ゼルダの伝説_神々のトライフォース

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ゼルダの伝説 神々のトライフォース
The Legend of Zelda: A Link to the Past
ゼルダの伝説 神々のトライフォース.png
ジャンルアクションアドベンチャーゲーム
対応機種スーパーファミコン(SFC)
ゲームボーイアドバンス(GBA)
バーチャルコンソール(VC)
人数1人
メディアSFC:8Mbitロムカセット
発売日SFC版
1991年11月21日
アメリカ合衆国の旗 1992年4月13日
1992年11月24日
GBA版(4つの剣とのバンドル)
Flag_of_Europe.svg 2002年12月2日
2003年3月14日
Flag_of_the_United_States.svg 2003年3月28日
VC版(Wii)
2006年12月2日
Flag_of_the_United_States.svg 2007年1月22日
2007年3月23日
Flag_of_South_Korea.svg 2008年6月10日
価格
SFC:7,700円(税別)
GBA:5,040円(税込)
VC: 900ニンテンドーポイント(非課税)
売上本数Flag_of_Japan.svg 約116万本
約461万本
 ・話・編・歴 

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(ゼルダのでんせつ かみがみのトライフォース)は、1991年11月21日に任天堂から発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。略称は「神トラ」など。公式なジャンルはアクションアドベンチャーゲームだが、しばしばアクションロールプレイングゲームと見なされる事もある。

日本版はスーパーファミコン発売1周年記念ソフトである。

ゼルダの伝説シリーズの3作目。欧米版のタイトルは『The Legend of Zelda: A Link to the Past』である。(これは直訳すると"過去へのリンク"という意味で、リンクは主人公の名前としてのリンクと、繋がりという意味のリンクを掛け合わせている。)2003年3月14日にはゲームボーイアドバンス用ゲーム『ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣』として新作ゲーム、4つの剣と供に再び発売された。また、Wiiのバーチャルコンソールでは、初期タイトルとして配信されている(価格は900ニンテンドーポイント)。

目次

概要[]

光と闇の2つの世界を行き来しながら、ハイラルを救うこと、そしてハイラル地方を我が物にしようとする司祭アグニムを倒し、捕らえられた娘たちなどを救うことがゲームの目的である。

CMにはスチャダラパーの曲(元音源『ゲームボーイズ』)を起用し、主人公ら登場人物に扮した人々が曲に合わせて踊り、話題となった。ちなみに主人公役は少年ではなく当時オーディションで選ばれた高校生(当時16歳)の女の子である。この時主人公役に最終選考まで残ったのがTOKIOの長瀬智也である。ゼルダ役には新島弥生が選ばれた。

雑誌『ファミ通』のクロスレビューにおいて当時の最高点であった39点を記録するなど、全体的な完成度は(2Dゼルダの伝説においても)非常に高く、現在もスーパーファミコンを代表するゲームの一つと言われている。

魔法メーター、ビン(空き瓶)、魔法のメダル(魔法消費アイテム)、マスターソード、ミラーシールドに「カカリコ村」の登場などシリーズの後の作品にもさまざまな形で影響を与えるアイテムが多かった。

ゲームシステム[]

大幅なシステム変更が行われたシリーズ前作の『リンクの冒険』とは異なり、基本的なシステムは1作目『ゼルダの伝説』を継承している。

通常の剣による斬りつけ攻撃のほかにも、ボタンを押しっぱなしにして力を溜めることで周囲の敵に通常の2倍の威力で広範囲に攻撃を行う「回転斬り」が追加された。

装備アイテムについては、手持ちの弓矢や爆弾の残数のほかに新たに「魔法メーター」が追加され、魔法の力を使うアイテムを使用する際に共通で消費する。

ものを押す以外にも、ものを担ぐ・担いだものを投げる、ものを引っ張るなどのアクションが追加され、それらは多目的ボタン一つでその場に応じたアクションを取ることができる。ボタン1つで取れる行動はアイテムの入手によって増えていき、それらはサブ画面を開くことで確認することができる。

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ストーリー[]

はるか昔、ハイラルの地には全知全能の力を持つ黄金の言い伝えがあった。その言い伝えどおりに聖地への入り口が見つかり、多くの人たちが争うように聖地を目指した。しかし、帰ってきたものはなく、悪しき力が入り口から湧き出てきた。そこで、王は7人の賢者たちに命じて聖地への入り口を封印した。

