対外勢力一覧

ページ名:Foreign forces

概要: 次元D324を開拓し、第1都市"エルディガルシティ"の竣工から██年が経過しました。新国家企業連邦は大国としてその名を世界に知らしめ、敵対存在に対する圧力は今現在も強め続けています。しかし、ただ外部との交流を拒絶するだけでは、国家としての立ち位置を維持することは困難です。以下には、21██年現在における新国家企業連邦以外の勢力に関するリストが記されています。各情報へアクセスする際は、必ずセキュリティ管理担当者へ許可を取ってください。


旧エルディガル皇国

企業連邦との関係: 敵対

現状: 壊滅

概要: 旧エルディガル皇国は、企業連邦が次元D324へ開拓を開始してから程なくして初めて接触した現地国家です。エルディガル人を名乗る国民で構成され、ザーガル=ガレス4世が皇帝として君臨している大国として記録されています。現地言語であるクスディア語を公用語とし、非常に発達した魔導技術を用いていた事が窺えます。旧エルディガル皇国周辺は農作物が非常によく育つ地帯であり、通商国家としても知られていました。

しかし、旧エルディガル皇国の城塞が敷かれている土地は企業連邦が最初の拠点を建造する上で、非常に有用な場所として認識していたこと、エルディガルシティ建造以前の兵器開発施設を識別不明なネイティブがテロ攻撃で破壊してきた事実から、牽制のため旧エルディガル皇国は排除対象となりました。争いを好まない国家思想を持っていた為、旧エルディガル皇国の凋落作戦は容易に進行しました。現在まで新世界戦争と呼ばれる戦争はこのように記録されています。

現在、旧エルディガル皇国城塞および旧市街地は、エルディガルシティの最下層に放棄される形で廃墟化して残されており、排他クラス層のレジデントや旧エルディガル皇国に居住していたネイティブの暮らすスラム街として存在しています。そのため、定期的にイリジカル・セキュリティ人員が旧エルディガル皇国近辺の取り締まりを敢行し、居住者に不穏な行動が確認された場合は射殺許可さえ下ることもあります。


セリオニア王国

企業連邦との関係: 反発

現状: 警戒

概要: セリオニア王国は、エルディガルシティより北東に位置するポプライ山近辺に暮らす、半獣半人の亜人種(彼ら自身"セリオン"と自称。以下同名で定義)のネイティブが活動している遊牧民族国家です。アレスティア・ナイルバレッタ女王によって統治されるこの王国のほとんどがセリオン人であり、かつては旧エルディガル皇国との交流も盛んであったという調査結果が報告されています。雨期は山の上で家畜とともに過ごし、乾期は山を降りてイロマ湖の付近で過ごします。その関係上、イロマ湖付近に定住しているエルフ族の村"ポポロアの村"とは頻繁に交流しています。

セリオン人は、企業連邦政府が初めて接触した亜人種であり、旧エルディガル皇国を凋落した際にセリオン人を含めた亜人種は、そのあまりの特異性から重要な研究材料として認識されていました。これまでに1,381名の亜人種が捕獲され、そのうちの15%がセリオン人であったと記録されています。

上記の経緯があったことで、現在の企業連邦政府とセリオニア王国との関係性は芳しくなく、エルディガルシティ外部に居住している排他クラス層の市民が度々セリオン人によって殺害される事例が報告されています。この件を理由に、セリオニア王国への報復措置が現在計画されていますが、亜人種はその性質上魔物の近縁的存在であることから魔導適性が高く、企業連邦政府の武装に対しての攻撃能力も通常より高いものと推測されているため、企業連邦評議会は計画の実行には意欲的ではありません。


ポポロアの村

企業連邦との関係: 反発

現状: 中立

概要: ポポロアの村は、亜人種のひとつであるエルフ族の村民で構成された、イロマ湖付近の森林に住む平和的な小規模のネイティブの村です。ポポロアとは古代エルフ語で"安寧"または"安息"を表す語で、村名通り基本的には激しい争い事を好みません。これはエルフ族全般に該当する事実ですが、彼らは生まれつき魔導師としての訓練を受けるように幼年期から指導されており、またその能力は治癒能力に特化した魔導である事が分かっています。治癒に関する魔導放射スペクトルは非常に抽出が難しく、企業連邦においてもこの魔導能力が利用可能な状態にあるとは言えません。これは、元々エルフ族が治癒能力に関する魔導に適性のある種族である上、幼年期からの訓練による強化も相乗しているためと推測されています。

