新暦1000年に西方世界の地下から現れた史上最強の竜種。篝火の災害の原因そのもの。最も広範に渡って被害を齎したとして、唯一統率能力を持たないままに竜王の名を冠した。またの名を厄害の竜王。
概要
その翼に街は三日の間も闇に閉ざされ、その一息で万の兵士が斃れ伏したという災厄。あまりの大きさゆえにその全貌を記した記録は少なく、ただその圧倒的な破壊力のみが記録に残されている。
出現から僅か3日で西方世界の大半を蹂躙。その後中央世界へとやってきた。
その圧倒的な強さに人類は何一つとして対抗できず滅びを待つばかりであったが、魔族と竜種の協力によりこれに反撃。最終的には天属種の協力もあり、西方世界での討伐に成功した。
能力
その能力はまさに生きる災害そのものであり、史上最強の生命体。
その巨躯もさることながら、計14種の魔眼と溢れ出す瘴気の影響力が凄まじく、通った土地は千年を経ても尚草すら生えない不毛の土地と化している。
当時、最強生物として知られていた黎王龍ケセラと互角に渡り合い、その片翼を喰らった張本人でもある。書物によると、その一挙手一投足の全てが災害となり、天鍾種とも互角以上に渡り合うほど。その遺体の一部は今でも残っており、竜種研究において最も重要な資料の一つである。
また、高度な知性を持っていたとする記述も残っており、黎王龍ケセラとの会話記録が残されている。
容貌
身体構造は一般的なドラゴンとは少し異なり、四本の脚と主翼に加え二対の副翼、計三対の翼を持っていた。先述した鱗の大きさから体長だけで約1.5km、全長は3kmほどであったと推測されている。その7対の瞳は地獄の業火、その鱗は光をも飲み込む暗黒などと形容された。後頭部から伸びる角は左右12対に枝分かれしており、それはさながら地に堕ちた堕天使の翼などと喩えられた。
経歴
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