竜の巣

尾鰭連峰の中ほどにある、飛竜種の巣。

ここは単に竜の営巣地であるという以上に、魔獣やゴブリンが潜む地で王国最後の秘境と言われている。

特にゴブリンは大陸を二分する竜にある国境周辺によく集落を作り、頻繁に別の集落へと移るのだが、そうやって拠点を転々としながら追撃をかわしている。

しかし、王国と帝国は長く敵対関係にあり、この山々が国境線の役割を果たしているのだがその境を越えて活動することで双方からの追及をかわしているのである。

特に「血染めの帽子団」や北方ドワーフ・ノームを含む「鉄塊の盗賊団」などはこの地では頻繁に耳にする名前で、サルバータに常駐する警備隊の任務にも、サルバータ近辺の盗賊討伐が含まれている。