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| 歴史 | ゲーム |
| ロシア共和国 | |||
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| Russian Rep | |||
| ロシア共和国旗 | |||
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ロシア共和国（ロシア語：Российская Республика )、より一般にはロシアと呼ばれるこの国は、ユーラシア大陸にある立憲制の民主国家であり、その領域はバルト海から太平洋にまで及ぶ。ロシアと国境を接する国は多数存在し、ヨーロッパではフィンランド、ノルウェー、バルト連合公国、白ロシア、ウクライナ、グルジア、アゼルバイジャンなど、中央アジアではアラシュ自治領、新彊、モンゴル、極東では奉天共和国とトランス・アムールの他、朝鮮半島を介して大日本帝国、ベーリング海の対岸にアメリカ合衆国がある。
目次
歴史[]
世界大戦[]
ロシアは同盟国セルビアを守るため、1914年、未曾有の大戦へと突入した。同盟国からの支援が見込めない中でも、彼らは協商の一員として複数の戦線で三年間を戦い抜いた。ツァーリも国民も開戦に当たり、ドイツが欧州を我が物顔で扱うことを決して許さなかった。
1916年、ロシア軍は前年の中央同盟国による攻勢により国内へ後退したものの、精強なドイツ軍を相手に互角の戦いを演じていた。しかし人々はすでにツァーリによる統治に不信感を抱いており、積もり積もる膨大な数の死傷者や戦債、上級階層における汚職や反逆行為を経て、1917年、ついにロシアにおける革命が勃発する。
革命[]
ペトログラード市内にあるプチロフ工場の労働者たちがストライキを行い、この動きが急速に広まることで首都は麻痺状態に陥った。ツァーリであるニコライ2世はこの報せを聞き、側近たちによる強い勧めもあって、すっかり消沈しきった上、退位を決意した。二月革命はロシアにおける長い君主制度に終止符を打ち、すぐさま帝国内の各政党による連合が臨時政府を組織した。
しかしながら、前線の後退と国内経済の崩壊により臨時政府の正当性を著しく損なわれた。戦闘による激しい消耗と都市部での飢餓に直面し、人々は新たに組織された臨時政府に対して大きく失望した。このため17年は数多くの反戦・反政府運動が各都市で行われ、前線にも国内の混乱が伝わることで兵士たちの士気は急落、脱走が疫病のように各部隊に広まっていった。頻繁に行われる街路闘争と、ラーブル・コルニーロフ将軍が臨時政府により逮捕されたことは、労兵評議会（ソヴィエト）で支持を得ていたボルシェヴィキに政権奪取の絶好の機会を与え、10月（ユリウス暦における11月）に勃発した二度目の革命によってボルシェヴィキがロシアにおける最高権力を掌握した。反ボルシェヴィキ勢力は、ボルシェヴィキの手に落ちていない地域で再集結するため、各地へと落ち延び、内戦は新たな段階に達した。
ロシア内戦[]
ロシアはボルシェヴィキの手によって掌握されたが、彼らの敵は依然として各地に存在し続けていた。保守派、自由主義者、熱心なツァーリスト、反ボルシェヴィキの立場を貫いた社会主義者が集結し、各地で白軍が結成された。ボルシェビキがドイツと第二次ブレスト・リトフスク条約を締結し、その領土を割譲したことはソヴィエト内外のあらゆる政治勢力によって怒りを買い、反乱軍による政治思想を超えた結束をより強固な物にした。さらに、条約により成立したドイツの傀儡諸国もまた、決してボルシェビキに対して友好的な態度は示していなかった。
1918年の夏、ボルシェビキがドイツに妥協したことはソヴィエトからの社会革命党（エスエル）左派の離反を招き、条約を後押しした本人であるヴラジーミル・レーニンが、エスエル党員ファニー・カプランにより大衆の面前で射殺される事件が発生、このことは内戦始まって以来ボルシェビキたちにとって最悪の出来事となった。1918年、反ボルシェビキ勢力が南ロシアやシベリア、ウクライナ、バルト地域で組織され、翌年の春には赤軍に対する猛烈な反攻が行われた。彼らが各地で戦線を押し上げていったことは、ボルシェビキたちをさらに厳しい局面へ直面させた。19年の夏、白軍がウファを奪還、この地で会談を行うことにより各地に分裂していた反乱軍はついに臨時全ロシア政府の下に統合され、白軍は名実ともに一つとなり、全白軍の最高司令官にアレクサンドル・コルチャーク提督が就任した。さらにこの会談では、白軍は協商国との関係を断つことで、中央同盟国からの支持と援助を得ることが決定された。
