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ジャンル | アクションゲーム |
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対応機種 | MSX iアプリ (i) S!アプリ (S!) BREW Wii(バーチャルコンソール) |
開発元 | MSX:コナミ 携帯電話・Wii:コナミデジタルエンタテインメント |
発売元 | MSX:コナミ 携帯電話:コナミデジタルエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | MSX:1Mbitロムカセット |
発売日 | MSX:1986年10月28日 i:2006年5月31日 S!:2007年3月14日 BREW:2007年9月28日 Wii VC:2009年11月24日 |
価格 | MSX:4980円(税抜) 携帯電話:月額315円(税込) S!, BREW:1アプリ315円(税込) VC: 800Wiiポイント(800円) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 | 携帯電話アプリ版の月額は「コナミネットDX」の他のコンテンツも含めた料金 |
表・話・編・歴 |
『夢大陸アドベンチャー』(ゆめたいりく-、英語版タイトル:PENGUIN ADVENTURE)は、1986年にコナミから発売されたMSX用ゲームソフト。『けっきょく南極大冒険』の続編。小島秀夫のデビュー作でもある。
MSX版は1998年発売の『コナミアンティークスMSXコレクション』(プレイステーション 、セガサターン )に収録され、現在はPlayStationStoreにて600円で配信。その他にも、i-revoやバーチャルコンソールにて配信されている。また、『コナミ名作シリーズ』の第3弾としてiアプリ、S!アプリ、BREWへも移植された。
ペンギンたちは幻の土地夢大陸で平和に暮らしていた。しかしある日、凶暴な肉食恐竜フリーザウルスの群が押し寄せ、ペンギンたちは大陸を追われてしまう。
長い年月をかけ、ペンギンたちが別の地で再興したのもつかの間、王国内に不治の病が流行し、心の支えであるペン子姫までもがその病にかかってしまった。病を治す方法はただ一つ、夢大陸にのみ育つ、どんな病をも治す力のあるゴールデンアップルと呼ばれる黄金のリンゴの実を持ち帰り、病人に食べさせるしかない。
フロントビューの擬似3Dアクション。主人公のペンギンくん(発売時には名前が付けられていない。後にペン太と名付けられる)を操作し、夢大陸に渡ってゴールデンアップルを持ち帰るのがゲームの目的。全24ステージ。
ペンギンは、敵モンスターの体当たりや弾、道中の障害物に当たると死んでしまう。また各ステージには時間制限があり、制限時間以内にゴールできないとやはり死んでしまう。ペンギンは最初3匹おり、全員が死ぬとゲームオーバー。コンティニューは、隠し操作をすることによってのみ可能となる。
ステージ12クリア時にデモがあり、旅の目的であるゴールデンアップルは無条件に入手できる。ただしハッピーエンドを見られるとは限らない(後述)。
以下はMSX版の操作方法を元に記述する。
ぶつかると死んでしまう障害物。しかし、無敵状態になれば体当たりにより破壊できる。
ロック岩。海上ステージでは氷塊として出現。アイテム「教会の白衣」があると弾かれるだけで済むようになり、死ななくなる。モコモコ石高次ステージで出現。モコモコよりせり上がって来る。アイテム「鎧」があると弾かれるだけで済むようになり、死ななくなる。流木渓谷ステージ・海上ステージでのみ出現。ジャンプで飛び越えることができる。アイテム装備で死を回避できない障害物である。つまづき、はじかれるだけで済む障害物。ただし速度はゼロに戻る。
モコモコモグラ塚のような地面の盛り上がり。ジャンプで飛び越えることができる。フジツボ中から魚が飛び出してくる。魚はキャッチして集めることで、店(後述)でアイテムと物々交換ができる。ジャンプで飛び越えることができる。イソギンチャック海中でのみ出現。アイテム「指輪」があるとそのまますり抜けられる。以下のようなステージがある。基本的にペンギンは地面を走っていくが、水上のステージでは泳ぎ、水中ステージでは潜水し、前作を彷彿とさせる氷上ステージでは滑走する。
以下のステージ名は携帯電話版の公式サイトにて紹介されている名称を元に記載するが、サウンドトラック「LEGEND OF GAME MUSIC ~CONSUMER BOX~」などでは別の名称も使用されている(括弧内に記載)。
ゴール地点に辿り着くとステージクリアとなる。ただし12、18、24ステージでは、ステージ中でマップを購入しないとゴール地点に辿り着けない。
