狂歌百物語(小袖手) - いにしえwiki
てあげ 肩にも掛けぬ 質小袖 漸々やうやう受けて 手を出だしけり(駒綱)029.恐れてや 捨てゆきにけん 盗人も 奪ふ小袖の 手の長きには(江戸崎 緑樹園)030.釣小袖 細き手出すは 孫の手を 衣紋竹にや 誰たれかなしけん(京 牡丹園獅々丸)031.其の恨み 如何に深草 人形袖
てあげ 肩にも掛けぬ 質小袖 漸々やうやう受けて 手を出だしけり(駒綱)029.恐れてや 捨てゆきにけん 盗人も 奪ふ小袖の 手の長きには(江戸崎 緑樹園)030.釣小袖 細き手出すは 孫の手を 衣紋竹にや 誰たれかなしけん(京 牡丹園獅々丸)031.其の恨み 如何に深草 人形袖
娘やりたや 婿欲しと 歌ふも妬む 宇治の橋姫(在江戸 牡丹園獅々丸)002.水いらぬ 人の縁えにしに 波立てゝ うはなりをする 宇治の橋姫(江戸崎 緑錦園有文)003.茶にしては 居ずて嫉妬の 胸の火の 煎じつめしや 宇治の橋姫(宝遊子升友)004.橋姫の 妬む姿を 目まのあたり
頼実)の曾祖父。同族の上総土岐家(万喜氏)の当主の万喜頼元に嗣子がないために、上記の同族の原頼元の手立てにより、頼元の養子として迎えられた。江戸崎朝房 : 別名は頼房。江戸崎氏(常陸源氏)の当主の江戸崎治頼[2]の曾孫、治秀(治英)[3]の孫、頼倫(胤頼)の子、朝清の父、朝治の祖
三郎/彦六郎)の祖父、勝長の曾祖父。明応4年(1495年)の『船田の乱』で、石丸方に与して大敗したために、美濃肥田氏の勢力は急速に衰退した。江戸崎頼勝 : 通称は岡見次郎。土岐政房(頼継)の孫、江戸崎氏(常陸源氏)の当主の江戸崎治頼の子、治秀(治英)[6]の弟、天岩(僧侶)の兄。
実方雀001.飛び上がり 物の名をのみ 残しけり 喧嘩好きてふ 実方雀(江戸崎 緑樹園)002.亡き魂は 都へ飛びて 出来秋の 先代米は 食まぬ小すゞめ(桃本)003.実方は 位ある身ぞ 怨念の すゞめも雲井 指して飛び行く(角有)004.一念の 化せしすゞめは 呉竹の 大内をこ
家・由良松平家[4]・越智松平家[5]があった。江戸幕府の第15代目の将軍の徳川慶喜(のりのぶ)・徳川氏の現当主の徳川家広はこの系統である。江戸崎氏 : 常陸土岐氏とも呼ばれる。土岐氏(美濃源氏)一門の美濃原氏[6]の庶家。原秀成の子の憲秀・景秀父子を祖とする。常陸国信太郡江戸崎
源 勝頼(みなもと の かつより)とは、陽成源氏(摂津源氏・河内源氏)一門の武将。約2名ほど存在する。江戸崎勝頼 : 通称は岡見次郎。土岐氏(美濃源氏)一門の江戸崎氏の当主の江戸崎治頼の子、治秀(治英)[1]の弟、天岩(僧侶)の兄。武田勝頼 : 武田氏(甲斐源氏)の当主の武田信玄
火大会は、茨城県内有数の打ち上げ数を誇り、観客を魅了する。なかでも「これぞ!日本一のスターマイン」は圧巻。大会情報[]開催場所茨城県稲敷市 江戸崎総合運動公園周辺 [地図で確認する ]今年度開催予定日2015年8月22日(土)19:00~雨天時の対応小雨決行(荒天時は2015年8
髪 引ける根掛ねがけの 切れて飛ぶ 誰たれか恨みの 葛引の紙(陽月舎網成)006.身に絡む 心地せられて 一足も 先へ行かれぬ 後ろ髪かな(江戸崎 有文)007.怪しきは からかさの紙 後髪 左右の手にて 引くにやあるらん(南雲舎雨守)008.払ひても 又払ひても 蜘の巣の から
