メタルヒーローシリーズ

ページ名:メタルヒーローシリーズ

メタルヒーローシリーズは、1982年3月から1999年1月までの17年にわたってテレビ朝日系列で放送された、東映制作の特撮ヒーローアクションドラマシリーズ。

目次

概要[]

主人公が概ね光沢のある金属質のボディを持った連続する作品群であることから、ファンからこのように呼称され、後に製作側も使用するシリーズ名になった。当初は作品名と同じ名前を持つ主人公単独のヒーロー物であったが、『特警ウインスペクター』以降は集団ヒーロー物となり、『ビーロボカブタック』以降はコミカルな要素が強い作風になっている。また作品の多くが警察のようなグループに所属しており仕事として活動を行っている場合が多い。

公式には『宇宙刑事ギャバン』(1982年)から『テツワン探偵ロボタック』(1998年)までの17作品がメタルヒーローとされている[1]が、その一方で『ビーファイターカブト』までの作品とは作風が異なる『ビーロボカブタック』および『テツワン探偵ロボタック』をメタルヒーローに含まないという考えも、1つの見方として定着している[2]。また、一部の作品のヒーローは金属質とは言い難いボディを持っており、その1つである『ジライヤ』に関しては過去にバンダイから販売されたメタルヒーローの総集編ビデオにも収録されないなど、一時期はメタルヒーローとして扱われなかったこともある。また、一部の特撮ファンの間では『人造人間キカイダー』及び『キカイダー01』もメタルヒーローシリーズに加えるべきだという意見もある。

シリーズ初期の数年間は、ウルトラシリーズ(円谷プロ)や仮面ライダーシリーズ(東映)など有力な特撮作品が休止されていた時期と重なっている。また、それら旧来の特撮作品や、継続中だったスーパー戦隊シリーズ(東映)とは差別化されたヒーロー像を構築していた。それらのことから、一時期は多くのファンを獲得し、日本の特撮ヒーロー番組を代表するシリーズの1つとしての認知度は高い[3]。また当シリーズ開始と共に東映不思議コメディーシリーズ(当時は『ロボット8ちゃん』)がスタートした。

世界観[]

前述のようにシリーズ全体に共通する要素は少ないが、その一方でいくつかの作品では世界観の共有も見られる。その代表的なものが「宇宙刑事シリーズ」(「宇宙刑事三部作」)と「レスキューポリスシリーズ」と「ビーファイターシリーズ」の3つである。宇宙刑事シリーズでは前作主人公などのゲスト出演程度であったが、『特急指令ソルブレイン』は『特警ウィンスペクター』の、『ビーファイターカブト』は『重甲ビーファイター』の正式な続編として制作されており、世界観の共有もより緊密なものとなっていた。

また世界観の共有こそ明言されていないものの、シリーズ中の異なる作品の登場人物が競演することもある。代表的なものとしては『機動刑事ジバン』の31話に登場した山地学(『世界忍者戦ジライヤ』)や、『重甲ビーファイター』の最終回特番(52話と最終話)にて競演を果たした『ブルースワット』と『特捜ロボ ジャンパーソン』どが挙げられる。

テレビシリーズ[]

