに準じたものになる。
また、屋外活動での技能判定もレンジャー同様に行える。魔法を使用する制限についてはファイター同様。
レンジャーが取得することも可能ではあるが無意味である。

  • セージ

ソーサラーのように各種知識判定が行えるようになる。
ソーサラーが取得することも可能ではあるが無意味である。


行為判定システム

基本的には100ダイス(1d100 または 2d10)によるパーセンテージロールであり、修正を加えた目標値以下の値の出目が出ると成功となる。
また、修正を加えた目標値の1/10以下(端数切捨て)の出目を出した場合は、クリティカル(大成功)扱いとなる。
修正後の目標値が9%以下であっても、01から10の出目は成功となり、01の出目は目標値が9%以下であってもクリティカルとなる。また逆に、00(100)の出目は、目標値が100%を超過していてもファンブル(大失敗)となる。
戦闘時の命中判定で大成功した場合は、与えるダメージが2倍になる。


集中力

ロードス島RPGと同様に各キャラクターは「集中力」の能力値を持つ。
行為判定後に、集中力の判定を行い成功した場合は、判定結果を1段階を上げる(下げる)ことができる。
つまり、成功の判定で集中力判定に成功した場合は大成功の効果を得られる。
しかし、あくまでも1段階のみであり、失敗した判定に集中力判定を行って成功した場合にでも、その行為判定は成功になるだけで、大成功にはならない。
大失敗になった判定は集中力の判定に成功しても、通常の失敗になるだけである。


登場人物

はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア

レードンら6人の冒険者たちは、大地震によってできた断崖の裂け目から、まるで神に導かれるようにして、クリスタニアに上っていった。
そこは獣の肉体に魂を封じた神「神獣」を崇める「神獣の民」が住む大地であった。
「周期」と「結界」に閉ざされたクリスタニアに激動の時代が幕を開ける。


刊行順では「漂流伝説」の後だが物語の時系列としてはこちらが先。
ラジオドラマからはじまり劇場版~OVA化を経て小説が発行されるなど、クリスタニアシリーズとしては異例かつ多数のメディアミックスがなされている。


  • レードン

CV: 石田彰(ラジオドラマ)、緑川光(劇場版&OVA版)
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
ハーク村の領主の息子で、文武に長け強い正義感を持ち領民からの信頼は厚く、「漂流伝説」のサイア曰く「村の女性は皆彼に憧れていた」ほど。
父ハーヴェンは先王の異母弟のため、現在の国王であるジェシス女王は従妹に当たる。ラジオドラマではこの伯爵の位についている。
王族の血を引く事から王家への忠誠心が高く、幼い女王を幽閉し王位の簒奪を企む宰相マリードを討つべきだと考えていた。
マリードの陰謀によって両親が死亡した後は、不思議な声に導かれクリスタニアへと登った。
クリスタニアに登ってからは、仲間達との別れや幾多の戦いと放浪を経てクリスタニア随一の剣の使い手と称されるほどの実力を身に着け、真紅の民の導き手となり「真紅の皇帝」と呼ばれる事となる。


  • ナーセル

CV:関俊彦
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
ハーク村に住む魔術師で、父であり魔術の師でもあるブライアンと弟弟子であり妹分でもあるサイアと暮らしている。レードンの幼馴染。
幼い頃からクリスタニアに憧れており、クリスタニアへの道が開かれるとレードンたちと共にクリスタニアへと登った。
普段は穏やかで思慮深いが底無しの知的好奇心を持ち、クリスタニアへの道が開かれた時は父と妹分との今生の別れになる事も厭わず旅立つほど。
彼もまたクリスタニアでの数奇な運命の数々を経て、後に「世界見の賢者」と呼ばれクリスタニアの地理や風習を記した「博物誌」を書いた。
TRPG版ではやたらと空中浮遊をゴリ押しするマンに。


  • アデリシア

CV:弥生みつき
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
知識神ラーダの女司祭で、宰相マリード打倒の為に立ち上がるようハーヴェンを説得するために反マリード派の貴族たちの連番状を持ってハーク村を訪れた。
ラーダの司祭らしく心優しくお淑やかだが、一度決めた事は絶対にやり通す強い意思を秘めており、傷ついた者は種族を問わず等しく手を差し伸べる真の慈悲も持つ。
幼い頃、鍛冶屋をしていた父親を病で亡くし、生活に困っていたところをハーヴェンに救われたためハーヴェンを強く信頼している。
ハーヴェンの死後はレードンたちと共にクリスタニアへと登ったが、封印の民のロームに混沌と見做され封印された。


  • クイルド

CV:西村智博(ラジオドラマ)、立木文彦(劇場版&OVA版)
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
ハーヴェンの配下の密偵。
元は暗殺者で、宰相マリードの命令でハーヴェンの命を狙っていたが、暗殺に失敗し捕らえられた。
本来ならそのまま処刑される所を助命された事で、ハーヴェンに忠誠を誓った。
ハーヴェンの死後はレードンと共にクリスタニアへと登った。
ラジオドラマでは最後までレードンの部下として接したが、小説版ではレードンの申し出もあって彼と対等の「仲間」として共に冒険をする。
ハーヴェンを殺そうとしたオーヴィルに対しては仲間になったあとも憎悪の目を向けていたが、冒険の中で打ち解けていく*2
アデリシアが封印された後は、封印られたアデリシアを封印から解放するためにレードン達と別れ、封印の民が住むフィンガル地方へと向かった。
TRPG版では打って変わって、どこぞの商人の如く戦いや試練への同行を渋って屋敷に居残りたがったり遠回しに給料に不満を漏らしたり、やたらギャグを飛ばしたり凄まじく俗な男と化していた。


  • オーヴィル

CV:矢尾一樹
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
アデリシアの護衛として相棒のライファンと共にハーク村を訪れた傭兵。恵まれた体格とそれに見合う怪力と剣腕を誇る豪放な男。
メディア問わず相棒であるライファンとは強い信頼関係にある。
マリードに騙され、ハーヴェン暗殺の密命をアデリシアやライファンにも秘密で受けており、ハーヴェンを殺そうとするも彼の圧倒的実力の前に敗れる。
その際に自分がマリードに騙されていたことを知り、更にハーヴェンの器に触れた事で己の行いを深く後悔し、ハーヴェンの死後はレードンを追うダナーンの近衛騎士団を単身足止めし、ダナーンに居場所がなくなった事もありライファンとクリスタニアへと登り、紆余曲折の末にレードンたちと合流した。
アデリシアが封印された後は、彼女を封印から解放するためにレードン達と別れ、封印の民が住むフィンガル地方へと向かった。
TRPG版では暗殺の密命絡みはカットされ、美貌の司祭アデリシアにホイホイ着いてきた能天気な男という設定に。ライファン涙拭けよ。



  • ライファン

CV:大谷育江(ラジオドラマ)、西村ちなみ(劇場版&OVA版)
新しき民の中で最初にクリスタニアを訪れた「はじまりの冒険者」の一人。
精霊使いの少女で、オーヴィルのよm…よき相棒。猫のような愛らしい振る舞いが印象的だが彼女も歴戦の傭兵であり、いざ戦いになると一転して勇猛果敢な姿を見せる。
小さい頃からオーヴィルと二人で冒険者としてダナーン各地を旅しており、オーヴィルに対しては絶対の信頼を置いている。というか最早恋愛感情と言っても過言ではないレベル。
この世で一番大切なのはオーヴィルだと公言してはばからない。お前らもう結婚しろよ。
オーヴィルと共にクリスタニアへと登り、レードンたちと合流したあとはオーヴィルの真意を涙ながらに皆に打ち明けた。
アデリシアが封印された後は、封印られたアデリシアを封印から解放するためにレードン達と別れ、封印の民が住むフィンガル地方へと向かった。


  • マリード伯爵

ダナーン王国の宰相。
野心的であるが優秀な人物で、先王の死に乗じて権力を掌握。
反体制派を粛正した後は幼い女王を王宮の離宮に幽閉し、自らがダナーンの王に成ろうと目論んでいる。
「漂流伝説」の後にレイルズたちよって打倒された模様。


  • ラッセル

CV:鈴置洋孝(ラジオドラマ)
ダナーン王国の近衛騎士隊長。
後にダナーン王国の国王となるレイルズの父親。
元は冒険者だったが、マリード宰相によって近衛騎士隊長に取り立てられた。
クリスタニア最強の戦士であり、反マリード派を冷酷に粛正してきた事から「血煙の騎士」の異名で恐れられている。
ハーヴェンの殺害後はハーク村の領主も兼任している。


  • ジェシス

ダナーン王国の女王。
父親である先王が早くに亡くなったため、幼くして国王の座に就いたものの、宰相マリードに権力を奪われ、幽閉されてしまう。
後にマリード打倒に成功したレイルズに救出され彼と結婚した。
実は純白の大白鳥フーズィーの従者でフーズィーの獣人ビーストマスターでもある。


  • ハーヴェン

CV:沢木郁也(ラジオドラマ)
ハーク村の領主でレードンの父親。
ダナーン王国の先王の妾腹の異母弟。年老いてなお原作者からもTRPG版で「ダナーン屈指の剣士」と太鼓判を押されるほどの実力を誇り、毒をあおった身でオーヴィルをあっさり打ち負かしている。
母親の身分が低かったためか、王族としてはかなりリベラルな精神性の持ち主。
先王の死後、ハーヴェンの存在を邪魔に思ったマリード宰相の陰謀で辺境のハーク村の領主に左遷されるも、本人は王都の権力争いから距離を置ける事をむしろ喜んでいた。
領主としては善政を敷いていたらしく、ハークの村は辺境にも拘わらず王都スパイアーに負けず劣らずの活気に満ちている。そのせいでハーヴェンの死後もハーク村の村人の間に反マリード感情が強く残っていたほど。
国内の反マリード派から打倒マリードの為に立ち上がる事を期待されていたが、ハーヴェン本人は善政が敷かれるならば国のトップに立つのが王家の人間である必要はないと考えており、
最期は自分が死ぬ事で争いが回避出来るならと、毒杯を呷り自害した。
ちなみに設定ではダナーンの王族は全員がフーズィーの従者とされているが、レードンはクリスタニアを訪れるまでフーズィーの存在を知らなかった事から、ハーヴェンが敢えて教えなかったか、彼自身もフーズィーの存在を知らなかったと思われる。


  • メイラ

CV:土井美加(ラジオドラマ)
ハーヴェンの妻でレードンの母親。
元は普通の村娘だったが、ハーヴェンに見初められ彼の妻となる。
妾腹とはいえ王の弟が平民と結婚した事から当時は結構な騒ぎになった模様。
ハーヴェンの死を見届けると自らも毒杯を呷り自害した。


  • ブライアン

CV:西村知道(ラジオドラマ)
ハーク村に住む老魔術師でナーセルの父親。
元は王都の「賢者の学院」の最高導師だったが、魔法の研究そっちのけで権力争いに現を抜かす学院の魔術師達に嫌気がさし、友人のハーヴェンの領地であるハーク村に隠居した。


  • ラグノス

ダナーンの首都スパイアーにあるラーダ大神殿の大司祭。
宰相マリードから裏切り者が出たら密告するよう命じられており、アデリシアが反マリード派の貴族たちの連番状を持ってハーク村に向かったことを報告した。


  • リオ

CV:冬馬由美
大蛇の民の女戦士で、神獣王ルーミスの獣人ビーストマスター
ルーミスの教えに従い、外部から侵入したレードン達をクリスタニアを乱す混沌として排除しようとした。
小説版では最後までレードンを混沌としかみなさず敵意を緩める事はなかったが、ラジオドラマでは内心ルーミスの結界の外の世界への憧れを抱いて偵察と称して自らダナーンに降り、レードンに対しても並々ならぬ執着を抱き、最期はルドルの攻撃からレードンを庇って彼への共感を見せるなど大きな違いがある。


  • ルドル

CV:関智一
ラジオドラマのオリジナルキャラクター。
大蛇の民の戦士で、リオ直属の部下として前線の指揮や彼女の身の回りの世話などを行う。
リオ個人への強い忠誠から彼女の無謀を諫めるが悉く一蹴される苦労人。


  • ローム

CV:速水奨(ラジオドラマ)
獣の牙の傭兵で、封印の民の戦士。神獣王ウルスの獣人ビーストマスター
ウルスの教えに従い、外部から侵入したレードン達をクリスタニアを乱す混沌として排除しようとするも、レードン達を追ううちにアデリシアに心を奪われ、その独占欲故にアデリシアを封印した。
小説版ではアデリシアへの偏執的な執念から陰湿なストーカーじみた人物だが、ラジオドラマでは騎馬に蹴られかけたライファンを気遣う、アデリシアに対しても一度は本気で殺しにかかるなど、CVのイケボもあってだいぶ印象が違う。


神王伝説

今を遡ること300年前、北の島から「漂流王」とよばれる指導者率いる船団がクリスタニアに漂着した。
しかし、神々の大陸「クリスタニア」は高くそびえる断崖「神の城壁」によって彼らの侵入を許さなかった。
絶望の淵にたった漂流王は自らの肉体と引き替えに支配の神獣王バルバスの統治する大地を得た。
そして今、300年に亘る眠りから目覚め、人間の肉体を得てバルバスが神王として復活した。
シェールは愛しの王を取り戻すべく復活のカギである「混沌輪」を盗み、バルバス打倒のためクリスタニアへと向かうが……。
これは『はじまりの冒険者たち』と並ぶもう一つの始まりの物語。


  • シェール

ダークエルフの女精霊使い。
漂流王の恋人で漂流王の肉体を奪ったバルバスを倒すという誓いを立てている。


  • ボークス

獣の牙の傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターで、神獣ディレーオンの教えに従いシェールの決意を承認し、その手助けをする。
流行り病で妻と子を失い、獣の牙の傭兵となった後も、妻と子を失った虚無感から死に場所を求めるように戦っていたが、シェールとの出会いによって自らの使命を見出す。
旅を続けるうちにシェールに「承認者」としての枠を超え異性としての好意を抱くようになるも、亡き妻への罪悪感や承認者としての使命感からシェールへの好意から目を背けていた。
しかし、混沌界に行くための試練を経てシェールへの好意を自覚する。
バルバス打倒後はベルディア帝国からの侵略からクリスタニアを守るため獣の牙を再建した。
『傭兵伝説』の時代にはイスカリア砦の団長に就任しており「認めずの承認者」などという異名で呼ばれている。


  • ジェノバ

獣の牙の傭兵で孤高の民の女戦士。
神獣フォルティノの獣人ビーストマスターで、フォルティノの教えに従いシェールとボークスの行動を監視している。


  • マティス

獣の牙の傭兵で銀狼の民の戦士。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。
ロフェルとは恋人同士。
神王バルバスの奇跡によってロマ砦が壊滅した後は、生き残った傭兵たちを纏め、ベルディア軍にゲリラ戦を行っていた。


  • ロフェル

獣の牙の傭兵で蹄の民の女戦士。
神獣シルヴァリの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。
マティスとは恋人同士。
傭兵としては珍しく奇麗好きで、身だしなみにとても気を使っている。
神王バルバスの奇跡によってロマ砦が壊滅した際に死亡した。


  • ブライム

獣の牙の傭兵で牙の民の戦士。
神獣ブルーザの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。


  • 漂流王

ベルディア帝国の健国王にして永遠の皇帝。
かつてベルディア帝国の母体となった王国が滅びた際に暗黒の民をクリスタニアへと導いた英雄王。
土地と引き換えにバルバスに肉体を差し出すも三百年に渡り老いることもなく眠り続けている。


