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テンプレート:コンピュータゲームシリーズゼルダの伝説シリーズ(ゼルダのでんせつシリーズ)は、任天堂が開発・発売したコンピュータゲームのシリーズ。略称は「ゼルダ」または「ゼル伝」。日本国外でのタイトルは「The Legend of Zelda」で、日本版のロゴにも使われている。
1986年2月21日に第1作目が発売され、現在まで長く続いている任天堂を代表するアクションアドベンチャー(公称)、アクションRPGシリーズ。日本の「アクションRPG」というジャンルにおいては、草分けとも言えるシリーズである。
シリーズの始まりである『ゼルダの伝説』はファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフトの第一弾として任天堂の宮本茂や手塚卓志らが中心となり創作、2Dゼルダの基礎構築と世界観を生み出した。その後の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』から始まる3Dゼルダでは、小泉歓晃や青沼英二が開発を担当、宮本の統括による体制が取られている。なお、宮本の製作スタイルを表現する際に度々用いられる「ちゃぶ台返し」は、本作発売後の開発者インタビューから登場していた。
なお、シリーズ最初の作品『ゼルダの伝説』の仮タイトル案は『ハイラルファンタジー ゼルダの伝説』というものであった[1]。本シリーズは細部に渡る演出[2]や細かな調整[3]、凝った謎解きなどに焦点を置いている。
宮本は「マリオシリーズと本質は同一のもの」と度々語っており、アクション要素が強いのがマリオシリーズで、反対に謎解き要素が強いのがゼルダシリーズと、どちらに重きを置いているかで両シリーズのカラーが打ち出されている。本シリーズは『ファミ通』のクロスレビューにて、スーパーファミコン用ソフトで当時最高の39点、NINTENDO64用ソフトで史上初の40点満点を記録し、ニンテンドーゲームキューブ用ソフトも含めて、満点を2回記録している。
同シリーズの『トワイライトプリンセス』Wii版では先行発売された北米で発売から8日間で約45万本を売り上げ、これは本体購入者数の実に8割近くにあたる数字であった。
2008年9月時点で、全世界におけるゼルダシリーズのソフト累計販売本数は5200万本を突破している[4]。
主人公リンクは十字キーやスティックによる移動と、ワンボタンで繰り出される剣による攻撃が基本となるアクション要素を含むゲームである。このゲームにはレベル(経験値)という概念は存在せず、冒険を進めることで新たなアイテムを入手し、行動範囲が増えていくのが特徴。近年では、緑の衣を着た勇者のイメージがあるが、かつてはゲームが進行するとともに、服の色も変わり、盾にも種類があった。同社のメトロイドシリーズのようなアイテムの入手による成長は、ゼルダシリーズの楽しみの1つである。主人公のリンクという名前の通り、ハイラル各地に散らばった何かを繋げることは全シリーズ共通するプレイヤーの役割でもある。
第1作は斜め上から見下ろす視点で、固定された画面の中で主人公が画面の端に近づくと1画面分だけ画面がスクロールして新たな画面に切り替わる。この方式は「画面切り替えスクロール」と呼ばれ、1985年3月に登場した『ハイドライド』のMSX版が最初に搭載した物をハードウェアスクロールに置き換えることで、より滑らかにスクロールさせたものである。
前述の通り、「マリオがアクション」ならば、「ゼルダは謎解き」である。
ゲームはフィールドとダンジョンに分けられ、フィールドを冒険・探索してダンジョンを発見し、ダンジョンで謎を解きながら進むことによって新たなアイテムを見つけ、そのアイテムによってフィールドでの探索範囲が広がっていくという構造になっている。ダンジョンには数字によって1からレベルがつけられており、レベルの少ない順から解いていきキーアイテムを集めていくのが主な目的となる。
シリーズはファミコン時代から続いているが、NINTENDO64以降の据え置き型ハードのゼルダシリーズは、2D型ものから3D型のものへと変わった。一方で、伝統的な2D型のものも並行的に携帯機で新作が発売されており、「住み分け」を実現しているシリーズである。
テレビCMなどで毎度使われることの多いお馴染みの効果音は、ゲーム内で耳にするであろう謎が解けた時のFC時代からある音である。
