ゼルダの伝説 風のタクト
The Legend of Zelda: The Wind Wakerゼルダの伝説 風のタクト.png |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
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対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
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開発元 | 任天堂 |
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発売元 | 任天堂 |
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音楽 | 永田権太 若井淑 峰岸透 近藤浩治 |
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シリーズ | ゼルダの伝説シリーズ |
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人数 | 1人 2人(GBA接続による協力プレイ) |
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メディア | 8cm光ディスク |
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発売日 | 2002年12月13日 アメリカ合衆国の旗 2003年3月24日 2003年5月3日 Flag_of_Australia.svg 2003年5月7日 |
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価格 | 6,800円 |
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対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
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デバイス | ゲームボーイアドバンス (ゲームボーイアドバンスSP) GBAケーブル対応 |
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アスペクト比 | 4:3 |
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売上本数 | Flag_of_Japan.svg 約74万本 約435万本 |
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その他 | ドルビーサラウンドプロロジックII対応 プログレッシブ対応 |
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表・話・編・歴 |
『ゼルダの伝説 風のタクト』(ぜるだのでんせつ かぜのたくと、英題:The Legend of Zelda: The Wind Waker)は、任天堂より発売されたアクションアドベンチャーゲームである。略称は「風タク」「タクト」。
概要[]
ゼルダの伝説シリーズの1つ。さらわれた妹を助けるため、そして世界を守るために主人公リンクが大海原へと旅に出る冒険物語。トゥーンレンダリングを採用した独特のグラフィックは発売前から話題となった。
ゲーム専門雑誌ファミ通のクロスレビューにて史上4作目にしてニンテンドーゲームキューブで唯一40点満点を獲得した。GameSpot's 2003 Game of the YearではGame of the Yearを獲得した。
直接の続編に『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』がある。
受け継がれた基本システム[]
本作はゲームの基本的な要素という点においては、それまでのシリーズから大きな変化が加えられていない。つまり世界中を冒険するゲームスタイル、ダンジョンと謎解き、それらに付随して発生する副次的な冒険といった要素はシリーズに共通したものである。他にも、崖など飛び越えるべき場所に差し掛かると自動でジャンプするオートジャンプシステムや、対象物をロックオンする注目システムはニンテンドウ64版のシリーズで採用されたものである。何種類かの主要アイテムも定番のものが受け継がれている。
注目システムL注目システムは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』や『ムジュラの仮面』の「Z注目システム」に当たる、本作のアクションの根幹をなす仕組みである。プレイヤーはLトリガーボタンを押すことで、対象物をロックオンすることができる。これによって主人公が動き回っても任意の対象物に照準を合わせ続けることができる。新たに追加された要素[]
上記に示した従来の要素に加えて、いくつかの新しい要素が盛り込まれている。例えば、敵の攻撃を読み、隙をついてカウンター攻撃を仕掛けることができるようになる、敵が持っている武器を奪える(ただし、盾は奪えない)ようになったなど。風の流れを操って謎を解く方法も新しい要素である。カギづめロープなどの新しいアイテムの導入もこれに当たる。