  • ルインズ

暗黒の民の戦士で、暗黒騎士団の騎士隊長。
野心家だが優秀な人物で暗黒騎士団でも有数の剣椀の持ち主。
名門の生まれではなかったためこれ以上の出世は望めず、そのことに強い不満を持っており、その不満からムーハと手を組みバルバスを蘇らせた。
神王バルバスから力を与えられバルバスの獣人ビーストマスターとなる。


  • ムーハ

双面の民の老魔術師で、神獣スマーシュの獣人ビーストマスター
胡蝶の民から盗み出した祭器「混沌輪」の力でバルバスを蘇らせた張本人。


  • ガルディ

猛虎の民の若長。
神王バルバスの獣人ビーストマスター


  • ピエン

戦神マイリーの神官で、ベルディアの戦神マイリー教団の最高司祭。
ベルディアの王都ドートンのマイリー大神殿の長で、ベルディアの反バルバス派の中心人物。
息子を猛虎の民に殺害された事から、バルバスや猛虎の民に強い反感を持っている。


  • トゥルヤ

胡蝶の民の戦士で、神獣レスフェーンの獣人ビーストマスター
部族の宝である「混沌輪」を取り戻すためベルディアまで追ってきた。
ムーハの口車に乗せられピエン司祭を暗殺するも、その直後にシェール殺害された。


  • キサラ

胡蝶の民の少女。
神獣レスフェーンの獣人ビーストマスターで、母親を殺し部族の宝である「混沌輪」を奪ったムーハに復讐するためにレードン達と共にベルディアに向かう。
首尾よくムーハを暗殺し「混沌輪」を取り戻した後は、混沌界に飛ばされた漂流王の魂を救出するためにレードン達を混沌界へと導いた。


英雄伝説

復活した神王バルバスの奇蹟の力により、獣の牙はその砦と傭兵の多くを失い、事実上壊滅した。
大陸の完全支配を目指すベルディア軍の進撃を阻む勢力は、もはやクリスタニアには存在しなかった。
敗残の兵となったレードンは、獣の牙の再建のため、クリスタニア全土に共闘を呼びかける旅に出る。
戦乱の世に必死に生きる人々、絶望の淵にありながら、それでも部族の、そして自身の理想のために戦う者たち……。
各地を巡り、クリスタニアに生を受けた人々の真摯な生き様に向き合ったレードンは、今、真に自分が何をなすべきかを悟る!
これは「赤き剣の剣士」レードンが「真紅の皇帝」となるまでの物語。


  • ファレット

獣の牙の傭兵で双面の民の老魔術師。
神獣スマーシュの獣人ビーストマスターで、獣の牙が解散した後はレードンの旅に同行した。


  • ロルカ

獣の牙の傭兵で沈黙の民の戦士。
神獣タルキーの獣人ビーストマスターで、言葉を禁じている沈黙の民としては異端ながら「今のクリスタニアには言葉が必要」と考え普通に会話している。
ベルディアの軍勢からレードン達を逃がすため戦死した。


  • ノーファ

真紅の民の精霊使いの少女。
神獣クロイセの獣人ビーストマスターで、クリスタニアの情勢を知るために派遣されその途中でレードンと出会い、レードンがクロイセより全権を与えられ真紅の民の導き手となると側近としてレードンに仕える。
一時期レードンとは男女の関係だったが、自分がレードンを愛している程にはレードンは自分を愛してくれてはいないと悟り、以後は真紅の民の若長としてレードンに仕えていた。
レードンが皇帝を退き真紅の都を追放された際は、若長としての地位を投げ捨てレードンに同行した。


  • イーライ

獣の牙の傭兵で銀狼の民の戦士。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、獣の牙の実質的な団長。
銀狼の民の集落であるネルの集落の若長で、ネルの集落の戦士長を務めている。
ベルディア帝国の軍勢に故郷であるネルの集落が侵略され征服された際に、獣の牙の傭兵と協力してネルの集落を奪還した。
その後、生き残った獣の牙の残党がネルの集落に集結し獣の牙が再建された際に、纏め役だった事からそのまま実質的な団長に就任した。
ネルの集落の戦士達と獣の牙の傭兵を率いて、数年に亘りベルディア帝国の軍勢に抵抗を続けていたが、族長から集落を放棄し、イースロの集落に集結せよとの命令を受け、集落の放棄と獣の牙の解散を決定した。


  • ラキム

獣の牙の傭兵で鬣の民の女戦士。
まだ若いが優秀な獣人ビーストマスターであり、ネルの駐屯地でも有数の弓の使い手。
集落の放棄と獣の牙の解散を聴かされた際は、最初は反対していたが、最終的にディレーオンの教えに従いイーライの意思を承認した。


  • ノディール

獣の牙の傭兵で大蛇の民の戦士。
神獣王ルーミスの獣人ビーストマスターで、崇拝するルーミスの結界を傷つけたバルバスを激しく憎んでいる。
結界の外から来たレードンに反感を持っているものの、その分部族の使命に対する使命感は強く、獣の牙の解散が決定した際は激高した。


  • テルトワ

蹄の民の若者で、神獣シルヴァリの獣人ビーストマスター
族長からのネルの集落を放棄し獣の牙を解散せよとの命令を伝えた。


  • セルヴィオ・ロッサート

スループ王国の女性騎士。
王族の血を引く家系の出で、兄を次の王にし、スループ王国の民を南クリスタニアに導く事を目指している。
杖の森へ赴き、発動体に使う古木を王都に持ち帰る任務の途中でレードンとファレットと出会い、レードンと惹かれ合う。
後にスループ王国の軍勢を率いてラブラドル地方の真紅の都を侵略するも、レードンとの一騎打ちに敗れ戦死した。


  • ネイカー・ロッサート

スループ王国の有力貴族の当主でセルヴィオの兄。
フォレースル地方のファラリス教団の高司祭で、スループ王国の次期国王候補の一人。


  • ルゼファン・ロッサート

スループ王国の貴族。
セルヴィオの従兄弟でネイカーの親友。
自分が王と成る為にセルヴィオを陥れ、兄のネイカーを裏切るよう説得するも失敗した。


  • ウォイス

スループ王国の騎士でファラリスの司祭。


漂流伝説

レードン達がクリスタニアへと旅立ってから十年後。
王都から遠く離れた辺境の村ハークに、ひとつの事件が巻き起こった。
王城に侵入した賊を捕らえるべく、王都から騎士がやってきたのだ。
冒険者になる夢を捨て、騎士になる決意をしたばかりの青年レイルズは、偶然にもその賊と出会い、戦うことになる。
危機一髪! そのとき、突如、村を襲った大地震は、レイルズのみならず、クリスタニアの運命までも、大きく揺れ動かすことになる……。
再びクリスタニアへの道が開かれ、レイルズが銀髪の少女マリスと出会った時、神話の時代から「周期」と「結界」に閉ざされたクリスタニアが遂に開かれる。


  • レイルズ

新しき民の戦士で近衛騎士隊長ラッセルの息子。
ややファザコン気味で、父親のラッセルを尊敬しているものの、ラッセルが冒険者を辞め近衛騎士として宰相マリードに仕えてからは反発している。
冒険者に憧れていたが、平和なダナーンでは冒険者としては生きていけないという現実から夢を諦め、王都に行って騎士になる予定だった。
しかし、クリスタニアへの道が開かれたことで長年の夢だった冒険者に成るべくクリスタニアへと登った。
クリスタニアに登ってからは、獣の牙の傭兵となり、百人隊長に任命されてからは獣の牙の改革を行い、対ベルディア戦の指揮を執る。
幾多の戦いを経て純白の大白鳥フーズィーに見いだされ、大白鳥の民の代表として神々の会合に立ち会う。
神々の会合によって周期と結界が破棄された後は、ダナーンに帰還し宰相マリードの打倒に成功。
幽閉されていたジェシス女王と結婚し、ダナーン王国の国王に即位した。


  • サイア

新しき民の魔術師の少女。
レイルズの幼馴染で、レイルズに恋心を抱いている。
ハーフエルフだが両親は共に人間で取り替え子チェンジリングだった事で両親に疎まれブライアン老師に引き取られた。
クリスタニアに登ったナーセルの身を案じており、彼を連れ戻すためクリスタニアへと登った。


  • ビーン

新しき民の精霊使いの少年。
レイルズとサイアの幼馴染で、精霊使いだった母親が7年前に動物からビーンを庇って死去し、それからはハーク村の村長の家で育てられた。
幼い頃からレイルズとサイアと共に冒険者に成ろうと約束しており、クリスタニアへの道が開かれたことで長年の夢だった冒険者に成るべくクリスタニアへと登った。


  • バッソー

新しき民の盗賊。
反マリード派の貴族の依頼でジェシス女王を救出しようとして失敗。
ダナーン王国では指名手配犯となったため、マリードの手から逃れるためにクリスタニアへと登った。
『傭兵伝説』ではダナーン王国からベルディア地方に派遣され、新設されたベルディア砦の客員幹部として働いている。


  • シャイロン

バッソーの冒険者仲間でドワーフの神官戦士。
ドワーフとしては珍しく幸運神チャ・ザを信仰している。
ダナーン王国では指名手配犯となったため、マリードの手から逃れるためにクリスタニアへと登った。


  • マリス

銀狼の民の少女。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、フェネスによって聖別された「銀髪の者」の一人。
銀狼の民の集落の一つであるハーケーンの村の若長で、後に銀狼の民の族長に就任した。


  • サージ

神獣王フェネスの眷属である銀狼シルバーウルフ
「銀髪の者」として実の両親からも特別扱いされていたマリスにとっては心を許せる唯一の親友だった。
しかし、ハーケーンの村が猛虎の部族の軍勢に襲われた際に、グレイルの投げた短剣からマリスを庇って死亡した。


  • メネア一世*3

ダナーン王国の健国王。
ダナーン王国の母体となった王国が滅亡した際に、王家に忠誠を誓う人々と共にアレクラスト大陸に逃れようとするも、航海中に嵐に遭い、漂流していた所を純白の大白鳥フーズィーに救われダナーンへと導かれた。
これに感謝したメネア一世は、フーズィーに帰依したため、ダナーン王国の王族は全員がフーズィーの従者と成ったとされる。
しかし、フーズィーは自らの教えを広める事を望まなかったため、ダナーンにフーズィー教団が形成される事はなかった。


  • ターケン

新しき民の村人でハーク村の村長。
ハーク村の村人の中では例外的にレイルズ親子に好意的な人物。
ビーンの養父でもあり両親を失い孤児になったビーンを引き取り育てた。


  • ノルヴァ

ダナーン王国の近衛騎士。
元は下級騎士の出だが剣の腕を認められ近衛騎士団に採用された。
バッソーとシャイロンを追ってハーク村へとやって来る。
レイルズの協力もあって一度はバッソーとシャイロンを捕縛するも、
二人を取り逃がしたためラッセルの命令でバッソーとシャイロンを追ってクリスタニアへと登った。


  • コーラル

新しき民の戦士。
バッソーとシャイロンの元冒険仲間。
女王救出に失敗した後はバッソーとシャイロンと別れ逃亡生活を送っていたが、逃亡生活に疲れ反マリード派の貴族を陥れるための偽の書状と引き換えに恩赦される。
その後は近衛騎士と成る為の条件であるバッソーとシャイロンを捕らえるためノルヴァと共にクリスタニアへと登った。


  • テディン

新しき民の戦士。
バッソーとシャイロンの元冒険仲間。
女王救出に失敗した後はバッソーとシャイロンと別れ逃亡生活を送っていたが、逃亡生活に疲れ反マリード派の貴族を陥れるための偽の書状と引き換えに恩赦される。
その後は近衛騎士と成る為の条件であるバッソーとシャイロンを捕らえるためノルヴァと共にクリスタニアへと登った。


  • リーマン

新しき民の魔術師。
バッソーとシャイロンの元冒険仲間。
女王救出に失敗した後はバッソーとシャイロンと別れ逃亡生活を送っていたが、逃亡生活に疲れ反マリード派の貴族を陥れるための偽の書状と引き換えに恩赦される。
その後は「賢者の学院」の導師と成る為の条件であるバッソーとシャイロンを捕らえるためノルヴァと共にクリスタニアへと登った。


  • ターニル

獣の牙の傭兵で銀狼の民の戦士。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、マリスと同じくフェネスによって聖別された「銀髪の者」の一人。
マリスの婚約者で、かつては東のイースロの集落の若長だったが、バルバスの奇跡によってイースロが滅ぼされた後は、獣の牙に身を寄せ傭兵として戦っている。
当初は若長でありながら集落でただ一人生き残ってしまった諦念から、死に場所を求めるように戦っていたが、レイルズとの交流を経てバルバス打倒を目指すようになる。
「周期」と「結界」が破棄されバルバスが眠りに付いた後は、イースロの集落を再建し、銀狼の民の族長となったマリスを補佐している。


  • ガーシュン

獣の牙の傭兵で牙の民の戦士。
神獣王ブルーザの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。
獣の牙でも古参の傭兵で、レードン達とも知り合い。
その縁もあってダナーン出身のレイルズ達にはかなり好意的。
世話好きな性格もあって獣の牙の砦ではレイルズ達の面倒を見ていた。


  • カーリオ

獣の牙の傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。
獣の牙の団長は伝統的に鬣の民の団員が務める事が多いため次期団長候補と目されている。


  • ナンス

獣の牙の傭兵で孤高の民の戦士。
神獣フォルティノの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。


  • イサリ

獣の牙の傭兵で影の民の魔術師。
神獣アルケナの獣人ビーストマスターで、戦いの情勢を主であるアルケナに伝えるため獣の牙に所属している。
獣の牙の砦が神王バルバスの奇跡によって滅ぼされる未来を予知したことで砦から姿を消す。
その際にレイルズに気紛れで自分の見た予知を話してから去った。
砦から姿を消した後は、ダナーン王国からやって来たノルヴァ達一行と出会い、アルケナの命令でダナーンの情勢を探るためノルヴァに同行した。


  • ギリアム

獣の牙の傭兵で、真紅の民の戦士。
蟻人ミュルミドン戦士ヴォーリアー種で、レードンの命令で獣の牙に派遣された。


  • オルゲンズ

獣の牙の傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターで、立派な髭を生やしており、獣人化パーシャルしない方が獅子っぽい。
獣の牙でも古参の傭兵で獣の牙の団長を務めている。
レードン達とも知り合で、レイルズの実力を認め、ベルディア帝国との戦いの際は全権を委ねた。


  • ディル

獣の牙の傭兵で枝角の民の戦士。
ベルディアの侵略に対してラフォンテールの教えに従い無抵抗主義を取る部族に反発して獣の牙の傭兵となった。
傭兵としては新人で歳も近く同じく新参者だった事からレイルズと仲良くなった。


  • フレド

獣の牙の傭兵で枝角の民の戦士。
ディルとは同郷の幼馴染で共に獣の牙の傭兵となった。
傭兵としては新人で歳も近く同じく新参者だった事からレイルズと仲良くなった。
ゴブリンロードからレイルズを守ろうとして戦死した。


  • カデラ

獣の牙の傭兵で猛虎の民の密偵。
沈黙の民の戦士「槍使いのルタンダ」と偽り「獣の牙」の情報を集めていた。
暗黒の民の密偵であるマカティーに裏切られ、素性をレイルズ達に知られてしまう。
その後は何時の間にか砦から姿を消していたことから、どうやらバッソーに殺害された模様。


  • ロッフ

銀郎の民の族長で、銀狼の部族の最大の集落であるシレーネの長。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、マリスと同じくフェネスによって聖別された「銀髪の者」の一人。
神獣達の会合によって「周期」と「結界」が破棄された後は、族長の座をタリオに譲り隠居した。