しかし、封印が永遠のものになりつつある頃、謎の司祭アグニムが現れた。彼は封印を解こうと企んでいて、王を暗殺すると魔力で兵士たちを操り、7人の賢者たちの子孫たちを次々といけにえにしていった。6人はすでにいけにえにされ、その魔の手は7人目であるゼルダ姫にも及ぼうとしていた。

ある嵐の夜、リンクは不思議な助けを求める声で目を覚ます。その声に反応したおじさんは外へ出て行ってしまった。しかし、いつまでたってもおじさんは戻らない。そこで、リンクはおじさんを追って外に出て、不思議な声のする方に向かった。

他作品との関連[]

テンプレート:独自研究本作はパッケージに「リンクが活躍した頃よりも遥か昔」とある通り、時系列的にはファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト『ゼルダの伝説』より昔の物語である。

ゲームボーイ用ソフト『ゼルダの伝説 夢をみる島』は本作の後日譚となっている(ストーリー上の繋がりはない)。その後GBCで発売された『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』は3部作として発表されていた時、『64DREAM』誌上の紹介で神々のトライフォースと同一の時系列と紹介されている。『ふしぎの木の実』のエンディングにリンクが海へ出航するシーンが存在し、『夢をみる島』ではリンクが船で遭難するところから始まるため、『ふしぎの木の実』から『夢をみる島』へと物語が続いていると見る事が出来る。

また、のちに発売されるNINTENDO64用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』より後の物語であるとされている。本作で語られる「封印戦争」が『時のオカリナ』におけるガノンとの闘いのことを指していると見られる(但し、公式に明言されているわけではない)。

主な登場人物[]

リンク本作の主人公。デフォルトネームは存在しないが、外見や当時のCMの影響などからリンクと呼ばれることが多い[1]。両親はおらず叔父と2人暮らしで、剣術の手ほどきを叔父から受けていたようである。かつてガノンを封印する際に自ら賢者たちの盾となり、犠牲となったナイトの一族の末裔。七賢者の子孫の娘によれば、マスターソードを扱える勇者はナイト一族の血族から現れると伝えられていた。ナイトの一族の秘伝の技、回転斬りを使いこなす。利き手は左。SFC時代に出たドラマCDの声優は緑川光だが、GBA版でついたボイスは風のタクトのリンクと同じ物を使用していると思われる。髪の毛の色は、公式イラストでは金髪であるが、ゲーム画面上ではピンク色になっている。主人公(リンク)のおじさん主人公(リンク)と一緒に住んでいる叔父さん。ある夜、ゼルダ姫を助けるために城に向かうが、地下道で力尽きてしまった。その際、駆けつけた主人公(リンク)に剣と盾を託した。エンディングではトライフォースの力で復活している。主人公(リンク)の両親ゲーム版では主人公(リンク)の両親は登場していない。しかし、姫川明の漫画版では、ナイト(剣士)の一族の子孫の両親だった。ところが、司祭のアグニムが現れて、主人公(リンク)の両親が闇の世界へ封印した。その後、赤ん坊時代のリンクを守るため、叔父さんから逃れることが出来た。ゼルダ姫ハイラル王国の王女。かつてハイラルを危機に陥れたガノンを闇の世界(かつての聖地)に封印した七賢者の1人の子孫でもあり、テレパシーなどの特別な力を持っている。ガノンが封印されている闇の世界への入口を開くには、七賢者の子孫の娘たちを生贄に捧げる必要があったため、アグニムによって城の地下牢に幽閉されていた。テレパシーを使い、度々リンクに語りかけることもある。リンクによって救出された後は教会に匿われていたが、リンクの留守中に教会に押し寄せてきた兵士たちに連れて行かれ、間一髪のところでリンクの救出が間に合わず、アグニムによって闇の世界に送り込まれてしまう。その後はクリスタルの中に封印されていたが、後に闇の世界でリンクと再会し、他の賢者の子孫の娘たちと共に闇の塔の結界を解いた。司祭アグニム突如ハイラル王国にやってきた謎の司祭。その魔術で兵士たちを操って王を葬り去り、七賢者の子孫の娘たちを生贄にした。実はガノンの分身であり、娘たちを生贄にしたのは、ガノンの封印を解くために闇の世界と光の世界を繋げる事が目的だった。長老サハスラーラハイラルの長老で七賢者の1人の子孫。元はカカリコ村に住んでいたが、アグニムが七賢者の子孫の娘たちを捕らえ始めた頃から村を出ており、東の神殿に身を寄せている。王国に伝わる伝説に関して豊富な知識を持っており、訪れたリンクにアグニムを倒す事のできるマスターソードと、それを手に入れるために必要な紋章の在処を教える。テレパシーのような力もあり、様々な場面でリンクにアドバイスを送り、彼の冒険を手助けしてくれる。アジナーあやしの砂漠の洞窟にいる老人。ハイリア文字に関するヒントを伝える。神父教会でゼルダをかくまってくれる神父。教会に兵士が攻め込んだ際、主人公(リンク)にゼルダ姫の居場所を話して力尽きる。エンディングではトライフォースによって復活している。ヘブラ山の老人ヘブラ山に住む老人で、「知恵の紋章」を手に入れるために山を訪れて来たリンクを中腹まで案内する。七賢者の血筋を引いており、孫娘はアグニムに捕らわれて既に生贄にされている。リンクを中腹まで案内した後、ヘブラ山の何処かにあると伝えられている闇の世界(聖地)への入口の事を話し、闇の世界から光の世界に戻る事ができる「マジカルミラー」を譲り渡した。ガノン(盗賊ガノンドロフ)本作のラスボス。元々は大昔に存在した盗賊だったが、偶然聖地に迷い込み、トライフォースの力を手にする。その欲望とトライフォースの力をもって聖地を闇の世界に変えた。そして光の世界をも侵食しようとしたが、当時の七賢者によって闇の世界に封印された。光の世界に帰る方法が分からなかったため、分身のアグニムを光の世界に送り込んで2つの世界をつなげようとしていた。闇の世界にいるため巨大な猪のような風貌をしている。闇の魔法や炎の魔法等を使い、トライデントという三つ又の槍を投げるなどトリッキーな戦法で戦う。ガノンドロフという名前は、この作品の時すでに語られているが、その当初の姿を見られるのは後の作品『時のオカリナ』以降である。