風のタクト本作ではタイトル通り、風を操る指揮棒(タクト)を使って物語を進める。主人公は秘宝「風のタクト」と呼ばれる指揮棒を使うことで風向きを操ることができる。他にも風のタクトは決められたパターンに従って振ることで様々な効果を発揮する。この効果をうまく利用して謎を解いてゆく。『時のオカリナ』でいう「時の(妖精の)オカリナ」に近い存在。ゲームボーイアドバンスとの連動ゲームボーイアドバンス、あるいはゲームボーイアドバンスSPを、GBAケーブルを使ってニンテンドーゲームキューブに接続することで、主人公をサポートする協力プレイが可能になる。ニンテンドーゲームキューブとゲームボーイアドバンスの内容はリアルタイムで相互に作用しあう。協力プレイヤーはゲームボーイアドバンスをモニターかつコントローラとして操作してメインプレイヤーを補助することができる。例えばゲーム上で様々なアイテムを販売したり、冒険のヒントを出したり、ゲームキューブに表示されるものより詳細な地図を見ることができたり、爆弾を落としたりといったことができる。この連動はゲームを進める上で必ずしも必要なものではない。しかし連動をすることで遊びの幅をより広げることができる。またゲーム進行に関係のないあるアイテムを収集するには連動が必要となる。プレイヤーが実際にゲームボーイアドバンスを持っていなかったり、接続できない場合にはこの機能を使用することができない。特徴と世界観[]
グラフィック[]
本作では「触れるアニメ」というコンセプトが根底に置かれている。本作は3DCGで作成されているが、トゥーンレンダリングと呼ばれる技法を用いており、その見た目はまるでアニメ映画のようである。例えば「風」は空中を白線が流れてゆくことで表現され、「煙」は渦を巻くように、「炎」はなめるように動く。またその他にも全体にわたってこのような独特の表現方法が多用され、強力にデフォルメされたエフェクトの数々が「触れるアニメ」をさらに演出している。
ゲームのアニメーションシステムは細部まで開発されている。キャラクター達は大幅にデフォルメされているため、その外見が非現実的なものであるにもかかわらず、まるで生きているかのように違和感のない動作をする。主人公のリンクはセリフをしゃべることはないが、豊かな表情を使い分けることで感情を表現する事に成功している。また彼の目は様々な物や人に反応する。例えばリンクが走っている時などに彼の目が何かを追ったならば、それに対して何らかの働きかけを行うことができるかもしれないということを示している。
ゲーム内の印象的な視覚効果に、独特の遠近法がある。ゲーム内では遠方に存在するものすべてが見えているわけではなく、島が遠くにあるうちはシルエットで島影が映し出される。被写界深度は浅く設定されており、離れた場所にあるものはぼやけて見える。これらの誇張された遠近法はゲームに調和しながら、空間を実際よりも広く見せている。
音楽[]
作曲は永田権太・若井淑・峰岸透と、シリーズ1作目から担当している近藤浩治の4人が担当。民族音楽風のBGMが多く採用されている。
本作では、主人公の攻撃が敵に当たるのに合わせてトゥッティによる効果音が鳴る。さらに、主人公の置かれている状況に併せて曲が変化するような工夫もなされている。
多様な背景音楽や効果音とグラフィックは、あるときは調和し、またあるときは連携してゲームの様々な場面を効果的に盛り上げている。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』には、『竜の島』・『大海原』・『モルド・ゲイラ戦』の3曲が原曲のまま採用された。
冒険の舞台[]
大海原とそこに点在する島々が冒険の舞台である。これは、過去のシリーズの多くが平原を舞台とする物であったことに対比される。主人公は帆船に乗り、風を自在に操って冒険を進めてゆく。航海することになる大海原は非常に広大である。海は縦横7マスずつの格子状に区切られた海域に分けられ、その中に島が点在している。それぞれの島と海あるいは各海域どうしは、途切れることなく連続的な空間として表現されている。
人の住む島には町や村がある。その造りは東南アジアと西洋が混じった独特のもので、オリエンタルな雰囲気を醸し出している。この部分も過去のシリーズが中世ヨーロッパ風の世界観で統一されていたこととの相違点だと言える。
また島によってはダンジョンが存在する。ダンジョンはその多くが地下迷宮になっており、それも自然物であったり人工の建造物であったりと、種類は様々である。本作の迷宮の構造の特徴として、高低差が大きく起伏に富んだ設計となっており、また迷宮の一部が屋外まで連続して存在することがある。ダンジョンでは怪物と戦いながら用意された仕掛けや謎を解き、迷宮を攻略することが主人公の目的となる。
あらすじ[]
その昔、神々の力が眠ると言われた緑豊かな王国があった。ところがそれを悪しき者に目をつけられ、神々の力を奪われてしまい、王国は闇に包まれてしまった。その時、緑衣を纏った若者がどこからともなく現れ、退魔の剣を振るって悪しき者を封印し、王国に光を取り戻した。
人々は時を越えて現れた若者を「時の勇者」と呼び称え、彼の活躍は後世に語り継がれていった。しかし時の勇者の活躍が伝説として語り継がれるようになった頃、王国に再び災いが起きた。時の勇者に封印されたはずの悪しき者が蘇ってしまったのだ。人々は時の勇者が再び現れてくれることを信じていたが、勇者が現れることはなかった・・・。
国の記憶は消えても、時の勇者の伝説は風に乗り、今も息づいでいた。そして物語は、時の勇者と同じ歳になった男の子に「緑の衣」を着せて祝うという風習のある島から始まる。
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主な登場キャラクター[]
主要人物[]