放送話数および通算回数はレギュラーシリーズのみのカウントとし、特別編は別カウントとする。※印は「コミカルチェンジロボ」関連作品でもある。

  1. 宇宙刑事ギャバン(1982年3月5日 - 1983年2月25日、全44話)
  2. 宇宙刑事シャリバン(1983年3月4日 - 1984年2月24日、全51話・通算95回)
  3. 宇宙刑事シャイダー(1984年3月2日 - 1985年3月8日、全48話・特別編1話・通算143回)…本編最終話の翌週に特別編を放送
  4. 巨獣特捜ジャスピオン(1985年3月15日 - 1986年3月24日、全46話・通算189回)
  5. 時空戦士スピルバン(1986年4月7日 - 1987年3月9日、全44話・通算233回)
  6. 超人機メタルダー(1987年3月16日 - 1988年1月17日、全39話・通算272回)
  7. 世界忍者戦ジライヤ(1988年1月24日 - 1989年1月22日、全50話・通算322回)
  8. 機動刑事ジバン(1989年1月29日 - 1990年1月28日、全52話・通算374回)
  9. 特警ウインスペクター(1990年2月4日 - 1991年1月13日、全49話・通算423回)
  10. 特救指令ソルブレイン(1991年1月20日 - 1992年1月26日、全53話・通算476回)
  11. 特捜エクシードラフト(1992年2月2日 - 1993年1月24日、全49話・通算525回)
  12. 特捜ロボ ジャンパーソン(1993年1月31日 - 1994年1月23日、全50話・通算575回)
  13. ブルースワット(1994年1月30日 - 1995年1月29日、全51話・通算626回)
  14. 重甲ビーファイター(1995年2月5日 - 1996年2月25日、全51話・特別編2話・通算677回)…本編最終話の翌週から2週連続で特別編を放送
  15. ビーファイターカブト(1996年3月3日 - 1997年2月16日、全50話・通算727回)
  16. ビーロボカブタック(1997年2月23日 - 1998年3月1日、全52話・通算779回)※
  17. テツワン探偵ロボタック(1998年3月8日 - 1999年1月24日、全45話・通算824回)※
  • シリーズ通算824回放送(特別編3回)。

放送時間[]

当初は毎週金曜日19時台後半のゴールデン枠に放映されていたが、シリーズ第4作である『巨獣特捜ジャスピオン』以降複数回にわたって放送時間枠が変更され、シリーズ第8作の『機動刑事ジバン』の途中で日曜日8時台前半の朝枠に落ち着いた。

翌週に特別番組などが割り込む場合、ゴールデン枠放送時代のキー局及び同時ネット地域では、次回予告をせずその特別番組の番宣を流し、特別番組放送時に次回予告を流している。朝枠放送時代及び遅れネット地域では割り込みがあっても基本的にそのまま次回予告を流している。

朝枠に移動する時期前後、一部地域では、ローカル番組編成のため、遅れネットとなったり、未放送になったりする局も発生していた(詳細)。関西地区(ABCテレビ)では朝枠に移行後の『世界忍者戦ジライヤ』以後、全国高校野球選手権大会中継の影響で、年1 - 2話分が未放映のままになるという状況が1999年度まで続いた。

放送時間枠の変遷[]

  • 1982年3月5日(ギャバン第1話・通算第1回) - 1985年12月27日(ジャスピオン第34話・通算第177回)…毎週金曜19:30 - 20:00
  • 1986年1月6日(ジャスピオン第35話・通算第178回) - 1987年9月14日(メタルダー第24話・通算第257回)…毎週月曜19:00 - 19:30
  • 1987年10月4日(メタルダー第25話・通算第258回) - 1989年3月26日(ジバン第9話・通算第331回)…毎週日曜9:30 - 10:00
  • 1989年4月2日(ジバン第10話・通算第332回) - 1999年1月24日(ロボタック最終話・通算第824回)…毎週日曜8:00 - 8:30

ネットしていた局[]

