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映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ | |
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監督 | 今千秋 |
脚本 | 成田良美 |
原作 | 東堂いづみ |
製作 | 2014 映画ハピネスチャージプリキュア!製作委員会 |
出演者 | 中島愛 潘めぐみ 北川里奈 戸松遥 松井菜桜子 小堀幸 緒方賢一 堀江由衣 小野大輔 ふなっしー |
音楽 | 高木洋 |
主題歌 | 「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」 仲谷明香 「パーティ ハズカム」 吉田仁美 |
製作会社 | 2014 映画ハピネスチャージプリキュア!製作委員会 |
配給 | 日本の旗 東映 |
公開 | 2014年10月11日 |
製作国 | 日本の旗 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5.3億円[1] |
前作 | 映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち 映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス(シリーズ前作) |
次作 | 映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪ 映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!(シリーズ次作) |
表・話・編・歴 |
『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』(えいが ハピネスチャージプリキュア にんぎょうのくにのバレリーナ)は、2014年10月11日公開の『ハピネスチャージプリキュア!』の劇場アニメ映画。
キャッチコピーは「愛と友情のきずながキセキをおこす!」。
プリキュアシリーズ映画作品の第17弾であり、『ハピネスチャージプリキュア!』の単独映画作品。
本作品の監督として、初めて東映アニメーション所属者ではなく、外部から今千秋が起用されている。プロデューサーの柴田宏明は、同じく外部からの起用となったキャラクターデザイン・作画監督の大田和寛とともに、「外部のスタッフをメインに据えて作っていただくのも面白い、中の人にも刺激になる」と起用意図を語っている[2]。今も以前からプリキュアシリーズが好きで、「いつかはプリキュアシリーズの監督をしてみたい」という夢を持っており、柴田に頼み込んで前年の『ドキドキ!プリキュア』から演出(いなばちあき名義)を手がけ、本作品で念願叶っての監督起用となった[3]。
ゲスト声優として、つむぎ(織原つむぎ)役にはシリーズ初参加となる堀江由衣、ジーク役には小野大輔、ブラックファング役には森川智之がそれぞれ起用される[4]。さらに千葉県船橋市の非公認キャラクターである「ふなっしー」が本人役で出演し、本作品の応援隊長に就任している[5]。
これまでの劇場版作品でも行われてきたミラクルライトによる鑑賞者参加型システムが継続され、本作品では「ミラクルドレスライト」が中学生以下の子供に配布される。そして恒例「プロローグでの『ミラクルライト』の使用解説」は、今までは「前説」的な要素で本編とは別に行っていたが、本作品では趣を変えて冒頭の「ふなっしーショー」に現れたサイアークとプリキュアが戦闘中にリボン・ぐらさん・美代が説明している。また子供客には「くるりん♪サンバイザー」という紙製サンバイザーがプレゼントされる他、『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』以来の「データカードダスプレゼント」に代わり、本作品では「25万名限定映画特製プリカードプレゼント」が子供客だけでなく大人の客にまで範囲を広げてプレゼントされる。また番組公式アプリとの連動も行われ、ミラクルドレスライト(大人の客には案内のカード)にあるロゴマークを読み取ることで、上映終了後にメッセージ音声が入手できる。
上映の最後にはプリキュアオールスターズシリーズの新作として、『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』の特報が上映された。
全国210スクリーンで公開され、2014年10月11、12日の初日2日間で動員8万5396人、興収1億38万9600円を記録、興行通信社による映画観客動員ランキングでは初登場第5位に入った[6]。また、ぴあの調査による初日満足ランキングでは第2位に入っている[7]。しかしながら興行収入は伸び悩み、最終興収も5.3億円に終わった[1]。
