年は若いが実力は確かで、赤の魔術に長じ、「爆発」の魔術を使いこなすことから「赤のモルド」の異名を持つ。
団長に就任以来、直接の戦闘に参加する機会は減ったが、東域のドワーフの作った槍を振るう腕前は衰えていない。
オビーの作り上げた人脈にも顔が利き、他の冒険者の作っている団や隊、街道沿いの同業者組合、それに付随する各種の業者、さらには王国騎士団にも知人や友人がいる。
現在は主にアルチュカリドにある団の宿舎で運営に力を入れている。
その主な仕事は団員の派遣や各地の団員の生活支援基盤を支えることで、約百名ほどの団員に同業者組合から回されてくる仕事を割り振っている。
また、団の構成員が守るべき規則を定めたのも彼で、オビーの頃に暗黙の了解だった決まりを明文化し、違反者に与える罰を定めたのも彼で、それがうまく機能しているかも把握している。
彼の使役する妖精は名をハイドといい、姿を見えなくすることができるが、戦闘力は皆無で、モルドも彼女を戦闘に使う意思はなく、もっぱら彼の話し相手である。
また、能力というわけではないが、ハイドは話し好きで団員の間に紛れ込み、様々なうわさを仕入れてくる。
それが執務室で一日の大半を過ごすモルドにはありがたく、団の様子を知るのにも役立っている。
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