A. 江戸崎藩は、江戸時代初期に常陸国信太郡江戸崎に存在した藩です。参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B4%8E%E8%97%A9
持つ 疵はたしかに 鎌鼬 笹原はしる 風のそはりて(文昌堂尚丸)005.飯めしを炊く 鎌鼬とて その疵の 直りし跡や 鋳掛目いかけめと見ん(江戸崎 広丸)006.辻風の 鎌鼬にも 切られたる 足や卞和べんくわの 玉鉾の道(江戸崎 緑樹園)007.畦道あぜみちを 横に切れ行く 鎌鼬
08.見世物師 餅よ酒よと 大入に 儲けて遣ふ 両頭の蛇(萬町庵柏木)009.始めありて 終りの無きと 見る蛇は 頭ばかりが 二つなりけり(江戸崎 邦彦)010.口縄くちなはの 長口上も 作りもの 嘘の尻尾は 見せぬ両頭(正女)011.後先も 知れざる土手の 朽縄は 吉原楊枝 化
A. 江戸崎町は、茨城県稲敷郡に存在した町です。参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B4%8E%E7%94%BA
骨の ありしと聞きて 医学館 わざわざ行けど 見所はなし(南在居美雄)006.埋み得ぬ 恥を知らでも 晒せるは 世にもはかなき 人の骨かも(江戸崎 有文)007.何恨み ありて目につく 我にこそ 身でも皮でも あらぬ骸骨(腹光)008.骸骨も 浮かむなるらん 仏の坐 蓮華草咲く
.おそろしく 思ふ心の うちまたも くゞるばかりに 送り狼(南伊勢大淀浦 松也)025.狼に 那須の篠原 送られて 霰をしぼる 玉の冷や汗(江戸崎 緑樹園)026.怖ろしや 口は耳まで 酒の酔ゑひ よろつく足を 送り狼(俵舎)027.なべて世は 送り狼 爪つまづきし 折をぞ狙ふ
と いづれさしてよ かん平 いかに信田しのだの ふたり葛の葉(駿府 飛͡虎丸)017.玉くしげ 二つの姿 見せぬるは 合はせ鏡の 影の患ひ(江戸崎 有文)018.離魂病 看病するも かれこれに 身二つ欲しと 思ふ忙せはしさ(松梅亭槙住)019.祈りなば 利生もあらん 離魂病 二つ
川尻 達也本名川尻 達也通称クラッシャー性別男性国籍日本誕生日1978年5月8日(45歳)出身地茨城県稲敷郡江戸崎町(現・稲敷市)身長171cm体重70kgリーチ180cm階級ライト級(DREAM、PRIDE)ウェルター級(修斗)→フェザー級(DREAM)スタイル修斗所属チームT
.油あせ 流して岩が 歯嚙みなす 心とともに とけぬ黒髪(雅学)018.呉竹の よつやの里に 苔むして 色もさ青をなる 岩が奥津城おくつき(江戸崎 緑樹園)019.提灯に 岩が面影 あらはせり 無失の罪の あかり立てんと(下総古河 紀長居)020.皿までと 喰くらひし妻の 荒れ鼠
) - 【八街駅】 - (千葉交通住野線) - 【京成成田駅】 - (千葉交通吉岡線) - 【佐原駅】二日目【佐原駅】 - (桜東バス佐原・江戸崎線) - 【江戸崎】 - (ジェイアールバス関東霞ヶ浦線) - 【土浦駅】 - (関鉄グリーンバス) - 【石岡駅】 - (関東鉄道)
高鳴りのする 山の一つ家や(下総古河 紀長居きの ながゐ)008.一軒の あるじの楔くさび ゆるむより 家鳴りするのも 地震なゐに等しき(江戸崎 緑樹園)009.地震なゐにあらず 風にもあらず 六つ八つの 夜半に騒げる 家鳴する音(京 牡丹園獅々丸)010.転こけ出でて あるじ
