松平忠政

松平 忠政（まつだいら ただまさ）とは、日本の戦国時代から江戸時代初期にかけての松平氏（徳川氏/三河源氏）一門および、松平姓を与えられた人物。約６名ほど存在する。

1. 松平清成 ： 別名は忠政・正直、通称は勘六郎。桑谷松平家の祖という。大給松平家の当主の松平乗勝の子、親乗の弟。当時40歳前後だった長姉の於久の方（妙林院）が本家の松平広忠の側室になったため、内藤信成を産んだ。後年に出家し、穎新（えいしん）または恵新（けいしん）と名乗り、晩年は樵暗恵最（しょうあんえさい）と称して、岡崎近郊にある桑谷村で瑞雲山広忠寺を建立した（『朝野旧聞裒藁』）。
2. 大須賀忠政 ： 榊原康政（小平太）の子、忠長・康勝の兄、忠次の父。外祖父の大須賀康高の養子となる。徳川家康より松平姓（松平大須賀家）を賜った。上総国久留里藩主、後に遠江国横須賀藩の初代藩主。子の忠次は榊原姓に復した。
3. 奥平忠政 ： 加納藩初代藩主・奥平信昌（貞昌）の子、家昌・松平家治の弟、松平忠明の兄、忠隆の父。生母は家康の長女・加納御前（於亀の方/亀姫）。上野国吉井藩第２代藩主、後に美濃国加納藩第２代藩主。松平奥平家（忠政流）の祖となった。
4. 松平忠政 (松平深津家) ： 通称は弥之助/九郎右衛門、法号は空心入道（知空入道）。深津正吉[1]の７世の孫、正信[2]の６世の孫、正武の玄孫、正直[3]の曾孫、正能の孫、正明の子、忠高の父、忠朋の祖父。松平忠義[4]の婿養子となり、松平深津家の祖となった。
5. 小栗忠政 ： 通称は庄三郎/又市。三河小栗氏（小栗松平家）の当主の小栗吉忠（とみただ）の子、吉次（とみつぐ）の兄、政信[5]・信由（のぶただ/のぶみち/のぶゆき）[6]・信友・忠次・忠勝・忠嗣の父。
6. 松平忠政 (子爵) ： 松平大河内家一門の松平忠明の後裔で、忠明の父。幕末期は信濃国上田藩の藩主であった。

脚注[]

1. ↑ 重茂（道壱入道）の兄。
2. ↑ 重能の兄。
3. ↑ 正茂（日徳入道）の兄。
4. ↑三木松平家の祖の松平信孝（徳川家康の大叔父）の玄孫、重利の子、大野元脇（旗本の大野元継の婿養子）・忠正の兄。
5. ↑ 信勝の父、政重の祖父。
6. ↑ 信政・信則の父。

関連項目[]

• 徳川家康
• 内藤信成
• 義光流世良田氏

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