ガボラ

ページ名:ガボラ

登録日:2019/06/16 Sun 21:56:30
更新日:2024/04/19 Fri 10:02:42NEW!
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初代ウルトラマン ウルトラマンパワード ガボラ ウルトラ怪獣 ウラン 鋼鉄の5倍 電光石火作戦 着ぐるみの過労死 四足怪獣 放射能 ウラン怪獣 怪獣 地底怪獣 部位破壊は基本 バラゴン 放射線 禍威獣 シン・ウルトラマン バラゴン一族 ヒレ 悪役





かっ、科学特捜隊!? は、早く!


ガ、ガボラだ!!




ガボラとは、円谷プロダクション制作の特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場する怪獣である。
初登場は『ウルトラマン』。




【データ】

別名:ウラン怪獣
身長:50m
体重:2万t




【概要】

ウランを常食とする怪獣。
一見アリクイのような顔つきをしているが、これは閉じた状態の6枚のヒレであり、展開すると鋭い牙の生えた亀のような素顔が現れる。
普段はそのヒレを閉じて地中を掘り進み、ウランを探しているが、怒るとヒレを広げて威嚇し、ウランを食べる最中にも周囲に放射線をまき散らすという危険な体質を持つ。
その環境破壊的な意味での傍迷惑っぷりは歴代ウルトラ怪獣の中でもトップクラス。


普段は四足歩行だが、戦闘の際には二本足で歩く。
武器は口から吐く放射線熱線、また皮膚は鋼鉄の5倍もの硬さを誇る。
劇中では科学特捜隊はおろか警察や一般市民にも名前を知られており、過去にも同族が出現していたと思われる(これらについては後述)。



【活躍】

◆『ウルトラマン

第9話「電光石火作戦」に登場。


台風の過ぎ去った日に突如出現し、ウラン採掘鉱のある街を目指して進撃。
自衛隊火炎放射攻撃で進路を変えたが、その先にはボーイスカウトのキャンプ地があった。
そこでハヤタ・シンは、ヘリコプターにウランの入ったカプセルをぶら下げ、別の場所へ誘い出す作戦を提案。
途中フジ・アキコと星野勇がヘリに無断で乗り込んだり、買い出しに出かけていたボーイスカウトの一員と遭遇する等のイザコザはあったものの、無事に安全地帯に誘導した。
だが、ヘリからカプセルが外れなくなり、その隙にガボラはヘリを叩き落とすも、ハヤタは間一髪でウルトラマンに変身。


ウルトラマンの怒涛の攻撃の前には鋼鉄の5倍の皮膚も役に立たず、首のヒレを引きちぎられた挙句、連続パンチ攻撃を喰らい、投げ飛ばされて倒された。
スペシウム光線を使わなかったのは放射線の飛散を考えてのことだと思われる。



◆『ウルトラマンパワード

第5話「電撃防衛作戦」に登場。……紛らわしいサブタイトルだ。
現在では主に「パワードガボラ」と呼称される。


身長:85m
体重:5万t


ウランを常食とする爬虫類の一種。初代より顔がいかつく、ヒレも4枚になっている。
常に二足歩行で移動し、背中には結晶化したウランが付着している。
その体質故に下手に攻撃すれば核爆発の危険性があり、全身から常に放射線や電磁波を放出している関係でレーダーは正常に機能せず、ミサイルは照準が合わせられない。
常に地底を移動しており、当初はウラン鉱脈が移動しているのだと誤認されていた。


ウランを求めて原発を襲撃し、現れたウルトラマンパワードと戦うが、
W.I.N.R.のリック・サンダースがレーダーに頼らず己の技量のみでミサイルをウランのないヒレに命中させ強制的に顔を露出させ、
そこにパワードがメガ・スペシウム光線を発射、放射線をまき散らす前に全部蒸発させた



◆『シン・ウルトラマン

禍威獣第8号。突如出現し、ウラン貯蔵施設を目指し高速で地中を掘り進めて移動する(通過後は高濃度の放射線で汚染されている)。
今作においては、顔のヒレを閉じてドリルのように回転させ、削岩や攻撃に使用する描写が見られた。
口からは高濃度の放射能を含んだビーム(通称:激ヤバ光線)を放つ。
顔の部分は髑髏のようで、赤く光る3対6個の眼があるというこれまでのガボラと一線を画す異形のため、「同じく庵野秀明氏が関わった作品に登場する敵キャラクターを彷彿とさせる」という声も。


あのシン・ゴジラにもダメージを与えた地中貫通爆弾「MOP2」の連続投下をものともせず貯蔵施設目前まで迫り、立ちはだかったウルトラマンと戦闘となる。
地中に潜ってからのドリルを回転させた突撃や、2又に分岐する尾を鞭のように叩き付ける攻撃でウルトラマンを苦戦させるが、尾を掴まれ振り回されて逆転。
切り札の高濃度の放射能を含んだ「激ヤバ光線」も周囲の汚染を考慮して敢えて受けたウルトラマンに耐え切られた挙句、そのまま距離を詰めていったウルトラマンに顔面を殴られ死亡した。
その後、死体はウルトラマンに抱えられ、天空へと消えた。