地理・建物[]

物語中盤からは、闇の世界の存在が明らかになる。光と闇の世界は「表」と「裏」のような世界で、俗に表ステージ、裏ステージと呼ばれることもある。光の世界と闇の世界は疑似しており、同じ場所では似たような人、敵、風景が広がり、この2つの世界を行き来することでゲーム攻略にも深くかかわる。しかし、裏に迷い込んだ者は姿が変わり、二度と光(表)の世界に戻ることはできない。光の世界に帰る方法は、七賢者の1人の血筋の者に受け継がれてきた「マジカルミラー」だけだが、その存在は一般的に伝えられていない。聖地を支配したガノンも帰る方法がわからず、光の世界に自らの分身であるアグニムを送り、七賢者の子孫の娘たちを生贄に捧げることで入口を繋げようとした。

ちなみに、リンクが闇の世界に行ったときはウサギの姿になった(その人を象徴する姿に変化するという)。「ムーンパール」を手に入れると闇の世界でも姿は変わらなくなり、「マジカルミラー」を使えば、その地点での闇の世界から光の世界へワープできるようになる。

光の世界[]

闇の世界と比べると人の気配のある通常世界。物語の序盤は、全て光の世界をかける。

自分の家スタート地点。序盤ではゲーム再開時は常にこの地点から始まる。置かれている宝箱にはカンテラが入っていて、最初に入手するアイテムとなる。ハイラル城国王が国を治めていた場所であったが、今では司祭アグニムの手に落ちている。いけにえにされる直前のゼルダ姫が囚われていて、最初に突入する際は地下深くの牢屋を目指すことになる。城の中では、アグニムに操られた兵士達がリンクに攻撃してくる。教会ハイラル城の北にある教会。ハイラル城と隠し通路で繋がっていて、この隠し通路を経由して到着することになる。ゲーム序盤は神父がゼルダ姫をかくまってくれる。また、話しかけるとライフを満タンにしてくれる。ゲーム中盤からの光の世界でのゲーム再開スタート地点となる。カカリコ村ハイラル地方の村。多くの店があり、アイテムも多く入手できる。重要な場所であり、ストーリー上何度か訪れることになる。序盤は、特定の村人に近づくと兵士を呼ばれる。リンクが闇の世界に行った後は外を出歩いていた住人がいなくなり、普通に敵兵士が跋扈するようになる。東の神殿勇気の紋章が眠る神殿。階段を何度も上り下りしなければたどり着けない。地上部にはサハスラーラの住居があり、試練を課されることになる。草原のほこら石像が点在する草原の中央に存在するほこら。中のレバーを引くと水が干上がり、魚が出現する。この魚を水に戻すと20ルピー入手でき、カカリコ村のビン屋に投げると数種類のアイテムと交換してくれる。あやしの砂漠砂漠の神殿がある砂漠。所々に生えているサボテンや設置されている地雷に触れるとダメージを受ける。砂漠の神殿力の紋章が眠る神殿。地面が砂でできていて、地中から攻撃してくる敵が多数存在するうえ、ビームを発射する像が設置されている。ヘブラ山ヘラの塔がある山。洞窟が点在する。ヘラの塔知恵の紋章が眠る塔。他の神殿とは異なり、最上階が目的地となる。クリスタルスイッチが初登場するダンジョンでもある。ハイリア湖南東にある湖。中央にある島には幸せの泉がある。魔法屋魔法のクスリを専門に扱う店。キノコを欲しがる魔女とそのアシスタントが店にいて、アシスタントに話しかけると無料でハートを回復してくれる。ゾーラの滝ここに限り、ゾーラが陸(といっても歩ける浅瀬だが)でも攻撃してくる。最深部にいるキングゾーラは水かきを販売している。願いの滝大きな滝の裏側には洞窟があり、女神が出現するといわれている。迷いの森マスターソードが眠っている。マスターソードを隠すかのごとく、常に霧に包まれている。盗賊やキノコなどがあり、所々にマスターソードの偽物が置かれている。

