ツインビーヤッホー!_ふしぎの国で大あばれ!!

ページ名:ツインビーヤッホー!_ふしぎの国で大あばれ!!
ツインビーヤッホー! ふしぎの国で大あばれ!!
発売元コナミ(→コナミデジタルエンタテインメント)
対応機種アーケード
発売日[AC]1995年4月19日
人数1-2人同時プレイ
ジャンルシューティングゲーム

『ツインビーヤッホー! ふしぎの国で大あばれ!!』(ツインビーヤッホー! ふしぎのくにでおおあばれ!!)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)の縦スクロールシューティングゲーム。『ツインビー』シリーズの9作目にあたり、アーケードゲームとして1995年4月19日稼動された。

目次

概要[]

『出たな!!ツインビー』から4年ぶり、ツインビー10周年記念作品として発売されたアーケード版ツインビーシリーズの続編。横画面、縦スクロールのシューティングゲーム。二人同時プレイ可能。Shuzilow.HA、ちちびんたつかさをはじめとした『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』のスタッフが製作に参加している。オープニングでは歌(國府田マリ子『僕らのステキ』)が流れたり、フルボイスの演出デモが挿入されたり、拡大縮小機能を使ったりと演出面の強化が図られている。世界観は開発当時放送していた『ツインビーPARADISE』の世界観をベースとしている。

また、プレイ開始時に3段階の難易度選択が可能になっている。

PRACTICEベルの色が変わりにくいためパワーアップがしやすい。復活時に出現するベルの色は変わらないので復活しやすい。難易度の低い練習用モードのため通常はステージ3で終了となるが、後述の条件をクリアすれば他のモード同様ステージ6まで進むことができる。NORMAL標準的なモード。全6ステージ。SPECIAL従来のツインビーシリーズの2周目に近い非常に難易度の高い構成。敵の攻撃パターンが大幅に強化されている。背景カラーがNORMALとは違っている。ボーナス得点がNORMALの2倍になる。全6ステージ。

この他にもタイマー難度と呼ばれる自動難易度設定機能が搭載されている。パワーアップをすればするほど、そしてミスせずに進めば進むほどゲームの難易度が上昇し、逆に何度もやられると難易度が下がる。このためコンティニューを繰り返せば初心者でもクリアできる反面、ノーミスでのクリアはかなり難しい。また、ベルに注釈が付いたり、ミスからの復活時にベル雲が登場してパワーアップのチャンスが与えられたりといった初心者に対する配慮も見られる。

アーケード版では基板スイッチをONにした際、パステルが「おはようございます!今日も1日、一所懸命頑張ります!」と言っている。PS、SS移植版でもこの演出が再現されている。

登場人物[]

ツインビー&ライト(声:田中真弓&山口勝平)1P機体。機体色はブルー。パイロットの男の子はライト。ウインビー&パステル(声:西原久美子&椎名へきる)2P機体。機体色はピンク。パイロットの女の子はパステル。グインビーお助けキャラクター。機体色はグリーン。パイロットのミントはゲーム版には登場しない。フルート(声:西原久美子)クーデターの起こったふしぎの国から逃げてきた妖精。ツインビーたちに助けを求める。エース(声:石川英郎)ふしぎの国のエース・パイロット。シューティングスターという赤い戦闘機に搭乗。同戦闘機及び本人は後に稼動・移植された『セクシーパロディウス』にも登場。メロディ女王(声:天野由梨)ふしぎの国の女王。しあわせのハープで国を治めていたが、ナンセンス大公によって幽閉される。ナンセンス大公(声:風間信彦)「全世界ふしぎの国化計画」を推し進めている今回の黒幕。「ナンセンス」が口癖。エレキドールエミリーに搭乗。しあわせのハープを奪い、ふしぎの国の生き物を操り、世界征服を企んでいる。ちなみに攻撃する時の技名は「ときめきレーザー」と「メモリアルミサイル」で、名前の由来は「ときめきメモリアル」である。モスグリーン少佐(声:風間信彦)ナンセンス私設軍空中騎兵旅団の司令官。パラソルポピンズに搭乗。カーキー大佐(声:増谷康紀)ナンセンス私設軍機甲師団の司令官。多足歩行戦車ファンファンに搭乗。本作のオリジナルサウンドトラックライナーノーツによると、開発当初はモスグリーン少佐とカーキー大佐は名前が逆だったが、キャラクターデザインのShuzilow.HAが色を塗り間違えたことで、キャラクターの名前が入れ替えわった。バルーン兄弟(声:高戸靖広)ふしぎの国の宮殿の門を守る門番。自分達と同じ姿をしたメカ、バルーンブラザーズに搭乗。ワンダー将軍(声:増谷康紀)ナンセンス私設軍隊の最高司令官。エースの父親代わり。重装機動歩兵ワンダーワンダフルに搭乗。ワルモン博士(声:岸野幸正)ザコビー軍団を使い世界征服をたくらむ悪の科学者。しあわせのハープを狙っている。