興行収入が落ち込んだ理由について、例年の10月末ではなく10月上旬の連休に公開が始まり、この時期に運動会シーズンや平成26年台風第19号の接近・上陸が重なったことに加え、2014年は『アナと雪の女王』のロングランヒット、同年冬には『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』『劇場版 アイカツ!』といった、既にテレビアニメやゲームで人気を獲得していた2作品の劇場版公開を控えた状態で、一般家庭における限られた出費をプリキュアの映画に裂くことができなかった、という分析がなされている[1][8][9]。
めぐみたちが保育園で人形劇を披露していたときのこと。突然その中にあったバレリーナの人形がしゃべりだし、「王国を救ってほしい」と告げる。つむぎというその人形の少女に連れられて、めぐみたちは人形たちが住むドール王国へと向かい、そこにいた王子のジークに招待され、城での舞踏会を楽しむことになる。
そうしたなか、めぐみはつむぎの様子がおかしいことに気づき、何があったのか聞こうとする。一方ジークに一目惚れしたひめは、ジークとの恋の予感を感じていたのだが、その最中にサイアークが襲撃、謎の男・ブラックファングによってつむぎは囚われの身となってしまう。そして王国に隠された悲しい秘密を知っためぐみたちプリキュアはつむぎを、王国を救うためブラックファングに立ち向かう。
人形たちが暮らしている世界。中央には豪華な城があり、街中は洋風な外観をしている。周囲は緑の草原で、風車や動く大樹などがある。
つむぎに招かれたプリキュアたちを国民規模で出迎え、彼女たちにバレエの披露会などを催している。
実はブラックファングによってつくられた世界であり、国民である人形たちは元々つむぎが所有していた人形である。また、ところどころに不幸を紡ぐ黒いクモの糸が覆いつくされている。そのため、ブラックファングが倒されると世界ごと消滅する。
つむぎ声 - 堀江由衣ドール王国のバレリーナの人形で、青色のロングヘアをした少女。一人称は「わたし」。大きなバラをつけた帽子をかぶり、赤色と白色を基調としたドレスを着ている。正体は、ブラックファングによって足が動かなくなった人間であり、現実世界では車椅子生活で自室に篭り、現在では友人と呼べるものは人形しかない。バレエを踊ることがいちばんの幸福であり、自分が幸福になれるドール王国をつくってくれたブラックファングを慕っており、彼が悪人と知りつつも協力している。物語冒頭では人形姿になって「ぴかりが丘保育園」に出向き、ブラックファングが倒されることがないよう、プリキュアたちを倒すために彼女たちをドール王国に招待する。プリキュアたちを招待したあとは真の目的を明かし、サイアークや自分の人形たちを使役してプリキュアを始末しようとする。物語中盤では、自分を心配してくれるプリキュアや人形たちの姿勢をみるが、「自分の足が動かない現実は変わらない」「プリキュアにもできないことがある」と拒絶したことで、世界を滅ぼすほどの不幸のエネルギーを放出してゆく。最終的に自分を不幸にしていた黒幕がブラックファングだと知り、今までの自分の行為を後悔する。しかし、それでも自分のしあわせを願ってくれるキュアラブリーの説得で改心し、ついにはプリキュアを応援するようになる。ブラックファングが倒されたことで人間へと戻り、いまだに自分の足が治らないことで一時は悲しむ。しかし、最終的にはバレエの発表会に出向くようになり、プリキュアたちに見守られながら笑顔をみせるようになった。最終的にバレエの発表会に出ているため、足は完治もしくは回復しつつある模様。外見としてのモデルは、つむぎ役の「堀江由衣」の声を元に、キャラクターデザインである大田和寛がデザインしている[10]。ジーク声 - 小野大輔ドール王国の王子。片目を隠した長髪と水色の瞳が特徴の美青年。一人称は「わたし」。白色を基調とした上着と紺色のスラックスを着ている。また、剣を帯刀している。スタイルやファッションセンスもこなしているため、ひめには好意の目で見られている。正体は、現実世界のつむぎの人形であるが、ブラックファングがつくったドール王国内では前述の姿になる。そのため、ブラックファングに対してはある程度の感謝はしている。物語序盤では、ドール王国へと招かれたプリキュアたちを白馬に乗って出迎え、彼女たちをバレエの披露会などに向かわせる。物語中盤では、つむぎを不幸にさせてゆくブラックファングに敵意を示し、彼と決闘を行うも敗れる結果となり、つむぎに別れのことばを残して人形の姿へと戻る。物語終盤では、現実世界でプリキュアたちとともに人形として、つむぎのバレエの発表会を見守っていた。本作におけるキュアラブリーの強化モード。つむぎがプリキュアを応援する気持ちと、ミラクルドレスライトによる応援の力を受けて変身した。衣装の形状は『白鳥の湖』に見られるような羽毛があしらわれたチュチュ状のコスチュームで、背中に大きな翼が生えている。
変身後は他の3人のプリキュアの力も得てブラックファングに向かって「プリキュア・ミラクルラブモーション」を放ち、撃破した。
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