リンク (Link)(声:松本さち)今作の主人公。プロロ島に住む12歳の少年で、妹と祖母の三人暮らし。プロロ島では男の子の成長を祝って勇者の衣である緑の服を着せるという風習があり、リンクもそれにならって12歳の誕生日に緑の服を着ていた。しかしその日に妹アリルが怪鳥ジークロックにさらわれてしまい、海賊のお頭であるテトラに頼んで妹を助けるために魔獣島に向い旅立った。だが妹を助けるための旅が、いつしか世界の命運に関わる旅へとなっていく。後に時の勇者が所持していた「勇気のトライフォース」の持ち主となる。時を越えて世界を救った「時の勇者」とは違い、風と共に大海原を駆け巡った事から「風の勇者」となった。ガノンドロフに「時の勇者」の生まれ変わりと言われている。『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のリンクとは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のエンディングで時間軸の分岐が発生したことでできてしまった、異なる歴史を歩んだ並行世界の住民同士という関係である。テトラ (Tetra)(声:橘ひかり)本作のヒロイン。海賊団の頭であり、強気で男勝りな少女。耳の長い娘をさらっていた怪鳥ジークロックにさらわれプロロ島の森に落ち、リンクと出会う。気が強いが心優しい性格で、アリルが自分と間違われてさらわれてしまったことに負目を感じ、リンクを船に乗せることを許可してくれる。その後もリンクに何かと協力したりする。伝説の王国に関心があり、伝説の剣マスターソードを持つ者を探している。その正体はゼルダ姫であるが、本人はガノンやハイラル王に告げられるまでその事実を知らなかった。ゼルダ姫 (Princess Zelda)(声:橘ひかり)今はもう滅びた伝説の王国ハイラルの王家の子孫であり、海賊テトラの正体。亡き母から「知恵のトライフォース」の欠片を受け継いでおり、ハイラル王が持っていた欠片と合わせることで「知恵のトライフォース」となって彼女に宿り、ゼルダ姫として覚醒した。ガノンドロフから身を隠す為にハイラル城の地下に身を潜めていたが、後にガノンドロフに見つかってしまい、攫われてしまった。最終戦ではリンクが持っていた弓と光の矢を使い、リンクをサポートして共にガノンドロフを倒す。エンディングではリンクと共に海の上に帰り、新天地を目指すために彼や子分たちと共に旅に出る。なお、実際に戦闘に参加しリンクと共闘したゼルダ姫としてはシリーズ初のキャラクターである。ガノンドロフ (Ganondorf)(声:長嶝高士)かつて時の勇者と七賢者の手によって封印された魔王。「力のトライフォース」を所持したまま封印された為、長い時を経て復活を果たし、時の勇者が現れなかったハイラルを今度こそ手中に収めようとしたが、民の願いを聞き入れた神によってハイラルごと封印された。更に長い時を経て封印が弱まり、復活。魔獣島の主として君臨し、「知恵のトライフォース」を受け継いでいる筈のゼルダ姫を探していた。長い時を経たためか、『時のオカリナ』の時に比べて威厳に満ちた落ち着いた雰囲気があり、ハイラルを手に入れようとした理由や、時を越えてなお断ち切れることのない「リンク」や「ゼルダ姫」との縁に対して複雑な思いを語っている。最終的には全てのトライフォースを手に入れるが、ハイラル王に先にトライフォースを触れられてしまい、彼の願いが叶う事はなかった。そしてリンクとゼルダ姫と戦い、マスターソードに貫かれ石となってハイラルと共に眠りにつく。その最期は『時のオカリナ』や『トワイライトプリンセス』のような憎しみに満ちたものではなく、安らかなものであった。赤獅子の王 (King of Red Lions)(声:丸山詠二)リンクと共に旅をする喋る船。魔獣島でリンクがジークロックに放り出された時に彼を助け、アリルを救うために必要な物を手に入れるために彼の旅を導く。その正体はハイラル王である。ハイラル王 (King Hyrule)(声:丸山詠二)伝説の王国ハイラルの最後の王。本名はダフネス・ノハンセン・ハイラルといい、テトラ(ゼルダ姫)の先祖にあたる。神の命によって、赤獅子の王として新たな勇者となるに相応しい人物を探し続けていた。テトラが持っていた「海賊のお守り」は彼が作らせた物である。トライフォースが完成した時ガノンドロフよりも先にトライフォースに触れ、滅びてもなお海の底に眠り続けるハイラルを完全に消し去る。そしてガノンドロフを倒した後、リンクとゼルダ姫に希望に向って生きてほしいと語り、海の上に戻っていく二人を見つめながらハイラルと共に永遠の眠りについた。チンクル (Tingle)(声優:宮田浩徳)自分を妖精だと信じている中年の男(フィギュアの説明より35歳らしい)。トライフォースの地図を解読してくれるが、マップ1つの解読料は398ルピーもする。妖精探しの旅の資金集めをしているらしく、金には少々汚い部分もある。ゲームボーイアドバンスとの連動時はボムやチンケルでリンクをサポートする。時の勇者 (Hero of Time)かつて王国を危機に陥れた「悪しき者」を封印したと言われている、緑衣を纏った伝説の勇者。『時のオカリナ』の主人公リンクのことで、マスターソードと「勇気のトライフォース」を用いてガノンドロフと戦い、当時のゼルダ姫らと共にガノンドロフを封印した。時を越えてハイラルに現れた彼は、戦いが終った後は本来の時代に戻った為、二度と現れる事はなかったという。海賊テトラ一家[]
ゴンゾ (Gonzo)テトラ一家のリーダー的存在。大きな体つきで、ワル知恵がよく働く短気な男。セネカ (Senza)髭が特徴的な巨漢で、海賊船の整備を担当している。趣味はトーク。ナッジ (Nudge)オカマ口調の男で、主にテトラの身の回りを世話している。特技は裁縫。実はゴンゾより力持ちである。ズコ (Zuko)テトラ一家の見張り番。無口。1キロ先の看板の字も読めるぐらい、視力がズバ抜けていい。モッコ (Mako)眼鏡をかけているテトラ一家の知恵者。普段は大人しいが、眼鏡をとろうとすると凄まじい勢いで怒るという。分厚い本の中にはナイフが隠されているという噂がある。ニコ (Niko)テトラ一家の下っ端。陽気な性格。リンクが魔獣島に行くために海賊船に乗ったとき、自らアニキを名乗り課題を出してくる。プロロ島[]
