リンクの冒険

ページ名:リンクの冒険
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リンクの冒険
Zelda II: The Adventure of Link
THELEGENDOFZELDA2リンクの冒険 .png
ジャンルアクションアドベンチャー
対応機種ディスクシステム[FCD]/NES
ゲームボーイアドバンス[GBA]
Wii(バーチャルコンソール)[VC]
開発元任天堂
発売元任天堂
人数1人
メディア[FCD]ディスクカード
[NES]ロムカセット
[GBA]ロムカセット
発売日FCD/NES版
1987年1月14日
アメリカ合衆国の旗1988年12月
GBA版
2004年8月10日
Flag_of_the_United_States.svg2004年10月25日
Wii(バーチャルコンソール)版
2007年1月23日
Flag_of_the_United_States.svg2007年6月4日
価格[FCD]2,600円(税別)
[GBA]2,000円(税込)
[VC]Wiiポイント500
売上本数[FCD/NES]
約167万本
全世界合計 約438万本
 ・話・編・歴 

『リンクの冒険』(リンクのぼうけん、英題:Zelda II: The Adventure of Link)は、任天堂のファミコンディスクシステム用ゲームソフト。表記はパッケージで『The Legend of Zelda 2 リンクの冒険』、テレビCMでは『ゼルダの伝説パート2 リンクの冒険』となっている。

日本では1987年1月14日発売。2004年にファミコンミニシリーズの1作品としてゲームボーイアドバンスに移植され、その後バーチャルコンソールでもプレイが可能となっている。

同じディスクシステム用ゲームの『ゼルダの伝説』の続編として作られたシリーズ作品だが、見下ろし式ではなく横スクロール式アクションゲームとなっている。テレビCMは所ジョージと間下このみが出演した。

略称は「リン冒」(ただし、『リンクのボウガントレーニング』と混同されやすい)など。

目次

ストーリー[]

主人公リンクによって魔王ガノンは倒された。しかしトライフォースを奪還しゼルダ姫を救出しても、ハイラルは荒廃の一途を辿った。ガノンの遺した邪悪な影響力が、神々の地を徐々に蝕んでいたのだ。

そして数年後、16歳になったリンクの左手の甲に、突如トライフォースの紋章が現れる。ゼルダ姫の乳母であるインパはその紋章を見ると、リンクを初代ゼルダ姫の元へと案内し、古の王家に起きたという悲劇を語り始めた。

その昔、ハイラル王家には「力のトライフォース」「知恵のトライフォース」とは違う、「勇気のトライフォース」が封印されていた。初代王女ゼルダは、それを狙って兄王子に近づいた魔法使いに最後まで抵抗したために呪いをかけられ、決して覚めぬ眠りに落ちた。過ちに気付いた兄王子は後世に遺す戒めとして、代々の王女をゼルダと名乗らせるよう定めたのだ。

インパはリンクに対し、「勇気のトライフォース」があれば初代ゼルダを目覚めさせることができ、左手の紋章はトライフォースを継承できる証であると教えた。魔物たちが魔王ガノンを復活させる儀式に必要である「ガノンを倒した者の血」を手に入れようと躍起になる中、リンクは「勇気のトライフォース」を求め、再び旅に出ることを決意する。

ゲーム概要[]

このゲームの目標は大神殿に行き、勇気のトライフォースを開放することである。大神殿には結界が張られており、その結界を解くには、ハイラル各地の6つの神殿にある聖なる石にクリスタルをはめなければならない。結界が解けると、大神殿の内部に入ることができる。

前作同様に見下ろし型のフィールド画面を移動しながら進めていくが、特定の地点に入ったり、出現する敵シンボルに接触したりすると戦闘画面となり、『スーパーマリオブラザーズ』などと同じ真横視点の任意スクロールアクションとなる。フィールドには様々な地形が存在し、敵と接触した場所によって地形が戦闘に大きく影響する。町に入った場合も戦闘画面同様のサイドビューによる横スクロール画面となり、町人に話しかけたり扉から家に入ることができる。通常、ステージの端まで到達すると戦闘画面から抜けるが、神殿の場合は戦闘画面から抜けるための入り口・出口が共通で、入り口に帰るまで戦闘画面が続く。

Aボタンでジャンプ・Bボタンで攻撃が可能であり、十字キーによる立ち・しゃがみによって上段・下段攻撃の使い分けができる。体力が全回復の状態であれば、前作同様剣からソードビームを発し、ある程度の遠距離攻撃が可能になる。また、攻撃をしていない状態であれば盾で敵の攻撃を自動的に防御する。こちらも、十字キーによる立ち・しゃがみによって防御位置が変化する。ジャンプ中も攻撃が可能で、上昇中にBボタンで上段攻撃、下降中にBボタンで下段攻撃となる。リンクの体力が無くなったり、穴に落下すると残機が1機減り、残機がなくなるとゲームオーバーとなる。