  • タリオ

銀郎の民の長老で、銀狼の部族の第二の集落であるメイレンの長。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、マリスと同じくフェネスによって聖別された「銀髪の者」の一人。
神獣達の会合によって「周期」と「結界」が破棄された後は、隠居したロッフに代わり銀郎の民の族長に就任した。


  • ザイツ

銀郎の民の戦士で、ハーケーンの集落の戦士頭。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、銀郎の民の戦士の中でも屈指の使い手だったが、集落が猛虎の民の軍勢に襲われた際に、集落の民を逃がすためグレイルと戦い戦死した。


  • マカティー

暗黒の民の密偵。
暗黒騎士団の団長のディラントの命令でレイルズについて探るため「獣の牙」の砦に侵入した。


  • グレイル

猛虎の民の族長。
神王バルバスの獣人ビーストマスターで、ベルディア帝国でも最強の戦士。
神王バルバスに次ぐ者として「剣の牙の公爵」と呼ばれている。


最初はレイルズを取るに足らない若輩者とみなしていたが、彼が破れかぶれに投げた魔法の短剣が片目に命中し負傷。
跳躍の能力持ちで砦を奇襲した際の二回目の対戦では、片目の傷の復讐のためレイルズを討ち取ろうとするも跳躍を併用した背後からの奇襲をレイルズに見破られ逆に片腕を斬り落とされる屈辱的な敗北を喫する。
この件でバルバスから失望されたグレイルは族長の地位を捨て旅に出る。そして一人の戦士としてレイルズと一騎打ちを繰り広げるが、死闘の末に討ち取られ最後は互いを称えあいながら息絶えた。


  • バディオ

猛虎の民の若長で、タンカラの集落の長老。
神王バルバスの獣人ビーストマスターで、グレイルの次の族長と噂されている優秀な戦士。
背は低いが怪力無双の戦士で、戦槌ヴォーハンマーを武器としている。
グレイルが跳躍を使用した奇襲に失敗し逆に片腕を斬られた屈辱を晴らすべくレイルズに挑むが返り討ちに遭う。


以降はも猛虎の民は指導者に恵まれず、徐々にクリスタニアでの影響力を失ってゆくことになる。


蟻帝伝説

不毛の大砂漠地帯・ラブラドル大地峡。その灼熱の大地から、赤き剣を持つ男はやってきた――。
北クリスタニアの中央部、フォレースル地方の首都スループを目指し、男とその配下である蟻人族の屈強の戦士たちは北上する。
神獣クロイセの名代たるその男の名は「真紅の皇帝」レードン。
その頃、ケレンスなる小村の護民兵・カルーアは、テューレやフィランヌら北の王国ダナーンからの使者と出会い、スループを目指すというそのパーティとともに旅立つことになる。
臆病で、己に自信の持てぬ自分自身を、変えるために。
戦乱の予感の中、それぞれの思惑を秘めて、彼らは出逢い、すれ違う。
そして、レードンの真の目的とは?


  • フィランヌ

新しき民の女司祭で、知識神ラーダの神官。
元はスラム街の生まれだったが、知識神ラーダの声を聞きラーダ教団に入信した。
ダナーン王国と銀狼の部族の使者としてスループ王国に書状を届けに来たが、序盤でリーダーのテューレが死亡したため、以後はリーダー代理としてパーティーを率いた。


  • アンバース

銀狼の民の密偵で、神獣王フェネスの獣人ビーストマスター
銀狼の民の族長となったマリスの命令で使者に参加した。


  • ベリーズ

銀狼の民の女魔術師で、神獣王フェネスの獣人ビーストマスター
アンバースに好意を抱いており、アンバースと同じくマリスの命令で使者に参加した。


  • ライアス

エルフの精霊使い。
ライアスという名前は略称で「風に流れる木の実ライアセントゥース」というのが本名だが、長いので普段はライアスと名乗っている。
名前のせいか森の外の世界に出て、様々な場所を渡り歩くのを好んでおり、好奇心からダナーン王国と銀狼の部族の使者としてスループ王国にやって来た。


  • カルーア

古の民の戦士。
スループ王国のケレンス村で護民兵*4を務めていたが、村に真紅の民の戦士達が乗り込んできたとき護民兵でありながらビビッて何もせず、村から追い出された。
その後は行く所も無かったためフィランヌのパーティーに加入した。


  • ボッシュ

ドワーフ族の戦士で本業は武器職人。
白と灰色の山脈の麓にあるドワーフの集落に住んでいたが、蘇生するまでの間テューレの遺体を保存するために白と灰色の山脈を訪れたフィランヌ達の案内役として同行し、案内を終えた後もパーティーに同行した。


  • ロンダール

古の民の戦士でスループ王国の将軍。
ケレンス村の領主で、フォレースル騎士団を率いてラブラドル地方を侵略するも、真紅の帝国の軍勢に返り討ちに遭い戦死した。


  • ルカノス

古の民の村人。
スループ王国にあるケレンス村の猟師。


  • マローズ

古の民の村人。
スループ王国にあるケレンス村の村長。


  • アドロン

真紅の民の戦士。
スループ王国との国境近くにあるタリス砦の城代。


  • キンメル

古の民の戦士で、スループ王国の騎士団長。
真紅の帝国との戦争で戦死した。


  • ラハンス

古の民の神官で大地母神マーファの司祭。
スループ王国のマーファ教団の最高司祭を務めており、フォレースル地方では唯一蘇生の奇跡を使用する事ができる人物。


  • ファイエル三世

スループ王国の国王。
真紅の帝国との戦争で戦死した。


  • ヴィクト・タレーノス

スループ王国の王子で、国王であるファイエル三世の息子。
真紅の帝国との戦争で父王が戦死した後、レードンからスループ伯に任命される。
レードンが失脚し真紅の帝国の支配から解放された後は、タレーノス二世を名乗り、国王に即位する。
しかし、真紅の帝国の占領を免れていた幾つかの都市群が、王都であるスループが占領されている間に結束し、
王家に連なる有力貴族の一人を国王に祭り上げていたため、スループ王国は内乱状態に陥った。


  • メフィエ

蟻人ミュルミドンのウィング種で宮廷画家。
クロイセの教えに反しスループ王国を征服した皇帝への不信感からスループ王国の抵抗運動に協力している。


  • セリナス・ガーシェン

古の民の貴族。
スループ王国の執政官の一人で、スループ王国が真紅の帝国に占領されてからは、スループ王国を奪還するため抵抗運動を行っている。
真紅の帝国が撤退し、占領から解放された後は、スループ王国の王位を巡る内乱を勝ち抜き、スループ王国の国王に即位した。


  • ミロン

蟻人ミュルミドンのウィング種で従軍書記。
クロイセの教えに反しスループ王国を征服した皇帝への不信感から反乱を起こす。
レードンが真紅の帝国を追放された後はクロイセによって新たな皇帝に任命された。


黄金伝説

新しき民の騎士テューレは、皇帝戦争に巻き込まれ落命するが、古の神々の奇蹟により蘇生した。
だが、未だ何らの使命をも果たせ得ぬ彼に、既に行き場はない。胸を張って故郷へ凱旋するために、名声を得たい。だが、どうやって?
スループの街で無為の日々を送るテューレに「黄金峡を探してみませんか?」と謎の女性ラナートが冒険話を持ちかける。彼はその呼びかけに応じ、仲間を募って旅に出た。
“幾多の試練を乗り越え、そこにたどり着いた選ばれし者は、いかなる望みでも叶えられる”という伝説の地・黄金峡を目指して――。
果たして、一行は無事に黄金峡へたどり着き、願いを叶える事ができるのか?


  • テューレ

新しき民の戦士でダナーン王国の騎士。
レイルズの命令でダナーン王国と銀狼の部族の使者としてスループ王国に書状を届けに来たが、『蟻帝伝説』の序盤で死亡してしまう。
その後フィランヌ達の活躍でスループ王国が解放され、救国の英雄の仲間ということで蘇生してもらえたが、任務を果たせなかったため、故郷に帰るに帰れず、酒場で飲んだ暮れていた。
『黄金伝説』では果たせなかった任務の代わりとなる功績を得るため、新たな仲間達と共に伝説の『黄金郷』を探す旅に出る。
旅を終えた後は新たに「獣の牙」のフォレースル支部を立ち上げ、フォレースル砦の初代団長に就任した。
リプレイ版では、彼の蘇生のために費やした費用の返済を迫られて、その返済のための金を求めて、というのが理由となっている。


  • グランド

古の民の神官戦士。
幸運神チャ・ザの神官で、新しき民への布教を夢見ている。
ダナーン王国に神殿を建てる為の資金を得るため『黄金郷』を探すパーティーに加入した。
『黄金郷』では「古の神の信仰を広めるためにダナーンに神殿を建たい」と願いディレーオンに承認された。
旅を終えた後は布教のためダナーン王国に向かった。


  • ドルドムント

蟻人ミュルミドンの盗賊。
スループ占領の時にスリに遭い、その技の鮮やかさに魅せられ、盗賊の技術を一種の芸術と考え盗賊になった。
スループ王国が真紅の帝国の支配から解放された後も、一人スループに留まり、義賊として盗賊の技を人々の役に立てるべく、レスリーに協力していた。
しかし、『黄金郷』では「完璧な義賊などありえない、夢のまま終わらせるべき夢」と考えディレーオンの承認を辞退した。


  • ミーア

古の民の女精霊使い。
元は豪商の家に生まれたお嬢様だったが、冒険者の男に惚れ自らも冒険者に成った。
冒険者らしく波乱に満ちた生活を送る事を好み、好奇心から『黄金郷』を探すパーティーに加入した。
『黄金郷』では「波乱に満ちた人生を送る」と願いディレーオンに承認された。
旅を終えた後はワイアーナ地方に向かいラトーナと再会。
その後はラトーナと共に冒険者としてクリスタニア各地を巡っている。


  • メモリー

牙の民の女戦士で、神獣王ブルーザの獣人ビーストマスター
実はテューレよりも強く、それを知った際はテューレは若干ショックを受けていた。
元は獣の牙の傭兵で、イスカリア砦から故郷の村に帰る途中でフォレースル地方に寄り道した。
部族の戦士として認められるための武勲をあげる為に、『黄金郷』を探すパーティーに加入した。
テューレを「隊長」と呼んで慕っており、共に旅をするうちに女性としても好意を抱くようになる。
『黄金郷』では「クリスタニア全ての人々が怠けられるように戦う」と願いディレーオンに承認された。
旅を終えた後はテューレと共に新たに「獣の牙」のフォレースル支部を立ち上げ、フォレースル砦の傭兵となった。


  • ラトーナ

鬣の民の女魔術師で、神獣ディレーオンの獣人ビーストマスター
ディレーオンの従者として『黄金郷』に案内するに相応しい資格を有する者を探して各地を旅している。
『黄金郷』に到着した後は、『黄金郷』の秘密を守るため仲間の記憶から自分に関することが消えてしまうため、
仲間と成れあうことが苦手で、どうせ記憶が消えるなら初めから仲良くしない方が良いと常に仲間達と距離を置いている。
しかし、テューレ達を『黄金郷』に案内した後は、ただ一人記憶が残っていたミーアと再会。
『黄金郷』に案内するに相応しい資格を有する者を探しながら、共に冒険者として各地を巡っている。


  • レスリー

古の民の戦士でスループ王国の見習い騎士。
恋人の父親を殺害した犯人を追っていたが、犯人の罠にかかりお尋ね者となってしまう。
その後はスループ王国の追手から逃れ、テューレ達と再会した時には山賊団のボスに成っていた。
再会後は仇であるロット伯爵を討つ力を得るため、テューレ達と共に『黄金郷』に向かいディレーオンに承認された。
スループ王国に帰還した後は、馬上槍試合の最中に参加者に紛れ込んで国王の前でロット伯爵を告発。
一騎打ちでロット伯爵に勝利し、恋人と再会した。


  • ランス

古の民の戦士でスループ王国の上級騎士。
レスリーの直属の上司で、レスリーの剣の腕と人柄を見込んで娘のレミリアと婚約させた。
スループ王国の名門貴族の当主で、騎士団長のロット伯爵とは数十年来の友人同士だったが、ロット伯爵に謀殺された。


  • レミリア

古の民の女性。
ランス卿の一人娘でレスリーの婚約者。


  • ロット

古の民の戦士でスループ王国の騎士団長。
スループ王国の貴族だが、元は平民の出で剣の腕と謀略で伯爵まで出世した。
ランス卿とは数十年来の友人だったが、内心では名門貴族の出身であるランス卿にコンプレックスを抱いていた。
名門の血筋を得るため、自分の息子とランス卿の娘を結婚させようと考えるも、ランス卿に断られたことでランス卿の殺害を決意。
ランス卿を暗殺し、その罪をランス卿の娘の婚約者だったレスリーに擦り付けた。


  • アルセル

古の民の戦士でスループ王国の騎士。
ロット伯爵の一人息子だが、何不自由なく甘やかして育てられたせいで、傲慢で自分勝手で、何事にも人に頼るバカ息子に育ってしまった。


  • ドルジェ

牙の民の戦士で、神獣王ブルーザの獣人ビーストマスター
成人の儀式を果たし正式に部族の戦士と認められる為に、故郷であるグレアの村を出てから最初に出会った獣であるグラントに決闘を申し込んだ。


  • ガンツ

古の民の戦士で山賊団「古の剣」の副頭領。
以前は「古の剣」の頭領を務めていたが、レスリーに敗れたことで頭領の座を譲った。
元はスループ王国の兵士だったが、真紅の帝国との戦いでスループ王国が敗れた際に仲間達と共にワイアーナ地方に逃げてきた。
ワイアーナ地方に逃れた後は仲間達と共に山賊業を営んでいた。
『黄金伝説』の終了後にスループ王国の国王から特例で恩赦され、山賊から足を洗った後は、仲間達と共にテューレが新たに立ち上げた「獣の牙」のフォレースル砦の傭兵となった。


  • ラミット

新しき民の戦士で山賊団「鉄の掟」の頭領。
元はダナーン王国の騎士隊長で、マリード派の重鎮だったが、政変でマリード宰相が失脚した後は、残党狩りから逃れるため、部下達と共にワイアーナ地方まで逃げてきた。
ワイアーナ地方に逃れた後は、部下達と共に山賊業を営んでいるが、いつの日か故郷に戻り、レイルズ王を廃位し、かつてのダナーンを再建することを誓っている。


封印伝説

神獣の支配する地クリスタニアに、覚醒の鐘が鳴り響く。
それは、封印の部族が己の使命にかけて封印した混沌を、この世界に解き放つ目覚めの音。
同じ頃、フィンガル地方の森の中では、ひとりの少女が息絶えんとしていた。
だが少女は、その目を見開いた。憑依する肉体を求めていた混沌を、その身に宿して。
獣の牙フィンガル砦の新米傭兵リュースは、少女を連れて封印の部族の集落へと旅立つ。この子は封印すべきか、否か……。
やがて、レードンをはじめとするはじまりの冒険者たちも、かつて封印された罪なき女性を救うため集結しはじめる。
決断の時は迫る。果たしてリュースは何を信じ、何を承認すべきなのか――。


  • リュース

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で鬣の民の戦士。
地声が大きく、場をわきまえずやたら叫ぶのが特徴。
思い込んだら他が見えなくなる猪突猛進な性格で、正義を愛する熱血漢。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターだが、何でもかんでも承認するため、「歩く承認印」なる承認者としては聊か不名誉な綽名で呼ばれている。
獣の牙の傭兵となるべく、故郷のヒマの集落を出て、かつての集落の若長であるフィンガル砦団長のマルカスを頼って、ワイアーナ地方から遠路遥々フィンガル地方の獣の牙までやって来た。
『封印伝説』では混沌の解放を承認し、『暗黒伝説』では暗黒神ファラリスの降臨を承認した。
暗黒の民との同盟によってベルディア地方に新たに獣の牙のベルディア支部が建てられるとベルディア砦の初代団長に就任した。
『傭兵伝説』ではベルディア砦の傭兵と共に、封印から解き放たれた古代魔法カストゥール王国の魔術師達と戦った。
『秘境伝説』では調査のために仲間と南クリスタニアに渡り、世界を終わらせる存在とされる「魔神獣」と対峙する。