システム[]

基本操作[]

8方向レバーとショットボタン、ボムボタンを使用(ゲームスタート時に攻撃ボタンの統一も可能)。

ショットショットボタンを押す事で空中の敵やベルを撃つことができる。また、ショットボタンを押し続けてから離すことで強力なため攻撃が可能。ゲームスタート時に4種類から選択できる。ためショット強力な対空ショットを撃てる。敵を貫通し、僚機をはじきとばすこともできる。『出たな!!』のため攻撃と同じ。ためパンチ強力なパンチで攻撃。敵弾も弾くことができ、僚機をはじきとばすこともできる。溜め時間に応じてパンチの回数が最大5回まで増える。片腕になると1度しか攻撃できなくなり、両腕がなくなるとためパンチ使用不能に。ためぶんしん溜め続けると分身が増える。分身が3つある時にさらに溜めると分身を飛ばして画面全体を攻撃。分身飛ばし攻撃は空中の敵、地上の敵のどちらにもダメージを与え、敵弾も消せる。バリア装備時に溜めることでバリアと分身を同時使用できる唯一のタイプだが、同時使用時は難易度が上昇しやすい。ためばくだん地上の敵を自動的にサーチするボムを発射。ため時間に応じて2~8つのボムを同時発射する。地上敵がいないときは自機後方から前方に向けて発射される対空攻撃になる。腕の状態に関係なくボムを撃て、空中、地上両方に攻撃できる。ボムボムボタンで地上の敵を攻撃できる。敵や敵弾により腕を破壊されると使用不能になる。また、対空武器を持っている腕ではボムを使用できない。救急車腕を両方破壊されると1ステージにつき1機につき1度だけ登場。腕を修理してくれる。

ベルパワーアップ[編集][]

雲を攻撃するとベルが出現し、ショットを当てるとベルが上へ持ち上がるのと同時に色が変化し、これを取るとパワーアップする。通常は黄色だが、5発ごとに色が青→白→緑→赤→ピンク→ふたたび青…と変化し、その色によってさまざまな効果がある。しかし、撃ちすぎるとベルが潰れ、持ち上げることができなくなる。すでにパワーアップが完了しているベルを取ると57300点のボーナスとなる。

■黄ベルボーナス。スコアが加算される。最初は500点だが、落とさずに連続して取り続けると最高10000点になる。■青ベル(5発)スピードアップ。移動速度が1段階速くなる。最高で4段階。□白ベル(10発)パワーアップ。ショットやボムが1段階強力になる。最高で4段階。■緑ベル(15発)ぶんし〜ん。自機の動きをトレースし、自機と同様にショット、ボムで攻撃する分身が3つ付く。バリアとの併用はできない。分身は武器攻撃はできないが、両手が武器でふさがっていたり、本体の腕がなくてもボムを発射できる。■赤ベル(20発)バリア。敵の攻撃を防ぐ。3発で消える。分身やミカエルとの併用はできない。■ピンクペル(25発)ノーマルアーム。壊れた腕が復活する。

地上アイテム[編集][]