3.山多く ある木曽山の 山つゞき 山また山へ 帰る山姥(仲住)014.裏表うらうへに 二子の山の ふところの うちへ入りぬと 見ゆる山姥(江戸崎 緑亀園広丸)015.春ごとに 山の笑ふは 山姥は 子供あしらふ 時にやあらん(駿府 望月楼)016.いゝ薬 ある山姥に 廻り会ひて
0.毒石と 終つひにはならん 飛ぶ鳥の 落つる愛をば 得たる玉藻は(日年庵)011.其の身より 光り放ちて 夜光る 玉もあざむく 姿妖しも(江戸崎 緑錦園有文)012.虎の威を 借りし狐も 日の本に 業を那須野の 原に滅びつ(神風や青則)013.光をば 己おのれはなちて 現はるゝ
龍燈001.さしのぼる 梢の上の 龍燈に 鱗きらめく 橋立はしだての松(江戸崎 緑樹園)002.かんてらも 幾尋いくひろあるか 消えずして 鯨の油 添はる龍燈(和風亭国吉)003.のろしほど 軋きしめき出づる 龍燈に 龍たつの宮姫 笑みや含まん(鈍々舎香勝)004.龍燈の 夜な夜
一目見て 肝や潰れん 二目とは 見むきもならぬ 三ツ目小僧を(栃木 諭)009.千葉住みし 城跡も目に つき日星 三ツ目小僧の 出づる石浜(江戸崎 益友亭厚丸)010.姉さんは 何処だと問へば 本所と 言はれてみれば 三ツ目なりけり(青梅 扇松園)011.橋の名の 三ツ目小僧と
琴を断つ 斧の刃さへも 当てぬ木に 縁の糸筋 切る榎かも(注連しめのや春門)007.秋風の 立ちて夜寒の 絵馬さへも 背中合せの 縁切り榎(江戸崎 広丸)008.悪縁の 縁切り榎 生木なまきをも 裂くは御神の 刀なりけり(和風亭国吉)009.出雲へと 立ちぬる神は 板橋の 縁切榎
げ出る 女の首は 悪足わるあしを 切りて己も 切られたりけん(語志庵跡頼)009.襟元の ぞつとするほど 物凄き 女の首の 揺るぎ出でては(江戸崎 緑泉園嶺門)010.黒髪に 燃えたつ布きれの 緋縮緬ひぢりめん 女の首の おつこち絞しぼり(升友)011.からき目を 見て果てぬると
.法のりを説く 法師と化けし 入道は 顔も洗濯盥ほどなり(神風や青則)007.また出づる 大入道は 化物の 大将軍の 遊行ゆぎやうするのか(江戸崎 緑樹園)008.入日をも 招く薄すすきの穂 手のべて 入道たてる 紅葉もみぢばのもと(江戸崎 緑裘園邦彦)009.濡れ仏 とも見えに
が尾のみか □□して 人をも長く 引きてゆくらん(讃岐黒渕 秋光)015.猟人かりうども つい撃ち兼ねし 山鳥は 玉をあざむく 形なりけり(江戸崎 嶺門)016.山鳥の 尾ろの鏡と 目をなして 闇の夜人を 驚かしけり(真咲)017.光り物 とんだ咄も 山鳥の 尾に尾をつけて 長く
穴住居ずまゐ これも浮世を さとりなるらん(下毛葉鹿 壺蝶庵花好)011.人の知恵 さとり難しと 恐れけり ぽんと撥ね火の 竹の不思議を(江戸崎 有文)012.又今宵 さとりや来んと 山賤の 申さるの下がりに 業わざ仕舞ふらん(在江戸 獅々丸)013.撥ねた火で 毛を焼きにしか
真咲)008.あやかしに 逢うたる灘は 遠江 地獄は近き 船板の下(道艸)009.吹き荒るゝ 雨夜の浪の あやかしに 影弁慶も ひそむ船底(江戸崎 緑樹園)010.ゆくりなく 通りし関の 藤川に 舟足止むる あやかしや何(弓のや)011.浜荻の 伊勢の海漕ぐ 舟にしも とりつく声
