魔術を行使するにあたって、周辺のアニマの流れや魔力の流れが滞りなく流れるように整えることで、魔術の発動を容易にする動きや魔術文様、またはその両方を指す。
呪文が音声的な補助であるとしたら儀式は動作的な補助である。
これは大きなものであれば大規模な魔術文様を描いて、魔導具を使い、魔力の代わりに代償となるもの(例えば生贄など)を使うことを指すが、小さなものでは魔力を集中するために対象を指で指す、魔術を放つ手のひらを対象に向ける、あるいはもっと小さなものであれば対象を凝視する、などがある。
要は魔術の発動を補助する動きのすべてを儀式に分類すると思ってもらっていい。
一流の魔導師や魔導騎士であれば、この予備動作から相手の魔力の流れを読み取り、妨害したり対策を取ったりということもできるという。
魔導騎士団などでは、呪文の詠唱や儀式の簡略化は、こうした実戦における危機管理という意味でも強く推奨されている。
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