1919年の末、白軍はペトログラードを陥落させ、その他にもロシアの大部分を赤軍から奪取した。1920年1月22日、モスクワ攻略を前にして、ボルシェビキ側は無条件降伏を受諾、白軍がクレムリンへと入場することでついに内戦は終結した。しかしながら、白軍によるボルシェビキへの勝利にも関わらず、臨時全ロシア政府はドイツに対してブレスト＝リトフスク条約の履行と厳しい賠償を受け入れざるを得なかった。共和国の新たな大統領となったアレクサンドル・ケレンスキーは戦後処理を含むロシアの復興政策を担ったが、多くの人々にとって彼は内戦を引き起こした張本人とみなされて嫌厭されていた。
共和制ロシア[]
新生ロシア共和国はその後も多くの危機や脅威に直面した。ドイツの仲介によるタルトゥ条約が成立し、東カレリアの反乱は静まりをみせた。条約ではフィンランドが占拠していたRepola、Porajärvi地区への領有権を、共和国が放棄する代わりに、その他の東カレリアを保持しつつ露芬両国の戦争が回避されるものであった。ケレンスキーは内戦期に独立していった東欧諸国に対して国交を結ぶことにも成功した。しかしながら、日本が占領していたアムール川以東の地域、およびヴラジオストク港の返還交渉に失敗し、かの地では日本の庇護の下、ザバイカル・コサックの首領セミョーノフとその取り巻きが占拠し続けた。
1924年、かつての白軍司令官コルチャークの下にクーデターが計画され、国内で再び内戦の危機が迫った。そこには新政権で冷遇された旧白軍将校、コサック、内戦においてその精強で知られたチェコ軍団義勇兵（母国オーストリア＝ハンガリーを裏切ったという理由から内戦後も帰国できなかった）などが集結していた。彼らクーデター勢力はコルチャークを臨時独裁官に指名し、コルチャークの同意の下で権力奪取を試みた。しかしながら、この試みはすでにケレンスキーによって露見しており、クーデター決行と同時にすぐさま逮捕命令が布告、共謀者たちは殺害されるか当局により拘束された。首謀者として指名手配されたコルチャークはかつての戦友たちと共に極東へ逃れ、セミョーノフと日本軍により匿われた。この一連の事件はコルチャーク一揆と呼ばれ、当時のロシア国民を震撼させた。さらに南ロシアから北コーカサス一帯にかけてコサックたちが独立を宣言、ドン・クバン連合が成立し、ドイツからの支持を得て共和国からの離脱を謀った。ケレンスキーはドイツとの全面戦争を避けるため、コサック政権によるこの地域の統治権を認める一方、依然彼らは独立国家ではないという見解を示した。
ロシア政府はその後も荒廃した国内の復興と戦後賠償の返済に努め、野党による政府の政治手腕に対する誹謗中傷や国民による政治意識の深刻な欠如など、多くの問題が戦後に指摘されながらも、15年間に渡ってその多くは社会革命党とカデット両政党により政権が維持されてきた。しかしながら、世界規模での経済不安と政権への支持低下は国内での激しい政争をもたらし、未知なる政治勢力が全ロシアを掌握しかねない状況にある...。
政治と政党[]
政治構造[]
大統領[]大統領は国家を代表する存在であり、元老院からの5分の3以上の支持を得ることで選出される。任期は6年である。
大統領が有する権限や規則
-共和国軍最高司令官として軍に対する最高指揮権を有する
-議会に対する法案の提案が可能である
-国外に対して国家の代表を務める
-外国方針を決める際、閣僚（主に外務省）と共に協議して決定を行う
-議会で採択された法案を拒否する権限を有する（ただしドゥーマがこれを無効とすることもできる）
-閣僚会議議長をドゥーマによって指名された人物から任命する権限を持つ
-加えて閣僚会議議長が指名した人物を閣僚に任命することができる
-元老院とドゥーマの同意の下、国民投票を実施することが可能である
-国家の緊急事態には、法令を発布して大統領政権を招集する権限を有する
1919年から1926年にかけて国家評議会と呼ばれていた。共和国の議会における上院に当たり、議員定員は150名である。内訳として地方から50議席、大統領の個人指名（選出・再選された後）により50議席、高等教育を受けるか帝政時の貴族の称号および個人資産を有している30歳以上の国民の中から50議席が占められている。任期は6年である。
元老院が有する権限や規則
-元老院議長を選出する（元老院内で、全体の5割より多い支持が必要となる）
-大統領を指名する
-ドゥーマにおいて可決された法案を否決することが可能である