闇の世界[]

かつてトライフォースがあった聖地だが、今ではガノンの欲望をそのままに映し出した「闇の世界」に成り果てている。数多くの凶暴な魔物や、トライフォースを求めて「光の世界」からやって来たならず者たちが蔓延っている危険な場所である。この世界に入った人間は、自分の内面を映し出したモノの姿に変わってしまうが、ムーンパールがあればそれを防ぐことができる。また「光の世界」に帰る方法は「マジカルミラー」しかない。物語の中盤から主人公は、闇と光の世界を掛けた冒険をすることとなる。

ピラミッド光の世界のハイラル城の位置にあり、ピラミッドの最上部は、ハイラル城の最上階の位置にある。闇の世界のスタート地点。ピラミッド内には不思議の泉がある。ガノンの塔から逃げ出したガノンがピラミッドの内部に逃げ込み、そこが最終決戦場となる。闇の神殿(レベル1)光の世界では東の神殿がある場所。神殿に着くまでがちょっとした迷路になっている。とある猿(サルキッキ)の協力が無ければ入れない。ヒップループやパメット、バリといったダメージを与えにくい魔物が数多く登場し、崩れる床が初登場する。水のほこら(レベル2)光の世界では草原のほこらがある場所。やはり周囲には石像が点在している。ダンジョンのいたるところに水が流れていて、水の魔物が襲ってくる。ドクロの森(レベル3)光の世界では迷いの森がある場所。ダンジョンの出入口が数箇所ある。ダンジョン内でじっとしていると天井からフォールマスター(手の形をした魔物)が降ってきて捕まえられ、入り口に強制的に戻されてしまう。はぐれ者の村(レベル4)光の世界ではカカリコ村がある場所。まともな建物は少なく、ほとんどの建物はボロボロである。ピック(キツネの姿をした泥棒)が金品を狙っている。村にはギャンブル施設がいくつか存在し、一攫千金を狙うこともできる。村の中央のガーゴイル像がダンジョンの入り口になっている。ダンジョン内部は入り組んだ迷路になっていて、回り込んで移動する場所が存在する。このダンジョンのボス部屋には最初の時点では誰もおらず、奥深くの牢屋には何故か一人の女の子が囚われている。氷の塔(レベル5)光の世界では幸せの泉がある場所。塔と言っても地下に進んでいく。ダンジョンの大半は氷で覆われていて、つるつると滑るため操作が困難になる。氷のダンジョンのため、炎を使用するファイアロッドやボンバーの魔法が重宝する。悪魔の沼(レベル6)光の世界ではあやしの砂漠がある場所。常に激しい嵐に見舞われている沼地。周囲を崖に囲まれているため、徒歩での侵入が不可能となっている。ここのダンジョンの入り口は嵐と連動した封印を施されている。ダンジョン内部は広く、入り組んでいる。デスマウンテン光の世界ではヘブラ山がある場所。ヘブラ山と同様にいくつかの洞窟が点在するが、ヘブラ山とは異なり、外から登ることは出来ない。カメ岩(レベル7)デスマウンテンの東方にある亀の形のダンジョン。悪魔の沼と同じように入り口が封印されているため、まずこれを解く必要がある。内部は大きな洞窟になっていて、複数のトラップが仕掛けられている。魔法力を使用して解く仕掛けが多く存在するため、魔法力の残量に常に注意を払う必要がある。ガノンの塔(レベル8)光の世界ではヘラの塔がある場所。7つのダンジョンをクリアしていないと封印を解くことができず、入ることが出来ない。レベル8のダンジョンということで、過去のあらゆる仕掛けが登場しており、難易度は最大。部屋の数も多い。過去のボスも出現する。4つの剣の神殿GBA版のみの設定。ピラミッドにあるが『4つの剣』もクリアしないと入ることができない。