3D作品では、オブジェクトや映像がただ立体になったのではなく、謎を解くには、3Dの空間を360度「見渡す」必要があり、謎解きの幅、深みが増したといえる。また、本シリーズの3D初作品である『時のオカリナ』からは、3Dアクションに特有の「自分がどこにいるか分からなくなる」問題を解決するために「注目システム」を業界で初めて採用した。このシステムにより、敵や人物に視点をロックオンすることで、常に一定の距離感をプレイヤーが保ちやすくし、戦闘をより快適なものにした。このシステムは、後の3Dゼルダシリーズでも毎回使われ、他の3Dゲームでも似たようなシステムが多く採用されるようになる。
ゼルダシリーズは1人でプレイするアクションアドベンチャーゲームであるが、「新しい遊び方を確立する」という考えのもと、その世界観を生かして他人数でプレイするスタイルの作品も生まれた(同様の試みはファイナルファンタジーシリーズのクリスタルクロニクルシリーズ等にもある)。
初めて多人数でプレイ可能となった作品は、『風のタクト』である。これはGBAをGCに接続するとチンクルが冒険の手助けをするというものであった。しかしこれはまだ「多人数で対戦する」といった趣旨のものでは無い。
こうしたスタイルによる最初のゼルダ作品は、GBAで2003年に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』に『神々のトライフォース』のリメイク版と共に収録された『4つの剣』である。2-4人でGBAを対戦ケーブルで接続してプレイし、協力して謎を解き、ルピーを集めて敵を倒しつつステージをクリアするゲームで、プレイヤーはお互いに「ここに4人用の仕掛けがあるから来て!」というように声を掛け合いながらフィールドを散策する。しかし、「神々のトライフォースのオマケ」といった側面もあり、4ステージしか無いなどゲームの規模は比較的小さなものであった。
続いて2004年にGCで『4つの剣+』が発売された。このソフトはGCにケーブルでGBAを接続して遊ぶコネクティビティシステムを採用しており、多人数プレイがメインの初のソフトとなった。「ハイラルアドベンチャー」「シャドウバトル」「ナビトラッカーズ」の3つのゲームから成り立っており、「ハイラルアドベンチャー」は『4つの剣』の続編であり、内容も同ゲームに似た傾向となっている。「シャドウバトル」は単純に剣やアイテムで攻撃し合ってライフの無くなった者から脱落するという、バトルロイヤルのゲームである。「ナビトラッカーズ」はテレビ画面のナビゲーターの声に従いつつメダルやルピーを集めるというもので、手元のGBAの画面とテレビ画面の2画面があるというコネクティビティシステムの特徴を最大限に生かしたものであった。
しかし、上記2作品の最大の欠点は、多人数でプレイできる環境を整えるのが非常に困難だと言う事であった。それぞれ4人でプレイするためには『4つの剣』ではGBA4機、対戦ケーブル3本、ソフト4本、『4つの剣+』はGCとソフト1つ、GBA4機、接続ケーブル4本が必要であった。これら2作品はゲームレビューサイト等の評価も高く、開発者もインタビューでは自信を見せていたが、やはり環境を整えるのが困難という点がネックとなってシリーズの中で見ても売り上げは著しくなかった。また青沼英二は2007年のGDCにおいて「より大きな問題として、面白さがユーザーに伝わりにくく、ユーザーにこのタイトルを遊んでみようと思わせる動機付けが難しかった」とも指摘している[5]。その後2007年と2009年にDSで発売された『夢幻の砂時計』『大地の汽笛』にも対戦モードが用意された。『夢幻の砂時計』の物は2人用の『パックマンvs.』にも近い頭脳戦のゲームで、『大地の汽笛』の物は2-4人用の『4つの剣+』の「シャドウバトル」にも近いアクション性の強いゲームである。どちらもダウンロードプレイに対応しており、人数分のDSとソフト1本さえあればプレイが可能である。いずれもミニゲーム性の高いゲームであるとは言え、これにより『4つの剣』での欠点をほぼ解消出来たと言える。また、『夢幻の砂時計』の方はニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応しており、世界中のプレイヤーとオンラインで対戦できるようになった。