かともみえず 見たやうに 咄す人こそ 見こし入道(館林 美通歌垣久雄)010.入道の みこしの国の 雪の中に ひやひやとして 縮みゐるなり(江戸崎 緑亀園廣丸)011.冷汗の 水をしぼるや 青ざめし 糸瓜の棚を 見こし入道(和風亭国吉)012.ぞつとする ばかりに我を 見越路や
A. 稲敷市にある公立の高等学校参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%A8%E5%9F%8E%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B4%8E%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%AB%
さもこそあらめ 光り物 光りて人の 目をぞ眩くらます(相模古沢 井仁子)009.夏虫の 影も乱るゝ ばかりなり とんで日の出と みる光物(江戸崎 広丸)010.稲妻の 如き雲間の 光り物 袖を覆ひて 消ゆるばかりぞ(上総富津 朝陽亭)011.音たてゝ 中空飛べる 光り物 いかづ
澗亭)018.七ツ目の 馬の耳にも 念仏の 経を鼠の 食む比叡の山(国吉)019.比叡の山 経を喰ひ裂く 荒れ鼠 地獄落しも 恐れざりけり(江戸崎 緑樹園)020.三井寺の 旧鼠かへりて 経のみか 猫間扇も 食み散らしけり(和木亭仲芳)021.木食もくじきの 聖ひじりなるかも 頼
みつを 悟らば石と ならまじを 般若のやうな 楠の霊(相模中野 松樹園直成)014.水の泡と 消えしながらも 湊川 楠の根の 魂は朽ちせじ(江戸崎 緑裘園邦彦)015.楠の 堅き備へは 破れても 思ひ残りて 石と化しけん(吾妻井香好)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
行衛は何処と 白雲を つかむやうにて 空くうにこそあれ(一草庵多が丸)003.天が下 みたまものをや 隠せるは 不正直なる 神とこそ知れ(江戸崎 有文)004.鼻高の 仕業なるらん 闇の夜に つまゝれ出でし 神の隠し子(芝口や)005.神隠し 残る子たちの 片身頃かたみごろ 親
04.萬木に 汝もなれてか 山男 人には腰も 屈まざりけり(語安台有恒)005.鬼とのみ 見てややみなん 葛城や 背せいも高間の 山男には(江戸崎 緑亀園広丸)006.山男 見世物小屋の 汝が馴れし 猪しし猿ひさぐ 向かふ両国(南寿園長年)007.猿をのみ 友となしつゝ 浮世には
柳もともに 年を経て 大木のもとに たてる飛倉(有恒)007.刑部をさかべの 持つ檜扇ひあふぎや 抜け出だし 虚空をかけり 歩ありく飛倉(江戸崎 緑樹園)008.木の繁る 谷の戸口の 奥にまた いよいよ暗く 立てる野衾のぶすま(筬丸)009.鴈の文 見ぬ山住みや 驚かす 鳥なき
023.雛さまの やうな娘の 疱瘡神もがさがみ 棚を飾りて 炊く赤の飯(青梅)024.手遊びの 張子の達磨 風車 かるい神とは 知れし疱瘡(江戸崎 有文)025.疱瘡神もがさがみ おそれをなして 立ち去りぬ 八丈はきの 勝ちし嶋とて(幸亭)026.祈りたる 力なるらん 疱瘡の 神
.雲起し 俄にはかに雨の 降る鼬 これこそ貂の 仕業なりけれ(甘喜)005.投鞘の 武威も名高き 貂の皮 最後屁さいごへひりし 鼬なりけん(江戸崎 緑錦園有文)006.今の世も 誠を守る 武士もののふの 横道を切る 天の投鞘(弥彦庵冨幹)007.古鼬 いくとせ野にや 棲める物 の