リンクにはヒットポイントにあたるLIFE、マジックポイントにあたるMAGIC、剣による攻撃力を表すATTACKの3つのパラメータが存在し、敵を倒したり宝袋を入手すると経験値を入手でき、経験値が溜まると3つのパラメータのうち1つを任意で選んでレベルアップできる。最大レベルは3つともレベル8で、すべてのレベルが最大値に達した状態で経験値が一杯になると、残り人数が一人増える。ゲームを中断して再開した場合、ATTACK、MAGIC、LIFEの各レベルはそれらの一番低いものに統一される。例えばATTACKがレベル6、MAGICがレベル5であっても、LIFEがレベル2なら再プレイしたときのレベルは全てレベル2になる。また、体力とマジックポイントはアイテムを入手すると上限が増える。

本作に登場する重要なアイテムは、その殆どが所持しているだけで自動的に効果を発揮し、ボタンによって使用可能なアイテムが存在しない。そのかわり、これまでのアイテムに近い存在として幾つかの剣技や魔法が設定されている。これらは街の術士や剣士から教えてもらう事で習得する。魔法の使用にはマジックポイントを消費し、リンクのMAGICのレベルを上げる事によってその消費をある程度抑える事が出来る。剣技は上突きと下突きの2種類があり、ジャンプ中に上下方向への攻撃が可能になる。これらの剣技は後に『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどで採用され、リンクの空中攻撃バリエーションとして設定されている。

2周目以降のプレイでは各能力が引き継がれており剣技と魔法も全て覚えているが、体力とマジックポイントは初期値に戻っている。

他のシリーズと異なり、上段・下段の攻撃・防御の使い分けによる敵との駆け引きを特徴としており、アクション性が高いことから、その難易度はシリーズ屈指のものとされている。

敵キャラクター[]

地上・神殿・洞窟内に出現するモンスター[]

ビト赤いスライム。横にピョコピョコと動く。ボト青いスライム。基本的にビトと同じだが、ランダムで飛びかかってくる。ボトマスターボトの巨大版で大神殿にのみ出現し、剣で斬りつけると複数のボトに分裂する。なお、分裂したボトは通常のボトよりも耐久性が高い。モリブリン前作にも登場した小鬼。4種類存在する。
  • 上段判定の槍を構えたまま突撃してくるもの。色は黄色で、無限に出現。倒しても経験値が手に入らない。
  • 槍による上下段の突きや槍投げによって攻撃してくるもの。3種類いて、黄<赤<青の順に強くなる。
ディーラクモのような敵。糸をつるしてリンクに目掛けて攻撃する。赤と青の2種類がおり、青いディーラは地面に降りてきて糸を切ってリンクに目掛けて跳ねてくる。エークコウモリのような生物。普段は天井で待ち構えており、リンクが近づくと急降下して襲ってくる。赤は地面に接近するとエークマンに変身する。紫の個体は街中で人間に化けており、話しかけると正体を現す。エークマン赤エークが人型に変身したモンスター。普通の盾では跳ね返せない炎を吐く。オクタロック前作にも登場したタコ。岩を吐いて攻撃する。動くものと動かずにジャンプするものの2種類がいる。耐久力が高い青いものもいる。ゴーリア同じく前作に登場したブーメランで攻撃する小鬼。黄、赤、青の3種があり、一度に飛ばすブーメランの数が異なる。ゲルドアーム砂漠に生息する昆虫系モンスター。頭部が弱点。ローダー洞窟などに生息する甲虫。リンクが近づくと急接近する。モービー空から垂直に降り、リンクの高さまで来ると突進する鳥系モンスター。メグマットリンクを目掛けてピョンピョンと跳ねてくるアルマジロのモンスター。バゴバゴ川や溶岩のある洞窟で画面下からハイスピードで飛び出てきて岩をはく魚の骸骨。大神殿には炎を吐くファイア・バゴバゴもいる。ミュー動きはビト、ボトに似ているが非常に小さく下段攻撃もあたらない。基本的に下突きのみ有効。ダイラ直立歩行ができるワニ人間。通常の盾では防御できない斧を振り回してくる。赤いダイラは斧を投げてくる。ギルボック一つ目の浮遊物体モンスター。目を開けていないとダメージを与えることは出来ない。リーバー前作にも登場した。動き方は前作と一緒。ゾーラ前作にも登場しているが、陸上でも戦えるようになった半魚人。テクタイト大きく飛びははねる節足動物系モンスター。前作と違い丸いビームを放つ。ブーンハエの形をしたモンスター。ランダムに飛び回り、石を落としてくる。モア墓場に出現する幽霊。リンクが動くと一緒に動く不気味なモンスター。青のモアはあるアイテムを持っていないと見えない。アルローダサソリの形をしたモンスターで尻尾から炎を飛ばしてくる。目を開いた状態でないと攻撃が効かない。ゲールトカゲ人間。黄色は盾で防御して槍で突く。赤のゲールは普通の盾では防げない棍棒を振り回してくる。青のゲールは棍棒を投げてくる。石を投げつけるものもいる。

