松平家正

ページ名:松平家正
曖昧さ回避この項目では、三河松平氏一門について記述しています。徳川氏惣領家の当主については「徳川家正」をご覧ください。

松平 家正(まつだいら いえまさ)とは、三河松平氏(徳川氏/三河源氏)一門の人物。約2名ほど存在する。

  1. 松平家正 (形原松平家) : 官職は左近。形原松平家の祖の松平與嗣与嗣)の玄孫、貞嗣の曾孫、親忠[1]の孫、家広の子、家忠の弟。徳川家康の年少の族父で、同時に母方の従弟でもある。
  2. 松平残九郎 : 諱は家正、通称は斬九郎。柴田錬三郎著『御家人斬九郎』の架空の主人公。直参旗本の9男で、もともとは部屋住みの居候の身分。その意味で「残九郎」と名付けられたが、兄たちのうちで長男と次男が父との剣の稽古での事故死して、3男は養子に行き、他の兄たちも家督相続を避けて、さらに姉たちは結婚したり大奥に上がったりしたため、父から強引に家督を継がされて、「斬九郎」と改称した。誰に習ったわけでもないが剣の達人であるものの、遊び人かつ大酒飲みで、いつも褌が丸見えである。また、兄たちは全く生家に寄り付かないために、年中ごとに生母の麻佐女(まさじょ)と暮らしているが、息子が稼いだ金を多額に使うために母子喧嘩が絶えない。30俵の家禄だけでは到底生活が成り立たず、罪を犯した者を幕府にも内密に首を討つ仕事を請け負う“かたてわざ”で、鼓の名手で自尊心が高く、美食家の生母を養っていた。下河原藩邸での壮絶な立ち回りの中に、敵の土屋左門が放った凶弾に浴びられた。

脚注[]

  1. 忠治の兄。

関連項目[]

  • 徳川家正

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