アイテム[]

アイテムの入手により主人公の地理的な行動範囲が増えるなどさまざまな面、謎解き、敵攻略でも行動範囲が増えることとなる。主要アイテムでもダンジョン内の宝箱のほかにもフィールド内にも存在し、人からもらう物もある。

装備・コレクトアイテム[]

装備入手と同時に身に付けたことになる。つまり入手と同時に強くなる。剣・盾(レベル1)レベル1の剣と盾、リンクの主要武器。盾は敵の撃ってくる矢や岩を弾くことができる。大きな盾レベル2の盾。レベル1の盾より少し大きく、色は赤色。矢や岩のほか火の玉も弾くことができる。あるお店では500ルピーで購入できる。鏡の盾(ミラーシールド)レベル3の盾。矢、岩、火の玉のほか、特定のレーザーを完全に無効化できる。マスターソード迷いの森の奥に封印されている退魔の剣。トライフォースをかどわかす魔を倒すために、太古にハイラル人(ハイリア人の祖先)が作った。かつてガノンが光の世界に攻めてきた時に使われる筈だったが、それを扱える勇者を見つける前にガノンの邪気がハイラル城に攻めて来てしまい、足止めを買って出た多くのナイト一族の犠牲の上で七賢者が辛うじてガノンを封印したため、結局一度も使われることなく迷いの森に安置されていた。マスターソードを使える勇者は、そのナイト一族の血族から現れると伝えられている。ライフが最大の状態で剣を振るとビームを発射して遠距離攻撃ができる。サブイベントで強化でき、それに応じて刀身の色が青(レベル2)→赤(レベル3)→黄(レベル4)と変化する。パワーグラブ(レベル2)・パワフルグラブ(レベル3)素手では持ち上げられない重い石を持ち上げることができるようになる。パワーグラブは白、パワフルグラブは白と黒の石を持ち上げられる。ゾーラの水かき水深の深いところを泳げるようになる。GBA版では短時間水に潜ることも可能。ペガサスの靴サハスラーラから譲り受けた靴で、Aボタンでダッシュができるようになる。ダッシュ中は、ダッシュ攻撃としてリンクが前に構える剣に攻撃判定もある。壁に衝突すると振動を起こし、一部の壁を破壊することができる。ムーンパールヘラの塔にあると伝えられている、特別な真珠。人を人の心の内面にあった姿に変えてしまう闇の世界で、姿が変わらなくなる。緑の服、青い服、赤い服緑の服は初期状態で所持している唯一のアイテムである。青い服は受けるダメージを2分の1に、赤い服は受けるダメージを4分の1にする。コレクトアイテム各ダンジョンに隠されてあり、集めることで物語が進行する。知恵・勇気・力の紋章マスターソードの封印を解くために必要で、ペンダントの形をしている。光の世界のダンジョンで集める。クリスタルガノンが賢者の血を引く娘達を封印したもの。闇の世界のダンジョンで集める。全部で7つ。

Y(A)ボタンにセットして使用するアイテム[]

