デンジャラス兄さんと禁断のパスタ

脚本：獣牙歌劇団

出演：
・バルト　役
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（狼獣人・28歳）：真面目で常識人。ツッコミ担当。

・ゴルド　役
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（熊獣人・35歳）：豪快な性格の料理好き。マイペース。

・兄さん　役
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（デンジャラスなお兄さん・種族不明・？歳）：カオスな存在。

公開日：
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テーマ曲：
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歌詞URL：
作詞：リーヴリ
楽曲：suno

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「デンジャラス兄さんと禁断のパスタ」

【シーン1：獣人たちの食卓】

（バルトとゴルドがテーブルにつき、目の前には巨大なスイカツリーがそびえ立っている）

バルト
「いや、なんでスイカツリーなんて作ったんだよ？」

ゴルド
「デンジャラス兄さんが作ったんだ。オレも止めたんだが、気づいたら出来てた。」

（奥から兄さんが颯爽と登場）

兄さん
「ﾜﾚｿﾝｼｺｳﾃｲﾍｲｶ!!!」

バルト
「は！？ 何言ってんの？」

兄さん
「スイカの力は偉大なのじゃ！ 余はこの世にスイカ文化を根付かせる使命を負っておるのじゃ！」

ゴルド
「それよりもパスタ食べようぜ。今日はオレが作った特製パスタだ！」

（ゴルドが大皿にパスタを盛る。しかし、兄さんが何かを取り出す）

兄さん
「そこにチョコをトッピングじゃ！」

バルト
「やめろぉぉぉ！！！ なんでそんな『やらかし』するんだよ！！」

兄さん
「デンジャラスとはそういうものじゃ！」

（バルトがパスタを守ろうとするが、兄さんの手にはピングゥのぬいぐるみが握られていた）

ゴルド
「……ピングゥ？」

兄さん
「ピングゥの加護を受ければどんな料理も奇跡の味になるんじゃ！」

バルト
「そんな加護いらねえ！！！」

（兄さんが強引にチョコをパスタに投入。ゴルドは興味津々で一口食べる）

ゴルド
「……意外とうまいぞ。」

バルト
「マジかよ……。」

（その瞬間、兄さんが天を仰ぐ）

兄さん
「今こそ、漢字の力を解き放つ時……！」

（兄さんが突如、空中に謎の漢字を書き始める）

兄さん
「『美味』！！！」

（光があふれ、パスタがさらに輝く）

ゴルド
「……うまさが三倍になった気がする。」

バルト
「嘘だろ！？ こんなの認めないからな！！」

兄さん
「さぁ、次はスイカツリーの祭典じゃ！！！」

バルト
「誰かこいつを止めろぉぉぉ！！！」