アリル (Aryll)(声:松本さち)リンクの妹。心優しい性格で、家族想い。カモメの絵がついた望遠鏡が宝物で、兄のリンクの誕生日に一日だけ貸してくれる。長い耳をもつため海賊テトラと間違えられてジークロックにさらわれてしまい、魔獣島に幽閉されてしまう。おばあちゃんリンクとアリルの祖母。家族想いの優しい性格。アリルを救うためリンクが旅立った後は具合が悪くなってしまうが、帰郷したリンクが連れてきた妖精によって回復する。その後はリンクの大好物である特製スープを作ってくれる。青ジイ (Sturgeon)非常に物知りな老人。リンクがプロロ島に戻って来た時には、リンクのおばあちゃんの病を治す方法を教える。真面目で神経質だが、若い頃は弟の赤シャチと共に剣士の道を志していた。赤シャチ (Orca)プロロ島で唯一剣術の心得がある漁師。若い頃は剣士を志していたが、怪我で断念し漁師となった。テトラを助けに向かおうとしたリンクに剣術を教え、勇者の剣を渡す。訓練の度に家を揺らして2階のツボを棚から落として割るため、兄である青ジイとは仲が悪い。チャツボ (Sue-Belle)青ジイの孫娘。頭の上にいつも大切なツボを乗せて水汲みをしている。タウラ島で育ったが、祖父が心配で今はプロロ島に暮らしている。ツボを割った場合は弁償しなければならない。ジャブー (Jabun)水の精霊。巨大なナマズとアンコウを合わせたような姿をしている。以前は魚の島に住んでいたが、ガノンの侵攻を察知して魚の島の襲撃前に逃げ出し、プロロ島に避難して来た。竜の島[]
メドリ (Medli)竜の島に住むリト族の娘。空の精霊ヴァルーのお付きであり、今の竜の島の住民の中では唯一ヴァルーの言葉がわかる。暴れ出したヴァルーの所に行くために、リンクは彼女の力を借りることになる。羽があるが飛ぶのが苦手。ゾーラ族の賢者ラルトの子孫であり、後に大地の賢者として目覚める。ヴァルー (Valoo)空の精霊。竜の島の頂上に居座っている巨大な竜。リト族の守り神のような存在で、リト族はヴァルーの鱗を貰うことによって、翼が生えて空を飛ぶことができるようになる。彼の言葉は現在の竜の島の住民の中ではメドリにしかわからない。コモリ (Komali)リト族の長である親方様の息子。祖母は先代のヴァルーのお付きで、彼女がかつてヴァルーから授かったディンの真珠が彼の宝物である。羽を授かる年になったのだが、気が弱く、暴れているヴァルーを見て悲観的になってしまった。メドリのことを姉のように慕っている。オドリー (Quill)プロロ島を担当するリト族のポストマン。義理固い性格で、仲間たちからも信頼されている。仕事でプロロ島に来ていた時にアリルがジークロックにさらわれた事件に遭遇し、テトラにリンクに協力するよう進言した。その後も旅の先々でリンクを助ける。ラルト (Laruto)先代の大地の賢者。ゾーラ族。ハープを奏でる。大地の神殿でマスターソードへの祈りを捧げていたが、その時ジャイ・ハーラの手によって殺されてしまう。森の島[]
マコレ (Makar)森の島に住むコログ族の子で、年に一度の儀式の伴奏者である。少々お調子者な性格。コキリ族の賢者フォドの子孫であり、後に風の賢者として目覚める。デクの樹 (Great Deku Tree)大地の精霊。森の島の内部に生えている大木。森の守り神でもある。おそらく「時のオカリナ」のデクの樹の子供と思われる。フォド (Fado)先代の風の賢者。コキリ族。バイオリンを奏でる。風の神殿でマスターソードへの祈りを捧げていたが、その時モルド・ゲイラの手によって殺されてしまう。種族[]
ハイリア人伝説の王国ハイラルに存在していた種族で、長い耳が特徴的。大昔に王国が滅びる時に高い山々に避難して生き残った者達もおり、長い耳はハイリア人の血を引く証である。現在は王国が滅びてから長い時を経た為か混血が進み、世界全体のハイリア人の血は薄くなっている。リト族鳥のような姿をした種族。竜の島に住み、海の郵便事業を営んでいる。元々リト族には羽はないが、ある一定の年齢に達するとリト族の守る精霊ヴァルーからウロコを授かり、羽を生やすことができる。彼等の先祖は水の民ゾーラ族である。コログ族木々のような体をした小さな種族。森の島に住んでいる。年に一度の儀式でデクの樹が木の実を生やし、コログたちはそれらを持って海へと旅に出て育てまた森の島に戻ってくる。彼等の先祖は森の民コキリ族である。ゴロン族もともとは山の民だった種族。永い時を経てもなおその岩のような外見は変わっていないが、ゴロン独特の訛りが消え、若干であるが知的な面も見られるようになった。ゲーム内ではゴロン族の集落というものは見られず、海を渡り歩く商人のゴロン族が少数登場するのみである。敵キャラクター[]
ボコブリン (Bokoblin)いたるところに生息する鬼のような敵。ボコの棒や徒手空拳で攻撃する青色、海上のやぐらで監視をしている赤色、大きなナタと盾を持つ中ボスクラスの緑色が存在する。爆弾を持って近づくと逃げ惑う。モリブリン (Moblin)ガノンドロフの手下と思われる敵。リーチの長い槍で攻撃し、槍を失うと強力な鉄拳攻撃を仕掛けて槍を取り戻そうとする。カンテラを持った赤色と持たない青色がいるが、能力に差はない。リアクションが非常に多く、プレイヤーの操作によっては同士討ちになって倒すことができたりと、どことなく憎めない敵キャラである。タートナック (Darknut)ガノンドロフの手下と思われる敵。重装甲に包まれているが、背中にある繋ぎ目を斬ると装甲が剥がれ落ちる。大剣のみを装備したタイプ、大剣と盾を装備したタイプ、大剣と盾に加えマントを装備した中ボスクラスの近衛兵と思わしきタイプが存在し、カラーも様々である。装甲が剥がれ落ちてからのスピードは速く、こちらに向かって走り出したところに攻撃すると、後ろジャンプで避けてからこちらに強力なジャンプ斬りを仕掛けてくる。また、回転斬りをすると、同じように回転斬りを仕掛けてくる。ブーメランや氷の矢で動きを止めても、少しの間しか止めることが出来ない。また、大剣を落とすと、それに拘らず、落ちているものなら他人の武器(モリブリンの槍やボコブリンの大ナタ、ボコの棒など)であっても構わず拾って使用する。オクタロック (Octorok)海上や池、川にすむタコ。海上に住むものは姿が大きく、バクダンを吐いてくる。チュチュ(Chuchu)いたるところに生息するゼリー状のモンスター。体を縮め、ジャンプで体当たりしてくる。様々な色が存在し、そのうち赤、緑、青はクスリの材料にもなる。他にも黄色、黒がいる。黄色と青は電気を帯びており、むやみに攻撃するとダメージを受ける。しかし、出現直後は電気を帯びておらず、出現と同時に攻撃すれば即倒すことができる。また、黒は一切の攻撃が効かず、光を当てて石化し(一定時間経過すると元に戻ってしまう)、投げるかハンマーで叩くなどして破壊することで倒せる。カーゴロック (Kargoroc)大型の鳥モンスター。海上や島に作った巣を基点に行動している。