ボタンセットでそのボタンを押せば、意図的にプレイヤーが使用できる。主人公の攻撃手段などが主。

弓矢・銀の弓矢撃つと前方に直線的に飛び、離れた場所にいる敵を攻撃できる。持てる矢の数には制限があり(あることをすると増やすことが可能)、矢を撃ち尽くすと補給するまで使えない。発射まで時間差があるものの、攻撃力が高く、体力のある敵に効果がある。銀の弓矢は弓矢よりも攻撃力が高く、あるボスを倒すために必要になる。ブーメラン・魔法のブーメラン離れた場所のアイテムを回収したり、敵の動きを止めたりと、用途の広いアイテム。あることをするとブーメランに代わり赤色の魔法のブーメランが手に入る。魔法のブーメランは射程距離が長く、スピードも速い。GBA版では魔法のブーメランは草が刈れるようになっている。フックショットフックを石像等に引っ掛ける事で、離れた場所(川の対岸など)へ移動できる。また、敵にダメージを与え動きを止めたり、離れた場所にあるアイテムを回収したりすることもできる。なお、フックを伸ばしている間は、敵に触れてもダメージを受けない。爆弾置くと一定時間後に爆発し、ひびの入った壁や床を爆破する。置くだけでなく、持ち運んだり投げたりできる。爆風に触れると敵・味方を問わずダメージを受ける。攻撃には使いづらいが、一部のモンスターには有効。きのこ迷いの森に生えているきのこ。そのままでは効果は無いが、ある場所に持って行くと魔法の粉と交換してもらえる。魔法の粉きのこを基に作られる粉。使用すると魔法力を消費し、敵や特定のものなどに使用すると様々な効果が現れる。ファイアロッド魔法力を消費し、火の玉を前方に飛ばす。燭台に向けて使うとその燭台に火をともすことができ、離れた場所にある燭台に火をともすのに必要となる。アイスロッド魔法力を消費し、冷気を前方に飛ばす。冷気により敵にダメージを与えるほか、一部の敵は凍らせる。凍った敵を投げつけて攻撃することができる。魔法のメダル魔法を使用することで広範囲攻撃が可能の魔法消費アイテム。爆炎の渦を巻き起こす「ボンバー」、冷気で攻撃する「エーテル」、剣を地面に突き刺し振動で攻撃する「シェイク」の3種類がある。ボンバー以外の2つはクリアに必須となる。マジックハンマー通行の妨げになる杭を叩き、上を通れるようにする。また、敵を攻撃することも可能で、リーチは短いが攻撃力は高めであり、レベル3のマスターソードとほぼ同等の攻撃力を持っている。アイテム入手時には「M・C・ハンマー」と略記される。シャベル地面を掘る。SFC版ではあるイベントの後に無くなってしまうが、GBA版では最後まで持ち続けることが出来る。穴掘り屋の中では時間制限つきでいつでも使用できる。オカリナあるイベント終了後に使うと、決められたポイントへワープする事ができる。闇の世界では使えないが、イベントで一度だけ使うシーンがある。カンテラランプ。使用すると魔法力を消費し、前方に火をともす。燭台に使用するとその燭台に火を灯し、一定時間部屋が明るくなる。GBA版ではわずかながら攻撃判定がある。虫取りアミハチや妖精を捕まえる事ができる網。あるボス戦では意外な使い方ができる。ムドラの書ハイリア語で書かれた文を解読するのに必要。ビン蜂や妖精、薬を入れることができるビン。最終的に4つ入手できる。マジックマント姿を消す事ができるマント。姿を消している間は常に魔法力を消費する。基本的にリンクへの攻撃はすべて無効になる。特定の障害物も通り抜ける(使用中は、リンクの影しか見えない)。ソマリアの杖一振りすると赤いブロックを発生させる。ブロックは投げたり押したりすることが可能で、スイッチの上に置いてスイッチを作動させたり、敵に投げつけて攻撃したりすることができる。敵にブロックが何度か当たるとブロックは消えるが、消える前に杖をもう一度振るとブロックが上下左右に弾となって飛散する。また、特定の場所で使うとリフトを作ることが出来る。GBA版では名称が「ソマリアの杖」ではなく「ソマソアの杖」になっている(誤記の可能性あり)。バイラの杖主人公の周りを回転する光のバリアを張る事ができる杖。バリアを張っている最中はほぼ無敵だが、魔法力を消費し続ける。また回転切りができなくなる。マジカルミラー闇の世界から光の世界に戻ることができる、唯一の方法でもある鏡。闇の世界のフィールド上で使用すると光の世界の同じ位置に戻る。ダンジョン内部で使用するとダンジョンの入り口まで戻る事ができる。光の世界へ戻ったときに壁や草等の障害物と重なった場合、強制的に闇の世界に戻されてしまう。