映像を流用した『シン・ウルトラファイト』第2話「ガボラ 死の正拳突き」では、激ヤバ光線を放とうとした瞬間に顔面を殴られて死亡した。



【その他の作品での扱い】

◆漫画『ウルトラマンSTORY 0

ケムラーとタッグで登場。背中には無数の棘が生えている。
ゾフィーウルトラセブンコンビと戦い、戦闘中にケムラーと合体しパワーアップ。
素早い突進で攻め立てるが、ミクロ化したセブンをゾフィーがM87光線で打ち出す合体攻撃「ウルトラブリット」で倒された。


◆漫画『ウルトラマン科特隊奮戦記 ジャイアント作戦』

モウコガボラという亜種が登場。
なお、元々の脚本である『劇場版 ウルトラマン ジャイアント作戦』では「モルゴ」という新怪獣だった模様で、同シナリオを基とした小説版ではモルゴが登場している。


◆映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ベリュドラを構成する怪獣の1体として登場。右角の部位に初代ガボラの姿が確認出来る。



【余談】

  • 着ぐるみはマグラーからの改造。それ以前にはネロンガ、その前は『ウルトラQ』のパゴス、更にその大本は東宝作品のバラゴンであり、数々の修羅場をくぐりぬけ、ゴジラ映画怪獣総進撃』にて再びバラゴンに戻った。
    • なお、顔を覆う大きなエリによって最小限の改造で大きく印象を変えるという手法はデザイナーである成田亨氏会心のアイデア。
      ソースは不明だが、あの金城哲夫氏が手放しで大絶賛したという逸話も伝わっている。

  • 当初はパゴスが再登場する予定であり、エピソードのタイトルも脚本段階では「パゴス反撃指令」というものだった。劇中で既に名前が知られているのはその名残である。
    だが、この変更のお陰で「視聴者の見てない所でも科特隊やウルトラマンは戦っている」と想像でき、作品の広さの表現に一役買ったと言えるかもしれない。

  • 映画『ウルトラマンサーガ』Blu-ray / DVDメモリアルボックス封入の絵コンテ集によれば、当初はガボラがバット星人の手で怪獣墓場から連れてこられた怪獣として登場し、ウルトラマンダイナと戦うはずだったとされる。
    しかし着ぐるみの都合故か、完成作品ではアーストロンにその役目を譲る事になった。
    • ウルトラマンX』でも当初は第1話の冒頭でエトワール凱旋門に出現するはずだったが、「着ぐるみが現存しない」という世知辛い理由でマグラーに変更されている。


追記・修正は、着ぐるみの度重なる改造を潜り抜けてからお願いします。


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  • ネロンガとマグラーとガボラの頭って角が違うだけなんだっけか -- 名無しさん (2019-06-16 22:24:56)
  • 「あの怪獣は刺激すると核爆破するわよ」(前フリ) 「これでもくらえ!」(🧨を投げる主人公) -- 名無しさん (2019-06-16 23:25:48)
  • 真っ黒なマグラーからネロンガと同等の色に戻してたな、にしてもメタ的な意味を除いて一介の村で有名な怪獣って… -- 名無しさん (2019-06-17 17:13:02)
  • アリクイ?いやあのカバー形態はカメノテを連想するわ -- 名無しさん (2020-12-18 18:14:46)
  • シン・ウルトラマンの予告でネロンガと共にTwitterのトレンド入り! -- 名無しさん (2021-01-29 13:26:50)
  • 使徒と化したか… -- 名無しさん (2021-04-02 21:22:02)
  • 地上で直撃したゴジラと地中にいたガボラとでは、ダメージが大きく違うんじゃないかとは思う。地中貫通型爆弾とはいえ、土がクッションになってぶつかったときのダメージは減るだろうし -- 名無しさん (2022-05-21 21:55:05)
  • 塵も残さず核物質ごと焼き尽くすというパワードのすごさがあらためてわかる -- 名無しさん (2022-05-21 22:11:42)
  • シンのガボラ禍威獣の正体考えたら強さ含めてパゴスやネロンガ等の発展型って感じはあるよな -- 名無しさん (2022-05-21 22:17:19)
  • パワードガボラは目が白濁化している=失明してるんだよな。普段からひれを閉じる地底怪獣が、目が見えないというのはなかなかリアルで面白いな。 -- 名無しさん (2022-06-03 20:26:35)
  • シンウルで派手に暴れ回り、他のバラゴン改造組は本家で大暴れと、ここまでくるといよいよ本家ガボラにも出番が欲しくなっちゃうな。流石にそのままの設定で出せるわけがないので色々厳しそうだが… -- 名無しさん (2022-08-13 17:38:45)

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