神殿に出現するモンスター[]

ウォースイヌの戦士。一定のステップでまっすぐ進む。倒しても経験値は入らない。歩行速度が速いものと遅いものがいる。バブル前作にも登場した敵。触れると体力のみならず魔力も消耗する。巨大なデグバブルも登場し、触れると大幅に魔力を減らされる。耐久性が高く剣で何度も斬りつけないと倒せない。スタルフォン人骨モンスター。剣を振りかざす。青いものは下突きを使う。パルタムスタルフォンを強くしたモンスター。兜を被っている。やはり青いものは下突きを使う。グーマ『スーパーマリオブラザーズ』のハンマーブロスのようにチェーンハンマーを連続して投げてくる半人半牛の敵。ヘルグーマグーマが鎧をまとったものブーメランのように戻ってくるチェーンハンマーを投げてくる。アイアンナック騎士のモンスター。上下段の攻撃を使いこなし、こちらの攻撃を防御する強敵。黄・赤・青の3種がおり、青のアイアンナックは剣から飛ぶビームでも攻撃する。ラー石像に魂が入った敵。浮遊し、サインカーブを描きリンクをめがけて飛んでくる。溶岩のあるところによく出現する。マウラーと同じような敵だが、ジグザグに動き、一定間隔でビームを放つ。ファイアモア神殿にいるモアで、炎を落としてくる。ウィズザールマジシャンの一種。足元に魔法を放ち、そのあとワープする。物理的な攻撃を受け付けず、反射した魔法を当てることでのみ倒せる。マーゴ人工魔術師。突然出現し、地を這う炎を放つ。こちらは実体化している間のみ剣で倒す事も可。アーネル赤い蛇のような敵。炎を吐く。海外版のみ、岩を吐く青い個体も登場。フォッケル大神殿に出現する鳥人。炎を吐いてくる。地面に落ちた炎は長時間灯り、左右に移動することもある。フォッカー大神殿に出現する半人半鳥の騎士。アイアンナック以上に強く、大きくジャンプしながら攻撃する。青はビームを放つ。

ボスモンスター(守護神)[]

マズラ第1の神殿の守護神。馬頭人身のモンスター。頭が弱点。その後の神殿では中ボスとしても登場。ジャーマフェンサ国内版第2の神殿の守護神。ダメージを受けると頭が飛び、首だけになっても攻撃を続ける。国内版第5神殿と海外版第2神殿のものは頭が2つ飛ぶ「ジャーマフェンサII」という強化版になっている。レボナック第3の神殿の守護神。青いアイアンナックがアイアンホースに乗って突進する。その後の神殿では中ボスとしても登場。カロック第4の神殿の守護神。魔術師。物理的な攻撃を一切受け付けない。ジャイアント(グーマ:Gooma)海外版の第5の神殿のみ登場する守護神。兜を着けた巨人。チェーンハンマーを振り回して攻撃してくる。頭部への攻撃を受け付けない。バルバジア第6の神殿の守護神。移動しながら炎を吐くドラゴン。頭部以外への攻撃を受け付けない。ボルバ大神殿の大守護神。巨大な体躯で浮遊し、炎を執拗に放つ。ある魔法を使うことで弱点(頭部)が露出する。ラストボスリンクの影。リンクと同様の剣術を使う。その後に、『大乱闘スマッシュブラザーズX』のリンクのカラーに使われる。

攻撃[]

剣術[]