3ステージ毎にゴール地点で宿敵フリーザウルスが待ち、フリーザウルスとの戦闘となる。まず戦闘開始時に画面上から4本の杭が降ってくる。フリーザウルスの吐く炎を避けながら杭をそれぞれ3回ずつ打ち込む(杭の上で着地する)と、地割れがつながって穴ができ、フリーザウルスをその穴に落として倒すことができる。アイテムのガンを持っていれば、弾を20発打ち込むことでも倒すことができる。しかしこの場合でもフリーザウルスは地割れに落ちていくので、少々不条理ではある。とは言え、ガンを使ったほうが断然速く、安全に倒せるので、3ステージまでにガンを入手することが攻略への第一歩と言える。
フリーザウルスを倒した時に残りタイムの1の位の数字が2・4・6・8だった場合、その数字の数だけ子ペンギンが登場して討伐を祝ってくれる。(1匹100点)
ステージの定位置で、画面端からハートが漂ってくる。ジャンプする毎に色が変わり、キャッチしたときの色で効果が変わる。
赤1000点のボーナス得点。緑制限時間が50カウント増える。青一定時間筋斗雲を入手。ジャンプボタンで空中に浮かび上がることができる。ジャンプボタンを離せば降下するがタイムラグがある。ただし無敵になるわけではない。着地してしまうと無効。水中ステージでは出現しない。後半面では敵がプレイヤーに向けて弾を投げてくるので、上述の習性の影響で避け切れなくなり役に立たない。黄一定時間無敵。敵や弾に対して無敵となるだけでなく、通常なら当たると死んでしまう障害物をも体当たりで破壊して突き進むことができる。ハートはステージ中たびたび出現するため、無敵状態をいかにキープしながら進むことができるかが攻略の鍵となる。なお、携帯電話アプリ版ではMSX版と挙動が少し異なり、MSX版では着地したときにハートの色が変わるが、携帯電話アプリ版ではジャンプした瞬間にハートの色が切り替わってしまう。
小さい地割れに落ちると、中には以下の3人の誰かが住んでいる。
良いエスキモーアイテムを適正な価格で売ってくれる。悪いエスキモー良いエスキモーの倍の価格でアイテムを売りつける。サンタクロースアイテムを一つだけ無料で譲ってくれる。ミニゲームとしてスロットマシンが設置されており、魚を増やすこともできる。挑戦できる回数は3回に制限されているが、回数制限を解除するアイテムもある。
隠しアイテム以外はすべて小さい地割れの店で買うことができる。ただし、そのステージや次のステージで必要とされるアイテムが優先的に置いてあり、何でも買えると言うわけではない(例:水中・渓谷ステージの前ステージにのみ、「ウニ避け」効果がある銀のヘルメットが売られている)。
また、使用期限付きのアイテム以外は、購入すればゲームオーバーまで半永久的に使用できる。
ガン赤い銃身のピストル。前方から向かって来るほとんどの敵を倒すことができる。ただし、モコモコ岩・流木などの障害物や、横移動してくる敵への攻撃はできない。プロペラ赤いプロペラがついた青い帽子。ジャンプの高さが固定から可変となり、ジャンプボタンを押し続けることで滞空時間が取得前よりも長くなる。黄金の羽黄色い羽。ジャンプ中に横移動ができるようになる。スピードシューズ緑色の靴。スピードメーターの上限が2段階アップする(通常は6、装備すると8)。鐘真っ赤なベル。ワープ地割れの手前に来ると警告音を3回鳴らして知らせてくれる。買ったステージのみ有効。ワープした先のステージでは使えない。ネックレス白い鎖に赤い宝石。店でのスロットマシーンが何回でもできるようになる。(取得前は3回まで。)ただし、魚の数が0になったり、ドクロのマークを3つ揃えてしまった場合は強制的に店の外へ放り出される。指輪金色の指輪。水中ステージの地面に生えているイソギンチャクに当たってもオットットしなくなる。腕輪白い腕輪。これを所持することで、強力な隠しアイテムが出現する。隠しアイテムの入手方法は後述。金のヘルメット敵キャラ・ムンムクの出す雷に当たっても3回まで防いでくれる。アイテム欄には左半分が黄色、右半分が青色で表示される。わかりにくいので注意。3回雷に当たるまで有効。3回目に当たると失うが、また店で買うことができる。銀のヘルメット水中・渓谷ステージで出てくる敵キャラ:ウニヤー&ハリセンウニの体当りを3回防いでくれる。3回敵に当たるまで有効。3回目に当たると失うが、また店で買うことができる。勇者の衣赤い色の上着。敵キャラ:アホー&コウモリの体当りを3回防いでくれる。3回敵に当たるまで有効。3回目に当たると失うが、また店で買うことができる。メガネ透明な敵:ベガの姿が見えるようになる。買ったステージ、および次のステージまで有効。ただし、海中では無効。(18面や22面で買ったら19,23面に持ち越されるが効力はない)トーチたいまつ。水中ステージで出てくる敵キャラ・イカダスの出すスミに当たっても視界が真っ暗にならない。買った次のステージまで有効。マップ白い色の地図。ステージ12・18・24をクリアするのに必要なアイテム。これを持たずに進むとゴール手前でステージ序盤にループしてしまい、クリアできない。買ったステージのみ有効。アイテム「腕輪」をあらかじめ入手した上で、特定のステージで隠し操作をすることで出現する。
