メタルヒーローシリーズ_Wiki
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メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第14作 | 重甲 ビーファイター | 1995年2月 - 1996年2月 |
第15作 | ビーファイター カブト | 1996年3月 - 1997年2月 |
第16作 | ビーロボ カブタック | 1997年2月 - 1998年2月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組
『ビーファイターカブト』は、1996年(平成8年)3月3日から1997年(平成9年)2月16日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビ番組、および主人公が変身するヒーローの名称。『メタルヒーローシリーズ』の第15作にあたる。
地球侵略を企んだ異次元侵略軍団ジャマールは重甲ビーファイターの活躍によって壊滅し、地球は平和を取り戻した。しかし5年後、ジャマールに代わる新たな悪の軍団メルザード一族が2億年の眠りから覚め、絶滅した生物を怪人として甦らせ、地球上を侵略し始めた。地球上に生きる命を守るため、今また新たな3人のビーファイターが誕生した。2億年に渡る光と闇の戦い「超次元昆虫伝説」に終止符を打つため、光の戦士たちが結集する!
前作『重甲ビーファイター』の好評を受け、本作品はその正式な続編として制作された。タイトルのヒーロー名を引き継いでの続編は、シリーズ中では本作品が唯一である。主人公が高校生であり、「若さ」や「青春」といった要素、正義側の日常生活や学校生活が物語に描かれている点もシリーズの中では特徴的となっている。
企画時のネーミングは「ビーファイター2」。前作で「ビーファイター」とは集団ヒーロー名を指す言葉だったが本作では個人ヒーローの名前になっている。本作は集団ヒーローであるがそれを指す言葉は特にない。
前作のビーファイターのスーツが、随所にメカを織り交ぜた左右非対称のデザインなのに対して、本作品に登場するビーファイターは、複雑な造形を廃したシンプルでよりヒーロー然としたデザインとなっている。敵に対しては前作の敵が比較的人間性を帯びていた者が多かったのに対し、本作品の敵であるメルザード一族はいずれも冷酷で非情な存在と、徹頭徹尾悪役として描写されている。その他、各ビーファイターや武器の名称に日本語が使われていたりと、子供に分かりやすく、前作以上に低年齢層向けとしての側面が強調されている。
中盤からは前作の初代ビーファイターと老師の登場、敵味方を問わず登場した新たなビーファイターの攻防戦、巨大ロボットの総力戦で、物語の展開を盛り上げた。
しかし商業的には前作に及ばず[1]、次回作では従来のバトルアクション路線からの大きな方向転換を余儀なくされた。プレックスのデザイナーによると、後番組は本作の続編の「シーファイター」が提案されていたようだが、その話も立ち消えとなり、最終的にはカブタックになったとのことである。ちなみに、中盤に登場した「カブテリオス」の売り上げは、好調な売れ行きを果たした。
なお、秋田英夫ほかによる『宇宙刑事大全 ギャバン・シャリバン・シャイダーの世界』(双葉社、2000年)には本作品が最後のメタルヒーローと記述されているが、「悪の犯罪組織、犯罪者たちと戦う正統的ヒーロー」としての「最後」という意味であり、広義の「メタルヒーロー」としては後続番組の『ビーロボ カブタック』や『テツワン探偵ロボタック』も含まれる。
プロデューサーは堀長文が『刑事追う!』を担当するためにシリーズを降板、正式に日笠淳がチーフとして就任した。
ライターの宮下隼一や鷺山京子は前作から続投だが、鷺山は本作品を最後に東映特撮から卒業している。他のローテーションライターも、扇澤延男、小林靖子など前作と同じ顔ぶれが揃った。
監督陣は前作から引き続き続投の三ツ村鐵治と金田治に加え、東條昭平がスーパー戦隊シリーズより移動しメイン監督として指揮を執る。このうち東條、三ツ村の両名が、本作品を最後にテレビ作品の演出から退くことになった。また前作まで助監督兼任だった石田秀範が本作品より正式にローテーション入りを果たし、最終話を担当するなどの活躍を見せる。
