Chapter 1 - Introduction

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Chapter 1 - Introduction

Waveform ユーザガイドへようこそ。このガイドのゴールはWaveform DAW ソフトウェアについて学ぶ助けになることです。もしほかのDAWからの乗り換えだったり、コンピュータでのレコーディングについて0から学びたいという方にはこのガイドがお役に立てるでしょう。このガイドはすでにTracktionソフトウェアの経験をお持ちの方にとっても興味深いものです。Waveformは数十種類もの革新的な機能を搭載しており、この最新バージョンでは、着脱可能な「伝統的な」ミキサー・ビューや柔軟で創造的な新しいMIDI編集ツールなどの機能が追加されたことによりワークフローを合理化しており、これまで以上に強力になっています。

WaveformはmacOSでもWindowsでもLinuxでも動作します。すべてのバージョンは平行にメンテナンスされています。そのためこれらの3つのプラットフォームでリリースされているバージョンにほぼ差はありません。

Waveformはその前身のTracktion T7と同様に、エディティングやミキシングをタブに分けられたウィンドウで作業できる独自のUIを持っています。アレンジ画面にはトラックが並び、それぞれの右側にはインラインミキサーチャンネルが統合されています。

一般的に望まれるように、Waveformは従来のスタイルのミキサービューをアレンジの下の方にドッキングさせたり、メインウィンドウから分離して別のタブやディスプレイにもっていったりできます。 Tracktionのインラインミキシングのおかげでミキサービューは閉じたままその存在を忘れてしまっても問題ありません。
しかし、もしあなたがハードウェアミキシングデスクやコンソールビューを持つ他のDAWのような音楽制作環境から来たのであれば、Waveformの取り扱い方はなじみのあるもののはずです。
そしてWaveformには、ネイティブプラグインを含むプラグインラック、VST、VST3、AudioUnitsプラグインをサポートした非常に柔軟なプラグインアーキテクチャがあることを忘れないでください。

Waveform 9 の新機能

Waveform 9 には ワークフローのプロダクティビティを高め、クリエイティビティの新境地へと至らしめるエキサイティングな新機能が多数追加されています。追加された機能の完全なリストは  Appendix C - 新機能 を参照してください。

このユーザガイドで解説すること

このユーザガイドでは以下のことを説明します。

  • Waveformのインストールとセットアップの仕方
  • オーディオを録音してトラックにする方法
  • MIDIレコーディングの仕方とバーチャルインストゥルメントの使い方
  • ギターアンプシミュレータを用いたレコーディングの仕方
  • オーディオクリップの編集の仕方
  • MIDIクリップの編集の仕方
  • インラインミキサーを使用したミックスの仕方
  • プラグインエフェクトの追加の仕方、使い方
  • WaveやMP3へのミックスダウンの仕方
  • パターンジェネレータ、コードプレイヤー、ステップクリップといった音楽的なツールの使い方。
  • 着脱可能なミキサービュー
  • 強力なクリップレイヤーエフェクト
  • ほかにも盛沢山!

このユーザガイドでは作業の手順だったり、図表、スクリーンショット、ビデオへのリンク、要所要所での参考文献などを組み合わせて説明していきます。なるべく論理的に順序立てて説明するよう努力していますが、リファレンスとしても使用できるように考慮しています。もしWaveformをマスターしたいとお考えなら、実際のプロジェクト作業の中で、このガイドとリンクされたビデオを一通り学ぶのが理想的です。

Tip: ここでWaveformのWebサイトを訪れて、インストールされているWaveformが最新であることを確認しておいてください。

ビデオリソース

多くの有用な分野をカバーするいくつかのトレーニングビデオが利用可能です。詳細はTracktion.comのトレーニングセクションを参照してください。

Groove3 やYouTube6で多くの実演ビデオが公開されています。

いくつかのトピックには、実際のソフトウェアでの操作を示すためにYoutubeへのビデオリンクが張ってあります。もし電子書籍版をお読みであれば、リンクはクリック可能です。リンクがある場合にはページの下部に脚注としてリンク先のURLが表示されます。

こういったリンクは簡単に参照できるように Appendix A - ビデオリンク に集めてあります。

Waveformのショートカットの設定

このガイドではショートカットの説明をする際、Waveformデフォルトのキーマッピングを使用します。本書で示す例に倣うためにはデフォルト設定を使う必要があります。もしショートカット設定を変更している場合は下記のステップに従って、設定をデフォルトに戻してください。

  1. 設定タブを開き、キーボードショートカットページを開きます。
  2. ページ下方の「初期値にリセット」をクリックします。
  3. 「Waveformの初期値のキーマッピングを復元する」を選択します。

これらのキーボードショートカットは効果的なワークフローのために慎重に設計されており、macOSとWindowsの間でコマンドに一貫性が保たれるようになっています。

修飾キーについて

このガイドではキーバインドの修飾キーの表記として以下の略語を使用しています。

  • Command : Cmd
  • Control : Ctrl
  • Option : Opt
  • Alt : Alt

ほとんどの場合macOSのCmdはWindowsではCtrlに読み替えられます。このユーザガイドではMacOS / Windows の形で表記します。たとえば - Cmd + C / Ctrl + C といった形です。

文章中での使用例:

クリックしてクリップを選択し、 Cmd+C / Ctrl+C を使ってコピーします。
次に、コピーしたものを貼り付けたい場所にカーソルを持っていき、 Cmd+V/ Ctrl+V を押します。

Note: 多くのLinuxユーザはAltキーとしてMetaキーを使用します。典型的なPCのキーボードでは、Metaキーは普通Windwosキーになります。

まとめ

ここまでの準備ができたら、お手元のWaveformはこのガイドで登場する例にマッチするはずです。ではWaveformのすべてについて学んでいきましょう!

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