剣術は、ゲーム開始時から使える基本のものと、街の剣士から習得するものがある。

上段攻撃通常の攻撃手段。立った状態で剣を振り攻撃する。背の低い敵や、リンクより低い位置にいる敵には当たらない。下段攻撃しゃがみ状態で剣を振る。背の低い敵には下段攻撃でなければ当らない。ビーム剣から出るビーム。体力が全快状態で剣を振ることによって出る、剣と同じ大きさの攻撃弾。画面の4分の1ほどの距離まで飛ばす事ができる。効かない敵もいる。ジャンプ攻撃ジャンプしながら剣を振る。上段と下段があり、上昇中は上段、落下中は下段。下突き剣士から習う剣術。ジャンプ中に下ボタンを押している間、出すことができる。出している間は下方向の広い範囲に攻撃判定があり、また、攻撃後にリンクが弾かれるため反撃を受けにくい。さらにしゃがみの盾防御判定がある事から『リンクの冒険』で最も性能の高い技として多くのプレイヤーが頼る事になる。上突き剣士から習う剣術。ジャンプ中に上ボタンを押すと出すことができる。空中を浮遊している敵などに対して有効な攻撃手段。下突きに比べると短い時間で突きが解除される他、地上の相手には使えないので存在感が薄い。防御持っている盾で防御する。上段と下段があり、通常の状態では上段を防御している。しゃがみ時には下段を防御しており、上段に対する攻撃には当ってしまうので敵の攻撃方向に対して使い分けなくてはならない。一部の火の玉や呪文、斧攻撃等REFLEXの魔法を使わないと防御できない攻撃がある。なお、剣を振っている間も防御は有効になっており空中でも効果がある。

魔法[]

魔法はそれぞれの町に行けば覚えることができるが、SHIELD以外は街の魔術師に習ったり、ある条件を達成しておかないと覚えることができない。またMP消費量はLVによって異なる。SHIELD・JUMP・FAIRY・FIRE・REFLEXの5つの魔法はマップが切り替わると効果が消えてしまう。

SHIELDリンクの着ている服が緑から赤になり、防御力が高くなる。JUMPジャンプ力が2倍になり、高いジャンプが可能になる。LIFEリンクの体力を回復することができる。消費MPは大きい。FAIRYリンクが妖精に変身し、一切の攻撃ができなくなるものの空中を自在に飛び回ることができるようになる。FIRE無限射程のファイアーボールを、一画面に2発まで放てるようになる。効かない敵もいる。REFLEX通常の盾では防御できない飛び道具(オノ、ファイアーボールなど)を防御することができる。一部の敵が使う魔法攻撃を反射する事ができる。SPELL画面内の弱い敵がスライム化する。また、ほかの使い方もある。THUNDER画面内の敵に大ダメージを与える。ほかの使い方もある。

アイテム[]

神殿にあるアイテム[]

神殿は守護神を倒すほか、途中にあるアイテムを取らないと攻略したことにならない。

ローソク洞窟など暗い場所が明るく照らされるようになる。手に入れなくてもクリアは可能。聖なるグローブ剣で神殿内のブロックを壊せるようになる。イカダ艀から別の大陸に渡る事ができる。聖なるブーツ浅瀬を渡れるようになる。笛ある場所を塞ぐ魔物を眠らせる事ができる。ほかの使い方もある。十字架これが無いと特定のモンスターを見る事ができない。手に入れなくてもクリアは可能。

重要アイテム[]

ハンマーフィールド上にある岩を壊す事ができる。マジカルキー神殿内の全ての扉を開ける事ができる。使ってもなくならない。手に入れなくてもクリアは可能。

敵を倒すと出現するアイテム[]

ツボMPを回復できる。青と赤の2種類あり、青いツボは1マス分、赤いツボは最大まで回復する。フィールド上には赤いツボが置かれている場所が点在し、また神殿内の像を斬ると赤いツボが出現する事がある(ツボではなく敵が出る場合もある)。宝袋経験値が増える。得られる経験値は落とした敵によって異なる。赤いツボと同様にフィールド上や神殿内に宝袋が置かれている場所が点在する。

フィールド上・神殿内にあるアイテム[]

ハートの器最大ライフポイントが1マス分増える。マジックの器最大MPが1マス分増える。リンク人形残機が1増える。妖精触れるとライフが最大まで回復する。フィールド上に現れる赤いシンボルに触れても妖精が出現する。カギ神殿の各所に置かれている。扉を開けると無くなる。

移植等[]

