ここでは世界史について扱う
旧暦以前
- -1500? 精霊の一部が人型を取るようになり(人精)、遥か北東、果ての断崖を越えた地で文明を築き始める。
- -1400? 火おこしの戦争
- ~-700? 人精の中でも容姿、嗜好、能力などによって生息域が分かれていく。
- ~-500? 人精によって精霊魔法が発明される。
- -400? 鎮火の戦争
- -200? 森精、鉱精の2種族が人精の中で勢力を伸ばし始め、抗争状態になる。
- -100? 森精、鉱精の2種族の間で和平条約が結ばれる。
旧暦
- 001 聖ハワーズによる神民統治、セローバスが始まる。記録に残る最初の国。
- 100 セローバスの辺境より奉公に赴いていた太祖シュトーレスが魔法を発案する。(古典魔法の始まり)
- 300? セローバス王朝崩壊。七つに分裂、後の神系七王朝へ。
- 350? 人精の間で精霊と契約する技術が広まる。
- 460 神系七王朝間の不和、戦争。
- 増えた難民の一部が、当時認識されていなかった地域を開拓する。
- 470 戦争終結。神系七王朝の内、二国は戦争中に消滅。セローバスの正統なる後継をカーベスが継ぐ。
- 500 初の西方国家レーヴィナが誕生。
- 600 中央世界のぺーラス朝が北方魔界へと進出。魔族の一部と衝突。ペーラス朝の敗北と魔族の台頭。
人類と魔族間で総力戦が始まる(焚き火の大戦)。 - 603 魔法を用いた連絡手段が発展。星声のセナの決死行によって、魔族の長が発見される。
人類はこの魔族の長へ魔王ヴェーダナとの固有名を付ける。 - 610 魔王ヴェーダナ討伐を目指し会戦が幾度か行われるも戦況は停滞する。
- 626 へレス朝が魔族の侵攻により滅亡する。人類はかつてない滅亡の危機に立たされる。
- 628 魔王ヴェーダナの存在が25年ぶりに確認される。人類がケレウムの会戦にて大敗する。
これを機に当時中央世界の総人口は100万を下回ったと考えられる。 - 630 預言者聖アルカナが最後の預言を娘ヘレナに託す。
「長き闇、我らの苦難は報われる。10年後、化粧桜の咲く頃に、神は答えを示される。」 - 635 当時の騎士団長トバラが剣士ネレス、術士セレナ、神官イサクと共に魔王ヴェーダナ討伐の旅に出る。
- 640 魔族の侵攻が止む。
- 645 剣士ネレスが北方魔界より帰還する。彼の証言から魔王ヴェーダナの死亡が判明する。
- 650 剣士ネレスが魔王ヴェーダナ討伐の功を以て「勇者」と呼ばれるようになる。
この焚き火の大戦終結を境に、新暦が開始される。
新暦
- 001 剣士ネレスが突然の失踪。最後に確認された彼は北方魔界へと向かっていた。
- 005 南方世界の開拓が進む。カーベスが勢力拡大を続ける。
- 006 中央世界と西方世界の接触。約100年越しに交易が開始される。
- 007 中央世界と魔族の間で史上初めて条約が締結。相互不可侵を原則として125の条約を結ぶ。
- 010 東方龍界の開拓が始まるも、生じた被害の大きさから直ぐに止められる。以降、東方は呪われた地となる。
- 015 南方世界の開拓が南海岸線へ到達する。カーベスからエンベレスが派生。
- 020 時のカーベス王ベーテが神系七王朝統合を図る。
- 025 西方世界のレーヴィナがカーベスと国交を開始する。
- 030 カーベスが中央世界のほぼ全域において実権を握る。(神民の大統治)
- 040 ヤーレム教の神官、聖エレイムがカーベスの圧政を批判。処刑される。カーベスへの不満が募る。
- 050 ヤーレム教の異端審問がカーベスに主導される。
- 055 当時騎士団長であったレヴェーレがカーベスの玉座を強奪する。
- 057 中央世界で大飢饉(レヴェーレの飢饉)が発生する。
- 060 各地でカーベスへの反乱運動が始まるが、レヴェーレによって鎮圧される。参加者は一族諸共処刑される。
- 065 レーヴィナの王エリエムがカーベスの兵によって暗殺される。
- 070 魔族領からカーベスへと使者が遣わされるも、相互不可侵を理由に追い返される。
- 080 聖エレイムの弟子、聖イダムが5つの聖地を巡る巡礼の旅に出る。
- 082 聖イダムが第一の聖地セローバスに到着。これを機に、彼を聖ハワーズの再来と崇める者が現れる。
- 085 聖イダムが第二の聖地に到着。ここで博愛の悟りを得る。
- 086 聖イダムが第三の聖地で博愛の演説を行う。これを切っ掛けに反乱軍が本格的に結成される。
- 089 レヴェーレが神命勅令を発し、聖イダム率いる反乱軍との戦争状態に突入する。
- 093 聖イダムがカーベスに捕縛され、死刑に処される。
- 095 レヴェーレが民衆の手によって打ち倒される。
- 096 聖イダムの盟友にして前王エリエムの血を引くエーベールがカーベスの玉座に座す。