【】内は入手方法。
クロスシューズ左右移動の速度が上がる。【ステージ6にて、魚を5回ジャンプ中にキャッチする。】教会の白衣ロック(岩)に当たってもオットットだけで済む。【ステージ9にて、残り距離300にて出現する羽根を取ってボーナスステージに向かって昇天中に、ジャンプボタンを10回連打する。】カーブシューズカーブでの遠心力の影響が無くなる。【ステージ13にて、カーブ中に遠心力に逆らいながら最内側を3秒以上走る。】法王の冠ファイヤーとボンバー当たっても弾き飛ばせるようになる。【ステージ14にて、地割れにはまった後左、右の順に入力する。】鎧モコモコ岩に当たってもオットットだけで済む。【ステージ16にて、ポーズをかけた後、上→右→下→左と入力する。】携帯電話アプリ版では、ポーズ中にコナミコマンド「上上下下左右左右573」を入力する事で全てのアイテムを持った状態になる。
説明書などでは一切触れていないが、特定のステージにワープゾーンが存在する。通常、大きい地割れは主人公が画面左に寄っていれば左側に、画面右に寄っていれば右側に出現するようになっているが、以下のステージ内において、主人公とは反対側に大きい地割れが出ることがある。その地割れにはまって下キーを押すと地下へもぐり、物凄い速さでワープゾーンを駆け抜けていく。ただし、後半のステージでは頻繁に反対側に地割れが出現してくるので注意が必要である。
なお、アイテム「鐘」を所持していると、ワープゾーンの地割れが出現する直前に鳴って知らせてくれる。
ポーズ中に表示されるステージマップでは、当時としては芸が細かく、どのワープゾーンを通ってステージスキップしたかも表示に反映される。
なおステージ18からワープしてきたステージ21において、サンタクロースのいる小さな地割れ(残り距離980前後)にはまり、一旦中へ入った後地上へ戻る時(地割れにはまってジタバタしている状態の時)にもう一度下キーを押すと、ステージ24へワープする。これはバグの可能性が高く、正式なものではない。
当時のアクションゲームとしては珍しく、条件を満たしているか否かによって、ステージ24クリア後のエンディングシーンが2種類に分岐する。
バッドエンドではペンギンの到着時にはペン子姫は既に亡くなっており、ペンギンは空のベッドに置かれている遺影に向かって号泣する。対して、ハッピーエンドでは病床に伏していたペン子姫が起き上がり、ペンギンからゴールデンアップルを受け取って微笑み大団円となる。
ハッピーエンドに至るために必要な条件とは、ゲーム中に掛けたポーズの回数である。ポーズ回数が4n+1回(nは0以上の整数)であればハッピーエンドとなり、それ以外はバッドエンドになってしまう。つまり、ハッピーエンドを観るためにはゲーム中に一度は必ずポーズせねばならず、それを怠ると問答無用でバッドエンドとなってしまうことを意味する。なお、隠し操作でコンティニューを可能にした場合、コンティニューの際にポーズ回数はクリアされる。
のちにPSやSSで他のコナミMSXゲームとともに復刻された際、ハッピーエンドとなるポーズ回数は4n回に変更された。しかし携帯電話アプリ版ではMSXと同じ条件となっている。
『グラディウス2』を遊ぶ際に、本ソフトをMSX本体のスロット2に差しておくと、グラディウス2の自機やオプションがペンギンに、パワーアップカプセルが魚にと、それぞれグラフィックが差し替わるギミックがあった。
2006年9月15日から2007年2月2日まで、コナミデジタルエンタテインメントが運営する携帯電話用有料サイト「コナミネットDX」内のデジタル雑誌「週刊コナミ(現在の週刊コナミプチ)」内にて、このゲームを漫画化したデジタルコミック『夢大陸アドベンチャー -ペン太の大冒険 コロコロココロのペン子姫-』が連載されていた。保光敏将作、全20話。「ペン太が倒れたペン子姫を救うため、黄金のリンゴを手に入れるためにフリーザウルスの元へ赴く」という基本設定のみ共通しているが、それ以外は本編とは異なる独自の世界観を持ったオリジナルストーリーとなっている。
また、上記コナミネットDXとは別の携帯電話用有料サイト「週刊コナミ(旧・デジタルコミックス)」で同漫画のバックナンバーが配信されており、全話を通して読むことができる。
テンプレート:Video-game-stub
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