音楽は前作にて主題歌・挿入歌の作編曲の殆どを手がけた石田勝範が起用され、本作品では主題歌の編曲を手がけた川村栄二と入れ替わる形となった。また本作品の主題歌はそれまでスーパー戦隊シリーズに参加していた樫原伸彦が手がけた他、挿入歌には前作の主題歌を担当した石原慎一や遠藤正明が担当している。
また『宇宙刑事ギャバン』からメタルヒーローシリーズで一貫してメインの撮影技師を務めてきた浄空(瀬尾脩)は本作の第41話を最後にシリーズを降板し、後進に道を譲っている。
次作『ビーロボカブタック』のオリジナルビデオ作品『クリスマス大決戦!』では、ビーファイターカブトが『ビーファイター』のブルービートと共にゲスト出演しており、声も本編同様に中里栄臣が担当している。ただしビーファイターカブト本人が登場した訳ではなく、同じく顔出しで出演している中里も、「鳥羽甲平」役としての出演ではない。
第6話から、同時期に放映された『激走戦隊カーレンジャー』と共にテレシネ方式が「ファインネガビデオシステム」に変更され、完パケ仕様もフィルムからVTRに変更された[2]。それと同時にOP・ED・予告のみ、シリーズ初のステレオ放送となった[3]。
『宇宙刑事ギャバン』以来、長年最終回のEDは通常と同じものだったが、本作品では最終回のEDを本編と一体化させており、曲もOP曲のフルコーラスが使用された。スーパー戦隊シリーズでは既に定着していた方式であるが、本シリーズでは初の試みである。
2008年10月から2009年4月まで、東映チャンネルの「GO!GO!ヒーローズ」枠にてニューマスター版の放送が行われた。
初代ビーファイターの戦いの後、アースアカデミアはコスモアカデミアに発展拡大し、未知の敵に備えさらに強化された3人のビーファイターが誕生した。初代同様、ネオインセクトアーマーは命と心を持ち、ビーファイターとなるべき人間を自ら選ぶ。
ビーファイター本作品における主人公チーム。変身アイテムコマンドボイサーにより「超重甲!!」のキーワードと共に強化服ネオインセクトアーマーを装着する。武器は多機能銃インプットカードガン。また、それぞれフィニッシュウェポンと呼ばれる槍型の必殺武器を持つ。
鳥羽 甲平(とば こうへい)/ビーファイターカブト (01-50)弱冠17歳のスポーツ万能な熱血高校生。シスコンで妹のゆいに頭が上がらないが、人一倍以上に彼女を心配している。攻撃力、防御力共に3体中最高の、金基調のカブトムシ型ネオインセクトアーマーを纏い、カブトランサーを武器とする。必殺技はライナーブラスト。新ビーファイターの参戦後、ヤンマ不在時には彼の武器であるトンボウガンを使用するようになる。また、インプットカードガンにトンボウガン、ブライトポインター、セミッションマガジンを合体させた、カブトにしか扱えない最強銃インプットライフルを得て戦力増強を果たした。戦闘能力は高く、幹部を一騎討ちで倒すことが多く、ビーザックとキルマンティスを2人同時に倒したことがある。高校生であるゆえの子供っぽいところや苦労も多く、戦闘続きで出席日数が足りなくなったり、授業中に出動要請の通信が入ったりした(盛大にアラームが鳴り、皆の注目を集めた。その際甲平は「妹にポケベル持たされちゃって」とごまかしていた)こともあった。ちなみに彼がビーファイターであることは、学校関係者は誰も知らない[4]。橘 健吾(たちばな けんご)/ビーファイタークワガー (01-50)22歳。3人の中の参謀格。年長者で冷静な性格から、感情的になりやすい甲平と蘭を宥めることもしばしば。必死に訓練を積み重ねてまで自分がカブトアーマーに選ばれることを望んだ為、最初は甲平が選ばれたことを快く思っていなかったが、ゆいとの出会いでクワガーとしてやるべきことの重大さを知ることになる。空手の達人でもあり師範代もこなすほどの腕前である。しかし、カブトと比べると幹部との一騎討ちでは敗北が多い。黒基調のクワガタ型ネオインセクトアーマーを纏い、クワガーチョッパーを武器とする。必殺技はグラビティークラッシュ。後にビーファイターミンからセミッションマガジンを譲り受けて戦力増強を果たした。鮎川 蘭(あゆかわ らん)/ビーファイターテントウ (01-50)18歳の天才プログラマーで実家は老舗の温泉旅館。自信家で感情的になりやすい性格から、人の忠告が素直に受け入れられない面がある。紫基調のテントウムシ型ネオインセクトアーマーを纏い、テントウスピアーを武器とする。必殺技はクロスウェイスライサー。後にビーファイターゲンジからブライトポインターを譲り受けて戦力増強を果たした。後にフリオに好意を持つようになった。三味線が得意。新ビーファイター (28-50)昆虫パワーの結晶体インセクトメダルの力を得たビーファイター。上記3人とは変身アイテムが異なる他、共通装備を持たない分、個々の特性に合わせた固有の装備を有する。