リプレイでは何気ない場面で適当に承認を口にするなど、小説よりも更に承認の頻度が高くなっており、そのことから「歩く認印」とも呼ばれていた。


  • リヴリア

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で影の民の女魔術師。
神獣アルケナの獣人ビーストマスターで、黙っていれば普通に美人なのだが、毒舌家で口を開けばポンポンと毒をばら撒く事から、味方からも恐れられている。
「人の不幸は蜜の味」がモットーで、不吉な運命を予言することを好んでおり、その予言で他人が右往左往するのを見るのが趣味。
リュースを未来変動の要因と成る男と見込んでおり、部族の使命と趣味を兼ねてリュースを監視している。
リュースに「抱かれてもいい」と言うくらい(本人に直接言ったわけではないが)にはリュースの事を気に入ってるが、「恋人と言うのは何か違うわね」と言うように恋仲や婚姻を望んでるわけではない模様。
またリュース本人に「お前も美人だろ」と素で言われた時には、目の前では態度には出さなかったが素直に喜んでいた。
『暗黒伝説』の後、暗黒の民との同盟によってベルディア地方に新たに獣の牙の砦が築かれると百人隊長に任命され、ベルディア砦の副団長に就任した。


  • アロート

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で蹄の民の精霊使い。
パーティーの中では常識人枠で、その分色々と気苦労が絶えない。主にリュースとリヴリアのせい
神獣シルヴァリの獣人ビーストマスターで、部族の「調停者」としての使命に強い誇りを持っており、『暗黒伝説』で暗黒の民との和解が成立しそうに成った際は、積極的に和解に賛成していた。
『暗黒伝説』の後、暗黒の民との同盟によってベルディア地方に新たに獣の牙の砦が築かれると百人隊長に任命された。


  • サーバル

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で孤高の民の戦士。
神獣フォルティノの獣人ビーストマスター
人間ではなくフォルティノによって創造された亜人である鳥人バードマンで「鷹というより梟」といった体型。
封印の解放はクリスタニアに大きな混乱をもたらすとして異議を唱え、これが元でリュース達とは袂を分かつ。
『封印伝説』の後は、解放された混沌と戦い続けることを宣言した「はじまりの冒険者たち」を監視する旅に出る。


  • ネージュ

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で大蛇の民の野伏レンジャー
神獣王ルーミスの獣人ビーストマスター
明るく陽気な性格でリュース達とも仲が良かったが、封印の解放にはサーバル同様批判的で、ウルスの意志を問うため夢幻界へ赴いたレードン達の肉体を暗殺しようとすらした。
『封印伝説』の後は、リュース達と袂を分かち、故郷の集落を解放された混沌から守るために帰郷した。


  • コラード

封印の民の戦士で、神獣王ウルスの獣人ビーストマスター
浄化前に解放されてしまった混沌を再封印するため混沌を追ってやって来た。


  • フォスティ

影の民の少女。
狂った炎の精霊サラマンダーに襲われ崖から転落したことで瀕死の重傷を負った。
その際に、コラードが追っていた混沌に憑依されてしまう。
混沌ごと封印されそうになるも、リュースが彼女の「死にたくない、生きたい」という想いを承認したことで封印を保留される。
その後はリュース達と共に封印の民の大集落に向かい、黒き島ではレスフェーンの神託に従い、リュース達をウルスに合わせるべく、彼らを混沌界へと案内した。


  • マルカス

獣の牙の傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターで、獣の牙のフィンガル砦の団長。
故郷のヒマの集落では若長を務めていた為、同郷のリュースからは「若長」と呼ばれている。


  • セファム

猛虎の民の若者で、故郷の集落で人を殺してしまいフィンガル地方に逃げてきた。
フィンガル地方に逃げてきた後は、枝角の民の集落の女性と結婚した。


  • クラーレ

猛虎の民の戦士。
神王バルバスの獣人ビーストマスターで、故郷の集落では若長を務めている。
セファムに殺された兄の復讐を果たす為に、仲間達と共にフィンガル地方にやって来た。


  • オルフォード

封印の民の戦士で、神獣王ウルスの獣人ビーストマスター
十年ほど前に泉ごと夢幻の怪物を封印したが浄化が完了する前に覚醒してしまい、夢幻の怪物を追ってやって来た。
封印から目覚めたことで、自分が眠っている間にクリスタニアから「周期」と「結界」が失われたことを知る。
変わってしまったクリスタニアに封印すべき混沌や守るべき秩序があるのかと悩んでいたが、ルセルインとの交流を経て再び封印の民としての使命感を取り戻す。
彼の「封印の能力は、人から大切な何かを奪うためにではなく、守るためにある」という言葉は、封印の民の獣人ビーストマスターなら心に刻んでおくべき名言。


  • グラン

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で封印の民の戦士。
獣人ビーストマスターの能力は持っておらず、その事に若干コンプレックスを抱いている。


  • イン

枝角の民の少女。
神獣ラフォンテールの獣人ビーストマスターで、本名は「ルセルイン」。
彼女の集落では獣人ビーストマスターとして生まれた娘には、神獣の泉ルセルインの名を与えられ、集落の聖地である泉の守護者となる伝統がある。
しかし、十年ほど前にオルフォードによって夢幻の怪物ごと泉が封印されてしまっため、周囲からはインとだけ呼ばれていた。
封印が解除されたことで自分の本当の名前と使命を思い出し、オルフォード達と協力して夢幻の怪物を封印した。


  • ガルフィー

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で牙の民の戦士。
神獣王ブルーザの獣人ビーストマスターで、猛虎の民の戦士との戦いの最中に川に転落し、そのままベルディア地方に流されてしまう。
イファーナとソリアスの姉弟に川から救出された後は、彼らを守りフィンガル地方まで帰還した。


  • イファーナ

沈黙の民の女性。
故郷の集落が猛虎の部族への服従を拒否したため、猛虎の民の襲撃を受けて全滅してしまい、弟のソリアスと共に密林へと逃げ込んだ。


  • ソリアス

沈黙の民の少年でイファーナの弟。


  • オレノア

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスターで、獣の牙の幹部である百人隊長の一人。
フィンガル地方にベルディア軍が侵入したとの知らせを受け、仲間達と共に偵察に向かったところ猛虎の民の集団と遭遇。
戦いには勝利したものの、ガルフィーが河に流されてしまったため、傭兵を連れてベルディア地方に向かい、ガルフィーを救出した。


  • カイール

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で銀狼の民の戦士。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスター
傭兵仲間のガルフィーとは親友で、戦闘でも二人で組んで戦っている。
自分を助けるためガルフィーが河に流された際は、責任を感じ真っ先にガルフィーの救出に向かおうとした。


  • カリオア

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で影の民の女性。
神獣アルケナの獣人ビーストマスターで、ガルフィーが河に流された際に一人を救う為に多数の傭兵を危険に晒すべきではないとガルフィー救出に反対した。


  • エイレント

獣の牙のフィンガル砦に所属する傭兵で猛虎の民の戦士。
神王バルバスの獣人ビーストマスターで、猛虎の民でありながら獣の牙の傭兵をやっている変わり者。
故郷の集落で発生した狂える獣人ライカンスロープを討伐していたが、恋人が狂える獣人ライカンスロープと成ってしまい、故郷のベルディアからフィンガル地方へと逃げてきた。


  • ルアージュ

猛虎の民の女性でエイレントの恋人。
故郷の集落に居た頃に狂える獣人ライカンスロープに襲われ獣憑きライカンスロープに感染してしまう。
話し合いの末、エイレントと全てを捨てて二人で逃げ出そうとしたが、暗黒の民の闇司祭に捕獲されてしまい、「クエスト」の呪いを掛けられ、フィンガル地方に獣憑きを広めるよう送り込まれた。
その後、封印の民の封印者に十年ほど封印されていたが、クイルド達によって「覚醒の鐘」が鳴らされた事で解放された。


  • アルハン

枝角の民の狩人。
狩りの途中でルアージュに襲われ獣憑きライカンスロープに感染してしまう。


  • ゼルク

封印の民の戦士で、神獣王ウルスの獣人ビーストマスター
十年ほど前にルアージュを封印したが浄化が完了する前に覚醒してしまい、仲間達と共にルアージュを追ってやって来た。


  • ハウラ

封印の民の族長で、神獣王ウルスの獣人ビーストマスター
熊を連想させるような大男で、真っ白な髪と髭を長く伸ばしている。


  • アルゴス

神殺しの竜王の一体。
暗黒神ファラリスによって聖別された闇竜ダークドラゴンで、全身に真紅の瞳を持つことから、クリスタニア創世神話では「百の目を持つ竜王」と語られている。
神話によると神々の大戦では全身の瞳で神々の動向を監視し、それを他の竜王に伝える役目を担っていたとされている。
神話の時代に暗黒神ファラリスによって召喚され、南へと逃走した中立神達を追ってクリスタニア大陸へとやって来たが、礎の神獣王ウルスによって封印されてしまう。
クリスタニア創世から長年に亘って神獣王ウルスに封印されてきたが、その存在の余りの強大さ故に神の力をもってしても浄化することができなかった。
『封印伝説』で「覚醒の鐘」が鳴らされたことで現代に蘇るも、神獣達の総攻撃を受け滅ぼされた。


暗黒伝説

獣の牙の傭兵リュースは、封印の解放を承認し、神獣の支配する地クリスタニアに新たな時代の到来を導いた。
封印が解かれたことで、かつてこの地で覇を競いながらも浄化されつつあった妖魔を統べる王をも再び野に放つこととなった。
還るべき場所もなく、かの妖魔王はベルディアの地に君臨すべく反乱を企てる。
同じ頃、リュース一行は、宿敵である暗黒の民が支配する、ベルディア帝国の王都に向かっていた。
その役目もその目的すらも知らず、彼らは再び大きな時代のうねりの中に巻き込まれていく。
神獣の民と暗黒の民、新しき民、そして妖魔。
かの地に住まうすべての者の未来を、リュースらの決断が左右する――。


  • シロフォノ

獣の牙の傭兵で双面の民の戦士。
神獣スマーシュの獣人ビーストマスターで、幼い頃にベルディア帝国の侵略によって故郷を失い復讐の為に獣の牙の傭兵となった。
元はイスカリア砦の傭兵だったが、『封印伝説』の後、フィンガル砦に転任してきた。
幼少期の経験から暗黒の民との同盟に対しては否定的。(小説版では、『承認者(であるリュース)の決定には従うが、もしこの同盟のせいで世界が混沌に陥った時には、自分の助力は頼まないでくれ』と言っている)
『暗黒伝説』の後、暗黒の民との同盟によってベルディア地方に新たに獣の牙の砦が築かれると百人隊長に任命された。


  • ティオシー

獣の牙の傭兵で銀狼の民の野伏レンジャー
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、元はイスカリア砦の傭兵だったが、『封印伝説』の後、フィンガル砦に転任してきた。
『暗黒伝説』の後、暗黒の民との同盟によってベルディア地方に新たに獣の牙の砦が築かれると百人隊長に任命された。


  • ラバン

神獣王ウルスの獣人ビーストマスターで、封印の民の初代族長。
『封印伝説』で封印されていた混沌が解放されたことで長き眠りから目覚めた。
神話の時代に妖魔王を封印したものの、その存在の強大さから結局浄化することは叶わず、妖魔王を再封印するため、妖魔王を追ってベルディア地方にやって来た。
最終的に妖魔王を妖精界へと送還するため、暗黒神降臨の生贄と成り、神の魂の余りの強大さ故に魂が砕け死亡した。


  • ディラント

暗黒の民の戦士で、暗黒騎士団の団長。


漂流伝説では、バルバスの力を背景に自分たちを支配する猛虎の民に反感を抱いており、同作品の戦争で猛虎の民を戦術で翻弄し次々幹部を討ち取ったたレイルズに興味を抱き、バルバスの奇跡で砦が崩壊した際には密かに敗走するレイルズ一行を匿い逃している。


「周期」と「結界」が破棄されバルバスが眠りに付いた後は暗黒の民の王と成り「騎士王」と呼ばれる。
国王に即位した後は、猛虎の民との内戦に勝利するため、長年の仇敵だった神獣の民と和解し、ダナーン王国や獣の牙と同盟を結んだ。


  • ベック

暗黒の民の戦士で、ディラントに仕える老騎士。


  • アスファ

暗黒の民の魔術師でベルディア宮廷魔術師団の一人。
ディラントの側近で、『封印伝説』では混沌の魔物の大量発生の原因を調査するため、部下たちと共にフィンガル地方を訪れ、リュース達と出会った。
『暗黒伝説』では、猛虎の部族や妖魔と決別し神獣の民と同盟を結びたいというディラントの意向を伝えるため「獣の牙」を訪問する。
そしてリュース達を同盟の調印式に招くため、護衛をかねて王都まで同行させる。
『傭兵伝説』でベルディア地方に獣の牙の支部が設立されてからは、獣の牙と暗黒の民との連絡係となる。


  • レイトン

暗黒の民の戦士で暗黒騎士団の騎士隊長。
アスファの旧友だったが、妖魔と決別し、仇敵である神獣の民と同盟を結ぼうとするディラント派の考えを漂流王への反逆であると考え、
神獣の民との同盟を阻止するため、リュース達を襲撃した。


  • グンナーク

暗黒の民の神官でベルディア地方の暗黒神ファラリス教団の最高司祭。
妖魔王を王とすることで、猛虎の民との内乱を終わらせ、ベルディア帝国を再建し、クリスタニア全土を征服しようと目論んでいた。
しかし、最終的に超越者たる妖魔王に人間の心は理解できず、故に人間の王には成りえないと考え直し、ラバンの肉体に暗黒神を降臨させ、妖魔王を妖精界へと送還した。


  • 妖魔王

ダークエルフの最上位種であるダークエルフハイロード。
世界樹から直接生まれた最古のエルフであり、神々の大戦の折には暗黒神ファラリスの将軍の一人として妖魔の軍勢を率いていた。
クリスタニアに逃亡した中立神達を滅ぼすべく、ファラリスの命令で妖魔の軍勢を率いてクリスタニア大陸へとやってくるも、封印の民の初代の族長によって封印されてしまう。
『封印伝説』で封印から解放された後は、ベルディア地方に妖魔の帝国を築くべく、妖魔達を暗黒の民から離反させた。


傭兵伝説

獣の牙ベルディア砦に忍び寄る、姿の見えぬ敵。かねてからの仇敵である猛虎の民の心中にも、ある迷いが生じている。強大な魔力を秘めたその侵入者に素直に与すべきか、否か—。
ある猛虎の民の戦士は獣の牙に潜入し、その内なる葛藤が壮絶な結末を導きだす。また、密林に向かったある傭兵パーティーは、2人のホムンクルスの少女に出会い、侵入者の貴重な情報をもたらすことになる。そして、ベルディア王国の王都で見え隠れする、宮廷魔術師団の叛心。
行き場なき亡国の軍勢は着実に、かの地を蝕んでいく、そして砦を覆う暗雲の核心が、次第にリュースたちの前で明かされていく—。
未曾有の強敵、そして傭兵の代表としての重責に、若き承認者リュースはどう立ち向かうのか?


