国際亜細亜隊

ページ名:国際亜細亜隊


国際亜細亜隊

設立

1950年10月12日

本部

カリフォルニア州連合 サンフランシスコ(対米人道支援指導本部)

所属

部隊構成

-


国際亜細亜隊は、戦後三都市租借地で発生したアメリカ人によるアジア人の大量虐殺事件である桑港大虐殺事件(カリフォルニア州連合を参照)によりアジア人の支援、保護を目的として結成された大日本帝国大東亜共栄圏を中心とした国際的軍事組織である。

目次

歴史

第二次世界大戦後、横浜講和条約において大日本帝国を含むその同盟国と、アメリカ、イギリスといった連合国間で正式的に戦後処理に関することが結ばれた。それによると、アメリカ西海岸のシアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスを日本の領土とすることが決定された。これを三都市租借地と呼ぶ。その後アメリカ西海岸へ日系人やアジア人が大量移民したが、アメリカ人にとってこれら民族は差別の対象となっていた。差別行為は活発化、桑港大虐殺事件(カリフォルニア州連合を参照)を引き起こした。これにより日系人やアジア人に多くの犠牲者ができ、この事態に大日本帝国を中心とした大東亜共栄圏は強く批判した。これに対策を講じるべく、これら国々はアメリカ西海岸における日系人、アジア人の支援、保護を目的として国際亜細亜隊を結成した。各国から軍や装備の調達をうけ、様々な民族がこの軍を構成した。これは大和民族、漢民族、朝鮮民族、ビルマ族、モン族、タイ族、マレー族、インド・アーリア人などソ連地域を除く多くのアジア人民族がこれを構成し、部隊のほぼすべてを大和民族が占めるも、歴史上最も構成する民族の多い軍隊となった。

活動の開始

国際亜細亜隊は結成後、アメリカ西海岸に派遣された。当時ではアメリカ崩壊直後であったため、米国国内の混乱から任務は困難を極めた。しかしそんな中でも日系人やアジア人へ三都市租借地へ避難を呼びかけ、食料の支給といった物資支援、移動方法や移動経路の確保といった避難や逃亡の支援を行った。これは米国軍閥に不法に侵入し、国際法に従わずに行ったものであったが、当時はこの民族保護運動を賛成する声が多く、英国も対日関係の悪化を恐れこれに言及することはなかったため、この明らかな国際法の違反を批判した国々はソビエト社会主義共和国連邦といった一部の国に限られた。

こうして軍閥とも少なからず現場で戦闘がおきたものの、順調にアジア人の支援、保護が進んだ。この圧倒的な任務の進み具合から、余裕や時間がある人には反アジア感情のあるアメリカ人を狩り出し、処刑するといった彼らの言う"制裁"が行われた。これには太平洋戦争での憎しみから来る感情も含まれていたとされている。こうして、各地では反アジア感情のアメリカ人の弾圧が始まった。こうした中、当時国際亜細亜隊とともに派遣されていた牟田口廉也元中将が部隊を率いて日本政府の許可なくアメリカ西海岸に侵攻し、カリフォルニア州連合を建国した。この事態に多くの隊員が亡命などで脱隊したが、大和民族の隊員の多くは「天皇中心の世界を作り上げる」という精神のもと牟田口と共にカリフォルニアに残ることとなった。こうして、アジア民族を守る国際亜細亜隊から、アメリカ人を迫害する国際亜細亜隊に変貌を遂げたのである。その後、カリフォルニア州連合の方針から不当に白人や黒人を逮捕、拷問、殺害するなどの差別による暴力行為が横行、のちの沙桑羅問題として世界的に知られることとなり、日本政府は責任と問題解決を求められた。

その後、国際亜細亜隊はカリフォルニア州連合の事実上の国軍となり、後に西進軍として正式に牟田口総督率いる国の軍隊となる。

目的・目標

アメリカ西海岸におけるアジア人をアメリカ人の差別による暴力行為や殺害行為から守るため、避難や食料、物資の支援を行い、アジア人を保護する。アメリカ西海岸に住んでいる推定約30万人の生命と財産を守り通す。

活動・戦闘 記録

  • 1950年12月4日国際亜細亜隊が横須賀港に集結。そこからハワイを経由し24日かけサンフランシスコを目指す。
  • 1950年12月16日国際亜細亜隊がオアフ島の真珠湾に到着。補給物資を受け取り、2日後に再出発する。
  • 1950年12月28日国際亜細亜隊がサンフランシスコに到着。上陸し、在米管理局と在米日本駐屯軍と同流する。
  • 1951年1月5日桑港大虐殺事件対策兼調査本部が対米人道支援指導本部に変更。国際亜細亜隊の本拠地となる。また、シアトルとロサンゼルスとの連絡網を強化し、それぞれに支部を設置する。
  • 1951年1月11日各軍閥に国際亜細亜隊が侵入し、囚われていたアジア人の避難と物資支援を開始。この日、この部隊初の戦闘が行われるも、任務は順調に進んだ。同日に避難経路の確保と、避難経路の整備を開始した。
  • 1951年1月13日 アメリカ軍閥と本格的に戦闘が開始。アジア人を人質にとるなどを行い、犠牲者が出た。
  • 1951年3月14日 アジア人の大量虐殺が深刻化する。これにより国際亜細亜隊は早期的な任務の遂行が求められ、各軍閥の政府機関に一斉に突入すべく、「早美作戦」を決行。政府機関を占領し、直接アジア人への虐待をやめるよう求める。一夜にして多数の軍閥政府が占領されたこの出来事を「西海岸事変」と呼称した。
  • 1955年8月11日 

影響

国際亜細亜隊は発足当初はアメリカ人のアジア人差別から守る国際的な目線で言えば大義的な軍隊と言えており、国際社会の日本の評価の上昇につながった。連日アメリカ西海岸での国際亜細亜隊の活動が報道され、そのあまりの活躍から日本の軍備輸出が少し増加し、ミニ軍事特需が日本で発生していたとする調査結果も報告されている。しかし、活動から徐々に国際亜細亜隊のアメリカ人への非道な行動が浮き彫りになると、国際社会は日本政府に対し疑念を抱くようになる。

倒米建皇宣言(カリフォルニア州連合を参照)が発令されると、大日本帝国はアジア人の保護には成功したものの、結局のところ逆にアメリカ人を差別するという事態に発展、国際的な評価は一気に下がることとなった。ソビエト社会主義共和国連邦でもこれに関するプロパガンダ報道が行われ、特に欧州、アフリカ、南アメリカ地域で反日世論の加速を生んだ。大東亜共栄圏加盟国を除くアジアの国々も大日本帝国の失敗を非難したが、日本国内では報道機関がこの行動を「正義の皇軍」と次々と評価し、牟田口の判断に賛成する世論が広まっていた。これにより日本政府は外国からの批判の声と国内からの賛成の声で板挟み状態となることになる。



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