系列は放送当時のもの。

放送対象地域放送局系列備考
関東広域圏テレビ朝日テレビ朝日系列制作局
北海道北海道テレビ
青森県青森放送青森朝日放送日本テレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1991年9月まで1991年10月開局から
岩手県IBC岩手放送岩手朝日テレビTBS系列テレビ朝日系列1996年3月まで[4]1996年10月開局から[5]
宮城県東日本放送テレビ朝日系列
秋田県秋田放送秋田朝日放送日本テレビ系列テレビ朝日系列1992年9月まで1992年10月開局から
山形県山形放送山形テレビ日本テレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1993年3月まで1993年4月のFNSからANNへのネットチェンジから[6]
福島県福島放送テレビ朝日系列
山梨県山梨放送テレビ山梨日本テレビ系列TBS系列1990年3月まで1990年4月から
新潟県新潟総合テレビ新潟テレビ21フジテレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1983年9月まで1983年10月開局から
長野県テレビ信州長野朝日放送テレビ朝日系列
日本テレビ系列テレビ朝日系列
1991年3月まで1991年4月開局から
静岡県静岡朝日テレビテレビ朝日系列旧:静岡けんみんテレビ[7]
中京広域圏名古屋テレビ現:メ〜テレ
富山県北日本放送チューリップテレビ日本テレビ系列TBS系列『宇宙刑事ギャバン』のみ放送1997年から
石川県北陸放送石川テレビ北陸朝日放送TBS系列フジテレビ系列テレビ朝日系列1985年9月まで1985年10月から1991年9月まで1991年10月開局から
福井県福井放送日本テレビ系列
テレビ朝日系列
1989年3月までは日本テレビ系単独加盟局
近畿広域圏朝日放送テレビ朝日系列[8]
鳥取県・島根県山陰放送TBS系列
広島県広島ホームテレビテレビ朝日系列
山口県テレビ山口山口放送山口朝日放送TBS系列
フジテレビ系列日本テレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1985年3月まで1985年4月から1993年9月まで1993年10月開局から
徳島県四国放送日本テレビ系列
岡山県・香川県瀬戸内海放送テレビ朝日系列
愛媛県愛媛放送愛媛朝日テレビフジテレビ系列テレビ朝日系列現:テレビ愛媛
1995年3月まで[9]1995年4月開局から
高知県高知放送テレビ高知日本テレビ系列TBS系列1984年3月まで1984年4月から[10]
福岡県九州朝日放送テレビ朝日系列
長崎県長崎放送長崎文化放送TBS系列テレビ朝日系列1990年3月まで、一部未放送の作品あり1990年4月開局から
熊本県テレビくまもと熊本朝日放送フジテレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1989年9月まで1989年10月開局から
大分県テレビ大分大分朝日放送フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1993年9月まで1993年10月開局から
宮崎県テレビ宮崎フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
一部作品のみ放送
鹿児島県鹿児島テレビ鹿児島放送フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列テレビ朝日系列
1982年9月まで1982年10月開局から
沖縄県沖縄テレビ琉球朝日放送フジテレビ系列テレビ朝日系列1987年3月打ち切り[11]1995年10月開局から

シリーズ関連作品[]

TVスペシャル[]

劇場版[]

東映まんがまつり枠イベント用3D映画作品
  • 東映ヒーロー大集合(1994年公開)『ブルースワット』、『ジャンパーソン』の新規映像と『スーパー戦隊ワールド』の流用映像。
東映スーパーヒーローフェア枠

これらの作品は、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」に収録されている。ちなみに、メタルダーとビーファイターについても、TVシリーズのDVD(いずれも最終巻)の映像特典に収録されている。シャイダーの劇場版2作については、TVシリーズのDVDでは未収録だったので同BOXにて初収録となった。

ビデオ作品[]

  • ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!(1998年3月21日発売)ブルービート&BFカブトがゲスト出演
  • テツワン探偵ロボタック&カブタック 不思議の国の大冒険(1999年3月21日発売)[12]

海外作品[]

海外リメイクとして放映された。

  • ヴァーチャル戦士トゥルーパーズ - メタルダー(シャイダー)、スピルバン出演
  • ビートルボーグ - ビーファイター出演
  • パワーレンジャー フォーエバー・レッド - ブラックビート他が敵としてゲスト出演。

ゲーム[]

LSI電子ゲーム[]
  • ポケットクラブP-1ミニ ウインスペクター 出動!三戦士
  • ポケットクラブP-1ミニ 特救指令ソルブレイン いそげ!ソルブレイン
  • ポケットクラブP-1ミニ 特捜エクシードラフト 戦え!ドラフトレッダー
  • ポケットクラブP-1ミニ 特捜ロボシャンパーソン 爆裂!ジャンデジック
  • ポケットクラブP-1ミニ ブルースワット 怒りのディクテイター
テレビゲーム[]

特に表記していないものはバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルと旧バンプレストレーベル)の発売である。

  • SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団(ファミリーコンピュータ、1990年7月7日発売)- シャイダー、メタルダー、ジバン登場。
  • 特救指令ソルブレイン(ファミリーコンピュータ、1991年10月26日発売、エンジェル)
  • 超合金セレクション(プレイディア、1995年10月20日発売 発売はバンダイ)
    • データベースソフト。当シリーズではギャバンとジャスピオンの玩具と当時のCMを収録(シャリバン.シャイダー.スピルバン.メタルダーは未収録)。
  • AZITO2(プレイステーション、1998年10月15日発売)
  • スーパーヒーロー作戦(プレイステーション、1999年1月28日発売) - ギャバン、シャリバン、シャイダー、メタルダー登場。
  • クイズキャラおけドン!東映特撮ヒーローPART1(プレイステーション、1999年7月15日発売) - 東映制作の特撮ヒーロー(スーパー戦隊シリーズや一部の作品を除く)をベースにしたクイズゲーム。当シリーズは『メタルダー』と『ジライヤ』を収録。
    • クイズキャラおけドン!東映特撮ヒーローPART2(プレイステーション、1999年10月21日発売) - クイズゲーム続編。当シリーズは上記2作品の収録済みを除く『ギャバン』〜『スピルバン』、『ジバン』〜『ロボタック』を収録。
  • アジト3(プレイステーション、2000年2月17日発売)
  • スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望(プレイステーション、2000年11月22日発売)
  • スーパー特撮大戦2001(プレイステーション、2001年9月6日発売)
  • 宇宙刑事魂(プレイステーション2、2006年5月25日発売)
    • お宝映像モードに『ギャバン』を除く上記未収録だった『シャリバン』と『シャイダー』の玩具CMを収録。
トレーディングカードゲーム[]
  • 宇宙刑事列伝(本商品のみカードダスマスターズ)
  • スーパーヒーロー戦線 スクランブルデュエル
  • レンジャーズストライク
パチスロ[]
  • パチスロ宇宙刑事ギャバン(銀座)

漫画作品[]

  • 宇宙刑事ギャバン - のなかみのる
    • 宇宙刑事シャリバン - のなかみのる
    • 宇宙刑事シャイダー - のなかみのる
    • 巨獣特捜ジャスピオン - のなかみのる
    • ブルースワット - のなかみのる
  • 重甲ビーファイター - Moo.念平
    • ビーファイターカブト - Moo.念平

小説[]

  • 宇宙刑事シャイダー 挑戦者時空を越えて(ゲームブック)

映像ソフト化[]

メタルヒーロー生誕20周年を記念し、2002年より本シリーズのDVDが不定期にリリースされている。そのため2004年度のリリースは一切なかった。これまでに『宇宙刑事ギャバン』から『ビーファイターカブト』が発売されている。

  • 上記のDVDの内、『宇宙刑事ギャバン』から『超人機メタルダー』はレンタルDVDがリリースされている。
  • 『超人機メタルダー』は当初DVD-BOXのみの発売だったが、後に単巻としても発売された。
  • リリースは原則として作品順ではあるが『時空戦士スピルバン』の次に『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』、『機動刑事ジバン』の次に『特捜ロボ ジャンパーソン』がリリースされるなど例外もある。

オリジナルサウンドトラック化[]

2004年と2005年に『ギャバン』から『エクシードラフト』の音楽集が再発売されている。メタルヒーロー20周年として2002年12月に『宇宙刑事ギャバン オリジナルサウンドトラック』が発売され、2006年10月にも再発売した。以降、『宇宙刑事シャリバン オリジナルサウンドトラック』『宇宙刑事シャイダー オリジナルサウンドトラック』『超人機メタルダー オリジナルサウンドトラック』『特警ウインスペクター オリジナルサウンドトラック』『特救指令ソルブレイン オリジナルサウンドトラック』『特捜エクシードラフト オリジナルサウンドトラック』のアルバムが発売された。アルバム内で、『ギャバン』は「ベストヒット曲集」、『シャリバン』は「デジタルトリップ 宇宙刑事シャリバンシンセサイザーファンタジー」、『シャイダー』では「宇宙刑事グラフィティ 総集編」をそれぞれ完全復刻で収録されている。

その他[]