  • レナ

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で暗黒の民の少女。
裕福な家で育ったらしく、高い教育を受けている。
戦いに関しては素人だが、読み書きが達者で、数字にも強いため、獣の牙ではシロフォノの秘書のような仕事をしている。
封印から解放された混沌の魔物との戦いで婚約者だった騎士見習いが戦死したため、混沌の解放を承認したリュースを仇として憎んでいる。


  • ルビア

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で真紅の民の女狩人。
神獣クロイセの獣人ビーストマスターで、「獣の牙」へは真紅の部族の代表として派遣されており、ベルディア砦がクリスタニアで果たす役割を見極めるためベルディア地方までやって来た。
暗黒の民の村であるトル村から剣牙虎サーベルタイガーの退治を依頼され、リュースの推薦で仲間達と共にトル村へと派遣された。


  • デリアル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で孤高の民の狩人。
傭兵の中では新米で、暗黒の民の村であるトル村から剣牙虎サーベルタイガーの退治を依頼され、仲間達と共にトル村へとやって来た。
単独で密林を調べている最中に剣牙虎サーベルタイガーに襲われ喰い殺された。


  • オルファ

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で銀狼の民の狩人。
傭兵の中では新米ながら神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、暗黒の民の村であるトル村から剣牙虎サーベルタイガーの退治を依頼され、仲間達と共にトル村へとやって来た。
ベルディア砦に増援を呼びに行く途中で剣牙虎サーベルタイガーに襲われ喰い殺された。


  • ファルク

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で孤高の民の狩人。
ベテランの傭兵で、神獣フォルティノの獣人ビーストマスター
暗黒の民の村であるトル村から剣牙虎サーベルタイガーの退治を依頼され、仲間達と共にトル村へとやって来た。
密林の探索中に剣牙虎サーベルタイガーに襲われ、ルビアを庇って戦死した。


  • ノーマン

トル村の村人で暗黒の民の狩人。
村では一番の狩りの腕の持ち主でルビアに剣牙虎サーベルタイガーに勝つための毒を渡した。


  • ヴァレンス

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で孤高の民の戦士。
鳥人バードマンで、任務を終え砦に帰還する途中で猛虎の民の少年の襲撃を受け片翼を失う。
翼を取り戻すため、ドートンのマイリー神殿で再生リジェネレーションの奇跡を受ける条件として、シロフォノから暗黒の民の村に自警団を設立するという任務を命じられる。
当初は自警団の勇気の無さに侮蔑の想いを抱いたものの、ゴブリン・ロードとの戦いで不覚を取り、死の恐怖を味わったことで、真の勇気とは恐怖を感じないことではなく、恐怖に怯えながらも、それでも恐怖に立ち向かう事だと知る。
任務を終えた後はドートンのマイリー神殿で再生リジェネレーションの奇跡を受け失った翼を取り戻した。


  • ディレル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で孤高の民の戦士。
ヴァレンスとは同じ集落で育った親友同士で共に獣の牙の傭兵となった。
任務を終え砦に帰還する途中で傷が元で病にかかり死亡した。


  • テルゼン

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で双面の民の戦士。
神獣スマーシュの獣人ビーストマスターで、任務を終え砦に帰還する途中で猛虎の民の少年の襲撃を受け、毒矢で毒に侵されたヴァレンスを死から救うため、ヴァレンスの片翼を切断した。


  • アレイ

暗黒の民の村人でアレイ村の村長。
「アレイ」という名前は村を起こした暗黒騎士の名前で、アレイ村の村長は代々アレイの名前を襲名するのを習しとしている。
独立独歩の気風を守るため村に自警団を設立し、獣の牙に自警団の訓練を依頼した。


  • ヴォレン

暗黒の民の村人でアレイ村の自警団の一人。
自警団の中では最年長で愛妻家。


  • ダーラム

暗黒の民の村人でアレイ村の自警団の一人。
本業は狩人で自警団の中では一番の弓の使い手。


  • ロット

暗黒の民の村人でアレイ村の自警団の一人。
村長であるアレイの甥で、自警団の中では一番の剣の使い手。
ヴァレンスがゴブリン・ロードに殺されそうになった際にゴブリン・ロードの脇腹に剣を突き立て勝利に貢献した。


  • マルノー

暗黒の民の村人でアレイ村の自警団の一人。
ゴブリン達との戦いで戦死した。


  • タルシャ

暗黒の民の村人でヴォレンの妻。


  • ルマ

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で大蛇の民の女戦士。
戦士としては百人隊長に次ぐ実力の持ち主で、華麗な槍捌きから「虹色の槍」の異名で呼ばれている。
神獣王ルーミスの獣人ビーストマスターで、「周期」と「結界」の失われたクリスタニアで大蛇の民は如何に生きるべきかと思い悩んでいた。
しかし、仲間のデュリエルの「オレ達獣の牙の傭兵に、村の柵や堀の代わりになれということだな」という皮肉を聞き「大蛇の民は自らを結界として民を守ればいい」という答えを見出した。


  • デュリエル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で影の民の魔術師。
神獣アルケナの獣人ビーストマスターで、魔術の腕前は高いが、普段は実戦には参加せず、砦の運営にだけ携わっている。
ルマの死ともう一つの未来を予知し、その予知が実現するか見届けるため、ルマの任務に同行した。


  • コリオ

双面の民の村人。
故郷の集落で色々遭って故郷に居られなくなり、望めば誰でも村人として受け入れるベルディア地方のトル村へと移住した。


  • 眼帯の男

大蛇の民の戦士で神獣王ルーミスの獣人ビーストマスター
ルーミスの教えに従い「新しき民」と「暗黒の民」を排除し、「周期」と「結界」を復活させようとクリスタニア各地で暗躍している過激派組織「ルーミスの狩人」の一人。
「神獣の民」と「暗黒の民」が共存する村をルーミスの教えに反するとして襲撃した。


  • ブラド

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で牙の民の戦士。
古参の傭兵で神獣王ブルーザの獣人ビーストマスター
ラードルの弟で、猛虎の民が所有する魔法の品マジックアイテムの出所を調査中に猛虎の民の襲撃を受け戦死した。


  • ラードル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で牙の民の戦士。
古参の傭兵で神獣王ブルーザの獣人ビーストマスター
ブラドの兄。


  • カイル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で影の民の魔術師。
神獣アルケナの獣人ビーストマスターで、アスファをライバル視している。


  • フィロキア

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で銀狼の民の女精霊使い。


  • ロニア

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で銀狼の民の戦士。


  • マーティ

暗黒の民の魔術師でベルディア宮廷魔術師団の首席宮廷魔術師。
魔術至上主義者で無限の魔力を手に入れるため、ベルディア王国を裏切り魔法王国カストゥールの魔術師達と手を組んだ。


  • スライ

暗黒の民の少年。
事件解決の為にランケル村を訪れた獣の牙の傭兵達に憧れており、特にリーダーのウォーマンに懐いている。


  • ウォーマン

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で銀狼の民の戦士。
神獣王フェネスの獣人ビーストマスターで、村に蔓延している呪いの原因を調査するため、仲間達と共にランケル村を訪れた。


  • セルト

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で孤高の民の魔術師。


  • グラーデ

猛虎の民の戦士。
古代魔法カストゥール王国の魔術師達の命令で魔力の塔を作るための石工を誘拐していた。


  • ケイティア

古代魔法カストゥール王国の女奴隷。
魔法で精神を封印されており、主人の命令に逆らう事が出来なくされている。


  • フローヴェル

古代魔法カストゥール王国の魔術師。
記憶を失い暗黒の民の村に拾われた。


  • ライア

暗黒の民の少女。
住んでいる村の近くの森で重傷を負ったフローヴェルを発見した。
介護をしているうちにフローヴェルと惹かれ合う。


  • ハインド

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で枝角の民の戦士。
数年前に故郷の集落を魔物に滅ぼされてしまった。
枝角の民の族長にラフォンテールの能力タレントで故郷の記憶を封印してもらった後は、故郷を離れ「獣の牙」の傭兵となった。


  • バウザ

猛虎の民の戦士で、神王バルバスの獣人ビーストマスター
猛虎の部族の若長で、古代魔法カストゥール王国の魔術師達との同盟には反対しており、猛虎の民の力のみで「暗黒の民」と「獣の牙」に勝利することを目指している。
だが、リュースとの一騎打ちに敗れたことで心が折れ「獣の牙」に捕らえられた。


  • イムェル

猛虎の民の戦士で、神王バルバスの獣人ビーストマスター
部族の英雄であるバウザを兄貴分として慕っており、バウザが捕らえられた際は、バウザを助け出すため身分を偽り「獣の牙」に傭兵として潜入した。
しかし、バウザはリュースとの一騎打ちに敗れたことですっかり心が折れて腑抜けとなっていた。
最後には失意のあまり腑抜けていたバウザを殺害し、リュースに復讐を誓った。


  • エリト

猛虎の民の女性でバウザの妹。
捕らえられた兄を救出するため身分を偽り「獣の牙」に潜入した。
イムェルと惹かれあっていたが、イムェルの方はエリトの正体を知らなかったため、自分の正体を知られたとイムェルによって殺害された。


  • ダラム

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で影の民の魔術師。
面倒見の良い性格で新入りのイムェルと親しくしていたが、イムェルによって殺害された。


  • スヴェン

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で封印の民の戦士。
神獣王ウルスの獣人ビーストマスターで、傭兵仲間のセトラに惚れている。


  • マートス

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で鬣の民の戦士。
神獣ディレーオンの獣人ビーストマスター


  • カル

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で双面の民の精霊使い。
神獣スマーシュの獣人ビーストマスター


  • セトラ

獣の牙のベルディア砦に所属する傭兵で蹄の民の女戦士。
神獣シルヴァリの獣人ビーストマスターで、傭兵仲間のスヴェンから好意を向けられているが、彼女自身はマートルに好意を持っている。


  • メルハイト

暗黒の民の女魔術師。
ベルディア宮廷魔術師団の首席導師であるマーティ導師の直弟子。
導師であるマーティの命令で、アスファを監視しているうちにアスファに好意を持つようになる。


  • カナード

暗黒の民の老魔術師。
元はベルディア宮廷魔術師団の高位の導師だったが、ベルディア王国が仇敵である「獣の牙」と同盟を結んだ事に不満を持ち、宮廷魔術師を引退した。
しかし、実際は首席導師であるマーティ導師の命令で、古代魔法カストゥール王国の魔術師達との連絡係を務めていた。


  • アウレリア

古代魔法カストゥール王国の魔術師によって創造された人造人間ホムンクルス
主人であるジェイナスの命令でスヴェン達に接触し、「獣の牙」にジェイナスの保護を依頼した。


  • エミリア

古代魔法カストゥール王国の魔術師によって創造された人造人間ホムンクルス
主人であるジェイナスの命令でスヴェン達に接触し、「獣の牙」にジェイナスの保護を依頼した。


  • ジェイナス

古代魔法カストゥール王国の魔術師。
クリスタニアを侵略するために派遣された魔法王国カストゥール人の一人であり、派遣された古代魔法カストゥール王国の軍の中ではNO.2の地位にあった。
封印の民の封印者によって次元跳躍門が封印されたため、長年異空間に閉じ込められていたが、『封印伝説』で封印から解放された。
封印から解放されたものの、自分達が封印されている間に祖国である魔法王国カストゥールが既に滅亡してしまったことを知る。
祖国が滅亡した事を知ったジェイナスは、クリスタニア大陸を征服し、この地に再び魔法王国カストゥールを再建しようと主張する同胞達から離反。
裏切り者として追われる身と成ったことで、「獣の牙」に保護を求めた。


神獣

神の肉体を捨て獣に自らの魂を封じ込めた神々。


神獣王

神獣達の中でも特に大きな力を持った五柱の神獣。


フェネス

支配地形:森
支配地域:イスカリア中部
眷族名:シルバーウルフ
部族名:銀狼の民
守護対象:「月」「周期」「秩序」「狩人」
他の呼び名:森の銀狼、周期の神獣王、神獣の長、闇の中の光の神


狼に自らの魂を封印した神獣。
クリスタニアの主神とも言うべき神獣であり、「周期」を司ることから「周期の神獣王」とも呼ばれている。
元々は月を司る神で、フォーセリアの主神である至高神ファリスの弟神ともされている。
クリスタニア以外の地でも細々とではあるが信仰されており、一説では邪神である「名も無き狂気の神」の真の姿であるとも言われている。


「闇の中の光の神」とも言われており、神々の大戦の折、光の神々にも闇の神々にも属さず、世界の創造を完成させようという立場をとる中立神たちの長となった。
クリスタニアに逃げ延びた後は、「クリスタニアを完成した世界にするため外界から閉ざす」ことを提案し、過去から未来へと移り変わっていく時間ではなく、一定の期間をもって繰り返される周期によって世界を律し、完成された世界を作り上げた。
しかし、フーズィーとバルバスが「新しき民」と「暗黒の民」をクリスタニアに招き入れた事で周期の完全性が失われ、これ以上の周期の維持は不可能と判断した神獣達は「周期」と「結界」の破棄を決定。
フェネスは己の民だけではなくクリスタニアに住む全ての民に「クリスタニアの未来を示せ」との神託を下し、以後はクリスタニアを影から見守っている。


フェネスの従者である銀狼の民は、クリスタニア最大の部族であり、フェネスの支配地域であるイスカリア中部の森林地帯の各地に集落を築いている。
「周期」と「結界」が破棄された後は、フェネスの「クリスタニアの未来を示せ」との神託に従い、新しき民の王国であるダナーン王国と同盟を結び、クリスタニアの安定に力を注いでいる。


バルバス

支配地形:密林
支配地域:ベルディア全域
眷族名:サーベルタイガー
部族名:猛虎の民
守護対象:「支配」「権力」「復讐
他の呼び名:密林の猛虎、支配の神獣王、竜王と敵対する者、神王


虎に自らの魂を封印した神獣。
「弱肉強食」を教義としており信者に強く有れと教えている。
竜王に体を捨てさせられた事から竜王に復讐を誓っており、「竜王と敵対する者」とも呼ばれている。
約300年前、漂流していた漂流王が率いる暗黒の民に土地を提供するのと引き換えに漂流王の肉体に自らの魂を降ろしたが、漂流王の魂は激しく抵抗したため長い間眠り続けていた。
近年になって復活を遂げたことで自らに従う「猛虎の民」と「暗黒の民」の軍勢を率いてクリスタニア全土を支配せんと征服戦争を行っていたが、『神王伝説』で再び眠りに付いた。
バルバスの従者である猛虎の民はクリスタニアにおける悪役となる事が多く、主であるバルバスが眠りに付き、同盟者であった暗黒の民が神獣の民と和解した後も、クリスタニアを征服するための活動を続けている。


ルーミス

支配地形:沼
支配地域:イスカリア東部
眷族名:レインボウサーペント
部族名:大蛇の民
所属する亜人:リザードマン
守護対象:「無限」「四大精霊」「不変」
他の呼び名:虹色の大蛇、竜王を召喚する者、結界の神獣王


蛇に自らの魂を封印した神獣。
物質界をはじめとする各界を隔てる結界を作った神であり、クリスタニア全体を覆う神の城壁を築き上げたことから「結界の神獣王」とも呼ばれている。
その役割から保守的で排他的な神格をしており、かつては神獣に従わない古の民の存在こそがクリスタニアの周期の乱れの原因であるとして古の民に戦争を仕掛けた過去もある。
長年クリスタニアを守護してきた事から「周期」と「結界」を破棄した事に強い不満を持っており、自らに従う大蛇の民に「クリスタニアが変化し始めたのは外界から「新しき民」や「暗黒の民」ら侵入者が入り込んだからである。クリスタニアを昔の姿に戻すべく、それら侵入者を全て追い出せ!!」という神託を下した。
ルーミスの従者である大蛇の民は神の城壁を越え侵入した混沌を排除する役割を担っており、周期の時代の末期にはレードンのような悪意のない来訪者とも敵対する事があった。
「周期」と「結界」が破棄された後は、ルーミスの神託から一時は「新しき民」と一触即発の状況になったが、「銀狼の民」の仲介と「新しき民」はフーズィーの加護を受けていることからフーズィーの従者と見なしても良いのではないかということで和解した。
しかし、この事を不満とする過激派もおり、彼らは「周期」と「結界」の復活を目指して各地で暗躍している。