の花の 色に光るは 誰が油 絞りて溜めし 金の玉そも(常陸大谷 緑蔓園)019.口なしの 色に光るは 喰ふ物も 食はで溜めにし 金の玉かも(江戸崎 緑樹園)020.あれと指 さす間に消えつ 爪に火を 燈して是も 溜めし金玉(常陸村田 菊成)021.金玉の 飛びし長者の 明あきやし
古戦場001.いにしへを 偲ぶや閼伽あかの 桶狭間 手向けの水は 絶えぬ奥津城おくつき(江戸崎 緑樹園)002.塗る壁の 小手指原こてさしはらに 人ごころ 荒すさみ荒まず 陣とりし跡(幸有門)003.筆の跡 嗚呼ああ忠臣を 湊川 流れての世も 朽ちぬ石文いしぶみ(上総大堀 花月楼
也)018.舟底の 枕返しに ぞつとして 水に入るほど 寒け立ちけり(春交)019.冷汗に 気味悪きほど 湿りたる 枕紙さへ 返されにけり(江戸崎 広丸)020.ごうごうと 鼾いびきの音の 高波に 打ち返しけん 船底枕(駿府 松径舎)021.此こは如何いかに 枕印か いつしかに
もののふに 討たれし首の 唸り声 いま凧の絵に 残る猪熊(国吉)011.地震ほど 身を震はして 退のきにけり 鯰髭なまづひげある 猪熊の首(江戸崎 有文)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨日:
して月たらず 産みにけん 子ゆゑの闇に 迷ふうぶめは(草加 四角園)006.銭出さで 里子にせんと 抱かすは おしの重たき うぶめとぞ知る(江戸崎 緑樹園)007.子を産まず 奈落に沈み 浮かまれぬ 情なの世や あなうぶめ鳥(常陸木原 緑翁園有杉)008.呼びかけて 石を抱かせし
)043.汐干には 勢揃ひして 平家蟹 浮世のさまを 横に睨みつ(下毛小倉 楳良)044.盛りにも直なる道を行はず今も横さにゆく平家蟹(常陸江戸崎 益友亭厚丸)045.奢りたる 末の報いに 平家蟹 とられて今は 口に入るらむ(匂々堂梅袖)タグ一覧: カウンターページ全体:今日:昨
来ば脅さんと 轆轤首 長く伸ばして 待合まちあひの辻(文栄子雪麻呂)010.延びるほど 我が身は猶も 縮むなり 添寐の妹の 首の抜け出て(江戸崎 緑樹園有文)011.くるくると 廻り縁から 天井の いたく更けゆく 夜の轆轤首(桜の本蔭芳)012.天窓あたまなき 化物なりと 轆轤
6.墓場にて 燃ゆる鬼火は 持て行きし 六道銭の 青錆の色(常陸木原 有杉)007.雨により 風によりつゝ 柳陰 いと物凄く 鬼火燃えけり(江戸崎 緑錦園有文)008.目に見えて 手にも取られず 燃ゆる火は 露と消えにし 人の思ひか(青梅 扇松垣)009.ものゝ肉 入れざる寺に
天地あめつちを 動かす蝦蟆も 術はありけん(仙台松山 千澗亭)002.おのれまた 坐頭ざとうになりて 世の人を 目暗にするか 蝦蟆の妖術(江戸崎 緑樹園)003.雲を呼び 雨を降らせて 大蝦蟆の 隠れ家もなき 天竺浪人(静洲園)004.天あまが下 呑まんとしたる 新内裏 吹いて
温ぬくめ鳥にや 捕まれな 森陰に火を 燃やす五位鷺(枇杷のや夏繁)007.六位なら さもこそあらめ 如何なれば 青き火をしも 見する五位鷺(江戸崎 緑亀園広丸)008.位ある 稲荷の森を 離れずて 住むは禰宜ねぎにも 似たる五位鷺(草加 稲丸)009.提灯に 化けしぬる鳥は 蔵人