神聖ヴァルート覇帝国_9

ページ名:神聖ヴァルート覇帝国_9

29.戦乱の影に

ヴァルート-ジブル戦争の10年の間に、銀河各地でも変化があった。

まず、ワケゴ連邦のダビ星系において、奴隷が反乱を起こし政府軍を駆逐、独立国家ワケギ星域を樹立すると宣言した。
これにいち早く反応したウリィ帝国はワケギ星域に独立保障を与えた。直接的でなくとも、間接的にウリィはワケゴと敵対する理由を得たのである。

 

相前後して、ワケゴ連邦は不可侵条約、研究協定、移民条約を提案してきた。
彼らの態度が軟化するのはありがたいが...頼むからダギルフォンと仲良くしてくれないだろうか...。

 

だめだこりゃ。(ちなみに前回と同じくウリィ帝国がダギルフォン側について参戦している他、ラクサナクスがワケゴ側で参戦している...遠すぎて意味はなさそうだが)

 

そんな中でワケゴがジブルに宿敵宣言。舐められてるぞジブルキノコよ。

 

2290年にはロクスウンガ-マラッス戦争が終結。
なお戦争中にどういうわけかマラッス共和国はエマリス組合に改名している。組合って...宇宙農家かな?

 

30.南方戦略

北方の最大の懸念事項だったジブル連盟の大幅な弱体化に成功したヴァルート帝国政府は、次なる懸念事項である南方国家との戦略を決めねばならなかった。
とはいえ、現在主要な南方三国であるウリィ帝国、ダギルフォン啓蒙君主国、ワケゴ連邦は戦争状態であり、その決着がつかない事にはその後の展開が予想できないためだ。

その間、宿敵宣言を取り下げていたウリィが再びワケゴに宿敵宣言。
三国仲良くしてほしいのが本音なのだが...恐らくこれでは無理だろう。
そうなると、三国のうち二国と連邦を結成し、残る一国を抑えつけるのが最適解となる。

答えは向こうから提示してくれた。つまりそういう事なのだろう。

だが、

開戦から14年で終結した第二次ウリィ・ダギルフォン-ワケゴ戦争。
なんとワケゴがダギルフォンの16もの星系を奪い取っていた。

ダギルフォンの艦隊戦力はヴァルートと同等、ワケゴの艦隊戦力はヴァルートより劣等と大まかな評価はされているのだが、なぜこの結果になったのかが謎だ。


ともかく、方針は決まった。
ワケゴを仮想敵とし、ウリィ・ダギルフォンと連邦を結成する。

そしてそれに賛同するかのような提案もされた。

もちろんこの協定は受諾する。連邦を結成すれば自動的に連邦加盟国同士に防衛協定が締結されるからだ。

 

一方、ワケゴはイフェリクスと防衛協定を締結した。
ダギルフォンから宣戦されたことをきっかけに、同じ事をされても対応できるようになのだろう。

 

31.銀河神聖同盟

2303年、ダギルフォン啓蒙君主国と共に仮称星系協約もとい、「銀河神聖同盟」を結成。
ウリィ帝国は戦争哲学の違いから即加盟とはいかなかったが、準加盟国に招待する事が出来、事実上の三国同盟が結成されたのである。

同時に、ワケゴ連邦とは既存の条約を全て破棄し、宿敵宣言を行った。
また、ワケゴに対する反乱独立国家であるワケギ星域には既にウリィが独立保障をしているため、有事の際には連邦として動く事になるだろう。

また、連邦大統領である神聖ヴァルート覇帝国には「連邦艦隊」の指揮権がある。
連邦艦隊は連邦の全ての加盟国が艦隊許容量を拠出する代わりに、一国では保有できないほどの大規模な艦隊を編成できる。これは非常に大きなメリットだ。

この後、銀河神聖同盟はそれぞれの自国艦隊と連邦艦隊の編成を進め、対ワケゴ戦に備える事となる。

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