共通アクセスレベル形式概要

ページ名:CALF-SYS

 新国家企業連邦評議会 承認済 

作成日: 21██/█/██

当該文書閲覧許可アクセスレベル: CALF-B

N.S.E.F.従業員権限管理機能"共通アクセスレベル形式(CALF)"

 

概要: 共通アクセスレベル形式(Common Access Level Formats、通称"CALF"もしくは"アクセスレベル")は、企業連邦に所属する全てのレジデントに割り振られる権限フォーマットです。アクセスレベルは、エルディガルシティの竣工から1年後である21██年に制定された企業連邦機密保護規則に基づき構築されたシステムです。エルディガルシティで暮らしているレジデント全員には指定されたリミテーションコードが割り振られ、セキュリティ上掲示が必要である場合は掲示が義務づけられています。

アクセスレベルのセキュリティ管理AI"CALF-SYS"は企業連邦評議会を除いたあらゆる組織の上位に配置されていますが、その存在ならびにプロトコルパッケージは最高機密に指定されており、内部機構は完全なブラックボックスとなっています。企業連邦に属する組織全般で利用されるデータや場所はすべてアクセスレベルに基づいて管理されており、権限に反したファイルの閲覧や編集、組織内での越権的な行動や区画への侵入などは権限違反として即時にログが記録されます。もし権限違反が発生していることが判明した場合、必要に応じた処罰や降格が発生するため、レジデント各位は注意が必要です。

アクセスレベルの種類: アクセスレベルには、"リミテーションコード"と呼ばれるアルファベットのIDによる単位が設けられています。リミテーションコードは必要に応じてCALF-SYSを通じ付与されます。リミテーションコードは、以下の6種類が存在します。

CALF-N

指定対象: 企業連邦評議会メンバー(常任企業代表取締役)。

説明: CALF-Nは、全レジデントの中でも非常に限られた人員のみに割り振られる、事実上の最高権限です。CALF-N権限が与えられる人員は企業連邦政府が取り扱う全ての情報と場所へのフルアクセスが可能となっています。CALF-Nに指定される人員は基本的にその権限が剥奪・降格されることはありません。

 

CALF-A

指定対象: 常任企業各社の取締役、企業連邦評議会によって認証された組織の代表者。

説明: CALF-Aは、企業連邦評議会における常任企業の取締役や認証済み組織の代表者に割り振られるリミテーションコードであり、一部情報や区画を除いた多くのデータにアクセスする権限や、欺瞞情報を解除する権限を有しています。しかし、CALF-Nとは違い、CALF-A以下のアクセスレベルを有する人員が権限違反を引き起こした場合、降格を含めた処罰が行われる恐れがあります。

 

CALF-B

指定対象: 常任・非常任企業および組織の部門管理役務に就いている人員など。

説明: CALF-Bは、常任・非常任企業に所属する管理職業務に就いている人員に割り振られるリミテーションコードであり、自身が所属する部署内の限られた情報のみにアクセスできます。追加で必要な情報は副次リミテーションコードを通じて参照可能です。

 

CALF-C

指定対象: 一般労働者、特殊契約労働者(特殊契約社員)など。

説明: CALF-Cは、企業連邦に属するあらゆる企業で労働する一般労働者および、特定の技術的水準(技術職や研究職など)が求められる業種においての契約労働者となっているレジデント対して割り振られるリミテーションコードであり、自身の業務遂行において必要な情報のみアクセスできます。追加で必要な情報は副次リミテーションコードを通じて参照可能です。

 

CALF-D

指定対象: 非労働者(学生や退職者など)、一般契約労働者(一般契約社員)など。

説明: CALF-Dは、労働義務が発生しない学生や福祉支援を受けている者、一般的な契約労働者、退職者などに対して割り振られるリミテーションコードです。CALF-Dに公開される情報や場所は常に企業連邦広報委員会によって認証済みのものに限られます。

 

CALF-E

指定対象: エルディガルシティから排除対象となった者、アウトランド滞在者、実験協力契約を結んだ者など。

説明: CALF-Eは、エルディガルシティにおいて必要な義務と責任を果たしていないと判断された、もしくは企業連邦公安法に大きく違反した者に対して割り振られるリミテーションコードであり、このリミテーションコードが割り当てられた者は、基本的に上位アクセスレベルが再付与される権利を永続的に失います。イリーガルに指定されている者は全てCALF-Eレベルの権限が強制付与されます。しかし、企業連邦常任企業各社が各種行っている研究実験に参加する"実験協力契約"が締結された者は、限定的に上位アクセスレベルが再付与されることがあります。


+記述に関するメタ的な補足-閉じる

アクセスレベルは、企業連邦に属する人間がいかに階層的に管理されているかを示す重要な指標です。レベルが高ければ高いほど社会的な保障や生活の質も高いものであるし、レベルが低くなればなるほど社会的な立場も弱く、場合によってはすぐに殺されたりします。CALF-Dに記述されている"福祉支援を受けている者"や、CALF-Eの"実験協力契約"についても、このディストピア丸出しの世界観で何処まで深みを出せるかは自由に設定できます。

記法についてはある程度自由度を設けてます。アルファベットだけでも、「AL-n」と略した記述でもかまいません。ただし、「CALF-n」が公的に用いられる正式な記述方式である事だけは留意してくれると嬉しいです。

 

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