国粋フランス

国粋フランス
フランス
フランス共和国旗
正式名称 フランス共和国
一般名 国粋フランス
標語 自由、平等、団結（Liberté, Égalité, Fraternité）
国歌 ラ・マルセイエーズ（La Marseillaise）
公用語 フランス語
首都 アルジェ
政治体制 軍事政権
国家元首 フィリップ・ペタン(1926-)
首相 ルイ・フランシェ・デスペレー(1926-)
通貨 フラン
建国 1870年
面積（本土） 約9200万km²
人口（本土のみ） 約 1,935万人

フランス共和国（フランス語：République Français）、または国粋フランスや単にフランスと呼ばれる。国粋フランスは過去にフランス共和国が獲得した植民地をその領域としているが、自国の本国領（フランス・メトロポリテーヌ）はヨーロッパであると主張されている。国粋フランスはゼネストによる四度目のフランス革命によって政権を追われたものの、自らがフランス第三共和国の正当な継承者であると宣言しているが、協商国を中心とした僅かな同盟国にのみ承認されている。

その国境の南西にはリベリア、西部にスペイン領北アフリカとモロッコ、東にオスマン帝国とキレナイカ首長国、そしてエジプト・スルタン国、南にはミッテルアフリカ、北部にはフランス・コミューンとイタリア社会主義共和国が存在している。

歴史[]

先の大戦において、血に塗れ、打ち付けられ、痛めつけられたフランス第三共和国は、その最後にも苦しい戦いを強いられた。1919年、ドイツ軍の攻勢を前に傷つき、パリ陥落を目前にして、フランス軍は最後の反攻を行うことでその最後を飾ろうとした。しかしその攻勢の代償は軍にとって非常に手痛いものになるだろうと思われた。

しかしながら、フランス軍はこの攻勢を前にしてその内部で致命的な反乱に直面した。国家を麻痺させ、その権力を公安委員会に集めるべくCGT内の急進派がゼネストを宣言、パリ失陥後には瞬く間にその猛威は全国へ波及していった。この敗戦直後の出来事により、フランス陸海軍と政府機関はアルジェに逃れることとなった。

本国から亡命した政治家たちはすぐに第四共和国の成立を宣言し、この地において国家再建を行うことを決断した。その後の国家再建の努力がなされる一方、その統治体制は明らかに過去の植民地支配の延長でもあった。亡命者をまとめ上げ、祖国帰還までの団結の象徴として、先の大戦で活躍したフェルディナンド・フォッシュ元帥が亡命政府の指導的地位に就いた。彼の死後には、後継者にフィリップ・ペタン将軍が、その後継人にフランソワ・ダルラン提督が就任した。

政治[]

軍事[]

陸軍[]

フランス陸軍は少数の職業軍人、植民地軍、原住民連隊、フランス外国人部隊、そして大規模な徴兵部隊で構成されており、フランス人には各々3年間の兵役と、戦時には現役復帰する義務が課せられている。彼らの主な任務は、亡命政府に残されたアフリカ植民地を維持すること、そしてフランス・コミューンとの戦いに常に備えることだ。

海軍[]

フランス海軍はフランス内戦時に共和国側に付いた艦船を中心に構成されている。共和国政府がアフリカへ避難した際も、伝統を重んじる海軍はこれに従った。陸軍や空軍と比べると、海軍が強大な戦力を保有していることは間違いないが、資源不足から艦船の近代化改修は進んでおらず、その殆どが旧式のままである。しかし、フェリーヴィルやダカールの造船所では新造艦の建造も行われており、コルシカ島沖ではたびたび人民海軍との緊迫した状況が見られる。

空軍[]

フランス空軍は小規模と言わざるを得ない。しかし、大戦を通して得られた航空機の有用性に気付いていないわけではなく、単純に航空機開発のためのリソースが不足していることが原因だ。

外交関係[]

フランス共和国は第一次世界大戦に遡る同盟、協商の一員であり、同盟国のカナダ自治領、オーストララシア連邦、インド自治領、南アフリカ連邦、西インド諸島連邦、サルデーニャ王国とは非常に友好的な関係を築いている。また、アメリカ合衆国やスペイン、旧同盟国のロシアとも比較的友好的な関係である。

一方で、旧中央同盟国の国々、つまるところドイツ帝国、そしてオーストリア帝国への復讐を忘れてはいない。しかし、フランス・コミューンとその同盟国であるイギリス連合・イタリア社会主義共和国こそが現状における最大の敵であることは言うまでもないだろう。

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