マック・ウィンディ/ビーファイターヤンマ (28-50)アメリカ人の高校生。蘭にスポーツ万能な点及び女好きで陽気な性格から「アメリカ版甲平」と評される。一見軽薄だが、ミスした時は陽気に振舞いつつ人知れずに己の不甲斐なさを恥じる一面を持つ。寿司が好物。トンボ型ネオインセクトアーマーを纏い、トンボウガン(ヤンマ本人不在時にはカブトも使用する)を武器とする風の戦士。登場当初は超重甲前後を通して吹き替えだったが、途中から超重甲前もルーベン本人が声を当てるようになり、超重甲後のみ吹き替えるようになった。フリオ・リベラ/ビーファイターゲンジ (30-50)南米アンデスの考古学者であるペルー人。ホタル型ネオインセクトアーマーを纏い、ライトニングキャノンを武器とする光の戦士。コンピューターを絶対視する蘭を諌めるため、最初は渡すことを躊躇っていたが、必要なことを知ったテントウにブライトポインターを授けた。李文(リー・ウェン)/ビーファイターミン (31-50)中国人教師。戦いを好まない性格だが、戦いを止めるために戦うことを決意している。セミ型ネオインセクトアーマーを纏い、ソニックプレッシャーやリンガーソードを武器とする音の戦士。クワガーにセミッションマガジンを授けた。特技は曲芸と料理。健吾と仲が良い。ソフィー・ヴィルヌーブ/ビーファイターアゲハ (32-50)フランス人の天才バイオリニスト。1979年5月10日生まれの17歳。チョウ型ネオインセクトアーマーを纏い、ブルームキャノンを武器とする花の戦士。甲神封印剣アストラルセイバーと意思を通わせ覚醒の手助けをした。甲平に思いを寄せている。彼女のみ、インプットライフルに装備を提供していない。初代ビーファイター (01, 25-27, 47)かつて異次元侵略者軍団ジャマールから地球の平和を守りぬいた伝説の戦士。ジャマールとの戦いの後、それぞれ世界各地のコスモアカデミア支部に転属されていたが、蠍を模ったインセクトメダルを回収すべく帰国・再会を果たす。回収こそ叶わなかったものの、甲平たちに新たなビーファイターの存在を伝えた。メガヘラクレスなどのマシンも健在。
甲斐 拓也(かい たくや)/ブルービート (01, 25-27, 35, 47)初代ビーファイターのリーダー。新ビーファイター計画の開発主任としてネオインセクトアーマーを開発した。普段はニューヨーク本部にいる。初登場時には眼鏡を着用していた。インセクトメダルを巡った戦いでは、カブトの戦いぶりから「人の命を守る者が自分の命を粗末にしてはいけない」ということを悟る。片霧 大作(かたぎり だいさく)/ジースタッグ (01, 25-27, 47)インセクトメダルを回収するため拓也・舞とともに帰国。普段は派遣員と言う肩書きでヨーロッパ支部にいる。現役の頃と違い、ボサボサ頭に無精髭というワイルドな雰囲気で登場。しかし舞からは「似合わない」とからかわれてしまい、次の登場時には髭を剃り、髪型も以前のものに戻していた。人懐っこい性格であり、ビーファイターの中で最年少である甲平を「坊主」と呼んでいる。鷹取 舞(たかとり まい)/レッドル (01, 25-27, 47)能天気な性格は相変わらずだが、先輩としての成長的部分が垣間見える。劇中では配属支部が言及されなかった。異次元侵略軍団ジャマール壊滅から5年後に現れたマザーメルザードとその子供たちで構成される悪の超軍団。2億年の眠りから目覚め、地球の全生命を抹殺すべく、地上を侵略する。巨大要塞・メルザードスを本拠地としている。