耐久力はあまり高くなく、ブーメランを二発当てると簡単に倒せる。モリブリンやタートナックを移送するものもいることから、力はかなりあると見られる。: ヒョイの実で操るカモメにも襲いかかってくる。マグテイル (Magtail)ムカデのモンスター。溶岩に落ちると復活してしまう。ダメージを2回与えるとダンゴムシのように丸まる。スタルフォス (Stalfos)棍棒を所持した骸骨。動きは緩慢だが攻撃力は高い。棍棒を落とすとすぐさま拾いにいくが、リンクに奪われてしまうと体の骨でリンクを攻撃し、棍棒を手放させるといった芸当も行う。攻撃してバラバラにしても頭部が粉砕されない限り何度でも復活する。キース (Keese)コウモリ。火や冷気に触れると「ファイアキース」、「アイスキース」となってパワーアップする。グース (Rat)ネズミ。穴に潜んでおり、リンクが来ると穴から出て来る。ルピーが好きで、早く取り返さないとまた穴の中へ逃げてしまう。爆弾を投げてくるものもいる。穴の前にエサをまくと、エサやクスリを売ってくれる。ただし、値段が通常よりもかなり高い。ボコババ (Boko Baba)巨大な人食い植物。丸呑みにされると少しずつライフを奪われていってしまう。その茎はボコの棒と呼ばれる即席の攻撃手段にもなる。魔法の植物「ブイババ」に擬態しているようであり、中には倒すとブイババに生まれ変わる個体も存在する。ガモース (Mothula)巨大なガ。羽を持つ個体は中ボスクラスだが、羽根を持たないタイプもある。ピーハット (Peahat)本作では妙な爬虫類として登場。デクの葉でプロペラを止めないと倒せない。しかし、どこへ逃げてもしつこく追いかけてくる。ウィズローブ (Wizzrobe)魔法使い。鳥人のような姿になっている。炎を飛ばして攻撃してくる。黄色はザコ敵を召喚してくる。風の神殿ではオレンジ色の個体が中ボスとして登場し、タートナック(倒すとモリブリンかタートナックを再度召喚)や黄色ウィズローブを召喚して襲い掛かってくる。七星島の海上やぐらでは白色の個体が登場するが、通常の赤色と強さはほとんど変わらない。アモス (Armos)石像。背中が弱点。持てる物に擬態していることも。デグアモスアモスより大きな石像モンスター。リンクに突進し、時々口を開けて停止し、その隙に口に爆弾を投げ込むと、暴れた後に爆死する。プチブリン (Miniblin)今回ではサルと子悪魔が合体したような姿になっている。動きが素早く、無限に出現する事が多い。リーデッド (Redead)ゾンビ。不気味な悲鳴をあげ目を光らせながらこちらに歩き、接触されるとライフをどんどん奪われてしまう。:長時間光を当て続けると、一時的に動きを封じることが可能。ポウ (Poe)幽霊。今回では鬼火っぽい感じである。普段は半透明で実体を持たず、無敵だが、光が弱点で、長時間光を当て続けると実体化し、攻撃できるようになる。グヨーグ (Gyorg)サメのようなモンスター。赤獅子の王に乗った状態だと海域が変わろうが避けてもしつこく追いかけてくる。ビーモス (Beamos)リンクを見つけるとレーザーを撃ってくる監視モンスター。このモンスターは写し絵でフィギュアにすることが出来ない。青色と赤色が存在し、どちらも矢かバクダンで倒せるが、赤色は常にこちらを狙ってくるので実質的には倒せないため、攻撃を当てるのは非常に難しい。フロアマスター (Floormaster)特定のダンジョンに現れる、地面に生成した闇の空間から生えた手の魔物。フロアマスターの出現場所付近に行くと、地面から手が伸びてきてリンクや冒険に同行している者を掴んでさらおうとする。さらわれるとダンジョン内の特定の場所に戻されてしまう。攻撃すれば倒せないこともないが、掴まれると大変なので掴まれないよう避けて通るのが賢い方法。稀に近づいても反応しない場合もある。ボスキャラクター[]
ゴーマ (Gohma)第1ダンジョン「竜の山のほこら」のボス。マグマの中に棲む巨大な甲殻虫。鋭い爪や炎の息で攻撃をしかける。カーレ・デモス (Kalle Demos)第2ダンジョン「禁断の森」のボス。森の地下に生えている巨大な花。天井からツルでぶら下がり、数多の太い触手を操る。裁定者 ゴードン (Gohdan, The Great Arbiter)第3ダンジョン「神の塔」のボス。頭・右手・左手の3つのパーツからなる巨大な石像。それぞれのパーツが独立して動き、空中からパンチやビームを放ってくる。リンクに試練を与えるための存在なので、矢や爆弾などが無くなった場合は顔から新たに供給される。大怪鳥 ジークロック (The Monstrous Helmaroc King)第4ダンジョン「魔獣島」のボス。仮面を被った怪鳥。テトラやアリルをさらった犯人で、魔獣島の頂上に住むガノンドロフを護衛するために登場する。空からのパワフルな攻撃を得意とする。封印の守護者 ジャイ・ハーラ (Jalhalla, Protector of the Seal)第5ダンジョン「大地の神殿」のボス。カンテラを持った巨大な亡霊。呪いや炎を使った特殊な攻撃をする。その正体は15匹の雑魚キャラ「ポウ」が合体したもので、ジャイ・ハーラを攻撃して分裂させ、構成要素であるポウを全滅させれば勝利となる。封印の守護者 モルド・ゲイラ (Molgera, Protector of the Seal)第6ダンジョン「風の神殿」のボス。巨大アリ地獄の底に棲む竜。普段は砂の中で獲物を待ち構えているが、空を飛ぶこともできる。ガノンドロフ (Ganondorf)第7ダンジョン「ガノン城」のボス。魔術と剣術に優れ、今作では2本の刀を使った力強い攻撃でリンクを圧倒する。ハイラルで暴虐の限りを尽くして人々を困らせていたが、神々の怒りを買ってハイラルごと海の底に沈められてしまう。アイテム[]
装備アイテム[]