ブルーザー

支配地形:丘陵
支配地域:ワイアーナ北部
眷族名:タスクボーア
部族名:牙の民
守護対象:「戦い」「怠惰」
他の呼び名:土色の牙猪、戦いの神獣王、戦神マイリーの怠惰な従者、無限の槍を持つ者


猪に自らの魂を封印した神獣。
戦神マイリーの従属神だったとされており、「戦いの神獣王」とも呼ばれている。
しかし怠惰な性格が災いして神々の大戦では主人であるマイリーを見失い、竜王から逃げる中立神達に助太刀したのが縁で中立神達と行動を共にするようになり神獣となった。
邪眼の力を持ち、神々の大戦ではその「無限の槍」を持って数多の竜王を滅ぼしたと伝えられている。
ブルーザーの従者である牙の民は普段怠惰に過ごし、戦時には誰よりも勇猛に戦う事で知られている。
また牙の民の戦士の中でも特に優れた者は「ツインタスク」という二股の槍をブルーザーから与えられる。


ウルス

支配地形:洞窟
支配地域:フィンガル地方
眷族名:グリズリー
部族名:封印の民
守護対象:「封印
他の呼び名:眠れる灰色熊、内なる守りの神獣王、礎の神獣王


熊に自らの魂を封印した神獣。
ウルスは神話の時代から世界の完成の為に混沌や邪悪を封印してきた。
中立神達と共に神獣となってからも、その役割は変わることなく、ルーミスの結界の内側に入り込んだ混沌や邪悪を浄化する役目を担っていることから「内なる守りの神獣王」とも呼ばれている。
「百の目を持つ竜王アルゴス」を浄化するため、クリスタニアの創成以来長年封印の眠りに付いていたが、「周期」と「結界」が破棄されたことを受け、新しい時代に相応しい封印をするべく、『封印伝説』で全ての封印を解除し、永い眠りから目覚めた。
ウルスの従者である封印の民は、ウルスと同じくクリスタニアに侵入した混沌を封印し浄化する役割を担っている。
「周期」と「結界」が破棄された後もその役割は変わることはなく、クリスタニア各地で混沌や邪悪の封印と浄化を行っている。


北クリスタニアの神獣

フーズィー

支配地形:湖
支配地域:ダナーン
眷族名:ノーブルスワン
部族名:大白鳥の民、新しき民
守護対象:「慈愛」「魂」「悲哀」
他の呼び名:純白の大白鳥、魂の運び手


白鳥に自らの魂を封印した神獣。
大地母神マーファの従属神だったとされており、死者の魂を正しく導く役割を担っていることから「魂の運び手」とも呼ばれている。
約700年前、周期の揺らぎによって自らに従う「大白鳥の民」に災いが訪れることを予見し、災厄を避ける為、自分の支配領域であった後のダナーン半島ごと大白鳥の民を海の高さにまで下げたが、流行り病で大白鳥の民は全滅してしまった。
そして約200年前、解放された島からの漂流民をダナーン半島へと招き入れた。
これに感謝したダナーン王国の健国王メネア一世はフーズィーに帰依し、彼女の従者となったものの、災厄を避けようとして自らに従う民を全滅させてしまった経験から、フーズィーは自らの教を広めることを望まなかったため、ダナーン王国の住人は近年までフーズィーの存在を知らないでいた。
もっとも、建国の経緯からメネア一世以来、ダナーン王国の王族は全員がフーズィーの従者であり、ダナーン王国の王族の中にはフーズィーのタレントを扱える者もいる。


ディレーオン

支配地形:草原
支配地域:ワイアーナ南部
眷族名:ゴールドライオン
部族名:鬣の民
守護対象:「栄光」「権威」
他の呼び名:黄金の獅子、承認者


獅子に自らの魂を封印した神獣。
自らは積極的に意見を述べず、他の意見を聞きそれを承認する役割を担っていることから「承認者」とも呼ばれている。
神獣となった後もその役割は変わらず、周期の始まりと終わりを承認しており、ディレーオンの承認にはルーミスも逆らえない程の権威を持っている。
ディレーオンの従者である鬣の民も同様の役割を担っていて、彼らは自らが承認するに値する強い意志を承認し、その意志の実現に全力を尽くす。
鬣の民の承認は他の部族の者であっても尊重するのがクリスタニアの慣習。
また、獣の牙の団長には鬣の民の戦士が就任するのが伝統となっている*5


フォルティノ

支配地形:岩山
支配地域:イスカリア南西部
眷族名:ホワイトヘッド・イーグル
部族名:孤高の民
所属する亜人:バードマン
守護対象:「名誉」「法」「治安」
他の呼び名:白頭の大鷲、始まりの地の守護者、監視者


鷲に自らの魂を封印した神獣。
始原の巨人の目から生まれたと言われる神で、クリスタニアの秩序を監視する役割を持つことから「監視者」。
また、中立神達が最初に訪れた地であり、彼らが神の肉体を捨てた地であり、会合時の集会所でもある聖なる山を守護することから「始まりの地の守護者」とも呼ばれている。
自らに従う民に「クリスタニアの秩序を監視し、守護すべし」と教えている。
「周期」と「結界」が破棄された後は、「監視すべき新たなる秩序を見いだせ」との神託を与えた。


スマーシュ

支配地形:草原
支配地域:イスカリア北西部
眷族名:ツインテイル・フォックス
部族名:双面の民
守護対象:「両面性」「商業」「虚偽」
他の呼び名:双尾の狐、チャ・ザの不実なる従僕


狐に自らの魂を封印した神獣。
幸運神チャ・ザの従属神だったとされており「チャ・ザの不実なる従僕」とも呼ばれている。
神話の時代、チャ・ザは「言葉によって幸福がもたらされる」と考えたのに対し、スマーシュは「言葉とは決して真実を伝えるものではなく、真実を語ってさえ、虚偽を伝えることがある」という言葉の二面性を理解し、真実を語りながらなお虚偽を伝える方法を見出した。
スマーシュの従者である双面の民は、生まれながらの商人にして詐欺師であり、スマーシュの教えに従い言葉の両面性を駆使し、自らの幸福を追求している。
周期の時代にはベルディアの侵略に対抗して獣の牙を結成したり、混沌輪を用いてバルバスを復活させたり、クリスタニアで貨幣経済を発達させたりと、神獣の民の中でも異色の存在。
周期の時代の末期にはベルディア帝国に寝返ったため、二枚舌の裏切り者と罵られる事もあるが、バルバスが眠りに付き、猛虎の民と暗黒の民の内乱によってベルディア帝国が崩壊した後は、再び神獣の民の側に寝返った。「私は常に強い者の味方だ」


アルケナ

支配地形:森
支配地域:フィンガル地方
眷族名:レイヴン
部族名:影の民
守護対象:「運命」「時間」
他の呼び名:凶兆の大鴉、運命の告知者


烏に自らの魂を封印した神獣。
神々の時代に混沌である「時」というものを研究し、未来や運命を知る術を手に入れるなどの成功を収めたとされることから「運命の告知者」とも呼ばれている。
その力で神々の大戦をも予知し、中立神達と共にクリスタニアに逃げ延びる事に成功した。
「時間」の神という神格から同じ歴史を繰り返す「周期」への関心は薄く、バルバスが「周期」と「結界」の破棄を訴えた際もバルバスに賛同している。
「周期」がなくなった後の世界をとても気に入っており、誰も知らない未来が待ち受けるクリスタニアでアルケナはひたすら瞑想し、運命や未来を知ろうと努めている。
アルケナの従者である影の民もその役に立つべく、未来を知る材料を求めて各地を放浪している。
ちなみにクリスタニアに古代語魔法をもたらした神であることから、アルケナの従者である影の民には魔術師が多い。


クロイセ

支配地形:荒野
支配地域:ラブラドル大地峡地帯
眷族名:クリムゾンアント
部族名:真紅の民
所属する亜人:ミュルミドン
守護対象:「社会」「組織」
他の呼び名:真紅の蟻帝、見捨てられた大地を守護する者


蟻に自らの魂を封印した神獣。
砂漠地帯であるラブラドル地方を支配していることから「見捨てられた大地を守護する者」とも呼ばれている。
完成された社会の実現を目指しており、クロイセの従者である真紅の民は閉ざされたクリスタニアの中に更に閉ざされた社会を築きあげた。
しかし、支配地域が交通の要所である地峡地帯であった為に、外部からの来訪者が絶える事はなく、社会の維持が難しくなったため、ラブラドルを訪れたレードンを皇帝に任命し全権を委ねた。
「周期」と「結界」が破棄された後も引き続きレードンに全権を委ねていたが、『蟻帝伝説』でフォレースル地方を侵略したことで真紅の民の反発を受け、レードンは皇帝の地位を返上。
これを受けクロイセは反乱の首謀者だったミュルミドンのミロンを真紅の民の新たな指導者に任命した。


レスフェーン

支配地形:夢幻界(混沌界)
支配地域:なし
眷族名:ナイトパピヨン
部族名:胡蝶の民
守護対象:「夢」「幻」
他の呼び名:夢幻の胡蝶、幻の支配者


蝶に自らの魂を封印した神獣。
夢や幻を司る神であり、「幻の支配者」とも呼ばれている。
混沌界からくる混沌の魔物から物質界を守る役割を担っており、その役割から神獣となってからも物質界ではなく夢幻界(混沌界)に住んでいる。
「混沌を認めよ。されど混沌に飲み込まれることなかれ」と教えている。
また、混沌の大地ケイオスランドでは混沌の神ジャカオの使いとして信仰されている。


ラフォンテール

支配地形:森
支配地域:フィンガル地方北部
眷族名:マーブルディアー
部族名:枝角の民
守護対象:「森」「泉」
他の呼び名:枝角の大鹿、永遠の逃亡者


鹿に自らの魂を封印した神獣。
神話の時代、女神の中で最も美しい女神であったラフォンテールは多くの男神達から求婚されたが、それを全て断り誰からも束縛されないことを選んだ。
多くの男神から逃げ続ける中で、逃亡によって得られる自由を発見したラフォンテールは「困難や試練から逃げることは悪いことではなく、新たな可能性を掴みための手段なのだ」と説くようになった。
このように逃亡によって可能性を見出す事を教えていることからラフォンテールは「永遠の逃亡者」とも呼ばれている。
ラフォンテールの従者である枝角の民もその教えに従い、困難や試練からは逃げ続け、新しい可能性を掴むことを良しとしており、時には犯罪者の逃亡を手助けする事もある。


タルキィー

支配地形:密林
支配地域:ベルディア全域
眷族名:サイレントパロット
部族名:沈黙の民
守護対象:「言葉」「精神」
他の呼び名:沈黙の鸚鵡、神獣の使者、禁断を知るもの


鸚鵡に自らの魂を封印した神獣。
神の意見を他の神に伝える役割を担っているため「神獣の使者」。
また、フォーセリアを崩す禁断の言葉を知っている事から「禁断を知るもの」とも呼ばれている。
タルキィーの従者である沈黙の民は、自ら言葉を発する事を禁じており、他部族とは眷族であるサイレントパロットを介して会話する。
ベルディア地方に住んでいたことからバルバスによる周期からの離脱に巻き込まれ、望まずして周期から離脱してしまった。


シルヴァリ

支配地形:草原
支配地域:ワイアーナ南部
眷族名:ムスタング
部族名:蹄の民
所属する亜人:ケンタウロス
守護対象:「移動」「輸送」「交渉」
他の呼び名:黒鹿毛の神馬、調停者


馬に自らの魂を封印した神獣。
神々の間の不和の調停を役割とすることから「調停者」とも呼ばれており、復讐と不和の神ミゴリとは不倶戴天の敵同士。
神々の大戦においても、シルヴァリは光の神々と闇の神々の間を往来して、最後まで両者の調停に努めたとされる。
中立神達と共に神獣となってからも、シルヴァリは変わらず神々の調停役を続けている。
シルヴァリの従者である蹄の民も争いの調停を使命としており、「周期」と「結界」が破棄された後も、各所で起きる争いを調停する為に活動を続けている。


メルキシュ

支配地形:密林
支配地域:ベルディア全域
眷族名:リュンクス
部族名:悟りの民
守護対象:「知識」「秘密」「謎」「光と闇の精霊力」
他の呼び名:妖眼の斑猫、悟りし者、ラーダにやぶれし者、真の知識神


猫に自らの魂を封印した神獣。
神々の時代、メルキシュは神々の中で最も豊かな知を持ち、「悟りし者」、「真の知識神」などと呼ばれ、その知識は知恵の神ラーダさえ上回っているとさえ言われていた。
ある時、神々の間でメルキシュとラーダのいずれかを知識神とするかについて論争になり、この争いに決着をつけるため、メルキシュとラーダの間で『謎かけ』の試合が行われた。
これはメルキシュが出題した問題にラーダが答えるというものだったが、メルキシュはこの勝負に敗れた。
メルキシュが出題した謎はラーダが唯一知らない事だったので、それを推測する事が可能だったからだと言われている。
また、どうしても謎が解けなかったラーダは、答えを匠の神ガネードに盗ませたという話も伝えられている。
ともあれ結果的に試合に勝利したラーダは「知識神」として正式に神々から認められ、勝負に敗れたメルキシュは以後「ラーダに敗れし者」という不名誉な異名で呼ばれるようになる。
メルキシュの従者である悟りの民は、ベルディア地方に住んでいたことからバルバスによる周期からの離脱に巻き込まれ、望まずして周期から離脱してしまった。


バイアード

支配地形:地底
支配地域:イスカリア全域
眷族名:アースウォーム
部族名:地底の民
所属する亜人:ケーブマン
守護対象:「輪廻」「大地の精霊力」
他の呼び名:地底の大環蟲、地底の支配者、生と死の主人、支配せず支配されざるもの


蚯蚓に自らの魂を封印した神獣。
あらゆるものを土に返し生み出すという、知られざるもう一つの周期を司ることから「生と死の主人」と呼ばれている。
大地母神マーファの従属神だったとされており、イスカリア全域に巨大なトンネルを網の目のように掘り、自らの従者である地底の民とケーブマンを従え地下帝国を築いている。


オールギン

支配地形:海
支配地域:クリスタニア沿岸
眷族名:オルカ
部族名:なし
守護対象:「守り」「潮流」「警備」
他の呼び名:徨の巨鯨、外なる守りの神獣、海魔と潮流の支配者


鯨に自らの魂を封印した神獣。
神話の時代、オールギンは神々の中でも最も巨大な体を持つ神であり、高位の神を守る役割を担っていた。
しかし神々の大戦では守るべき対象を見失い、中立神達と共にクリスタニアに逃げてきた。
ところが彼は自分の巨体が目立つ事を恐れて沖合いに留まり、巨鯨に魂を封印して自らの体を岩礁とした。
神獣となってからは外敵を飲み込む事で浄化する役割を担っており、「内なる守りの神獣王」と呼ばれるウルズに対し、オールギンは「外なる守りの神獣」と呼ばれていた。
しかし、フーズィーの離反が原因で起きた「不平の大周期」の折にはバルバスに同調し役目を放棄した結果、暗黒の民や新しき民のクリスタニアへの上陸を許した。


