ページ名:杖

魔導師が使う杖は魔術の発動を助け、負担を軽減するためのもので、魔術の発動に必須のものではない。

概ね、杖は本体と、アニマを多く蓄えた核で構成される。

本体はアニマを蓄えやすい木材であることが多いが、魔力を伝えやすい金属製の物も多く、魔導騎士などは剣を本体に選ぶ場合も多い。

核には魔力を増幅する宝石や輝石なども使われるが、それ自体がアニマを持っている魔獣の爪牙や毛や羽、鱗や骨、珍しい物では目玉なども使われる。

核に蓄えられたアニマにも性質があり、例えば赤の魔術の発動を助ける種類の核は、相反する系統の青の魔術の発動を阻害する、ということもあり、これはもちろんアニマを蓄えた本体にも同じことが言える。

この関係はもちろん杖と使用者の間にもあり、誰がどんな杖を持っても同じ効果が出るとは限らず、相性によっては逆効果となる。

このため、伝統ある魔導師の家系には何種類もの杖を用意し、使う術と場合によって使い分けることも珍しくない。

魔導師の性質と、杖と魔術の相性すべてが完璧に整うのが理想とされているが、そうなることはまずありえないので、不足したものを補うのが魔導師の知恵と技量であり、杖同様に魔術を補佐する魔導書儀式なのである。

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