『ゼルダの伝説』シリーズは、プレイヤーが操作する主人公の特徴が剣や盾、弓矢・爆弾などの多彩な武器を備えた緑色の服に身を包んだ少年(青年)というものでどの作品でも共通しており、名前や性格はプレイヤーとの一体感を持たせるために特定されていないが、1作目の主人公の名前であったリンク(Link)が『ゼルダの伝説』シリーズの主人公を指す通称となっている。
多くのシリーズ作品で重要な役割を持って登場するキャラクターに、ハイラル王家の姫君のゼルダ姫(Princess Zelda)と、絶対的悪の存在でありリンクの最後の敵となる魔物のガノン(Ganon)がいる。リンク、ゼルダ姫、ガノンの3人はそれぞれ勇気、知恵、力のトライフォースを受け継ぐ運命にあり、『ゼルダの伝説』はこの3人を巡る物語であると言える。ゼルダ姫とガノンは、リンクとは異なり作品によって大小容姿などに差がある。特にガノンは『時のオカリナ』において人間キャラクターのガノンドロフ(Ganondorf)として登場し、近年の作品では、ガノンはガノンドロフとして登場することがスタンダードとなっている。
主要キャラクター3人以外にも、シリーズ作品には(ほぼ)同一の名前と共通した特徴を持ったキャラクターが登場している。ハイラルを統べるハイラル王、ゼルダ姫の世話役であるインパ、リンクの愛馬のエポナ、魔物と化した子供のスタルキッド、自称妖精の生まれ変わりのおじさんチンクル、歌を愛する少女のマロンなどがそれであるが、『ゼルダの伝説』シリーズは基本的に各作品とも時系列が異なっているため同一人物ではない。ただし、例外的にガノンは各時代を渡り歩く同一人物となっている。
基本的に、登場人物は人間に似た種族であるハイリア人であるが、ゴロン族やゾーラ族のような、人間同様の文化や生活体系を持った亜人間が登場することがある。泉から現れる妖精がリンクの体力回復や手助けをする。また、ニワトリ(作品によってはコッコと呼ばれる)が登場することが多い。
雑魚敵キャラクターは各作品ともほぼ共通したものとなっており、代表的なものにオクタロック、ライクライク、リーデット、ギブド、モリブリン、スタルフォス、タートナックなどがいる。一方、ボスキャラクターは各作品それぞれ個性的なものが登場しているが、ドドンゴなど複数の作品に登場するものもある。
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トライフォースの元となった三つ鱗紋
3つの金色の三角で連なった三角の形をしており、それぞれが力、知恵、勇気の役割を持つ。この3つの力が1つにまとまった時点で完成し、大三角「トライフォース」となる。触れた者の願いを叶える力を持ち、ゲーム内では「黄金の大三角」や「黄金の聖三角」、「神の力」とも呼ばれる。ゼルダ本編ではこのトライフォースをめぐり、ガノン、リンク、ゼルダの3人が物語の渦中に巻き込まれてゆく。作品世界において神々が天地開闢の地に遺したとされる神器とされ[7]、守られた聖地に眠っている。またこの神器の3つの構成要素を指してそれぞれ力、知恵、勇気のトライフォースといい、大三角を正面から見て、上の位置にあるトライフォースが「力」、左下のものが「知恵」、右下のものが「勇気」に当たる。なお第1作目である『ゼルダの伝説』には、力と知恵の2種のトライフォースしか登場せず、3つめの勇気のトライフォースは第2作目『リンクの冒険』で初登場する。 ゲーム内では、大三角は「ハイラル王族の紋章」でもあり、いたるハイラルの世界にこの王家の紋章が隠されている。また王族と関係なくとも、ゼルダシリーズの特徴的なマークとして、ゲーム内のアイテム、メモ用紙、石版などにまで意味深げに書かれていることがあるゼルダシリーズの顔のひとつ。この形状は、日本の北条氏の家紋である三つ鱗紋に着想を得たものである。詳細はトライフォースを参照
ハイラル(HYRULE)『ゼルダの伝説』の舞台となるトライフォースが遺された、多くの神々が眠る大地の名である。また、その地に代々栄える王族の名を指す。舞台、「ハイラル」の1つの特徴として、お馴染みの広大な平原を筆頭に山や湖、森、遺跡などの自然豊かな場所が多く、見渡すことのできるようになった3Dゼルダシリーズでは、ハイラルの大地に製作スタッフが故意に作った「絶景ポイント」なるものがある。近年のシリーズ作品中では、ハイラルの人々、特に古い血筋を残す人々のことは「ハイリア人」と呼ばれている。ハイラル独特の言語として「ハイリア語」が存在する。