皇祖女帝マザーメルザード (1-49)メルザード一族の全能の神。様々な生物の化石を食べ、それを怪人として蘇生させ、産み落とす。両目から破壊光線を発射し、口から吐く光線で相手を胃袋に吸収する。一族の母に当たるが、一族にとっては親と言うより畏怖の対象となっている。非情な性格で、息子であるライジャやデズルに対しては兄弟愛は不要と説いており、劇中で1度だけ2人が手を組もうとした際には激怒する程、復活して怪人を産み出す能力を得た際は表面的に強化を喜びつつ内心では自分を脅かすのではと疎ましく考える。前作に登場したジャマール首領ガオームと同様に闇の意思の子孫であり、終盤にて闇の意思の後継者となる。最終決戦ではジャドーマザーラと呼ばれる姿へと変貌、巨大化した。恐竜武人ライジャ (1-27, 36-50)メルザード一族の長男。トリケラトプスの姿をしている武力派で、剣の使い手。インセクトメダルを巡る攻防で一度カブトに倒されたが、それと引き換えにメダルの確保に成功する。後に強化再生し、デズルと協力すれば新たな怪人を作れるようになった。メルザードの後継者争いでデズルとは不仲だが、一度復活前にデズルと手を組もうとして、それを知ったマザーメルザードの胃の中にデズル共々囚われ、争うことを強要されている節がある。パワーアップ後はカブトの新必殺技を破るほど強力になった。深海魚人デズル (01-31, 36-48)メルザード一族の次男。古代魚の姿をしたずる賢い頭脳派。ライジャが倒されてから間もなく、マザーメルザードの体内で自身の親衛隊のパワーとエネルギーを自らに移植してデズル・ザ・グレートとして生まれ変わるが、カブトニックバスターの一撃を受けて首から下を全て吹き飛ばされた。後にライジャとともに強化再生を果たし、首から下は胴体が無い手足のみの虫を思わせる多足型となるなど、強化再生前よりも大きく姿が変わっている。また強化されたことからくる自信からか、ライジャと共にメルザードとは独立した作戦行動に出るようになる。昆虫剣士ミオーラ (01-50)ライジャ親衛隊を率いる女戦士で、剣が武器。ライジャに心酔しており絶対の忠誠を誓う。カマキリの姿をしている。石貝侍従ドード (01-48)デズル親衛隊の隊長で、矢を使用する。アンモナイトの姿をしている。デズルをおだてており、狡猾だがどこか抜けている。「~でゲス」が口癖。メルザード怪人マザーメルザードが触手で捕食した絶滅種生物の化石から生み出された卵から誕生する怪人達。ライジャ配下の地上の生物型の怪人は「陸の兄弟」、デズル配下の水生生物型の怪人は「海の兄弟」と呼ばれる。倒されると爆発または消滅し、化石に戻って崩壊する。中盤からは、強化されたライジャとデズルによって強力な怪人・暗黒合成獣が作られるようになった。終盤では、闇の意思の後継者となったメルザードによってさらに強力な怪人・闇の波動の戦士が作られるようになった。カイザゾラーのように誕生条件が特殊な者もいる。親衛隊 (01-42)メルザード一族の戦闘員。ライジャ親衛隊はパキケファロサウルスやプテラノドン、ゴキブリの姿をしており、デズル親衛隊はエウステノプテロンやクラゲ、チョッカクガイの姿をしている。ビークラッシャー四鎧将 (28-35, 37-50)[]かつて自ら生まれ出でることを拒んだマザーメルザードの子達が、新ビーファイターと同様のインセクトメダルのパワーを元にした外骨格アーマー・テンプレート:要出典インセクトシェルに身を包んで誕生した邪悪な昆虫戦士。
猛毒鎧将デスコーピオン (28-35, 37-50)ビークラッシャーのリーダー。サソリの能力を持つ。右腕の鞭ポイズンアンカーには1ミリグラムで象を即死させる毒針を備える。左腕に装備するハサミスローターシザースは直径50cmの鉄柱も切り裂く。ジャンプ力は60m、走力は100mを2.3秒。正々堂々と騎士道精神に則った戦いを好むが、逆に戦い以外の生き方に興味を示さない。冷血鎧将ムカデリンガー (28-35, 37-49)ムカデの能力を持つ。全身に生えた棘を人間に刺し、自分の意のままに操る。巨大な槍ハンドレットフィーラーが武器。胸部より展開させた触手から数十万ボルトの高圧電流を放つムカデニックボムも強力。ジャンプ力は65m、走力は100mを2.3秒。短気で冷酷な性格で、目的のためなら仲間を見捨てることすらある。魔剣鎧将キルマンティス (28-35, 37-48)カマキリの能力を持つ。その装甲は相手の攻撃エネルギーをそのまま弾き返す事も可能。剣の達人で、2本の鎌状の剣フェリンガースナイプによる急降下斬りキラーハンズは、ネオインセクトアーマーの装甲を切り裂く威力を持つ。ジャンプ力は70m、走力は100mを2.2秒。切り刻むことに喜びを感じる。変幻鎧将ビーザック (25-35, 37-48)スズメバチの能力を持つ。変幻自在の変身能力の使い手で、「ビークラッシャー一の忍」の異名を持つ。姿を消す事も可能で、気配も消せる上に探知機でも発見されない。右腕の針ハードックショッカーで刺された者は、精神を破壊するほどの強烈な幻覚を見る。ジャンプ力は80m、走力は100mを1.7秒。よくドードをからかっている。超次元昆虫伝説とは、永きに渡る光の陣営と闇の陣営との戦いの記録である。ビーファイターとメルザードの戦いの背景とされ、そして初代ビーファイターとジャマールとの戦いの発端ともなっている。