  • 2004年3月18日よりクラブニンテンドーのポイント景品として登場した『ゼルダコレクション』に収録されている。エミュレートの関係上、一部の効果音については再現しきれていないがゲーム内容そのものはディスクシステム版とまったく同一である。
  • 2004年8月10日にゲームボーイアドバンス用ソフト「ファミコンミニディスクシステムセレクション」の一本として発売された。
  • 本作でリンクがミスした際、画面が激しく点滅していたが、一連のポケモン事件により、後に発売された復刻盤では画面が赤く染まるだけになった。
  • 海外ではNES対応のロムカセットとして発売された。国内版のベタ移植ではなく、ゲーム性に関わる・関わらない部分両方について多少の変更が加えられている。
    • ATTACK、MAGIC、LIFEの各レベルについてゲーム中断時にもっとも低いものに統一される仕様が撤廃され、個別に保存されるようになった。そのかわり、それぞれのレベルを上昇させるために必要な経験値が個別に設定されるようになった。たとえばレベル1→2に上げる際に必要な経験値は、ATTACKが200、MAGICが50、LIFEが100である。
    • 一部の敵には剣による直接攻撃が通用しない・一部の敵からダメージを受けた際に経験値も奪われるなど、プレイヤーにとって厳しいバランス調整が加えられた。
    • 通常戦闘におけるBGMが差し替えられている。
    • 神殿内部の壁の色について、緑色や紫色など国内版では見られなかった色も使われるようになった。
    • ゲームオーバー画面時は赤一面の画面にガノンのシルエットと笑い声に差し替えられている。
  • 続編として、スーパーファミコン版の『リンクの冒険』が開発されていたが、主要スタッフが『スターフォックス64』の開発に移行したため、開発中止になった。

他作品との関係[]

出版物[]

漫画版[]

『リンクの冒険』乱丸 1987年 月刊わんぱっくコミック (徳間書店)前作『ゼルダの伝説』の続編。前作に登場したワット以下オリジナルキャラクターも引き続き登場している。基本的な流れやイベントはゲームに批准しているが、途中でゼルダ姫(当然前作の)が合流し、さらにある悲劇によりガノンが不完全ながらも復活を果たすなど独自の展開を見せる。ガノンの意外な正体は後に公式化されたガノンドロフに先んじており、ゼルダシリーズの歴史を語る上で興味深い。また、旅の途中で戦う意味を見失いかけたリンクが葛藤するシーンなど、登場キャラクターの心理描写が念入りに描かれている。単行本は全2巻(いずれも絶版)発売され、最終巻である第3巻は発売が告知されたが、『わんぱっくコミック』の休刊により発売されなかった。必勝テクニック完ペキ版『リンクの冒険』1(23巻)しごと大介、2(27巻)3(28巻)みなづき由宇1987年(徳間商店)『わんぱっくコミック』の単行本「必勝テクニック完ペキ版」に描き下ろされたゲーム攻略漫画。全3巻(括弧内は必勝テクニック完ペキ版での巻数)。1がスタートから第一神殿まで、2がミドロ沼から第四神殿、3がエンディングまでの攻略。特に3は大神殿攻略を行っている唯一の攻略本である。執筆者が交代したのは1の執筆者が急病で降板したためである。しかし、初代ゼルダ姫がリンクの守護霊として攻略のアドバイスを行うというのは3冊とも共通。宝島コミックス『リンクの冒険』未将崎雄、1991年(JICC出版局(現: 宝島社))前作『ゼルダの伝説』の続編。カナンやジェナードなど前作に登場したオリジナルキャラクターも引き続き登場し、かつてリンクが倒したのはガノンの一部に過ぎない、冒頭からガノンが行動を起こしている、ハイラルが騎士団の他に忍者部隊を所有しているなど、前作同様ストーリーが原作から大幅に脚色されている。リンクがガノンを倒してから3年後、彼の右手にトライフォースの紋章が現れた。インパから伝説を聞かされたリンクとゼルダ姫は北の城へと向かい、そこで一匹の犬と17代前の初代ゼルダ姫の魂と出会い、ガノンが復活しようとしていることを聞かされた。かつて初代ゼルダ姫はガノンと戦い、自身の肉体を残すことで魔界の大神殿に封じ込めた。しかしその封印は破れてしまった。再度魔界の扉を封印するには、魔界の大神殿へ渡って初代ゼルダ姫の体と魂を一つにするしかなく、それが出来るのはガノンを倒したリンクしかいない。犬に憑依した初代ゼルダ姫と共に、2人はガノンの復活を阻止すべく旅に出た。その頃、すでに辺境に生き残っていた魔族の残党が動き始めていた。魔界の扉が開きかけ、魔界そのものがハイラルに堕ちようとしていたのだった。

ゲームブック[]

アドベンチャーヒーローブックス リンクの冒険 ハイラル英雄伝説 (アドベンチャーヒーローブックス10)スタジオ・ハード構成・文:勁文社・新書サイズ:1987・初版:580円:別紙の冒険記録紙付リンクの冒険 魔界からの逆襲スタジオハード編:双葉文庫/冒険ゲームブックシリーズ

外部リンク[]

  • ファミコンミニ リンクの冒険
  • バーチャルコンソール リンクの冒険


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