概ねどの種族も、性役割として女性が家庭を守り、子を産み、育てるという価値観を持っている。
というのはこの世界では基本的に種の存続は女性にかかっているためだ。
ゴブリン以外の人類は、どの種も女性が絶えれば種を残せなくなってしまう。
そのため、女性の存続は種の存続に直結して考えられてきた。
そうした背景により、基本的に危険のある狩りや戦は男性の仕事となっていて、そのような危険な場面に女性に出てこられては困るというのが基本的な考えである。
一方で商店や宿、職人などの危険の少ない仕事に進出する女性は一定数存在し、違和感なく受け入れられてるが、冒険者や魔導騎士など、命の危険が存在する職に女性が就くことへの抵抗感は根強く、それを恥とする考え方も種族によっては存在する。
また、娼館勤めをどう感じるかには種族によって差異がある。
エルフは娼館勤めを恥と考えるし、サンドフォークはそれを氏族全体の恥辱と捉える。
ツリーフォークやマーフォークはそうした職もある、くらいに捉える者がほとんどだ。
ノームやドワーフはそんな仕事に就かないとそれを養ってやれない家族を非難する。
ヒュームについてはご存じのとおりである。
なお、ゴブリンには娼館という考え方そのものが存在せず、女性は強い者や長の独占であり、欲しければ奪うしか他に道はない。
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