  • 第一作目『宇宙刑事ギャバン』の変身コール「蒸着」は実在する加工技術である。金属をプラスチック等の表面に定着させるもので、スーツ作成時の技術がそのまま変身コールになったとされ、まさしくメタルヒーローを的確に表す用語である。続く『シャリバン』の「赤射」、『シャイダー』の「焼結」も関連用語である。スーツが送られてきて変身するのは『光速エスパー』や『スペクトルマン』でも一足早く行われていた。
  • シリーズの特徴のひとつ『レーザーブレード』を映像表現する際、いくつかある撮影法の一つに蛍光灯を使用した立ち回りがある。文字通り点灯させた蛍光灯を光の剣に見立てて振り回すというもので、当然つばぜり合いどころか何かにぶつけただけでも割れてしまうため、振り回すヒーロー側の演者と受ける怪人側の演者、双方の連携が必須の高度な技術であると言える。『ウルトラマン 特撮99の謎』(赤星政尚:著)では「さすがはJAC(現・JAE)だ、素人がマネをしたら確実に割れてしまう」と評されていた。なお、立ち回り以外にもグラビア撮影やスチール写真でも蛍光灯レーザーブレードが使用されることがあり、スーパー戦隊でも『超電子バイオマン』のスチール(光るバイオソ-ド大剣タイプ)に使用されたことがある。
  • インターネットの映像配信サイトである「東映特撮BB」では『ビーファイターカブト』が順次配信されている。また、「東映特撮BBアーカイブス」では『超人機メタルダー』、『世界忍者戦ジライヤ』、『重甲ビーファイター』が配信されている。
  • 2011年8月より、「東映特撮 YouTube Official」にて『宇宙刑事ギャバン』、『機動刑事ジバン』が順次配信されている。
  • 『スーパー戦隊シリーズ』30作記念として発売されたカードゲーム『レンジャーズストライク』に、ユーザーからの要望によって2008年より本シリーズが参戦した。なお、2007年には『仮面ライダーシリーズ』も参戦している。本シリーズでは「スペシャルメタルエディション」であり通称は「メタル」という。戦隊やライダーとは異なり特別編として発売されたが、2009年以降は「クロスギャザー」シリーズとして統合される。
  • 本シリーズのOP/ED映像は、DVD「東映TV特撮主題歌大全集」に収録されている。当シリーズはVol.2に『宇宙刑事ギャバン』と『宇宙刑事シャリバン』、Vol.3に『宇宙刑事シャイダー』から『特救指令ソルブレイン』、Vol.4に『特捜エクシードラフト』から『テツワン探偵ロボタック』が収録されている。特典映像のOP/EDバリエーションは、『シャイダー』49話(特別編)のOP、EDの他、『ビーファイターカブト』から『ロボタック』の最終話のEDが収録されている。なお、当初は『シャリバン』の9話以降のOP別バージョンも予定だったが未収録となっている。
  • 矢島信男は『宇宙刑事ギャバン』から『特捜ロボ ジャンパーソン』まで特撮監督を務めたが、『世界忍者戦ジライヤ』ではスタッフに参加していない。『ジライヤ』では武芸考証が特撮監督にあたり、戸隠流忍術三十四代目継承者である初見良昭が武芸考証を務めた。

歴代プロデューサー[]

  • 東映
    • 吉川進(初代/ギャバン - ジバン)
    • 折田至(同上)
    • 堀長文(二代目/ジバン - ビーファイター)
    • 日笠淳(三代目/ビーファイター - ロボタック)
  • テレビ朝日
    • 碓氷夕焼(初代/ギャバン - メタルダー)
    • 小関明(メタルダー)
    • 宇都宮恭三(メタルダー - エクシードラフト)
    • 梶淳(ソルブレイン - BFカブト)
    • 岩本太郎(BFカブト)
    • 上田めぐみ(BFカブト - ロボタック)

スポンサー(歴代含む)[]

