企業連邦とは?
第三次世界大戦によって、既存の国家がその役割を保持することができなくなってから、それらに取って代わるように緩やかに成長し台頭してきた新国家企業連邦N.S.E.F.は、25億人までに減少した世界を牛耳る形で君臨していた。企業連邦はあらゆる業種・業務において密接に関係し、完全なる資本主義の確立と消費社会の推進を掲げ、それを人々の中心として配置することで世界経済を安定させることに成功した。
しかし、形あるものはいずれかならず崩壊し失われてしまうものである。長い歳月をかけて地球上に存在していた天然資源はすべて枯渇し、先の大戦によって寒冷化した地表では作物の生育もままならず、人々は死に絶えるまでの秒読み段階を迎えようとしていた。
そんな最中、後に企業連邦内で最も発言力を持つことになるヴィーボ・ホールディングスが開発した次元間物質転移デバイス"DimensionGate"、通称"Dゲート"が開発・実用化され、次元の向こう側に存在する全く別の地球へと進出する技術を確立した。これにより発見された"次元D324"と呼ばれる自然豊かな世界へと進出した企業連邦は、その世界で最初に企業連邦に対立していた大国"エルディガル皇国"をその強大な戦力を持ってして滅ぼし、元いた人々を"ネイティブ"と呼称して迫害し、窮地に陥った人類の新たなる桃源郷"エルディガルシティ"が建造された。後にこの侵略戦争は"新世界戦争"と呼ばれるようになる。
企業連邦は、エルディガルシティ全体を支配する組織体系を構築し、"評議会"と呼ばれる最高意思決定機関を設立。13社の常任企業から集ったメンバーを擁立し、エルディガルシティの支配構造が生み出されている。エルディガルシティに住まう事が許された者たちは"レジデント"として暮らし、完璧な資本主義体制の中で、常に上を目指して生きることを余儀なくされている。評議会が制定した"企業連邦公安法"に反する者は、即時逮捕さえ容認されている。
しかし、幾ら強力な監視体制を築いたとしても、ネイティブにもレジデントにも、彼らに刃向かう勢力は依然として存在し、常に企業連邦評議会は彼らへの対応に頭を悩ませている。それでも、企業連邦がこの世界において、最強の存在としてその立場を堅持していることには変わりは無いだろう。
以下は、企業連邦評議会を構成している13社の常任企業についての概略をまとめたデータが記されている。アイコンを開くことで、必要なデータの閲覧を行える。ただし、閲覧記録は即座に企業連邦評議会に通達されることを留意すること。
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