魔術の行使や魔導具の使用など、何らかの理由で体内のアニマが急激かつ大きく失われた時に起こる症状。
多くの場合、軽度であればめまいや脱力感、倦怠感などを感じるだけに留まるが、さらに症状が進むと吐き気を催したり意識を失ったりし、最悪の場合は内臓機能にも影響を及ぼして死に至る。
また、これが慢性的に繰り返されるようであると、体内のアニマの流れが滞ることで他の病が引き起こされる。
特に強化術のように常に特定部位のアニマが不足し続けると、その部位が壊死をすることもある。
そのため、魔術や魔導具を使う場合は、その魔術を行使するのに必要な魔力が自身のアニマに対して大きすぎないかをよく検討して使う必要がある。
また、体内のアニマの総量は訓練や生活習慣などによって増減することが知られており、一概に魔力が不足するので魔術や魔導具が使えない、ということはない。
さらには、最悪の場合を覚悟するならば自身のアニマ総量に不釣り合いな魔術の行使も可能ではある。
しかしながら、そうした場合は魔術師本人がその魔術に不慣れである場合が多いため、魔導書の準備や杖との相性の検討が十分でない場合も多い。
それを補助するためには呪文詠唱や儀式を行うなど、余計な手順が必要になる。
さらには多大な労力や魔力を費やしながらも、魔術そのものが発動できなかったという事例は星の数ほど存在する。
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