北領の邪龍と呼ばれた龍王、ミルドラシアは大変な知識を備えた龍であった。
神話において、サンダルカスはミルドラシアと知恵比べを行い、それに勝利してミルドラシアの命を奪った。
しかし、その知恵の豊かさを惜しんだサンダルカスは刈り落とした首に黒の魔術を施し、仮初めの命を与えた。
こうして作られた「ミルドラシアの首」は、神々の問いにたちどころに答える神器として、長く神々の宝とされたという。
神話で語られるミルドラシアの首は、知恵ある龍の間で使われていた龍言語の秘密を神々に伝えたものであるとされ、神々と龍との二度目の大戦ではサンダルカスを始めとする幾柱かの神々は龍言語による呪文を使いこなしたと言われ、大きな助けとなったという。
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