勇者の剣 (Hero's Sword)物語前半で使用する剣。アリルを助けるために赤シャチから譲り受けた。マスターソード (Master Sword)かつて時の勇者が使っていた伝説の剣で、物語後半で使用する。勇者の剣よりも攻撃力とリーチが高い。入手して間もない頃は退魔の力を失っている。退魔の力を取り戻すと、鍔が開き、宝石と刀身が光るようになる。勇者の盾 (Hero's Shield)物語前半で使用する盾。もとはリンクの家に飾られてあったもの。ミラーシールド (Mirror Shield)物語後半で使用する盾。光を反射することができる。海賊のお守り (Pirate's Charm)魔獣島に潜入するさいにテトラがリンクのポケットに忍ばせておいた不思議な石。石を通して相手の様子がわかる物で、特定のポイントに進むとAボタンのアイコンが変化し、ボタンを押すとテトラや赤獅子の王からヒントを聞くことができる。元々はハイラル王家に伝わるゴシップストーンを磨いてハイラル王が作らせた物であり、赤獅子の王も使うことができるのもそのためである。パワーリスト (Power Bracelet)巨大な岩などを持ち上げられるようになる。勇者のお守り (Hero's Charm)敵の残りヒットポイントをメーターで表示する。アイテムボタンにセットして使用するアイテム[]
望遠鏡 (Telescope)遠くにあるものをはっきりと見ることができる。船の帆 (Sail)船上で使うと、風に乗って海上を進める。風のタクト (Wind Waker)本作の最重要アイテム。決められた順番に振ることで、様々なことが起こる。カギつめロープ (Grappling Hook)竜の島のほこらの中ボス戦後に手に入る。チンクルシーバー (Tingle Tuner)ゲームボーイアドバンスとの連動により、チンクルと協力プレイができる。写し絵の箱 (Picto Box)写し絵を撮ることができる。最初はモノクロだが、条件を満たすと写し絵の箱DXになり、カラーの写し絵が撮れる。ヘビィブーツ (Iron Boots)履くと体が重くなり、強風に押し戻されなくなる。また重みによって作動する仕掛けも存在する。装備中は足がかなり遅くなるので注意。マジックシールド (Magic Armor)ダメージを受けなくなるが、使用中は常に魔法力を消費する。あきビン (Empty Bottle)クスリや妖精を入れて持ち歩くことができる。ゲーム進行時に必ず1つ入手し、最大4つ入手可能。ブーメラン (Boomerang)投げると遠くへ飛んでいって、リンクの手元に戻ってくる。仕掛けを作動させるほか、敵に当てると一定時間気絶させることができる(弱い敵なら倒せるものもいる)。L注目すれば必ず命中する。本作より最大5つまで狙いを定められるようになった。勇者の弓 (Hero's Bow)狙いを定めて矢を放つ。L注目すればほぼ確実に命中する(敵が動いているときは難しい)。ゲームを進める内に炎の矢・氷の矢・光の矢が手に入る(それぞれ使用するごとに魔法力を消費)。炎は離れた場所にある照明に火をつけたりでき、氷は敵を凍らせることができる(凍らせた敵は持ち上げて投げるだけで倒せるようになる)。光はほとんどのザコ敵を一撃で倒すことができる。フックショット (Hookshot)特定の的木に打ち込むことでその場所まで移動できる。L注目して使うと対象まで正確に飛ぶようになる。敵に当てると軽い敵なら引き付けることができる。しかし、タートナックやモリブリンなどの重い敵に対して使うと自分が飛んでいってしまう。また、さまざまな場所に刺さるため、赤獅子の王に乗った状態で島の木などに刺すと海を泳ぐことなく上陸できる。ひし形段の島や高台の島に上陸するためにはこれが必要。ちなみに、赤獅子の王自身にも刺すことができる。デクの葉 (Deku Leaf)地上で使うと風を起こし、敵や物を吹き飛ばす。空中では魔法力を消費し、風に乗って飛行できるが、実際には滑空しているだけなので飛び立った地点より高い場所に行くには上昇気流を利用する必要がある。バクダン (Bomb)投げたり置いたりして一定時間が経つと爆発して、敵にダメージを与えたり岩を破壊することができる。海上では大砲に変化する。ハンマー (Skull Hammer)武器として使用できるほか、障害物を破壊したり特定のスイッチを押すことができる。両手持ちの武器だが盾と同じようにガードも可能(L注目時)。エモノ袋 (Spoils Bag)敵を倒したときにもらえるアイテムを保管する袋。特定の場所で別のアイテムに交換することもできる。エサ袋 (Bait Bag)動物のエサを入れておく袋。島の上空を飛ぶカモメを操作できるようになる「ヒョイの実」と、さまざまな動物に効果がある「万能エサ」の2種類がある。配達袋 (Delivery Bag)人からもらったり、イベント用のアイテムを保管する袋。タクトの効果[]
風の唄 (Wind's Requiem)風向きを好きな方向に変えることができる。疾風の唄 (Ballad of Gales)特定の場所にワープできる。船に乗っていないと使えない。操りの唄 (Control Melody)特定の人や物に乗り移って操作できる。地神の唄 (Earth God's Lyric)大地の賢者の血を継ぐ者を目覚めさせる。風神の唄 (Wind God's Aria)風の賢者の血を継ぐ者を目覚めさせる。斬ってしまった看板を修復することもできる。昼夜の唄 (Song of Passing)昼と夜を逆転させる。この唄だけは、覚えなくてもゲームの進行上に影響は無い。ダンジョン[]
- 竜の山のほこら(英:Dragon Roost Cavern)溶岩の煮えたぎる火山のダンジョン。頂上にはヴァルー様という竜の精霊が棲んでいる。内部は灼熱の溶岩で満たされており、水や岩など様々なものを駆使して溶岩を避けながら進む。また山の外壁は足場が悪く、転落の危険性が高い。竜の島ではほこらの頂上まで行ってヴァルー様に羽を授けてもらうのが成人の儀式とされていたが、ゴーマによってヴァルーが正気を失い、山が荒れて儀式を行えなくなっている。中ボス:ボコブリン&モリブリンボス:ゴーマ
- 禁断の森(英:Forbidden Woods)茨の森で覆われた危険な島。海面から高く突き出すようにそびえている。森の中は獰猛な食虫植物や昆虫の住処になっている。床が抜けて上下の階層が繋がっている部屋が多いため、ブイババや風を利用して空中を移動することが多くなる。地下には毒の沼が広がっているので水上移動の対策も必須。昔は禁断の森にも人が住んでいたが、魔物の侵攻で住処を追いやられて森の島本島へ移住した。それ以降、人々は禁断の森を恐れて近づかないようになった。中ボス:ガモースボス:カーレ・デモス
