カチノン系化合物というのをご存じでしょうか。
カチノン系化合物とは、以下のようなベンゼン→CO→C→Nの構造を持つ化合物です。
脱泡ハーブなどとして主に用いられます。
(画像はカチノンという化合物)
カチノン系化合物はアンフェタミンやフェネチルアミンと類似しています。
(上:アンフェタミン 下:フェネチルアミン)
カチノン系化合物はメタンフェタミンやフェネチルアミンと比べて分極したCO基をもつため、脂溶性の分子を通しやすい血液脳関門を通過しにくくなります。
しかしながらメタンフェタミンやアンフェタミンが規制対象であるため、このような化合物がデザインされたのでした。
カチノン系化合物の代表例であるメトカチノンを以下に示します。
(画像はメトカチノン)
このメトカチノンはエフェドリンを酸化するだけで生成でき、ロシアではメトカチノンが流行し、その合成時の酸化剤によってなくなる事故が多発しました。
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