地上の敵をボムで破壊すると出現する。武器は右手と左手にひとつずつ持つことができるが、腕を破壊されると使用不能になる。

既に同じ武器を持っている時、腕が無い時、ミカエル装備時に取ると5730点のボーナスになる。武器を持っている腕は通常のボムを使えなくなる。

バルカン4連射の対空ショット武器。左右の移動にあわせてショットの方向を変えることができる。バズーカ爆発する弾を発射する対空武器。僚機に当てるとはじきとばすことができる。ファイア火炎で攻撃。射程は短いが、ベルには当たらないので色の調整がしやすい。4-WAY前方4方向に攻撃する対空武器。スプレッドボム広範囲に攻撃する強力な対地武器。グインビー合体することで貫通するウェーブショットが撃てるようになるお助けキャラ。敵に接触すると離れる。合体時にショットボタンを溜めるとグインビーを振り回し、画面中を飛び回って攻撃。離れている時は自機にあわせて4方向のショットで攻撃。ミカエル『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』のプレイヤーキャラクターの1つ。ツインビーに羽根が生えて、9方向ショットでの攻撃が可能になる。バリア、手持ち武器との併用はできない。攻撃を受けると羽根が取れる。なおアイテムとしてではないが、『極パロ』からは「こいつ」もステージ5の背景に登場する。フルーツ取ると得点が増える。アップルやオレンジなどの種類がある。

合体攻撃[編集][]

ツイン攻撃二人同時プレイ時にツインビーとウインビーが接近すると、その中間地点から貫通能力あるウェーブショットで攻撃できる。本作と同チーム製作の『セクシーパロディウス』でも同じようなショットを撃つことができる。はじきとばし攻撃ためショットやためパンチ、バズーカを味方プレイヤーに当てると、一定時間画面上を跳ね回って攻撃。跳ね回っている間はコントロール不能だが、無敵。

ミス、コンティニュー[編集][]

敵や敵弾に接触するとミスになり、パワーアップが全て無くなる。残機があるとその場で復活。復活時には上空から大きなベル雲が登場し、ベルを4つ補給できる。

自機のストックがなくなるとゲームオーバーだがクレジットがあればコンティニューもできる。

ステージ構成[編集][]

ステージ1:SISILIA ISLEどんぶり島の北にあるシシリア島。野菜や動物をモチーフにした敵が登場。ボス - パラソルポピンズステージ2:RUINSシシリア島の奥地にある古代遺跡が舞台。敵はおなべやフォークなどの台所用品をモチーフにしている。ボス - ファンファンステージ3:OVER THE SEAふしぎの国へと向かう海上でワルモン博士の大型飛空挺ビスマルクが現れる。ボス - テルピッツステージ4:AERIAL CORRIDORふしぎの国の空中回廊。トランプ兵など童話をモチーフにした敵が登場。ボス - バルーンブラザーズステージ5:WONDER PALACEふしぎの国の宮殿内部。おもちゃをモチーフにした敵が登場。ボス - エレキドールエミリーステージ6:THE CHASEワルモン博士に奪われたしあわせのハープを奪回する追跡劇。

ステージクリアすると次のステージでは腕が修理され、救急車を使用済みでも、再び使用可能になる。ステージ6をクリアするとエンディング。

PRACTICEモードはステージ3で終了だが、クリア時にベルを50個以上保持していればステージ4以降に進める。

移植版・関連作品[編集][]

移植版には次のものがある。

『出たなツインビーヤッホー! DELUXE PACK』(プレイステーション、セガサターン)全ボイスの再収録+EDデモのボイス追加により、完全フルボイスになっている。『ツインビー ポータブル』(PlayStation Portable)BGMに何曲かある未使用曲がギャラリーモードに収録されている。

また本作のストーリーを基にしたドラマCDも発売されている。物語はゲーム版から一部が変更され、カーキ大佐、モスグリーン少佐、バルーン兄弟は登場せず、オリジナルキャラとしてピッコロが登場し、ドラマの序盤と終盤に『Pop'nツインビー』に登場したマドカが大人になっており、娘のソレイユ(『ツインビーPARADISE2』に登場したソレイユとは別人)と共に登場している。

後続への影響としては、本作の翌年に発売された『セクシーパロディウス』に本作の「エース」およびその操縦機体「シューティングスター」が登場し、空中戦BGMも本作ステージ1の曲が使われている。さらにパチスロ『ツインビー』(KPE)も本作の世界観をベースにしている。



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