- 神の塔(英:Tower of the Gods)神が勇者の実力を試す試練の塔。木の枝のように細かく分岐した部屋の構造が特徴。下層部は海中に沈んでおり、波の力で水位が上下するのを利用して進む。後半はタクトを使って3体の石像を中央の部屋に運ぶ。石像を連れている状態では移動能力が制限されるため、かなり頭を使う必要がある。神の塔は北の三角島・東の三角島・南の三角島を繋いでできる正三角形の中心にあるが、神の力によって海に沈められてしまって入ることはできない。だが、3種の宝珠を然るべき場所に収めれば海上に浮き上がってくる。中ボス:タートナックボス:裁定者ゴードン
- 魔獣島(英:Forsaken Fortress)ガノンドロフに支配された魔の要塞島。島全体が正五角形の形をしている。いつも暗い闇に覆われ、船乗りたちは不気味がって近寄ろうとしない。一時期、ハイリア族の少女たちが魔獣島に連れ去られてしまう事件が起こった。リンクの妹・アリルもその被害者。ストーリー上の都合で、魔獣島には作中で2度訪れることになる。1度目の探検ではリンクは剣を落として攻撃手段を失ってしまうため、「見張りに見つからないようにして島の奥に進む」という変則ルールでプレイすることになる。2度目の探検では、本格的に中ボスやボスと戦ってアリルを救出する。中ボス:ファントムガノンボス:ジークロック
- 大地の神殿(英:Earth Temple)大地の島の地底深くに眠る神殿。全体的に照明は暗く、ダンジョンアイテム・「ミラーシールド」を使って光を操り、仕掛けを動かして進む。この神殿にはリーデッドやポウなど幽霊のような敵が登場する。こういった敵は光に弱いことが多い。またこのダンジョンは大地の賢者・メドリと共に攻略することになる。メドリは空を飛んだり竪琴で光を反射したりできる。この能力をうまく利用し、リンクとメドリを並行して動かすことが重要。大地の神殿の至聖所で賢者が祈りを捧げることで、マスターソードに退魔の力が宿るという伝説がある。中ボス:スタルフォスボス:封印の守護者ジャイ・ハーラ
- 風の神殿(英:Wind Temple)風の島の内部の洞窟にある神殿。明るいレンガ調の建築が特徴。中は突風が吹き荒れており、床が抜けて上下の階が繋がっている場所が多く、空中移動の機会が増える。そのため風の影響を受けないヘビィブーツ、空中を移動できるデクの葉やフックショットが活躍する。敵もピーハットやウィズローブなど空中戦に対応したものが多い。このダンジョンは風の賢者・マコレと共に攻略することになる。マコレは空を飛んだり木を生やしたりできるので、大地の神殿と同じくこの能力を活かすのが重要。風の神殿の至聖所で賢者が祈りを捧げることで、マスターソードに退魔の力が宿るという伝説がある。中ボス:召喚ウィズローブボス:封印の守護者モルド・ゲイラ
- ガノン城(英:Ganon's Tower)神々の怒りに触れて海底に沈められた暗黒の城。前半は4つの通路を突破して今までのボスと再戦し、後半はファントムガノンの迷路を抜けて先に進む。ガノン城にはゲーム中に登場した様々な仕掛けが凝縮されているので、今まで使ってきたテクニックを総動員させて攻略する必要がある。ガノン城には中ボスだったはずのタートナックが平気でザコ敵として登場する、といった掟破りな一面がある。但し、途中で「どんな敵でも一撃で倒せる」という革命的なアイテムが登場するので問題は無い。中ボス:ファントムガノンボス:クグツガノン、ガノンドロフ
テンプレート:ネタバレ終了
評価[]
評価 |
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総計レビュー |
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評価者 | 点数 |
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TopTenReviews | 3.87/4[1] |
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GameRankings | 95%[2] |
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Metacritic | 96%[3] |
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ゲームレビュー |
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評価者 | 点数 |
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Electronic Gaming Monthly | 9.83/10 |
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Game Informer | 10/10 [4] |
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IGN | 9.6/10[5] |
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Nintendo Power | テンプレート:Rating[6] |
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週刊ファミ通 | 40(10,10,10,10)/40[7] |
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主な受賞- GameSpot's 2003 Game of the Year
- 第7回 CESA GAME AWARDS
- 第18回デジタルコンテンツグランプリ
- BAFTA Games Awards 2004