また、「ハイラル平原」、「カカリコ村」、「ハイリア湖」、「迷いの森」など、シリーズで共通するハイラル独自の地域が存在する。『時のオカリナ』では、ハイラル全土を治めるハイラル王国として存在するが、ゾーラ族(ド・ボン16世)やゲルド族(ガノンドロフ)なども「王」の称号を用い、認められているので、諸部族の連合王国と考えられる。『ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』の時代では、ハイラルは1つの大きな国ではなく、幾つもの小さな国に分国・独立してしまっている。トライフォースはゼルダ姫がいる小王国が受け継いでいる。『トワイライトプリンセス』においてハイラル王国の運命を左右する最終的な決定を下したのは、王女であるゼルダであった。その他にも、王女がピックアップされる場面が多く、王はあまり出てこない事が多い。ゼルダシリーズはゲーム内容の性質上凝ったストーリーや設定を必要としないため、主要キャラであるゼルダ姫以外の王族をあえて登場させる必要がないためともとれる。漫画版『時のオカリナ』でのハイラル王はクーデターを決行したガノンドロフに殺された。『神々のトライフォース』では王はアグニムに封印されるが、後にリンクによって生還する。マスターソードマスターソードという名前の剣が出るのは『神々のトライフォース』以降。その位置付けは、「最強の剣」であり、大魔王を唯一倒すことのできる「退魔の剣」である。マスターソードは何らかの方法により封印されているため、それを手に入れるには封印を解く必要がある。青色の鞘を持つ。『時のオカリナ』では、聖地の鍵でもある。「退魔の力」を持つ伝統の剣であるが、ハンマーやもっと大きい剣などに武器の強さが負けることもある。しかしそれらの武器では盾を構えられないなど何らかのデメリットはあり、最もバランスの良いのはマスターソードとなる。また、ガノンを倒すのに必要な剣でもあるこの剣は、設定上ほぼシリーズを通して共通する同一のものである可能性が高い。リンクが魔王ガノンを倒した後は再び封印の眠りにつく姿が各シリーズエンディングで確認される。『どうぶつの森』シリーズでは家具として登場。触れるとゼルダシリーズおなじみのアイテム入手時の効果音が鳴るが、引き抜くことはできない。テンプレート:ネタバレ終了
ゼルダの伝説シリーズは基本的に各作品、単一の物語である。しかし、シリーズ全体には同一時間軸に置ける大きな歴史の流れが存在することが、ゲーム本編のストーリーなどから推察できる。以下はインタビューや雑誌、攻略本記事から判明している箇所のみを銘記する。
例えば『ゼルダの伝説』と『リンクの冒険』、『時のオカリナ』と『ムジュラの仮面』、『風のタクト』と『夢幻の砂時計』などはそれぞれの主人公が同一人物であり、比較的短い時間での繋がりが見られる。また『時のオカリナ』と『風のタクト』などのように、長い時間でも繋がりが見られる場合もある。これらの点から、リンク・ゼルダといった主な登場人物は各作品に登場するが、全てが同一人物ではなく、同じ血筋の子孫か生まれ変わりと考える方が自然と言える。また、宮本茂も各作品のリンクとゼルダの関連性と問われた際に、「子孫」「生まれ変わり」などの用語を用いて説明している。ただ、ガノンだけはどうやら同一人物のようで、その都度復活しているものと思われる。
このように、ゼルダの伝説シリーズには繋がりを持つことが明示されている作品が複数存在する。そのため、各作品は歴史として順番に並べることが可能と推察できる。しかし、厳密な歴史については公表されておらず、多くの場合は各作品の大まかな時間の前後関係が記されているだけである。そのため、ゼルダの伝説の完全な年代史を作成することは現時点では困難である。
なお、宮本自身は「設定を固める方針は取らない」と、かねてから示唆している。
ただし、公式に設定されている要素として「『リンクの冒険』がゼルダシリーズの歴史上、最後発の時代が舞台」という点が挙げられる。これは、『時のオカリナ』発表時に欧米のファンから、「『時のオカリナ』はゼルダシリーズのどの時代にどのように関係するか」を細かく問われた際に、『リンクの冒険』を最後の時代に設定している点以外は、敢えて細かい設定を作らず、前述の点のみ決定した旨を宮本茂が発言している。その後、最新作に至るまで、物語の設定に置ける質問が発生する場合は、前述の解答がされている。
ネタバレ要素を確認: 以降の記述には、ゲーム・漫画などの核心部分について記述されている可能性があります。(スキップ) |