  • バンダイナムコグループ
    • バンダイ(1983年4月 - 1998年。1982年のシリーズ黎明期より終了まで一貫して登板。)
    • ポピー(1982年 - 1983年3月の宇宙刑事シャリバンまで)
    • バンプレスト(1997年のビーロボカブタックのみ。関連グッズの製作を手がけていた。同社制作のゲーム「コンパチヒーローシリーズ」などにもキャラが登場するも、「ウルトラ」「ライダー」両シリーズと比較すると使用頻度は圧倒的に少ない。)
    • セイカノート(1985年 - 1997年)
  • ショウワノート(1982年 - 1984年、1998年)
  • 丸大食品(1985年 - 1999年。 巨獣特捜ジャスピオン以降の子ども向けソーセージなどのキャラクター商品が発売された。)
  • 東映ビデオ
  • 日本コロムビア
  • 講談社
  • 小学館(1983年、1990年 - 1999年)
  • 徳間書店
  • アキレス(1985年 - 1993年)
  • アサヒコーポレーション(1994年 - 1998年)
  • 東宝東和(1983年、1986年)
  • 味覚糖(不明)
  • ロッテ(1985年 - 1996年)
  • サッポロ一番(1985年 - 1994年)
  • 日本ケロッグ(1985年 - 1998年)
  • ナガサキヤ(1988年 - 1997年、現:タカラトミーアーツ)
  • フルタ製菓(1994年 - 1998年)
  • イトーキ(1985年、1990年)
  • ロート製薬(1986年、1989年、1991年)
  • 小泉産業(1993年 - 1997年)
  • モリリン(1991年 - 1998年)
  • チロルチョコ(1994年 - 1998年)
  • アート引越センター(1985年の巨獣特捜ジャスピオンのみ)
  • ハドソン(1986年の時空戦士スピルバンのみ)
  • サントリー(1992年の特捜エクシードラフトのみ)
  • おやつカンパニー(1993年の特捜ロボ ジャンパーソンのみ)
  • キングレコード(1994年のブルースワットのみ)
  • タケダ・フード(1994年のブルースワットのみ)
  • 小森樹脂(弁当箱など食器系メーカー)
  • コネックス(1995年10月 - 1996年2月。スポンサーとしてはバンダイと同等扱いとされ、週によっては筆頭としてクレジットされていた。)

掲載展開[]

子供向け
  • テレビマガジン(1982年3月号 - 1999年2月号)
  • おともだち(1982年3月号 - 1999年2月号、1990年以降はノンクレジット)
  • たのしい幼稚園(1982年3月号 - 1999年2月号)
  • テレビランド(1982年2月号 - 1997年2月号)
  • 冒険王(1982年3月号 - 1983年4月号)→TVアニメマガジン(同年5月号 - 1984年3月号)
  • てれびくん(1983年3月号 - 1984年3月号、1990年2月号 - 1999年2月号)
  • 小学館学習雑誌(1983年、1995年 - 1998年)
    • 幼稚園(1995年3月号 - 1999年2月号)

脚注[]

  1. 17作品の正副主題歌が収録されている「Shining Spirits 〜メタルヒーロー全主題歌集〜」や、同様にこれらの作品を網羅したムック「宇宙刑事年代記」(徳間書店刊)などは、この公式見解に基づいたものとなっている。カードゲームレンジャーズストライクでも、その括りでメタルヒーローシリーズの参戦が果たされている。
  2. 宇宙刑事シリーズの公式書籍「宇宙刑事大全」における、『カブタック』の前作『ビーファイターカブト』が最後のメタルヒーローという記述など。
  3. 実質、このシリーズ以降に製作された特撮ヒーロー作品では同じ東映の「超光戦士シャンゼリオン」や平成仮面ライダーシリーズの一部及び、他社作品にはこのシリーズで確立した強化服を纏うヒーロー像が踏襲されており、現代特撮ヒーローのスタンダードともいえる。
  4. 重甲ビーファイター』まで放送。
  5. ビーファイターカブト』は第31話から放送。第1話から第30話までは岩手県では未ネット。
  6. フジテレビ系時代からの自社製作番組『提言の広場』を放送している関係で遅れネット。この措置は『仮面ライダーディケイド』を放送していた2009年3月まで続いた
  7. 日曜8時00分は「住まいの110番」を放送のため1週遅れで日曜7時30分〜8時00分に放送していた。(この措置は2009年の『仮面ライダーディケイド』の途中まで続いた)
  8. 日曜朝9:30枠に移行後、夏の高校野球中継と重なった日は、試合当日の放送を休止。別時間帯での振り替え放送も行われず、名実ともにその回の放送が飛ばされていた。当該放送の振り替え放送が実施されるようになったのは、2000年の『仮面ライダークウガ』からである。
  9. 宇宙刑事シャリバン』で一旦打ち切り。しばらく本シリーズは放送されなかった(少なくとも、『超人機メタルダー』までは放送されていない)。
  10. ただし、1998年3月から同年7月までの間は打ち切っていた
  11. 時空戦士スピルバン』まで放送。
  12. 1999年にこの流れで『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』が発売されている。