南クリスタニアの神獣

これから上げられる神獣以外にも、南クリスタニア大陸には多数の神獣と彼らに仕える神獣の民が存在するとされている。


サータリア

支配地形:岩山
支配地域:エイラト地方
眷族名:ワイルドゴート
部族名:双角の民
所属する亜人:ロックイーター
守護対象:「献身」「自己犠牲
他の呼び名:断崖の大山羊、身を挺する者


山羊に自らの魂を封印した神獣。
献身を司る神で、神々の大戦の折にも、神殺しの竜王から逃げ惑う中立神達の最後尾に立ち、他の神々がクリスタニアに逃げる時間を稼いだとされる。
サータリアの従者である双角の民も、自分が守るべきものに全てを捧げるというサータリアの教えに忠実に従っている。
かつてはロックイーターと呼ばれる亜人もサータリアに従っていたが、南クリスタニアに「終末のもの」が現れた頃に離反している。


セトラント

支配地形:全ての地形
支配地域:南クリスタニア全域
眷族名:ジャイアントルーマー
部族名:蝗の民
守護対象:「略奪」「掃討」
他の呼び名:略奪の大蝗、流浪の狩人


蝗に自らの魂を封印した神獣。
セトラントに従う蝗の民は南クリスタニア各地を放浪し、他の部族の集落を襲い略奪をして生計を立てている。
彼らに目をつけられた集落は、運が悪かったと諦め物資を譲渡するのが南クリスタニアの風習となっている。
南クリスタニアでは蝗の民は混沌を狩り立てる役割を担っており、彼らは数人から数十人の規模のグループを形成して、南クリスタニア各地を放浪しながら略奪と掃討を繰り返している。
他の部族にしてみれば迷惑極まりない蝗の民だが、同時に彼らの存在が南クリスタニアの安定に寄与しているのも確かである。


ラナディー

支配地形:洞窟
支配地域:フラーラ地方
眷族名:グレイバット
部族名:皮翼の民
守護対象:「中立」「中庸」
他の呼び名:洞窟の大蝙蝠、太古より中立を守る者


蝙蝠に自らの魂を封印した神獣。
神話の時代、ラナディーは光の陣営と闇の陣営の両方に属していたとされている。
それ故に神々の大戦が勃発した時、ラナディーはどちらの陣営にも付くことができず、中立を守らざるを得なかった。
結果、フェネスを中心とする中立神達と共にクリスタニアを訪れ神獣となった。
神獣になってからも、ラナディーは神々の間で意見が対立した際は、常に中立の立場を取り続けた。
ラナディーの従者である皮翼の民は、フラーラ地方の洞窟で暮らしており、主であるラナディーと同様に中立主義を掲げている。
「協力はするが従属はしない。忠誠は期待して欲しくないので、信用してくれなくてもよい」
これが皮翼の民の方針である。


ソルソ

支配地形:岩山
支配地域:エイラト地方中部
眷族名:レッドヘッジホッグ
部族名:針鼠の民
守護対象:「防御」「住処」
他の呼び名:守りの針鼠、守護する者


針鼠に自らの魂を封印した神獣。
防御を守護する神獣で、外界から侵入する混沌を排除する役割を担っている。
北クリスタニアのルーミスに当たる役割の神獣だが、ルーミスの従者である大蛇の民とは違い、ソルソの従者である針鼠の民は、基本的に自分達の支配地域だけを守るのに力を尽くしている。
針鼠の民は数十メートルの高さがある円錐状の岩が幾万本も立ち並ぶエイラト地方中部の「岩の森」に集落を築いている。


コスタル

支配地形:草原
支配地域:ファルーサ地方
眷族名:パールピジョン
部族名:白鳩の民
守護対象:「平和」「安寧」「情報の伝達」
他の呼び名:伝達の白鳩、伝える者、平和の使者


鳩に自らの魂を封印した神獣。
大地母神マーファの従属神だったコスタルは平和を愛する心優しい神であり、神話の時代は情報を伝達する役割を担っていた。
神々の大戦が起こった際は、戦いを嫌い他の中立神達と共にクリスタニアに逃れ神獣となった。
しかし、『封印伝説』で百目の竜王アルゴスとの戦いによって肉体を滅ぼされてしまう。
コスタルの従者である白鳩の民は、南クリスタニアで最も大きな部族であり、コスタルが肉体を失った後も彼の教えに従い生活している。


リュティーク

支配地形:なし
支配地域:なし
眷族名:ロングテールスワロー
部族名:旅立ちの民
守護対象:「旅」「出発」
他の呼び名:瑠璃色の尾長燕、永遠の旅人


燕に自らの魂を封印した神獣。
コスタルと同様に大地母神マーファの従属神だったとされており、旅立ちを守護する女神であることから「永遠の旅人」と呼ばれている。
リュティークは「人生とは生まれてから死ぬまでの長い旅路である」と教えている。
それ故にリュティークの従者である旅立ちの民の多くは旅人であり、各地で旅から旅への生活を送っている。
周期と結界が無くなり、北クリスタニアと南クリスタニアを隔てていた真紅の民が国境を開くようになった現在では、旅立ちの民の行動範囲は南クリスタニアを越え、北クリスタニアまで広がっている。


モスコス

支配地形:?
支配地域:?
眷族名:?
部族名:双角の民
守護対象:「迷宮」
他の呼び名:双角の野牛


牛に自らの魂を封印した神獣。
仕える従者は「双角の部族」であり、「断崖の大山羊サータリア」に仕える民と同名だが別の部族。
リプレイ版の漂流伝説に名前のみが登場。秘境伝説では南クリスタニアに眷族が確認されている。


古の神々

神々の大戦が起こる以前の神話の時代の肉体を持っていた神々の総称。
ファリスやマーファといった六大神や、ブラキやガネードといった従属神、ファラリスやカーディスといった邪神も含まれる。
全世界的に見れば最も多くの信仰を集めている神々であるが、クリスタニア大陸では神獣に対する信仰が主流のため、フォレースル地方、ベルディア地方、ダナーン地方以外では殆ど信仰されていない。
また、フォレースル地方の人々が信仰しているのは肉体を失った神々でなく、あくまでも肉体を持った神であり、神々がかつてのような肉体を取り戻す事を望んでいる。
更に教義の内容も他の地域とは微妙に異なっている。
これらの差異が他の地域から孤立していたが故に本来の教義を保てたのか、それとも教義が歪んでしまった結果なのかは分からないが、当然のことながらフォレースル地方の人々は自分たちの教義こそが正しいと考えている。


ファリス

古の神々の主神。
クリスタニアでは主にダナーン地方とフォレースル地方で信仰されている。
フォレースル地方では「至高神」とは呼ばれておらず「太陽神」とのみ呼ばれている。
法の神としての神格は殆ど重視されておらず、正義を重んじ光の下での平等を強く説いている。


マーファ

クリスタニアでは主にダナーン地方とフォレースル地方で信仰されている。
豊穣と多産を司り「大地母神」と呼ばれている点は同じだが、フォレースル地方では自衛のための戦いを含め全ての戦いを否定している。


マイリー

クリスタニアでは主にダナーン地方、ベルディア地方、フォレースル地方で信仰されている。
フォレースル地方では「人生とは戦いである」とは説いておらず、文字通り「戦い」のみを守護している。


ラーダ

クリスタニアでは主にダナーン地方とフォレースル地方で信仰されている。
フォレースル地方では「知識神」ではなく「知恵の神」として信仰されている。


チャ・ザ

クリスタニアでは主にダナーン地方とフォレースル地方で信仰されている。
「交流と幸運の神」として信仰されている点は他の地域と同じだが、フォレースル地方では「商業の神」としての神格は与えられていない。


ファラリス

クリスタニアでは主にベルディア地方とフォレースル地方で信仰されている。
フォレースル地方ではフォーセリアの他の地域とは違って邪神とは見做されておらず、「暗黒神」ではなくあくまでも「夜を司る神」として信仰されている。
個人の自由を尊重し「汝の欲する事を成せ」と説いている点は同じだが、同時に「理性を失った人間は獣と同じである」とし、それ故に人は理性的でなければならないとも説いている。
人が人を支配することに対しては否定的な立場を取っており、神話の時代は中立神達と対立関係にあったせいか、ベルディア地方とフォレースル地方の人々の間では最も多くの信仰を集めている。


クリスタニアの住人

神獣の民

クリスタニアの原住民であり、その名の通り神獣に使えている民。
彼らは従者として、自分たちの崇める神獣の教えに従い暮らしている。
各神獣ごとに部族があり、彼らはこの部族を社会生活の基本にしている。
部族の長は族長と呼ばれ、その権力は国王に匹敵するが、親から子へと地位が引き継がれる世襲制ではなく、各集落の長の中から話し合いによって選ばれる。


新しき民

二百年ほど前にダナーン半島に漂着した漂流民の末裔。
先祖はクリスタニア大陸の北方にある「解放された島」から渡って来たとされている。
封建制を敷いており、健国王メネア一世の子孫が長年国王の地位を世襲してきたが、先代の国王が早くに亡くなったため、それに乗じて宰相マリードが権力を掌握。
物語の開始時点では幼い女王を幽閉して権力を握っていたが『漂流伝説』の後、ダナーンに帰国したレイルズが、宰相マリードを打倒し女王の救出に成功。
その後、解放された女王と結婚し、レイルズがダナーンの国王に即位した。


暗黒の民

三百年ほど前にベルディア半島に漂着した漂流民の末裔。
先祖はクリスタニア大陸の北方にある「呪われた島」から渡って来たとされている。
暗黒神を崇拝し、邪悪な妖魔たちも国民としている事から長年神獣の民とは敵対関係にあったが『暗黒伝説』で和解した。
実は、『ロードス島戦記』ラストでアシュラム(後の漂流王)に率いられロードス島から去ったマーモの民の末裔。ベルディアもマーモ皇帝ベルドから来ている。


古の民

神獣の民と同じくクリスタニアの原住民だが、神獣の民が神獣を崇めているのに対し、古の民は神話の時代の肉体を持った神々を信じている。
北クリスタニア大陸の中央に位置するフォレースル地方にスループという名の王国を築いており、封建制を敷いている。
スループ王国では古の神々の教団が強い勢力を持っており、スループ王国の王位は世襲では無く王位継承権を持つ貴族の中から教団が選ぶ。
神獣の民とは敵対しており、基本的に冷戦状態にある。


河人

クリスタニアの被差別民。
元は神獣の民だったが、罪を犯したことで集落から追放されたり、神獣の教えに疑問を持ち、自ら集落から離れた人々。
集落に住むことは許されないため、川の上に浮かべた船の上に住んでいる事からこう呼ばれる*6


クリスタニアの亜人

ドワーフ

大地の妖精族。
フォレースル地方の山岳地帯にはクリスタニア原住のドワーフの集落があり、スループ王国とは交友関係にある。
また、ダナーン地方には新しき民と一緒に渡ってきたドワーフの部族が集落を作っている。


エルフ

森の妖精族。
フォレースル地方の森林地帯にはクリスタニア原住のエルフの集落があり、スループ王国とは交友関係にある。
また、ダナーン地方には新しき民と一緒に渡ってきたエルフの部族が集落を作っている。


妖魔

神話の時代に暗黒神ファラリスに帰依した邪悪な妖精族の末裔。
元々はクリスタニアには存在しなかったが、三百年前に暗黒の民と共にクリスタニア大陸の北方にある「呪われた島」から渡って来た。
長年暗黒の民と同盟関係にあったが『暗黒伝説』で決別した。


リザードマン

直立したトカゲの亜人。
クリスタニアに住むリザードマンは、虹色の大蛇ルーミスによって創造された為、他の地域のリザードマンとは違い、創造主であるルーミスを崇拝しており、ルーミスの支配地域であるイスカリア東部の湖沼地帯で、ルーミスの従者として生活している。


ケンタウロス

上半身が人間、下半身が馬の姿をした半人半馬の亜人。
クリスタニアに住むケンタウロスは、黒鹿毛の神馬シルヴァリによって創造された為、他の地域のケンタウロスとは違い、創造主であるシルヴァリを崇拝しており、シルヴァリの支配地域であるワイアーナ南部で、シルヴァリの従者として生活している。


バードマン

白頭の大鷲フォルティノによって創造された亜人。
外見はエルフに似ているが、背中に大きな翼を持っている。
フォルティノの支配地域であるイスカリア西部の山岳地帯で、フォルティノの従者として生活している。


ミュルミドン

真紅の蟻帝クロイセによって創造された亜人。
直立した蟻の姿をしている。
手足の本数や造形は人間と変わりなく、クリスタニアTRPGではPCとしても使用可能。
ワーカー、ソルジャー、ウィング、クイーンの四種類がおり、ラブラドル地方でクロイセの従者として生活している。


ロック・イーター

断崖の大山羊サータリアによって創造された亜人。
外見はドワーフに似ているが、全身を岩のようなゴツゴツとした皮膚で覆われている。
その名の通り岩を主食としており、洞窟で暮らしている。
周期の時代はサータリアに従っていたが、南クリスタニアに「終末のもの」が現れた頃に離反した。


クリスタニア大陸

神獣達によって支配されている大陸。
フォーセリア世界では最も南に位置しており、他の地域の人々からは殆ど認知されていない。
地峡を挟んで南北に分かれており、結界によって外部から切り離され、周期という繰り返す歴史が無限に繰り返す世界となった。


イスカリア地方

北クリスタニア大陸の北部地方。
北でダナーン半島と西でベルディア地方と境界を接しており、「獣の牙」の本部もこの地に存在している。
中央の森林地帯にはフェネスに仕える銀狼の民が、東部の湖沼地帯にはルーミスに仕える大蛇の民が、西部の草原地帯にはスマーシュに仕える双面の民が、南西部の山岳地帯にはフォルティノに仕える孤高の民が住んでいる。
また、フォルティノの支配する山岳地帯には神獣達が神の肉体から離脱した聖地である「始まりの地」が存在しており、「始まりの地」には巨大な石像と化した神々の肉体が今も残っている。


ダナーン地方

クリスタニア大陸の北部に突き出した半島で、神獣の民からは「失われた大地」と呼ばれている。
フーズィーの支配地域で南でイスカリア地方と境界を接している。
かつてはクリスタニアの結界の内側に属していたが、700年ほど前に、この地方を支配していた神獣フーズィーが大地を海まで下降させ大陸から切り離した。
現在は北のロードス島から渡って来た漂流民の末裔である「新しき民」が王国を築いている。


ベルディア地方

北クリスタニア大陸北西部に突き出した半島で、神獣の民からは「裏切りの大地」と呼ばれている。
かつてはクリスタニアの結界の内側に属していたが、300年ほど前に、この地方を支配していた神獣王バルバスが大地を海まで下降させ大陸から切り離した。
バルバスに従う猛虎の民以外にも、タルキーに従う沈黙の民とメルキシュに従う悟りの民が住んでいる。
また、300年ほど前に沿岸に漂着した漂流民の末裔である暗黒の民も住んでいる。
長年クリスタニアの神獣の民と対立を続けていたが『暗黒伝説』で暗黒の民と神獣の民の間で同盟が締結され、同盟の証として新たに「獣の牙」のベルディア支部が設立された。


フォレースル地方

北クリスタニア大陸の中央部に位置しており、神獣の民からは「忘却の大地」と呼ばれている。
この地を支配する神獣はおらず、人の肉体を持った神々を信仰する古の民やエルフやドワーフなどが暮らしている。
『黄金伝説』の後、テューレの手によって「獣の牙」のフォレースル支部が設立された。