テンプレート:独自研究ゼルダ史は、上記で述べたように完全に一致することはなく、パラレルワールドのようなものである。また、この歴史的順列の概念は、あくまで従来のシリーズをやってきたコアプレイヤーに対する製作者側の配慮とも言える部分もあるために、厳密に決定されているゼルダ史は、やはり存在していない。以下には出版物等で開発者により公式に発表された歴史のみとシリーズのゼルダ史における大まかな順番を記す(時間軸がまったく不明なものも少なからずある)。
↓ ※これ以降の時間帯は、『神々のトライフォース』での「封印戦争」という伝説が、時のオカリナ以降の『トワイライトプリンセス』内で語られた七賢者とガノンの戦いを示すものであると見え、『風のタクト』の最後でハイラルはマスターソードやトライフォースを巻き込まなくなり、また『トワイライトプリンセス』でのガノンドロフの最後の言葉「これは、闇と光の闘いの始まりだ」の部分が、時系列でその後に当たる『神々のトライフォース』の設定に近いこと、『大地の汽笛』で『風のタクト』のリンク達が新天地を発見したことが明言されたこと等から、以下は『トワイライトプリンセス』の後の話と考えられる可能性が最も高い。
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テンプレート:ネタバレ終了
ゼルダシリーズには、外伝と本編が登場する。外伝では意欲作、挑戦作がありシステムが斬新である場合が多い。しかし、その外伝的システムが後に、本編のシステムに影響を与えることは少なくない(例:チンクルなど)。外伝といわれているが、システムなどが大幅に変更されるような「スピンオフ」作品ではなく、舞台、世界観などが違うだけで、基本のゲームシステムは本編と同じ、ジャンルは全てアクションアドベンチャーであり、主人公もリンクである。2010年現在その例外は、スピンオフ作品を除くと『リンクの冒険』のみである。
また、俗に「本編」といわれる作品は、舞台が「ハイラル」であり、ゼルダの「歴史」に重要な1ページを加えられる作品となっている。次世代型据え置き機で初めて出るゼルダシリーズの新作は、この「(王道的)本編」であることが多い。なお、下記の本編間のリンク、ゼルダはすべて別人である。反対に、それらの続編として出るものや、主に携帯機で出る新作は外伝となることが多く、舞台がハイラル以外、トライフォースについて語られない、ゼルダ姫が登場しない、ガノン(ドロフ)が登場しなかったりする。
詳細はゼルダの伝説シリーズの作品・関連作品の一覧を参照
本シリーズは、映画大国アメリカで絶大な人気を誇ることは上記の通りであるが、2007年頃から、アメリカでの実写の映画化の話が挙がっては消えの繰り返しをしている。近年では、ゲームの映画化(及び実写化)は珍しいことではない[9]が、任天堂作品の映画化が行われた作品は2010年現在では『スーパーマリオブラザーズ』と『どうぶつの森』のみである。2008年4月1日のエイプリルフールには、IGNによる非常に手の込んだ「実写映画化の予告編ネタ」が出た。
詳細はゼルダコレクションを参照
2004年3月18日からクラブニンテンドー会員特典のプレゼントとして交換開始されたGC用ソフト。
『ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』、『時のオカリナ』、『ムジュラの仮面』、『風のタクト20分体験版』、『ゼルダの伝説名場面集(US版)』、『風のタクトスペシャルムービー(US版)』が収録されている。必要ポイント数は500ポイントだったが、『4つの剣+』の購入者は150ポイントで交換できた。
説明書は、5作品とも基本操作に関する記述が主で、ストーリーに関する説明などは省略されている。『ゼルダの伝説』と『リンクの冒険』に関しては、特に基本的な操作説明のみで、ゲーム中に登場するアイテムや魔法についての説明はないため、注意が必要である。
なお、『ムジュラの仮面』は本来N64向けに開発した物をGC向けに移植した影響から、両ハードの特性の違いによる音声の途切れが発生する。
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no:The Legend of Zelda
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