遥か昔、高次元に生命と誕生を司る「光の意志」と、全てを破壊し無に帰す「闇の意志」の2つの意思があった。この2つの意思は2億年もの長きに渡って戦い続け、幾多の星がその犠牲となった。最終的にはカブテリオスとクワガタイタンが闇の意思を倒し、宇宙に平和がもたらされた。だが闇の意思は死に際に、自らの遺志を継ぐ破壊の存在として子孫を残していた。それが初代ビーファイターの仇敵ガオーム、そしてマザーメルザードである。一方で光の意志の陣営の子孫が現代に生きる昆虫たちとされ、そして光の意思を受け継ぐ現代の光の戦士が、老師やビーファイターなのである。
また、カブテリオスは闇の意志を倒した後、悪用を防ぐために光の意志により封印されたが、この封印として用いられたのが8つのインセクトメダルである。初代ビーファイターがジャマールを倒した際に次元が割け、そこから地球上にもたらされたメダルによって、4人の新ビーファイターと4人のビークラッシャーが生み出された。
従来のメタルヒーローシリーズに存在していたナレーターは本作品ではキャスティングされておらず(同時期に放送されていたスーパー戦隊シリーズ『激走戦隊カーレンジャー』も同様)、本編及び次回予告のナレーションを小山内勝役の山口良一が、サブタイトルの読みを主役3名がそれぞれ担当していた。終盤では甲平がナレーションをする回も多々あった。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場メルザード怪人、その他 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1996年3月3日 | 1 | 2代目は高校戦士 |
| 宮下隼一 | 東條昭平 |
1996年3月10日 | 2 | 三葉虫は放課後誘う |
| ||
1996年3月17日 | 3 | 目覚めよ!! 新(ネオ)マシン |
| 三ツ村鐵治 | |
1996年3月24日 | 4 | 誓え!! 熱きクワガタ | |||
1996年3月31日 | 5 | 大逆転去りゆく君へ |
| 扇澤延男 | 石田秀範 |
1996年4月7日 | 6 | 桜祭りで大乱戦!! |
| 浅香晶 | |
1996年4月14日 | 7 | 友に捧ぐ怒りの鉄拳 |
| 宮下隼一 | 東條昭平 |
1996年4月21日 | 8 | カブトついに退学!? |
| 小林靖子 | |
1996年4月28日 | 9 | 弟子入り落語怪物!! |
| 扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
1996年5月5日 | 10 | 対決格闘技マスター |
| 浅香晶 | |
1996年5月12日 | 11 | 涙の海を越えて撃て |
| 宮下隼一 | 金田治 |
1996年5月19日 | 12 | 謎?! 化石の夢幻迷宮 |
| 鷺山京子 | |
1996年5月26日 | 13 | チェンジ!! 爆走博士 |
| 浅香晶 | 石田秀範 |
1996年6月2日 | 14 | 罠の街消された悲鳴 |
| 小林靖子 | |
1996年6月9日 | 15 | 恐怖病棟に潜入せよ |
| 宮下隼一 | 東條昭平 |
1996年6月16日 | 16 | 救え学園祭アイドル |
| ||
1996年6月23日 | 17 | 戦う恋占い日記!! |
| 三ツ村鐵治 | |
1996年6月30日 | 18 | 絶滅花2億年の復讐 |
| 鷺山京子 | |
1996年7月7日 | 19 | 夏の彼女は人魚姫?! |
| 浅香晶 | 石田秀範 |
1996年7月14日 | 20 | 河童訪ねて三千里!! |
| 扇澤延男 | |
1996年7月21日 | 21 | 雨を呼べ泣き虫英雄(ヒーロー) |
| 小林靖子 | 東條昭平 |
1996年7月28日 | 22 | 轟く三味線炎の女将 |
| 宮下隼一 | |
1996年8月4日 | 23 | 誇りの荒野を走れ!! |