- 7th Annual Interactive Achievement Awards
- Outstanding Achievement in Art Direction
- 2004 Game Developers Choice Awards
- Excellence in Visual Arts
スタッフ[]
- ディレクター
- プロデューサー
- 音楽
- 永田権太(メインコンポーザー)
- 若井淑(主に戦闘曲を担当)
- 峰岸透
- 近藤浩治
その他[]
シリーズ内の時代[]
シリーズ内の時間の流れとしては、『時のオカリナ』で大人リンクがガノンドロフを封印してから、数百年後の世界である。そのため、『時のオカリナ』でガノンドロフを封印したリンクが7年前に戻った時点から数ヶ月後である『ムジュラの仮面』や、それから数百年後の世界である、『トワイライトプリンセス』とは異なる時間軸に存在することになる。詳しくはゼルダの伝説シリーズのシリーズ内の時代の流れの項や、ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスの世界観の項を参照のこと。
フィギュア[]
本作最大のサブイベント。アイテム「写し絵の箱DX」を使って人物・動物・モンスターを撮影し、森の島にあるニテン堂ギャラリーでフィギュアにしてもらうというもの。
フィギアはおおまかに3種類に分けられる。
- いつでも撮れるもの。ほとんどがこれに属する。
- 期限が決められているもの。ボスキャラなどに多い。例えば、ボスキャラのように、倒してしまうなど、ある一定の期限が過ぎると撮影できなくなるものがこれに分類される。
- 伝説の写し絵。ストーリーの進行上、自分では撮影できないものがこれに分類される。タウラ島にいるゲンゾーから50ルピーで譲ってもらう必要がある。セピア色だが、そのまま持っていって問題ない。
2周目のプレイ[]
本作はクリア後にセーブすることにより、2周目をプレイすることが可能である。2周目では以下のような変更点がある。
- ファイル表示の背景色が金色に近い。
- リンクが、普段着のまま冒険に出る(正確には「正直者にしか見えない服」を着ている)。
- ヴァルーやデクの樹、ジャブーの会話が、ハイラル語からカタカナへと変換されている。
以下は、1周目である条件を満たしているときのみ。
- 写し絵の箱DXを最初から所持している。
- ニテン堂が最初からオープンしており、フィギュアは1周目のものを引き継ぐ。1周目に撮り逃した写し絵を再度取得することも可能。
特典[]
『ゼルダの伝説 風のタクト』の発売時、予約・購入特典として非売品ディスク『ゼルダの伝説 時のオカリナGC』が配布された。このディスクにはバージョンの異なる2つの『時のオカリナ』とその他のゲームキューブソフトの宣伝映像が収録されている。
詳細はゼルダの伝説 時のオカリナGCを参照
日本では当初、数量限定の予約特典として発表され、予約すると同時に小売店で特典ディスクを引き渡すという方法が予定されていた。しかし数量の限られた特典を手に入れたいとするファンから問い合わせが殺到したり、店側が特典目当てに予約だけして本編を購入しない客が出るとして異議を出すなど混乱が発生した。これを受けて急遽、予約者全員に『風のタクト』のディスクと一緒に配布するという方法に改訂された。
北アメリカでは『風のタクト』の予約特典として、または「The Wind Waker GameCube pack(ゲームキューブプラチナカラー、風のタクト、特典ディスクのセット)」の購入特典として配布された。またヨーロッパでは『風のタクト』の初版分すべてに購入特典として同梱された。
ゼルダの伝説 時のオカリナGC1998年に発売されたニンテンドウ64ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の移植作品。ゲーム内容の記録時など読み込み処理のための一時的なゲームの途切れや、コントローラの操作ボタンの割り振り方など細部にわずかな違いがあるが、その内容はオリジナルをそのまま忠実に再現している。ゼルダの伝説 時のオカリナGC裏『時のオカリナ』の高難易度版。この名称は、シリーズ初代である『ゼルダの伝説』で本編のクリア後に遊べる高難易度版を「裏ゼルダ」と呼んだことに倣ったもの。その内容は『時のオカリナ』のダンジョン部分を変化させたものである。ストーリーなどは同じであるが、ダンジョンは本来のものと全く異なる謎や仕掛けが用意されており、より難しく複雑になっている。『時のオカリナ』の「裏ゼルダ」は元々64DD用に開発されていたものだった。本来は64DDの書き換え可能という特性を生かして、ユーザーが既存ダンジョン内の敵や仕掛けを自由に配置し、新しいダンジョンを作って遊ぶことができるという構想だったとされる。カットされた終盤[]
『風のタクト』は、本来は製品版よりも長いゲームになる予定であった。しかし開発が発売日に間に合わず、やむをえず終盤のダンジョンを2つカットして、代わりにトライフォース集めのイベントを加える事になってしまった。 テンプレート:要出典詳細は明らかにされていないが、「アリルは海の賢者」などの設定が計画されていたという。
関連商品[]
ゼルダの伝説風のタクト リンクの4コマ航海記(ÖYSTER、双葉社、2003年)唯一の公式コミック。ニンテンドーキッズにて連載された。4コマ漫画で、絵柄は原作に忠実に描かれている。ゼルダの伝説~風のタクト~オリジナル・サウンド・トラックス本作の音楽が全曲収録されたサウンドトラック。2枚組み。2003年3月31日にサイトロン・デジタルコンテンツより発売された。脚注[]
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑"Zelda Scores Big". IGN. 2002-12-11
外部リンク[]
- 任天堂 - ゼルダの伝説 風のタクト
- 任天堂 - N.O.M2003年1月号
- ほぼ日刊イトイ新聞 - 樹の上の秘密基地。
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