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株式会社ハドソン(テンプレート:Lang-en-short)は、主にコンシューマーゲームなどのゲームソフトの開発・販売を行うコナミグループの企業である。
1973年5月、札幌市豊平区にアマチュア無線ショップ「CQハドソン」(2000年頃閉店)としてスタート(当初は喫茶店を開業するつもりだったが、同一建物内で別の借り主が喫茶店を開業したため、急遽無線ショップに変更した)。当初は有限会社ハドソン、1984年に株式会社に改組。創業者の米国への視察旅行を経てオリジナルのパソコン用ソフトウェアを制作・販売するようになった。1979年にシャープの勧めでオリジナルソフトの通信販売を開始したところ爆発的な人気を呼び、日本を代表するソフトハウスへと成長する。
その後、任天堂の家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータ向けBASIC言語「ファミリーベーシック」を共同開発したのを契機に、ファミリーコンピュータ用ゲームソフトを発売、同ゲーム機の初のサードパーティーとなった。以後は家庭用ゲーム機向けソフト開発が主業務となった。PCエンジンではファーストパーティー的な役割を果たしたが、ファミコン用ソフトの供給も続け、1994年発売の『高橋名人の冒険島IV』はファミコンソフト自体の最終作ともなった。その後も様々なプラットフォームにゲームソフトを供給している。
1980年代において、家庭用ゲームを牽引したソフト会社の一つであり、システム面の作りこみと難易度の高さが特徴だった。また、かつては同じ企業グループにあったブロッコリー製作アニメのスポンサーとなっていたことも多く、ブロッコリー関連のコンテンツも多かった。最近は着メロや着うた事業などにも参入している。
ゲームソフトだけでなく、シャープのMZシリーズ、X1シリーズ用のBASIC(Hu-BASIC)、X68000用のオペレーティングシステム(Human68k)、8bitゲーム機でアニメーション再生を可能にしたHu-VIDEOの開発、CPUの一種であるHuC62シリーズや、そのチップを使って設計された、PCエンジンやPC-FXなどのハードウェア開発も行っており、高い技術力を持つ。最近ではシステムLSI「POEMS」を開発した。
ハドソンの社名は、鉄道ファンでもあった創業者・工藤裕司が、国鉄C62形蒸気機関車のハドソン形という車軸配置から取ったものである。車軸配置4(先輪)-6(動輪)-4(従輪)を意味するが、この呼称はニューヨークセントラル鉄道がハドソン川沿いの線で、この車輪配置の機関車を走らせたことに由来する(車軸配置参照)。中でもC62の2号機(C62-2)が好きだったため、会社の代表電話番号の末尾4桁は4622になっており[1]、C62形の形式番号から取った「062」に郵便番号を合わせるため、本社をわざわざ北海道札幌市豊平区に置くというこだわりぶりだった。
かつて札幌芸術の森の隣接地にあった中央研究所の屋上には模型蒸気機関車(ライブスチーム)の線路が敷設され、専属のメカニックが配置されていたほか、研究所の大会議室ではテーブル中央に鉄道模型のジオラマが置かれC62の模型が走っていたほど。その模様はNHKスペシャル『新・電子立国』でも取り上げられた。
工藤は日本大学理工学部在学中に、自ら撮影した蒸気機関車の写真を販売しており、その際に用いていた社名も「グループハドソンプロダクション」だった。本社の入口にもC62の部品が飾られている。
1988年〜1995年までC62ニセコ号を運行していた北海道鉄道文化協議会(通称:鉄文協)ではスポンサーの一社を務めていた。C62運行のスポンサーが集まらず、鉄文協がダメモトで「おたくの社名のハドソンというのは、C62の車軸配置の通称なんですよ。その縁で協力してもらえませんか?」と依頼したところ、そこで初めて工藤もC62好きであることを知り、二つ返事で協力に至った。ただし、桃太郎電鉄シリーズを除き、鉄道関連のゲームは現在に至るまで発売されていない。
社章は蜂で、「ハチ助」とも呼ばれている。ハドソンのゲームソフトにボーナスキャラ・隠れキャラとして古くから数多く登場している。由来は、北海道のアマチュア無線のエリア番号が「8(はち)」であるため、同音である「蜂」を採用したと言われている(当初は「CQハチ助」と呼ばれていた)[2]。
メインバンクだった北海道拓殖銀行の破綻により資金繰りが悪化。業績不振により、現在はコナミの子会社となっている(当時コナミは札幌にも開発所を設けていた)。2005年4月にコナミが第三者割当増資を引き受けたことにより、コナミの株式保有比率が50%を超えた。コナミグループの拠点集約の一環で、2007年以降は本社を東京ミッドタウンに置いている。また、2011年1月にコナミはハドソンを完全子会社化する事を発表し、2011年4月1日をもってコナミが株式交換方式でハドソンを完全子会社化した[3]。
余談ではあるが、コナミがファミリーコンピュータのサードパーティ参入前、プーヤンがハドソンの手により移植された。
本社のあるミッドタウン・タワー
2009年4月より、2本社体制となっている(登記上本店は東京本社)[4]。かつては、大阪、名古屋、福岡等にも事業所を設置していた。
「ハドソン全国キャラバン」とは、ハドソンが1985年から行っているゲーム大会のこと。
最大の特徴は「キャラバン」の名にふさわしく、北海道から沖縄まで全国各地を巡業するイベントということである。各都道府県の政令指定都市にとどまらず他の都市でも行われる(最大は第2回の40都道府県・65会場)など、非常に大規模なイベントであった。
Jリーグのコンサドーレ札幌のオフィシャルパートナーだった。JFL時代の1996年から1997年までユニフォームの胸に会社ロゴが描かれていた。Jリーグ入りした1998年からスポンサー活動を縮小し、現在は行っていない。
日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)との共同開発。
(★は筆頭提供番組、いずれも複数社提供)
現在テンプレート:節stub
過去ほか
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