- 105 聖イダムの思想に従い、エーベールがカーベスの支配していた領土の一部を各国に返還する。
- 110 エーベールが玉座を退く。カーベスは執政官三人を代表とした世界初の共和制国家を名乗るようになる。
- 115 カーベス主導で中央世界各地の魔種討伐が行われる。
- 120 聖イダムの弟子レーエムが竜種との交流に成功する。
- 135 カーベスの執政官ジュダスと黎王龍ケセラが契約を結ぶ。
- 145 人々の一部が東方竜界に移住していく。
- 150 小国間での小競り合いが頻発していく。一部の人々が外界に進出していく。
- 155 カーベスの貴族を中心に、格差社会が形成されていく。
- 160 レーヴィナで奴隷の一部が叛乱。一部の地域で自治が認められる。
- 170 竜騎民族の一部が東方龍界から侵入してくる。
- 180 エンベレスがカーベスとの貿易に不満を持ち、関係改善を求める声明文をヤーレム教に送る。
- 180 エンベレスとカーベスの間で戦争が勃発する。
- 200 エンベレスを筆頭に、南方世界の各領が独立を果たす。
- 213 中央世界の小国エヴァナが魔族との貿易を始める。
- 215 中央世界の各国が魔族と貿易を行うようになる。
- 226 魔族と中央世界の間で結ばれていた相互不可侵の条約が解約される。
- 230 魔族と人間との混血が発見される。
- 232 南方世界の各国を中心に海洋の探索が進む。
- 236 南の海を越えた先に新たに陸地がある事が確認される。南方離界という呼称が定着する。
- 250 南方離界への移民が募集される。
- 255 南方離界にエンベレス支配下の最初の街セヴェラルが建造される。
- 260 南方離界から流行り病が渡ってくる。
- 261 流行り病が「死遊病」と呼ばれるようになる。
- 263 ヤーレム教が南方異界との交易を一時的に禁止する。
- 265 中央世界の人口の約五分の一が死遊病によって死去する。
- 266 ヤーレム教の大司教ナヴェイが死遊病の治療方法を確立させる。
- 271 ヤーレム教から死遊病の駆逐が完了したと発表される。
- 275 南方離界近海で新種の鉱石が発見される。発見者にちなみ、ラーハイトと名付けられる。
- 282 エレルによってラーハイトに魔素が蓄積されることが発見される。
- 290 蓄積された魔素を動力とした船が開発される。覇走船との呼び名が定着する。
- 300 貴族によるラーハイトの独占が進んでいく。
- 303 南方離界を南下した先で海の果てが発見される。
- 307 西方世界にラーハイトが持ち込まれる。
- 309 西方世界におけるラーハイトの流通をレーヴィナが独占する。
- 315 エンベレスの第一王子ラヴァスとカーベスの姫ヘレナが婚約を結ぶ。
- 317 レーヴィナでラーハイトを主動力とした結界が考案される。(ラーハイト結界)
- 320 ラーハイト結界の技術が中央世界に渡る。
- 321 ラヴァスとヘレナの間に後の英雄アルマスが生まれる。
- 325 東方の大英雄、翼王チェゲラによって、東方龍界の大山脈が踏破される。東方世界の発見。
- 330 祈祷魔術で用いられてきた贄や捧げものの殆どがラーハイトに取って代わられるようになる。
- 333 エンベレスで魔種の大討伐が行われる。
- 334 エンベレスに棲息していた大型の魔種が絶滅する。
- 337 炎の厄鳥ケレルが南方世界に突然発生する。同年、アルマスによって討伐される。
- 340 聖バーラツにより、世界均衡論が提唱される。
- 341 アルマスが北の大魔樹シャバナを討伐。北方世界に凪の平原を開く。
- 342 東方龍界の龍騎民族が翼王チェゲラによって束ねられる。
- 343 アルマスが西の大迷宮”黄泉の花園”を攻略。西方世界の海岸線を解放に導く。
- 344 翼王チェゲラが龍騎民族を率いて中央世界へ攻め入る。(火龍の戦い)
- 346 翼王チェゲラの率いる軍がラーミルの防衛線を通過、カーベスの国境にまで進軍する。
- 347 アルマスが中央世界の君臨魔種、夢の畔のアンネロイを討伐する。
- 350 翼王チェゲラと英雄アルマスによる一度目の決闘。アルマスが勝利する。
- 352 黎王龍ケセラが当時のカーベスの執政官ヴァナージの要請を拒否する。
- 353 翼王チェゲラによってラーミルの王都メヤーナが破壊される。
- 354 翼王チェゲラと英雄アルマスによる二度目の決闘。チェゲラが勝利する。
- 356 魔種を従えて、翼王チェゲラがカーベスの王都セールベンを目指して進軍する。
- 357 翼王チェゲラの戦力増加の阻止を図ってアルマスが北東の山脈の麓の邪竜バルツァーダルを討伐する。
- 360 翼王チェゲラと英雄アルマスによる三度目の決闘。チェゲラが討ち取られたことで彼の軍は瓦解する。
- 362 アルスが東方世界に辿り着く。その道中でドラゴタイトを発見する。
