位置関係
大陸の東から順に都市国家連合、帝国、ファルクラムを挟んでラトリアがある。
ラトリアの海の向こうには日本と中国を掛け合わせたような国がある。貿易での交流しかない。(20話)
海の向こうの国の名前は「クレナイ」。(278話)
ファルクラム
カレンの生まれた国。資源に富み、土地も豊か(5話)。
ここ30年ほどは帝国との交流が盛んで平和。女性が自立して働ける体制が整っている。
ここ数十年は国内の紛争もない。そのため、兵力が落ちていると噂されている(13話)。
30年ほど前は帝国と領土争いが頻発していた。
ファルクラムは資源が豊富で地理的に有利なこと、当時は勇猛な将がいたことなどから、小国ではあるが渡り合えていた。(20話、カミル談)
シスに言わせると、精霊加護が強い(41話)
82話で帝国とラトリアによって滅ぼされた。
首都など基本的には帝国の管理下の様子。コンラート領はラトリア管轄下へ。
コンラート領
西方の国境領。超絶ド田舎、牧歌的で長閑な場所。
コンラート領の要となる館は、森と草原を抜けゆるやかな斜面を登った
場所にある。標高は高く、周りは木々すらないため風が強そう、という印象。人家の周りはすべて塀で囲まれていて、一見殺風景だが、その代わり物見からの見渡しは抜群だから賊の侵入は難しそう。田舎の領にしては、思ったよりがっしりしっかりした戦闘向け。(3話)
王都まで馬で6日ほどかかる。(5話)
門からでると見晴らしのいい草原。ぐるりと回った位置に大森林。その森の向こうがラトリア。(20話)
30年前の帝国との戦争
帝国がファルクラムの豊富な資源を欲して仕掛けてきた侵略戦争。
当時ぎりぎりのところまで踏み込まれたが、帝国内で内乱が発生したこと、同時期にラトリアが派兵の準備をしはじめていたことに便乗して当時の外交官*1が帝国の欲している鉱山を爆破するなどの無茶苦茶な主張をして難を逃れた。
ファルクラム側も侵略を止めてくれるなら、資源を融通し帝国に有利な商談に応じるとし、同盟は結ばなかったが国としては残ることができた。(20話)
また、当時のローデンヴァルト夫人を帝国の皇帝が気に入ったため、この女性を差し出すことで機嫌を取っていたことも判明している。
オルレンドル帝国
ファルクラムの東の大国。頻繁に後継者争いをしていて情勢が不安定という噂(5話)
全方位に万年戦争ふっかけてる帝国(13話、アヒム談)
元々はとある小国が五つの国を侵略、滅ぼした後に新たに創られた国。(20話、カミル談)
帝都グノーディア
芸術を代表する劇場、地下温泉を使った大衆浴場、闘牛も有名
トゥーナ地方
皇帝の姪、トゥーナ公の収める土地。
南東地方の大領地。
薬物の生産が盛ん。
山の都
帝国に滅ぼされた国。
ファルクラムよりずっと規模が小さく、森の中にあった。トゥーナ地方よりさらに奥まった場所で現在は何もない山林。
魔法技術はいまの帝都よりずっと盛んで、魔法でくみ上げられた地下水が国中を巡り、農耕技術も高かった。土に適した肥料や温室栽培の技法も山の都由来と言われる。
夕暮れと同時に街中に明かりが灯り、星の光が街に届かないと言われるほど。大陸を行き来する旅人で知らない人はいない名所だった。
オルレンドルの前の皇帝に都を破壊しつくされ、住人も本も燃やされ現在に伝わっている話がほとんどない。
王族は貴族に落とされしばらくは存続していたが、皇帝カールになってから男子は処刑、老人は島流しになり潰えたという。
シスの祖父が若い頃には、山の都では人と精霊が協力して神の御使いの声を聞いていたといわれ、うまくいけば御使いの魂が転生して巫女となり山の都を繁栄に導くという話もあった。(転生者の伝承)
ニルニア領
城塞都市エスタベルデを臨む帝国領。治めるのはハーゲン。
ラトリア
ファルクラムの西の大国。近年内乱で荒れているという噂。
黄みがかった肌と赤毛が特徴。
都市国家連合/ヨー連合国
帝国の向こう、砂漠地帯にある。
帝国とは現皇帝がトラブルを起こして以降国交が断絶している(216話)。
多数の氏族や小国から成る国で、言語もさまざま(共用語はある)。
浅黒い肌が特徴。
多くの氏族がいるが、大きな力を持つ五大氏族が他の小さな氏族をまとめている。
五大氏族で名前が登場しているのは”ドゥクサス”、”ブゥカ”
下記のエスタベルデを支配しているのは”西のサゥ氏族”。サゥはドゥクサスの支配下の氏族。
城塞都市エスタベルデ
現在はヨー連合国の支配下にある都市。20年前までは帝国領だった。
ヨー連合国と帝国を繋ぐ中継都市。役目でたとえるなら昔のコンラートのようなものだが規模はもっと大きい。
位置的には帝国領側の砂漠に近い位置。ヨー連合国からは遠い。
帝国の魔法使いの侵入・魔具の持ちこみができない。219話のシスの口ぶりではヨー連合国の決まりで入れないようだったが、カレンが転移失敗でエスタベルデに落ちた際にキエムが語った内容によると呪いによって都市内に魔法使いが入れないようになっているらしい。
*1 この外交官はその後帝国に移住している。その補佐をしていたのがウェイトリー
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