その他のアイテム[]

ハート体力をハート1つぶん回復できる。魔力のツボ(大・小)魔法力を回復する。大は全回復・小は最大値の1/8回復。赤・緑・青のクスリ赤はライフ、緑は魔法力、青は両方を全回復する。クスリ屋で購入できるが、空きビンが無いと買えない。妖精使うとハート7個分のライフを回復する。またライフがなくなったとき、自動的にハート7個分のライフを回復して主人公を復活させる。空きビンがないと持ち歩けない。ハチ取り出すと一定時間、近くの敵に襲い掛かり攻撃する。空きビンがないと持ち歩けない。黄金のハチ飛行の際に輝く軌跡を残すハチ。普通のハチより強力なほか、ある人物に売ることが出来る。普通のハチと同じく、空きビンがないと持ち歩けない。新型バクダン破壊力の高い大型の爆弾。普通のバクダンでは破壊できない壁を破壊できる。普段はリンクの後ろをついてくるが、Aボタンを押すか高いところから飛び降りると切り離され、3カウント後に爆発する。ゲーム終盤、闇の世界のバクダン屋で購入できる。カギカギのかかった扉を開けられるカギ。1度使うと無くなるが、その扉は何度でも開けられる。大きなカギダンジョンの宝が入った大宝箱や、普通のカギでは開けられない扉を開けられるカギ。何度でも使える。後の作品では登場していないが、『ボス部屋の鍵』という形式で受け継がれた(形はほぼ同じ)。ハートのかけらフィールドのいたるところに隠されており、4つ集めることでハートの器1つになる。ハートの器(うつわ)主にダンジョンのボスを倒したときに出現する。ハートの器1つでライフの最大値が1つ増え、体力が全回復される。

ボスモンスター[]

デグアモス東の神殿のボス。騎士を模した石像で、6体で登場する。ザコモンスターのアモスの大将的な存在。残り1体になると攻撃パターンが変化する。矢で攻撃すると大ダメージを与えられる。ガノンの塔でも中ボスとして登場する。ラネモーラ砂漠の神殿のボス。巨大なイモムシの姿をしており、3匹で登場する。地中からの奇襲を攻撃手段とする。ガノンの塔でも中ボスとして登場する。デグテールヘラの塔のボス。ザコモンスターのテールの大将的な存在。このボスの場合、戦場が狭いうえ弱点以外の部位に攻撃すると弾かれて大きく吹き飛ばされるため、ダメージを受けて死ぬよりも下の階に落とされることが多い。ヘラの塔では1箇所だけ、4階まで落ちる穴がある。尻尾の先が弱点。ガノンの塔でも中ボスとして登場する。ジークロックヤミの神殿のボス。ザコモンスターのヒップループの巨大版。仮面を着けた魔物で、口から吐く炎と伸縮自在の尻尾で攻撃する。弱点は額だが、仮面を破壊しない限りダメージは与えられない。ワート水のほこらのボス。全身に岩を纏った一つ目の巨大クラゲ。最初は部屋をふわふわと漂い、時折岩を回転させて攻撃する。岩を全て剥がさない限りダメージは与えられない。岩がなくなると、ジャンプした後落下、部屋中を高速で泳ぎまわる。ガモースドクロの森のボス。巨大な蛾の魔物で、3方向へのリング状ビームで攻撃するだけだが、足場はベルトコンベアで、周囲からはトゲトラップが縦横無尽に襲い掛かってくるため、戦いにくい。ブラインドはぐれ者の村のボス。光の世界で盗賊だった男が魔物と化した。体形は人間に近い。動きは非常にトリッキーで、時たま口からレーザーを撃ってくる。ある程度ダメージを与えると首が取れ、新しい首が生える。取れた首は回転しながら火の玉を放ってくる。シュアイズ氷の塔のボス。綿のような身体を持つ一つ目の魔物で、3匹で登場する。最初は氷塊で身を守っているため、これを破壊する必要がある。また、部屋の壁につららのようなものが下がっていて、時たまその氷塊を落として攻撃してくる。それらはボンバーの魔法で消滅させられるが、ボスを守る氷塊を溶かすことにもなる。ゲルドーガ悪魔の沼のボス。ゲル状の身体に大量の目玉を持っている。最初は小さな目玉で攻撃し、本体である巨大な目玉は時折浮き上がってきて稲妻を放つ。小さな目玉が全て倒されると本体が襲い掛かってくる。本体が沈んでいる粘液に触れると主人公は大ダメージを受ける。デグロックカメ岩のボス。3つの首を持った亀の姿の怪物で、赤い首は炎、青い首は氷を吐いて攻撃し、本体は時折首を伸ばして攻撃してくる。炎は時間が経てば消えるが、氷は床を凍らせて滑りやすくしてしまう。赤と青の首を倒すと本体がヘビのように変形し体当たりしてくる。その状態で弱点である部分に攻撃をうまく当て続ければ倒せる。アグニムハイラル城及びガノンの塔のボス。ガノンの分身で邪悪な司祭。部屋の中を移動し、3種類の魔法で攻撃してくる。強力なバリアで身を守っており、たとえマスターソードであっても直接的にはダメージを与える事は出来ない。ガノンの塔では2体の偽者と共に襲い掛かってくる。意外な物でも倒すことができる。ガノン今作のラストボス。アグニムの本体。ピラミッド内部で待ち構えている。前半戦では瞬間移動をしながら火の玉や槍を投げつけて攻撃する。剣で斬りつければダメージを与えることができ、ある程度ダメージを与えると後半戦に移る。後半戦では足場を破壊した後、闇の秘術で姿を消して無敵になるが、部屋にある2つの燭台に火を付ければ姿が見えるようになり、無敵状態が解除される。この状態でガノンを剣で斬りつけると硬直状態になるので、そこを銀の弓矢で射抜けばダメージを与えることができる。なお、ガノンが破壊した足場から落ちると地下に落とされ、戦闘を最初からやり直しすることになる。また、戦闘開始前にガノンを剣で斬りつければ戦闘開始前にダメージを与えることができる。シャドーリンクGBA版のみのダンジョン、4つの剣の神殿のボス。4人のシャドーリンクと一人ずつ戦う。攻撃パターンもそれぞれによって異なっている。倒すともう1つのエンディングを見ることができる。

