永見貞愛

ページ名:永見貞愛

永見貞愛の肖像

永見 貞愛(ながみ さだちか、天正2年4月8日(1574年5月1日) - 慶長9年11月16日(1605年1月5日))は、安土桃山時代~江戸時代初期の神官。

三河国の知立神社(池鯉鮒神社)の神官である永見貞英の孫、貞親[1]の子、生母は徳川家康の従姉妹(松平信家の娘?)[2]、貞武・吉行[3]の兄、貞安の父、妻は三河松平氏三河源氏)一門の娘で、松平秀康(結城秀朝)は母方の従弟にあたり、同時に姉妹の婿でもある[2]。嫡母は山田信吉の娘である。

概要[]

父の後を継いで、知立神社の第32代目の神官となったが、病弱であり慶長9年11月16日に死去した。享年32。晩年に足が不自由になっていたと伝わる。

子の貞安が幼少のために、弟の貞武が継いだが、外従子で福井松平家の藩主である松平忠直(秀康の嫡子)が貞武の側室を所望して、貞武が主命に逆らってこれを拒否したために、激怒した忠直によって貞武は誅殺されて、弟の吉行および、甥の貞安は永見氏を継ぐことができなかったという。

脚注[]

  1. 貞重・於万の方(長勝院、松平秀康(結城秀朝)の生母)・於松の方の兄。
  2. 2.02.1 一説では、貞愛は徳川家康の子で秀康の双子の兄とされ、当時の「犬畜生と同じ双子腹」が忌み嫌われていたため家康から実子として認められず、彼は夭折したことにして、生母(実際は叔母)の於万の方(長勝院)の実家である小野姓永見氏に預けられ、そこでそのまま育った、とする(『柳営婦女伝系』)。しかし、『柳営婦女伝系』が引用する『双子家康 その真相 - 徳川家康没後400年』(羽太雄平/kindle)によると、『柳営婦女伝系』自体が後世に創作された可能性も否定はできない見方もあるとする。
  3. 生母は山田信吉の娘で、吉長の父、貞久の祖父。

関連項目[]



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