フィンガル地方

北クリスタニア大陸の西部地方。
北でベルディア地方と南でラブラドル地方と境界を接しており、「獣の牙」のフィンガル支部が存在する。
寒冷な気候で深い森林に覆われており、北の広葉地帯にはラフォンテールに仕える枝角の民が、南の針葉地帯にはアルケナに仕える影の民が住んでいる。
西の山岳地帯にはウルスに仕える封印の民が住んでおり、封印の民の大集落にある「封印の洞窟」にはクリスタニア創成以来、長年に亘り封印されてきた大量の混沌が眠っている。


ワイアーナ地方

北クリスタニア大陸の東部地方。
北をイスカリア地方と南でラブラドル地方と境界を接している。
北の丘陵地帯にはブルーザーに仕える牙の民が住んでおり、南の草原地帯にはディレーオンに仕える鬣の民とシルヴァリに仕える蹄の民が暮らしている。


ラブラドル地方

南北クリスタニア大陸を繋ぐ地峡地帯。
クロイセの支配地域でクロイセに仕える真紅の民が暮らしている。
不毛の砂漠が広がっている事から神獣の民からは「神獣に見捨てられた大地」と呼ばれている。
北でフォレースル地方、フィンガル地方、ワイアーナ地方と境界を接しており、南で南クリスタニア大陸と境界を接している。


南クリスタニア大陸

神獣の民の中でも小さめの部族が暮らしている。
周期の時代は北クリスタニア大陸とはほぼ没交渉だったが、「周期」と「結界」が破棄されてからは南クリスタニアに「獣の牙」の砦が築かれるなど近年では北クリスタニアとの交流も徐々に始まっている。


用語

獣人ビーストマスター

神獣から能力タレントと呼ばれる特殊な力を授けられた者達。
他の神々の司祭に当たる存在で、神獣の民の約100人に1人が神獣から選ばれ能力タレントを行使する獣人ビーストマスターと成る。
能力タレントは魔法と違って魔法語を必要とせず、ただ念を凝らすだけで発動し、精神力も消費しない。
代わりにクリスタニアRPGでは、タレントポイントが設定されており、能力タレントを使うたびにタレントポイントを消費していき、タレントポイントが0になれば次の日になるまで能力タレントを使えなくなる。
行使できる能力タレントは神獣ごとに異なり、各部族の獣人ビーストマスターは、それぞれ違う種類の能力タレントを使う。
例外として、半人半獣になる「パーシャルビースト」、神獣の眷属と同じ姿になれる「ビーストフォーム」等があるが、変化できる獣の種類は仕える神獣に限定される。
神獣から選ばれた獣人ビーストマスターは、神獣の民の中でもエリートであり、成人後は戦士や各集落の長などの指導者階級となる事が多い。


眷属

神獣に聖別された動物。
人間並みの高い知能を持つ他、一部の能力タレントを行使することができ、獣人ビーストマスター能力タレントや、魔法や魔法の武器以外の攻撃ではダメージを受けない。
神の恩寵によって聖別された眷属は、神獣の使いとして神獣の民から崇められており、普段はそれぞれの神獣の聖地で神獣に仕えながら暮らしているが、時には獣人ビーストマスター能力タレントで召喚される事もある。


獣の牙

ベルディア帝国の侵略に対抗するため各部族の有志によって結成された傭兵団。
イスカリアに本部があり、各地方ごとに支部が置かれている。
団長以外は階級らしきものはなく、一応「百人隊長」という幹部が置かれているが、これも「百人の敵を倒せる」、もしくは「百人の味方を守れる」と認められた者に与えられる単なる称号で、便宜上幹部扱いされているに過ぎない。
ベルディア帝国が暗黒の民と猛虎の民の内乱によって崩壊した後は、周期と結界が放棄され、混沌の封印が解かれた事で激増した魔物と戦うなど各地の治安の維持に当たっている。


神の城壁

クリスタニアを海から隔てている断崖。
外界から侵入する混沌を防ぐためにルーミスが創り出した結界で、魔法を含むありとあらゆる手段を用いても乗り越えることは不可能。
また上空を常に魔法の霧で包まれており、この霧は強力な毒性を帯びている。
長年クリスタニアを外界から隔離していたが、『漂流伝説』のラストで神獣達が大地を海まで下降させたことで破棄された。


周期

神獣王フェネスが定めたもので、1日にあたるものは小周期、1ヶ月にあたるものは月周期、1年にあたるものは太陽周期と呼ばれる。
小周期は、日中にあたるものを光の半周期、夜にあたるものを闇の半周期と呼ぶ。太陽周期は四季にあたるものがあり、氷の季節、水の季節、炎の季節、風の季節の4つが順番に巡る。
通常は周期と言えば太陽周期か大周期を指す。
クリスタニアの住人は、大周期ごとに転生し、同じ存在として生まれ変わり、同じ人生を歩み、老い、死んで、そして次の大周期には再び同じ存在として生まれ変わり、同じ人生を歩む。
周期は数百年ごとに一周し、これを大周期と呼び、周期と周期の境ごとにクリスタニア全土から全ての神獣達が集い、次の周期を如何にして治めるかを話し合う。
しかし、約700年前に周期の乱れから大白鳥の民に大きな厄災が降りかかる事が運命づけられたため、大白鳥の民の守護神であるフーズィーが自分の支配領域であった後のダナーン半島ごと周期から離反。
これにより、現在の周期は支配に値しないと考えたバルバスは、フェネスに対して周期の改定を要求するも、フェネスはこの要求を拒否。
要求を拒否されたバルバスとバルバスに同調した一部の神獣が役目を放棄したことで「暗黒の民」と「新しき民」のクリスタニアへの上陸を許す。
結果的にこれ以上の周期の維持は不可能と判断した神獣達は『漂流伝説』のラストで「周期」の破棄を決定した。



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  • 新しき民の中にエルフとドワーフが混じってるからダナーン王国の前身はアラニアかな? -- 名無しさん (2019-07-18 06:45:16)
  • リプレイによっちゃ事情で滅びた民族のPCとか出てきてるんだよな。 -- 名無しさん (2019-07-18 08:55:11)
  • クリスタニアというと、やっぱりリュースが思い出されるなぁ。「承認だー!」は名言w -- 名無しさん (2019-07-18 09:13:16)
  • 今からでも秘境伝説と漂流伝説外伝書いてくれないかなぁ -- 名無しさん (2019-07-18 16:42:27)
  • 秘境伝説ってなんだったっけ……? 前期は漂流伝説、蟻帝伝説、黄金伝説。後期が封印伝説、暗黒伝説だったけど…… -- 名無しさん (2019-07-18 17:09:56)
  • ↑ シリーズの一番最後。終末の巨人の話が明かされた -- 名無しさん (2019-07-18 23:03:06)
  • ちなみに漂流伝説外伝は帰国したレイルズがジェシス女王と結婚してダナーンの王に成るまでの話 -- 名無しさん (2019-07-18 23:13:08)
  • どれから読んでいいかわからず手を出せない -- 名無しさん (2019-07-18 23:55:49)
  • ↑やはり『始まりの冒険者たち』から読むのが良いと思うよ -- 名無しさん (2019-07-19 00:25:02)
  • そいや、新しき民は暗黒の民のおよそ100年後にクリスタニアに来たんだから、今度のロードスでダナーンの建国王についても出てくるんだろうか? -- 名無しさん (2019-07-19 06:20:21)
  • 小説の漂流伝説から入った身としては、その後レイルズがダナーンの王になったって話を読んでどうしてそうなった、って思ったわ -- 名無しさん (2019-07-19 07:18:03)
  • 構想だけは当時あったようだけど、シリーズの締めくくりになる話が出てなんだよね。 -- 名無しさん (2019-07-19 08:35:36)
  • ↑7 あー、そういえばあったかも。確か最後は、それが眠っているのを見たリュースたちが『どうしようもない。対策を考えながら、今はそっとしておこう』と決めたんだっけ。 -- 名無しさん (2019-07-19 09:26:56)
  • ↑2 締めくくりの直前で止まったままだからなぁ…まぁアレは若干魔精霊アトンと似てるので想像できなくもないのが幸い -- 名無しさん (2019-07-19 09:35:34)
  • 結局パーン達があれだけ苦労して築き上げたロードスの平和も百年しか持たなかったんだなぁ。 -- 名無しさん (2019-07-19 13:07:15)
  • パーンやスパークたちはあくまで灰色の魔女や神々の侵攻を防いだだけで、人と人との争いって面でいやぁフレイムもマーモも火種てんこ盛りの状態だったからねぇ… -- 名無しさん (2019-07-19 17:05:03)
  • ↑2むしろ良く持った方じゃない?まあダナーンの前身になる王国が滅亡したのがそれ位ってだけで戦争自体はその前から始まってるはずだけど。 -- 名無しさん (2019-07-19 18:45:10)
  • ジェシス女王ってフーズィーのビーストマスターなのかな? -- 名無しさん (2019-07-19 18:55:54)
  • オリジナルの神獣とか妄想したな。タコの神獣とかw -- 名無しさん (2019-07-20 10:11:58)
  • ↑3 しかし、パーンやスパークたちが頑張っても、結局はバッドエンドというのが空しい……。 -- 名無しさん (2019-07-21 13:01:22)
  • やっぱ侵略戦争始めたのフレイム王国かな?ぶっちゃけフレイム一国で他のロードス諸国全部敵に回しても互角に戦える位の国力差あったし -- 名無しさん (2019-07-21 17:56:54)
  • 代々の国王が、カシュー王と似たような性格だったらありえないだろうけど、そうでなかったらありえるかも。あと、旧ロードスの最終巻で、どこかの国に不穏な動きみたいなのがあったって書いてなかったかしら? -- 名無しさん (2019-07-21 19:27:49)
  • ↑3 クリスタニアや新ロードスラストを見るに、カーラじゃないがそんな「永遠の平和」自体が新世界へと至る終焉機構を招く面もあるからなあ…。むしろクリスタニア大陸が千年以上持ったことが奇跡な気が。 -- 名無しさん (2019-07-22 08:11:18)
  • 獣人が他の神や神獣に帰依した場合ビーストマスターの技能って失われるのかな? -- 名無しさん (2019-07-22 18:40:04)
  • そういえばフーズィーは、ダナーンを降ろしたせいで白鳥の民が全滅したことを、サーバル(封印伝説のPCの一人)に責められてたな。『それは結果論です』と突っぱねて、ネージュにキレられかけてたけど。 -- 名無しさん (2019-08-05 15:04:34)
  • ベルディアでマイリーが信仰されてるのはやっぱりホップ司祭が広めたのかな? -- 名無しさん (2019-08-29 19:06:25)
  • ↑そういえば、小説版ロードスのラストのあたりで、ホップ司祭がPCの司祭に諭されて、アシュラムに着いていく、ってシーンがありましたね。 -- 名無しさん (2019-08-29 19:20:45)
  • ↑あ。諭したのは司祭のおっさんでなくてパーンだったか。「行ってください、あなたの勇者の元へ。俺の旅はもうすぐ終わります。でも彼の旅は今始まったばかりなのです」だったっけ。 -- 名無しさん (2019-08-29 19:21:44)
  • マールとかはクリスタニアの時代にも生きてそう。マールの性格だったら絶対にクリスタニアに登って行っただろうし。封印の民に封印されて『封印伝説』で封印が解かれた時に一緒に復活して『秘境伝説』でリュースかレードンの仲間になったら面白いのに -- 名無しさん (2019-08-31 01:59:32)
  • 獣の牙は傭兵団よりも義勇軍か宗教騎士団の方が近いと思う -- 名無しさん (2019-09-22 19:07:56)
  • 黄金伝説までのキャラがフォローされたね。この調子で、リュースたち封印組の記述もよろしく! -- 名無しさん (2019-09-25 09:09:10)
  • ↑ありがとうごいます。もし気が向いたら追記修正の手伝いお願いいたします -- 名無しさん (2019-09-25 23:48:56)
  • ↑封印組の記述あり&お疲れ!^^ -- 名無しさん (2019-09-28 08:56:06)
  • クリスタニアには魔神王は封印されてなかったのかな?それとも封印されてたけど騒動起こす前に再封印されたのか -- 名無しさん (2019-09-30 15:49:14)
  • カルーアは、背後に前任(テューレ)の背後霊がついて気の毒だったなw(PLが同じ人) それと、小説版でのシロフォノの、『(暗黒の民との同盟によって)クリスタニアに災いが訪れた時には、私の助力は期待しないでください」という言葉は重かった。リプレイ版では口八丁のキャラだっただけに。 -- 名無しさん (2019-09-30 15:58:57)
  • ↑2ベルディア地方にだけ強力な混沌が現れるのは不自然だしクリスタニアのどこかでは『魔神伝説クリスタニア』とかやってたのかもね -- 名無しさん (2019-10-01 03:00:35)
  • ティオシーちゃんはリプレイ内部でも美人扱い、性格もまともなんで頼りにされてたな。あそこまで持ち上げられるプレイヤーキャラって珍しいかも(不快感はなかったが) -- 名無しさん (2019-10-02 07:55:45)
  • ↑ただ、あのメンツの中だから、どうしても埋没してしまいがちだった印象が。リュース→歩く認印、リヴリア→不幸大好き、アロート→交渉フェチ、シロフォノ→詐欺師 だけに。 -- 名無しさん (2019-10-02 08:47:44)
  • 『傭兵伝説』までのキャラクターの追記完了。リプレイは持ってないので基本的に小説版が基準です。リプレイ版の追記・修正と『秘境伝説』の追記・修正はお願いします -- 名無しさん (2019-10-05 06:34:56)
  • その気になれば核爆発みたいな現象を平気で起こす神(バルバス)、を楽々殺しのけた竜王、を奴隷にしまくった古代魔法王国時代って実は力だけならカーディス並の連中がウヨウヨいだのでは? -- 名無しさん (2019-12-18 18:54:36)
  • ちなみにリプレイ版ではテューレは、フィランヌたちから「蘇生に費やした費用を払え!」と請求されて、黄金峡探しに出たんだよねw いわば借金返済の旅ww -- 名無しさん (2020-02-24 09:00:59)
  • しかも死因がな…「勇敢にも卑怯にもなれなかった男、ここに眠る」 -- 名無しさん (2020-02-28 00:05:36)
  • 素朴な疑問だが古の民って何で神獣じゃなく人間の肉体を持った神々を信仰するようになったんだろう?実は暗黒の民や新しき民と同じく外来民族だったりするのかな? -- 名無しさん (2020-07-28 10:25:17)
  • むしろ神獣(の元になった神々)の方が外来種なんじゃないかな。竜王が飛び交う主戦場から遠く離れた片田舎を、突然従属神クラスの集団が占拠して「今は獣の姿をしてるけど元々は神です。ここを完成された新天地とします」と言われて納得できるか、と。 -- 名無しさん (2022-07-30 05:54:36)
  • ↑確かにファラリスが暗黒神じゃなくて夜の神として信仰されている辺り信仰の型としてはこちらの方が古い気がするしな -- 名無しさん (2022-09-28 12:51:15)

#comment

*1 ちなみにその部分にて『新ロードス島戦記』とソードワールドの『魔法戦士リウイ』のラスボスの原理にもつながる詳細な説明が記されている。
*2 ラジオドラマではナーセルからオーヴィルの真意を聞かされ、小説版では獣の牙の砦でオーヴィルの人柄に触れ、自分自身もかつてハーヴェンを殺そうとした身である事を打ち明けて和解している。
*3 媒体によってはミュート一世と表記されている事もある
*4 その名の通り村人達を守り、村の治安維持を司る役職
*5 別にルールとして決まっている分けではないため、鬣の民以外の団長もそこそこいるが
*6 クリスタニアでは河や海は混沌に属するとされているため

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