-大統領を監督する義務がある
元老院議長は元老院内部での指名により選出され、共和国における実質的な副大統領である。元老院議長は必ず元老院議員でなければならない。また、元老院の意向によりいつでもその交替が可能である。現在の元老院議長はドミトリー・パブロヴィッチ・ロマノフ大公である。
元老院議長の有する権限や規則
-元老院を主催する立場にある
-大統領が何らかの理由で職務を全うできなかった場合、大統領に代わってその職務を遂行する。元老院が選挙を呼びかけるか、または現在の大統領の任期を終えた場合のみ、新大統領が新たに選出される
-元老院において新大統領の選出ができなかった場合、元老院での決定が終えるまで、または新たに選挙を行うまで、元老院議長は大統領の役割を担う
-大統領に代わり、儀礼上の役割を担う場合がある
-元老院議長は元老院の利益を代表する
元老院に対して、こちらは下院に当たる。定員は550名であり、その選出方法は比例代表制に拠る。全ての20歳以上の市民権保有者による一般投票によって、ドゥーマ構成員は選出される。任期は5年である。
ドゥーマが有する権限や規則
-立法府として、法案を提案し制定する権利を持つ
-法案の議決について、元老院にたいする優越権を持つ
-閣僚会議議長（首相）を選出する権利を有し、会議議長が組織する内閣について同意するか否かを決定する
-閣僚会議議長を解任するために、不信任決議を行って解任する権限を有する
-内閣を監督する義務がある
-元老院の同意の下で国民投票を呼び掛けることができる
-元老院の同意の下で憲法を改変することができる（ドゥーマ内で3分の2以上の支持が必要）
政党[]
ロシア国内の政情はかなり不安定であり、現在の政権はケレンスキーの下でかろうじて保たれている。しかしながら、それぞれの政策の違いから今や政権がいつ崩壊するか分からない状況にあり、現政権の突然な崩壊は国家を分裂させるほどの対立を生み出すかもしれない。
社会革命党（エスエル）は現在におけるロシア最大の政党であり、内戦期においても重要な役割を果たした。この政党はドゥーマにおいて十分な力を有しているが、現在経済政策などを巡って党内で激しい内紛が生じており、かつての影響力はすでに存在していない。党内でもその最左派はかつてのソヴィエト体制を支持し、現在では親ボルシェビキ的立場を示している。党の代表はヴィクトル・チェルノーフとアレクサンドル・ケレンスキーである。
メンシェビキはドゥーマ内でもかなり急進的な政策を掲げ、ロシアにおけるマルキシズム的社会民主主義の立場を代表している。現在彼らの多くはエスエル多数派の支持に回っているが、その内部にはニコライ・ブハーリンのようなかつてのレーニン支持者（ボルシェビキ）も含まれている。
立憲民主党（カデット）は共和国内でもかなり柔軟な経済政策を掲げ、かつての西欧的リベラリストが数多く所属している。しかしながら、ドゥーマにおける党勢自体は弱く、他の政党との連合が常に不可欠な状況にある。代表的なメンバーは、現在の首相であるパーヴェル・ミリューコフなどである。
大貴族や地主階層、頑強な反西欧主義者などを中心に君主制への期待も高まりつつあり、彼らは従来の社会制度の再興や国教分離の撤廃を強く望んでいる。君主制復活を巡る運動自体は小規模ではあるものの、元老院では密かに君主制に期待を有している者も少なくない。
軍事[]
ロシア軍はその装備と組織が非常に旧式化していることが指摘されており、国境には一定の兵力が常駐しているが、軍務を担うにふさわしい指揮官が宛がわれず、規律に欠けている。さらに参謀本部内では将来における軍事組織の様相について意見が統一されていない。
陸軍[]
ロシア陸軍は現在の政治的事情に大いに影響されており、先の赤軍と白軍の将兵が混在して各々の政治派閥を形成している。装備は旧式化が著しく、戦車や輸送車両などの配備も進んでいない。現状のロシア陸軍は85個の歩兵師団と2個騎兵師団によって構成されている。
海軍[]
ロシア海軍は現在でもバルト海における有力な戦力を有しており、その他にも北極海や太平洋にも展開している。しかしながら、内戦とその後の政治的混乱の最中、旧帝政期の艦艇の多くはウクライナやドン・クバン連合の手に渡った。
空軍[]
ロシア航空部隊はロシア軍における航空装備とその運用を管轄する部門であり、ロシア西部に3個航空団（wing）、極東に1個航空団（同上）が駐屯している。
編集中[]
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