- 365 中央世界から東方世界への交通網の開拓が始まる。
- 370 翼王チェゲラとの戦いで受けた呪いによってアルマスが死亡する。
- 373 東方世界にカーベスの支配する都市が建造される。
- 377 ドラゴタイトがラーハイトの代用品として実験的に使用され、都市が一つ吹き飛ぶ。
- 378 新たなエネルギー源としてドラゴタイトを安全に運用する方法が研究される。
- 382 相次ぐ事故から、ドラゴタイトの取り扱いが国家によって厳重に管理されるようになる。
- 385 ドラゴタイトとラーハイトの混合物が魔法の効力を引き上げる増強剤として煎じられるようになる。
- 390 増強剤の改良が進むとともに、”砲台”としての人身供物が史上最大規模にまで増加する。
- 392 ラーハイトを人体に埋め込むことで半永久的な動力源を得ることが可能になる。
- 398 東方世界の住民が奴隷として流通するようになる。
- 399 ドラゴタイトを埋め込まれた少年が暴走する。3個の都市を壊滅させた後、討伐される。
- 400 預言者、聖ナサレが預言を授かる。
「100年の内に備えよ。世界は生まれ変わる。悪なき世、美しき未来を生き延びよ。」 - 407 復興途中のラーミルで溢れた孤児が奴隷として市場に流れる。
- 415 ラーミルで少子化が大きな問題となる。国を挙げて孤児の保護に取り組むようになる。
- 423 人類の棲息圏が北西の果ての断崖を越え、その先の地を精霊異界と名付ける。人精と人類の初遭遇。
- 424 人精が人類の古典魔法を学ぶ。
- 425 記録に残る初めての人精の売買記録。
- 430 人精の見世物が人気を博すようになる。
- 440 人精と中央世界の間で戦争が勃発する。(鬼火の大戦)
- 445 森精の姫騎士アグネアが人族の捕虜になる。
- 447 森精主導のアグネア奪還作戦が行われ、アグネアが解放される。以降、人精の攻撃が激化する。
- 448 森精の将軍と鉱精の王を中心とした人精間の大同盟「天恵同盟」が結ばれる。
- 450 天恵同盟がラーヴィチを攻め落とし、本格的な中央世界への侵攻を始める。
- 456 当時のカーベスの王都に天恵同盟が攻め入り、鬼火の大戦が最終局面を迎える。
- 457 人族の被害を鑑み、鬼火の大戦を終わらせる旨の条約が締結される。
- 462 天恵同盟の代表二種族と魔族の間で和平条約が締結される。
- 470 森精、鉱精の協力を得て、人類はドラゴタイトから安全に魔素を取り出すことに成功する。
- 472 生命とラーハイト、ドラゴタイトを融合させた高効率の魔素源が考案される。
- 480 人族の奴隷を魔素源に、森精と鉱精が魔法文明を発展させる。レーヴィナと交易を始めるようになる。
- 490 人精の間で精霊魔法の技術が廃れていく。
- 495 全世界的に魔法の才が無い者の選抜が始まる。
- 500 魔法技術が突如として消失する。「悪なき世」の到来。古典魔法の殆どが失伝する。
- 500 魔法技術の失伝に伴い、国が分裂していく。カーベスの崩壊。
- 500 ラーハイトの価値が暴落する。
- 511 聖べルティムが超常現象を発現する方法を発見する。(新説魔法の発明。)
- 520 人族と人精の間で対等な関係を結ぶ旨の条約が締結される。
- 530 中央世界にて紛争が勃発する。
- 535 聖エルメンが巡礼の旅に出る。
- 540 中央世界の紛争にレーヴィナが介入する。
- 550 聖エルメンが五つの聖地を巡る巡礼の旅を成し遂げる。
- 555 聖エルメンの提言の下、第一の聖地セローバスにて中央世界各国の王が集う。
- 560 中央世界の国家間で「真に対等な協力関係」を目的とした条約が締結される。(の条約)
- 580 南方世界でマルキス商会の権力が増していく。
- 590 西方世界を拠点とするルブールス商会の幹部がヤーレム教大司教の座を買う。
- 600 エンベレスの政治中枢にマルキス商会の幹部が潜り込む。
- 605 レーヴィナとエンベレスが相互協力の同盟を結ぶ。
- 700 レーヴィナが崩壊。西方世界の統一を目指し、各領が争い始める。
- 800 各地で奴隷の独立運動が起こる。
- 900 聖ネレウの預言により、世界が統一化へと向かう。各人種間の差別が是正されていく。
「亡びは来たる。西の大地より再来したる。剣と仲間をその手に取りて未来に来たる災いに備えよ。」 - 1000 西方領域が二つに割れる。同時に冥王龍ベネトが出現し莫大な被害を齎す。(篝火の災害)
- 1150 聖ベエルがゲン・エデナ大陸を発見し帰還する。
- 1400 西方世界の大穴から魔神の軍勢が侵攻を開始。地上の人類は天属種と共にこれと反撃する。(劫火の聖戦)
誓暦
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