関連項目[]

  • 特撮テレビ番組一覧
  • テレビ朝日番組一覧
  • ニチアサキッズタイム
  • アサツー ディ・ケイ
  • バンダイ
  • 丸大食品
  • 日本コロムビア
  • 東映ビデオ

外部リンク[]

  • 東映オフィシャルサイト-メタルヒーロー|東映特撮BB
  • 東映特撮YouTube official
・話・編・歴
メタルヒーローシリーズ
作品(1980年代)
作品(1990年代)
制作
テレビ朝日 - アサツー ディ・ケイ(旭通信社、ASATSU) - 東映
関連
八手三郎 - VR Troopers - ビートルボーグ - 宇宙刑事魂 - コンパチ - 大集合 - 怪人大図鑑 - 特撮大図鑑 - レンスト - 超全集 - マスコレ - ニチアサ - 平成仮面ライダーシリーズ - ゴーカイジャーVSギャバン


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『宇宙刑事ジェバン(うちゅうけいじジェバン)』は、2016年2月5日より、テレビ朝日系列で毎週金曜19:30 - 25:00(JST)に放送されている、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場する...

大甲神カブテリオス

大甲神カブテリオス(だいこうじんカブテリオス)は、『ビーファイターカブト』に登場する巨大戦力(超巨大兵)。概要[]甲神封印剣アストラルセイバーで召喚され、カブトが一体化して戦う全長300メートル[1]...

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叶和貴子

叶和貴子(かのう わきこ、本名:高松和貴子、1956年4月23日 - )は、北海道函館市生まれの女優。出演作品[]テレビ[]『宇宙刑事ギャバン』(1982年 - 1983年、東映・テレビ朝日) ミミー...

レッドル

レッドルは、ビーファイターシリーズに登場する強化服。概要[]羽山麗(後に高取舞)が重甲するインセクトアーマー。カブトムシ(メス)の昆虫の精が宿っている。三体のアーマーのうち、特に敵の分析能力に優れてお...

レッドジャイロ

レッドジャイロは、ビーファイターシリーズに登場するマシン。概要[]レッドルが乗るジャイロジェット(ビートマシン)。最高速度は通常時は時速280km、ブースター使用時はマッハ1.2。レッドパルサー、ジャ...

メタルヒーローシリーズ

メタルヒーローシリーズは、1982年3月から1999年1月までの17年にわたってテレビ朝日系列で放送された、東映制作の特撮ヒーローアクションドラマシリーズ。目次1 概要2 世界観3 テレビシリーズ4 ...

メガヘラクレス

メガヘラクレスは、ビーファイターシリーズに登場するマシン。概要[]6脚で歩行するヘラクレスオオカブト型の巨大マシン(スーパービートマシン)。他のビートマシンの3倍以上の大きさからスーパービートマシンと...

ムカイダーK3

ムカイダーK3は、ビーファイターシリーズに登場した強化服。概要[]ビーファイターの前身プロトアーマーを、向井健三博士が選ばれた者以外でも戦えるよう密かに開発を進め、ビーファイターが危機に陥った際に、向...

ブルービート

ブルービートは、ビーファイターシリーズに登場する強化服。概要[]甲斐拓也が重甲するインセクトアーマー。カブトムシ(オス)の昆虫の精が収縮されており三体のアーマーの中で最もパワーに優れる。メインカラーは...

ビーロボカブタック

テンプレート:Pathnavメタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月第16作ビーロボカブタック1997年2月- 1998年3月第17作テツワン...

ビーファイターシリーズ

メタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第14作重甲ビーファイター1995年2月- 1996年2月第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月ビーファイターシリーズは、1995年(平成7...

ビーファイターカブト

テンプレート:Pathnavメタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第14作重甲ビーファイター1995年2月- 1996年2月第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月第16作ビーロボ...