| 扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
1996年8月11日 | 24 | 夏休み!! 怪談教室 |
| 鷺山京子 | |
1996年8月18日 | 25 | 帰ってきたアイツ達 |
| 宮下隼一 | 金田治 |
1996年8月25日 | 26 | 悪夢!! BF対BF |
| ||
1996年9月1日 | 27 | 6大戦士絶体絶命 |
| ||
1996年9月8日 | 28 | 見参!! 風の昆虫戦士 |
| 東條昭平 | |
1996年9月15日 | 29 | 暴れん坊ムカデ将軍 | |||
1996年9月22日 | 30 | 輝けゲンジ大地の力 | 鷺山京子 | 石田秀範 | |
1996年9月29日 | 31 | 合体最強銃と哀戦士 |
| 扇澤延男 | |
1996年10月6日 | 32 | 響け美しき蝶の旋律(メロディ) |
| 浅香晶 | 三ツ村鐵治 |
1996年10月13日 | 33 | つかめ!! 伝説の神剣 | |||
1996年10月20日 | 34 | 制圧!? BF敗北の日 | 宮下隼一 | 東條昭平 | |
1996年10月27日 | 35 | 闇を裂け復活の巨神 | |||
1996年11月10日 | 36 | 卑劣!! 魔兄弟の逆襲 |
| 小林靖子 | 石田秀範 |
1996年11月17日 | 37 | 倒せ不死身の新怪人 |
| 鷺山京子 | |
1996年11月24日 | 38 | 悪夢のオオクワガタ |
| 宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
1996年12月1日 | 39 | 無惨!! BFが溶ける |
| 扇澤延男 | |
1996年12月8日 | 40 | 駆け抜けろ恋の迷宮 |
| 小林靖子 | 東條昭平 |
1996年12月15日 | 41 | ルール無用頂上決戦 |
| 浅香晶 | |
1996年12月22日 | 42 | カブトの月世界旅行 |
| 宮下隼一 | 石田秀範 |
1996年12月29日 | 43 | 闇の娘はBFキラー |
| 浅香晶 | |
1997年1月5日 | 44 | 悪魔少女来たりて… |
| 鷺山京子 | 三ツ村鐵治 |
1997年1月12日 | 45 | BF!! 歴史に挑戦 |
| 扇澤延男 | |
1997年1月19日 | 46 | 超重甲ストライキ! |
| 小林靖子 | 東條昭平 |
1997年1月26日 | 47 | BFの父 老師死す!! |
| 宮下隼一 | |
1997年2月2日 | 48 | BF基地(ビートルベース)大爆破?! |
| ||
1997年2月9日 | 49 | 地球滅亡の夜明け |
| 石田秀範 | |
1997年2月16日 | 50 | ラストバトル |
|
96年11月3日は駅伝の為休止。
重甲ビーファイターと同じく、『ビートルボーグ・メタリックス』として編集されアメリカで放送された。日本版と違い、前作の少年たちが引き続き登場する。また、日本では発売されなかった「ボロン(クワガタイタン)」の玩具も売り出された。
この他、後年制作された『パワーレンジャー・ワイルドフォース』において、ビーファイターシリーズの着ぐるみが意外な形で再登場している。
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テンプレート:Pathnavメタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月第16作ビーロボカブタック1997年2月- 1998年3月第17作テツワン...
メタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第14作重甲ビーファイター1995年2月- 1996年2月第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月ビーファイターシリーズは、1995年(平成7...
テンプレート:Pathnavメタルヒーローシリーズ通番題名放映期間第14作重甲ビーファイター1995年2月- 1996年2月第15作ビーファイターカブト1996年3月- 1997年2月第16作ビーロボ...