ポポロアの村を含めたエルフ族は、一般的に自然信仰(アニミズム)が盛んであり、その様子は随所に観察できます。彼らは自然に存在するものすべてに精霊が宿っていると信じ、それらを大切に扱います。毎日の食事は家族だけでなく、知人友人も共に交えて行い、食事を終えて残った肉片や骨などの残飯は村の広場で燃やし、灰にして供養します。また、悪天候や飢饉などの自然災害が発生した場合、それらは"精霊の怒り"であると考え、村総出で大規模な祭りを開きます。多くの場合、この祭りの後には必ずそれらの災害による猛威は過ぎ去ります。

ポポロアの村の村民は全員、企業連邦に対し敵意を持つセリオニア王国と交流を持っているため、基本的には企業連邦とは敵対こそせずとも、良い関係にあるとは言えません。企業連邦評議会では現在、ポポロアの村への明確な接触は計画されていませんが、現地文化の観察対象として定期的に隠密調査員が赴任させています。


マリグナント・ネオプラズム

企業連邦との関係: 敵対

現状: 殲滅対象

概要: マリグナントネオプラズムは国家企業連邦によって対外勢力に指定されたカルティズムの一つです。

その信奉者は族外食人を起点とするカニバリズムや肉体改造、人身御供などの反倫理的な物を多く含んだ儀礼を実践します。このカルトは集落的であり小規模で、また外部に表出する度に邪教として弾圧を受けた背景を持つ為、極めて排他的かつ秘密主義的な性格を備えており、文献に乏しくその正確な起源などの知識は得られていません。

彼らは生物の苦痛から取り出される負の生命魔力(以後「恩恵」あるいは「祝福」と呼称)を用いた魔導技術に長けており、その他に死者の魂を物質的な形で残留させる降霊術、細胞核単位にまで作用する呪術的手法、およびその応用による肉体改造などの知識を有しています。特にこの中で肉体改造は印象的であり、腫瘍が無秩序に増殖するような被術者の外観からこの通称が与えられました。(マリグナントネオプラズムとは即ち悪性新生物のことです。)

構成員は基本的に死亡しているため致命傷の概念を持たず、その殲滅には身体そのものを焼却する必要があり、また死体からすぐに補修を行えるため、一部ネイティブとの共同戦線が予定される今も進行状況は芳しくありません。一刻も早い解決が望まれています。


ニコラヌス商会

企業連邦との関係: 友好的

現状: 契約対象

概要: ニコラヌス商会は奴隷や魔導武器、傭兵などを取り扱う商業組織です。

奴隷確保のための侵略戦争やるので一つの傭兵組織としてもつよめ、商売相手は選ばないので二枚舌外交。


RUR

企業連邦との関係: 敵対的

現状: 警戒

概要: RURは、新国家企業連邦の前身・世界企業連合の頃において、企業連合委員会常任企業の1つとして知られていた企業です。当時の名前は「ロッサム・ユニバーサル・ロボティクス」と呼ばれていました。

世界企業連合の発足以前の2041年当時、RURは世界で初めてヒト型の自動機械(アンドロイド/ガイノイド)および人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いた強化人工義体および臓器移植技術「iPS義体/iPS臓器」の率先的研究と製造・普及に成功した事で知られていますが、全体を通じてその内情は依然として不明な部分も多く、設立当初から他の常任企業への情報共有に消極的な立場を貫いていました。

2071年までに実験的に製造されたヒト型自動機械の多くは、4年後に開戦した第3次世界大戦の中でほぼ全て消費され、またこの大戦後の無政府状態下における暴徒の強襲によってRURは甚大な被害を被り、今日までのRURに関するあらゆるデータは消失しました。

21██年現在、消失したはずのRURは次元D324・クスディア大陸南東の島、ドネスト島に拠点を構えていることが分かっていますが、ドネスト島は推定SSクラスの魔導技術による魔導結界が周囲26海里に展開されており、接近する者を消滅させる絶対不可侵領域を構築されています。ドネスト島周辺では超高濃度の純粋魔導が地表を埋めており、それによるハザードレベル4の魔導放射を検出していることから、対応人員が魔導被曝症を引き起こす懸念があるため、現在RURに関する具体的な調査は行われていません。

度々エルディガルシティ周辺にRUR所属と思われるヒト型自動機械が出現しており、それらによるテロ未遂も年間で数十件摘発されています。しかし、その真の目的については不明な事が多く、鹵獲したヒト型自動機械も確保直後に「全ての生命に栄光あれ」というボイスメッセージを残し自爆してしまうため、RURの詳細に関する調査は未だ難航を極めています。

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