魔素の設定
起源と性質:
魔素は北のヴェルモント山脈に眠る特殊なヴェルミリス鉱石から発生するエネルギーであり、上位次元の神々がテルカリス大陸に埋め込んだ「試練」の具現化。神々は永遠の退屈を紛らわす娯楽として、種族が魔素にどう立ち向かい、葛藤し、破滅するかを観察している。ヴェルミリス鉱石は「均衡と混乱の種」として意図的に配置され、ドワーフが深部採掘で封印を解いたことで解放された。魔素は生命を蝕みつつ変質させる力を持ち、自然界では動植物を魔物化し、知性ある種族には肉体や精神に影響を及ぼす。濃度が高いほど変質速度が速まり、知性を保ったまま魔族化するか、怪物化するかは個体差に依存する。
視覚的特徴:
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ヴェルミリス鉱石: 放射性物質をモチーフに、チェレンコフ放射のような淡い青白い光を放つ。暗闇で微かに輝き、結晶構造が透けて見える美しさを持つ一方、触れる者を徐々に蝕む危険性を示唆。採掘跡では青い粉塵が舞い、風に運ばれて拡散する。
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魔素の濃度: 濃い場所では空気が青く歪み、視界が水面のように揺らぐ。極端に濃い場合、青い霧が立ち込め、視界を遮り、呼吸するだけで喉が焼ける感覚を与える。濃度がピークに達すると、地面に青い脈のような模様が浮かび、自然が異様な振動を帯びる。
種族ごとの影響:
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人間: 魔素への耐性が低く、神Gの加護で防ぐ。加護は魔素を中和する力を持ち、信仰が揺らぐと魔族化が進む。
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エルフ: 自然との結びつきが深いゆえに脆弱で、世界樹がなければ即座に変質してしまう。
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ドワーフ: 長年の曝露で耐性を獲得。皮膚が硬化し、肺が魔素を濾過する適応が進むが、生殖機能が減退し、奇形や不妊が進行。
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魔族: 魔素による変質者。知性を保つ者もいれば、怪物化する者もいる。
魔素濃度の波動:
北のヴェルモント山脈で周期的に高まり、満月の夜にピークを迎える。月の引力がヴェルミリス鉱石の活動を刺激する自然現象とされ、波動のピークでは裂谷Rから魔物が押し出される。この時、空が青く輝き、地面が低く唸る音を立てる。人間領では、防衛準備が敷かれる。
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