- 最前線基地ヴァルガード:
基本情報
-
位置: 人間領の北、「裂谷」との境界。
-
役割: 裂谷から押し寄せる魔物や魔族軍を防ぐ最前線基地。
概要
-
構成:
-
騎士や教団の上位階級は必要最低限のみ駐在し、指揮系統を維持。
-
住民の大多数は貧困に喘ぐ下級民と、懲役として戦いに従事する罪人で構成。
-
都市に住めなかった下級民が集まり、スラム街のような混沌とした集落を形成。
-
-
住民の多様性:
-
主力は下級民と罪人だが、一部に高い志を持つ神官(例: Qのような者)、冒険者(例: Rのような古参)、元冒険者や騎士で元の生活に馴染めず流れてきた者などが混じる。
-
-
環境:
-
粗末な木造や石造りの小屋が密集し、裂谷の魔素で煤けた空気が漂う。
-
闇市、娼館、武器屋が軒を連ね、「質を問わなければ何でも揃う」と言われるほど混沌に満ちる。
-
特徴
-
社会構造:
-
上位階級は裂谷の防衛戦略を立案するが、実戦は下級民と罪人に依存。
-
スラム街では闇市が経済を支え、武器や魔素対策の粗悪な護符が取引される。
-
娼館や酒場が住民の憩いの場となり、混沌の中でも生活が成り立つ。
-
-
住民の背景:
-
下級民: 都市での貧困から逃れ、裂谷での生存を賭ける。
-
罪人: 懲役として戦闘を強制され、生き延びれば自由が約束される。
-
神官: 教団の志を持ち、魔素に抗う信仰を広めようとする。
-
冒険者: 報酬や名誉を求め、単独または小規模で戦う。
-
-
混沌の象徴:
-
質の悪い武器や盗品が闇市で売られ、娼館では情報が飛び交う。
-
教団の監視が緩く、禁忌派の密かな活動も噂される。
-
冒険者: R(仮称)
基本情報
-
年齢/性別: 32歳、男性
-
職業: 冒険者(元騎士)
-
外見: 中背で筋肉質、短く刈った黒髪に無精髭、鋭い灰色の瞳に疲れと猜疑心が宿る。擦り切れた革鎧と煤けたマントを着用し、腰にハンドアックスと古びたブロードソード(鞘に収まり未使用)を携える。
バックストーリー
-
騎士時代: 騎士団に所属し、王国の下で魔物討伐に従事。5年前、同僚の裏切りで任務失敗の罪を被せられ追放され、人間不信に陥る。
-
冒険者への転落: 騎士の誇りを捨てきれずブロードソードを携行するが、使用せずハンドアックスに頼る。パーティーを組む冒険者文化が合わず、単独で裂谷の戦いに参加。
-
裂谷の古参: 苛烈な戦場で生き延び、いつの間にか古参メンバーとして認知される。
性格と特徴
-
信念: 人を信じず、己の力だけを頼りにする。
-
性格: 無口でぶっきらぼう、戦場では冷静。皮肉屋だが、最低限の助言は惜しまない。
-
戦闘能力: ハンドアックスを主武器とし、近距離で素早く魔物を仕留める。騎士時代のブロードソードは使用せず、元騎士とバレないよう隠す。単独行動に慣れ、裂谷の地形を活かした戦術が得意。
Qとの関係
-
出会いとレクチャー: Qが裂谷に流れ着いた際、教団で学んだ最低限の技術では生き残れないと判断し、メイスと小盾の基礎的な戦闘方法を指導。
-
浅い付き合い: Qが普段使わない剣を携えている姿に浅い親近感を覚えるが、裏切りの経験から深入りを避ける。
-
関係性: 戦場での一時的な師弟関係を築くが、距離を保つ。
内面と葛藤
-
表の顔: 冷淡で孤立した古参冒険者として振る舞う。
-
裏の顔: 騎士時代の正義感と裏切りの傷が残り、ブロードソードを捨てられない自分に苛立つ。
-
葛藤: Qの剣に共感しつつ、不信感で心を閉ざす。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