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テンプレート:混同テンプレート:出典の明記テンプレート:声優青野 武(あおの たけし、1936年6月19日[1] - 2012年4月9日)は、日本の声優、俳優、ナレーター。青二プロダクションに所属していた。
北海道旭川市出身。北海道旭川東高等学校卒業。旧芸名は青野 武士。身長169cm、体重62kg。血液型はO型。テンプレート:VOICE Notice Hidden
高校時代に演劇にはまり込み、高校卒業後は単身上京し、舞台芸術学院にて演劇を学ぶ。
劇団七曜会に所属した際に主役を務めた『欲望という名の電車』での演技が認められ、海外ドラマ『ブロンコ』の主役であるタイ・ハーデンの吹き替えを担当した。これを機に、以後多くのアニメ・吹き替えなどで声優として活躍した。また俳優としても、大河ドラマ『北条時宗』やNHK教育の『このまちだいすき』などの映像作品に出演した。
演劇活動では、七曜会解散後に作品座[2]の所属を経て、20代の頃に出会ったあずさ欣平と親交を結び、劇団芸協に所属した。あずさの他、劇団仲間であった雨森雅司、宮内幸平、田中和実など、死去した友人の遺志を継ぎ、同劇団の主宰を務めた。
2010年5月15日に解離性大動脈瘤の手術を受けたが、6月26日に脳梗塞であることが判明して入院。療養で復帰の目処が立たないことから、当時演じていた全ての持ち役を降板した[3](後述)。2年近い闘病生活の末、2012年4月9日午後4時38分、解離性胸部大動脈瘤術後多発性脳梗塞のため、東京都八王子市の病院で死去。満75歳没(享年77)[4][5]。
2013年、第7回声優アワード「特別功労賞」を受賞[6]。
数多くの作品に出演し、特に悪役や老人を演じる機会が多かった。本人も「悪役や様々な感情を演じられる役は演じていて面白い」とも発言している[7]。
富山敬、宮内幸平の死後は、彼らの役の一部を引き継ぐ。NHKで放送された『鬼太郎 幸せ探しの旅〜100年後の遠野物語』では、田の中勇の代役で目玉おやじの声を担当した。
『うる星やつら』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など、高橋留美子原作のアニメ作品に数多く出演する常連だった。
『ONE PIECE』ではテレビシリーズでミホーク役などで出演しており、同作の劇場版では第10作まで毎回異なる役柄で出演していた。原作のリメイク作品では、ラッスーやイッシー20の一人といった、テレビシリーズで特に声優が決められていなかった人物の声を担当した。
吹き替えを多く担当していた俳優はマイケル・ペイリンを始めクリストファー・ロイド、ジョー・ペシ、ダニー・デヴィート、ラム・チェンインがある。穂積隆信や樋浦勉と同役を演じることが多い。
テンプレート:出典の明記『ウルトラマン』のザラブ星人のアテレコに際して、キャラの特徴をつかむために着ぐるみの中に入って実際に演技していた[8]。また後年のウルトラシリーズでもザラブ星人の声を担当。
『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王が自分の分身であるピッコロを産み出す場面では「産みの苦しみだ」と力を入れすぎたため、胃を悪くしてしまった[9]。
独創的なアドリブを入れることが多いが、『勇者王ガオガイガーFINAL』のギムレット役は、監督が「青野さんならこんな言い回しをするだろう」と考えて、元からセリフにアドリブを組み込まれた趣向であったため、イントネーションを工夫することでしか対抗できなかった。
昔はテレビスターに匹敵する二枚目として役者仲間の中では有名であったものの、当時の青野はまだ訛りが強く、写真を見て起用しようとしたディレクターらに敬遠されてしまい、数多くのチャンスを逃してしまった。
若い頃は虚弱に近い程やせ細っていたことと、電車賃を浮かすために徒歩で移動し、仕事の合間はバーベルをバッグに忍ばせてトレーニングをしていた。
若い頃は酒癖が非常に悪く、飲みに行った際に酔っ払って他の客と喧嘩になったが、同行していた富山敬が朝まで介抱してくれたことがあった。また富山から『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵役を引き継いだ際は、「役が決まった際は複雑な心境だったが、富山敬の名を汚さないように頑張ろうと思った」と語っている[10]。
趣味は競艇で、代表を務めた劇団芸協のHPの自身のコラムの欄にも明記している[11]。競艇をテーマにした出演作である『モンキーターン』のDVD6巻に収録されたオーディオコメンタリーでは、同じく競艇ファンであった麦人とともに、競艇場の試乗体験でペアボートに試乗したことがあるという体験談や最初に名前を覚えた選手から彦坂郁雄が解雇されたエピソードなど競艇のオールドファンならではの話などをしていた。
2010年5月末の降板後、青野の持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
太字は主役・メインキャラクター
2005年
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