GBA版[]

基本的にはSFC版と同じだがハードの違いに伴うBGM、画面比率の違いがある他一部のメッセージ、ダンジョンの仕掛けに変更が見られる。

主な変更点としては

  • リンクに音声が追加された。音声は『時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』などの少年リンクと同様のもので、流用と思われる。
  • 同時に収録された新作『4つの剣』との連動要素として、『神々のトライフォース』と『4つの剣』の双方のエンディングを見ると、新たなダンジョン「4つの剣の神殿」に挑戦できる。

漫画[]

『ゼルダの伝説』(作画:石ノ森章太郎)『NINTENDO POWER』掲載。1993年3月小学館が邦訳出版。単巻。リンク繋がりなのか、ジェット・リンク似のオリジナルキャラクターが登場。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(作画:かぢばあたる)『月刊Gファンタジー』(エニックス)連載。全3巻。『ゼルダの伝説 夢をみる島』の漫画版の方が連載が先で、『トライフォース』はシリーズ第2弾である。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(作画:姫川明)『2004年度学年誌増刊 Nintendo ゲームコミックスペシャル』(小学館)掲載。単巻。2005年7月発行。長年コミカライズを手がけた氏による読み切り作品。変更された設定やオリジナルキャラが登場するものの、原作に忠実であり、洗練されたテーマ展開が評価されている。ガノンドロフが一コマだけ登場したオリジナルキャラの1人、「ガンティ」は騎士団の子孫で従者。ハイリア人の耳を飾っているのは「銀の矢尻」という武器の材料。ラストバトルでは、リンクの武器は退魔剣=マスターソード、ガンティの武器は銀の矢、ゼルダ姫を持つ希望のパワーを合わして、魔盗族ガノンを倒す。『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(作画:田口順子)宝島社。単巻。1993年11月発行。

脚注[]

  1. SFC版公式ガイドブックでは「リンク」とされている。

関連項目[]

外部リンク[]

  • ゼルダの伝説 神々のトライフォース
  • バーチャルコンソール 神々のトライフォース
  • 樹の上の秘密基地。(ほぼ日刊イトイ新聞)


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